もし学園のアイドルが俺のメイドになったら

みずがめ

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本編

51話目【挿絵あり】

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 俺の部屋を訪れた彩音は照れたように顔を伏せている。わりと新鮮な反応である。
 え、何照れちゃってんの? そんな仕草見せられたら、俺だって照れてしまうではないかっ。あー、顔熱い……。

「えっと、その……ゆ、じゃなくてご主人様。お部屋に入ってもよろしいでしょうか?」
「お、ああ。もちろんだ」

 まずは冷静になれよ俺。琴音が先に言ってただろ。彩音が部屋に訪れるって心の準備はできていたはずだ。
 緊張してるのは呼吸が浅くなっている証拠だ。無理やりにでも深い呼吸をして自分を落ち着ける。ひっひっふー。なぜか余計に苦しくなった。

「で、こんな夜遅くに何か用があるのか?」

 よし。緊張せずに言えた。ご主人様の俺がメイドにビビってなんていられない。

「……」

 しかし彩音からの返答はない。俺の声が聞こえていなかったってわけじゃないよね? 
 とりあえずドアの前で立ち話もなんだろうと思い、部屋に入るようにと促した。彩音も俺の部屋にどーしても!(強調)入りたいみたいだしな。
 部屋の中にある椅子にでも座らせようと歩いてはみたものの、後ろからついてくる気配がない。
 どうしたのかと、気になって振り返ってみた。

「おわっ!?」

 振り返った瞬間、彩音からタックルされた。ラグビー選手顔負けの威力だ。ちょっと息止まったもん。
 そんな良いタックルをもらって、俺が耐えられるはずもなく、勢いのまま後方にあるベッドへと倒された。
 ったく、姉妹揃ってご主人様を押し倒すとは何事か。
 ご主人様として文句の一つでもビシッと言ってやろうかと思ったのだが、見上げて彩音の顔を見たら言葉なんて失ってしまった。
 だってさ、泣き顔なんて見せられたらどんな言葉をかけたらいいかって困ってしまうのだ。
 こういう時の彩音ってどう接したらいいかわからなくなる。助けて琴音ーー!!

「……どうした? 琴音にでもいじめられたか?」

 琴音のせいにしてみる。でもあいつに何か言われたってのは合ってると思う。いっしょにお風呂に入って泣かされちゃったんだろうなぁ。

「私……胸が苦しいの……」

 反射で「なら胸をマッサージしてやろうか」と返しそうになる。空気を読んで口をつぐんだ俺はえらい。
 彩音の目からぽろぽろと涙が零れる。その涙はそのまま俺の顔へと降ってきた。

「つらいの……なんで祐二くん……私に、してくれないの?」

 彩音に上から抱きしめられる。泣き止むどころか、さらに嗚咽が大きくなった。
 胸が熱くなる。いや、俺の心情的なもんじゃなくて、俺の胸に顔を押しつけて泣いてる彩音の吐息のせいだね。涙で湿ってきたのもわかるし、これはガチ泣きですね。
 かなり抽象的だが、彩音が言いたいことはわかった。信じがたいことに、彩音は発情しているのにセックスしてくれないのがご不満らしい。
 俺とセックスがしたいと、泣くほど求めている。学園のアイドルにそう想われて、光栄であるという以上に、優越感で心が満たされていく。

「そっかー」

 しかし俺、ここで気のない返事。彩音が嗚咽を漏らしながらピクリと震えた。
 わかっている。彩音は誘っている。俺が手を出すようにと明らかな誘いだ。
 男なら誰でも触れてみたいと考えるであろう美少女からのお誘いだ。触れてみたいっていうか抱きたい。エッチなことたくさんしたい。だって男の子だもん!
 それでも俺は我慢する。琴音に言われたからってのもある。だがしかしだ。俺自身、彩音の気持ちを確かめたい。ちゃんと口にしてもらえないと、またなあなあの都合良いポジションで落ち着いてしまう。むしろ今となっては落ち着けないだろう。
 彩音からはっきりと彼女自身の気持ちを聞く。つーか欲望を口にしてもらいたい。しょうがないだとか、そんななあなあでの主従関係ではなくなる言葉が欲しかった。

「……」

 なのに続きがない。相変わらず彩音は俺の胸に顔を埋めたままだ。
 微かな嗚咽が伝わってくる。だいぶ泣き止んではいるようだけど、それ以上を口にする様子はない。彩音……、お前の限界はここまでなのかよ!
 なるほど……。確かにこれはずるい。ご主人様の俺からアクションを起こさせようってか? メイドである自分はご主人様には逆らえないから仕方なくってか? だからエロいのは自分じゃないってか?
 いつまでも甘えてんなよ。男から迫ってもらえるだなんて、そんなのは勝手な期待に過ぎない。
 決めるのは俺だ。ご主人様は俺だ。だから好き勝手にする権利は俺にある。

「あ……」

 彩音を押しのけて立ち上がる。ベッドから離れてドアの方へと向かった。
 廊下へと出るドアではない。この部屋にもう一つある、とある部屋へと続くドアだ。
 神経を集中して振り返らず背後を確認。俺を追いかける足音が聞こえた。
 彩音ってばけっこうかまってちゃんだよな。かまってほしければ何をすればいいのか、そろそろメイドとして考えるべきだろう。
 ドアを開ける。怪しげな雰囲気が、威圧感でもあるみたいに俺の前進を鈍らせる。

「どうだ彩音? こんな部屋があるだなんてびっくりするだろ」

 なんでもないことのように彩音へと振り返った。
 隣の部屋にはエッチな道具がたくさんあった。分娩台や三角木馬はもちろん、壁には手錠や首輪など、まるでコレクションしているかのように飾られている。
 そして、部屋の中央には異彩を放つキングサイズのベッドが鎮座していた。とくに存在感の大きいベッドは、ここでどんなことをするのかを雄弁に語っているようであった。
 SMルームってこんな感じなんかな? ただのイメージだけど。
 さて、彩音の反応はと……。

「はぁ……はぁ……あ、ああ……っ」

 あまりの光景に驚きで固まっているのだろうと予想していたのだが、少々様子が違うみたい。
 胸を押さえて荒い息をなんとか抑えているって感じ。それが苦しそうなら心配にもなるが、目を潤ませて頬を朱に染めちゃっている。もっとはっきり言えばメス顔になっていた。
 エッチなことを連想される空間に入ったことで、彩音の発情スイッチが完全にオンになってしまったのだろうか。こっちがドキドキするくらい女のにおいを漂わせている。
 目が合った。彩音の瞳の奥で情欲の炎が灯ったのを幻視した。

「ごしゅ……人様ぁ……」

 酔っぱらったかのような千鳥足で俺の方へと近づいてくる。危なっかしくて支えようと手を伸ばせば、するりとかわされ俺の胸へと飛び込んできた。

「ご、ごしゅ……ううん、はぁ……ゆ、祐二くん……あの……」

 俺を見上げる彩音はくそ可愛かった。
 呼び方がころころ変わったり、思い出したかのようにまた恥じらったりしてはいるが、好意を向けてきてくれているのは変わらなかった。
 そう、好意なのだ。

「祐二くん、私……」

 彩音の唇が震えている。学園で誰もが羨む魅惑の唇を見つめる。彼女の言葉を待ち続けた。待ちわびた言葉を聞くために。

「私……、祐二くんのことが、好き……」

 この時、俺の胸に広がった気持ちをどう言い表せばいいのか、どうしても言葉にならなかった。
 喜びの感情には間違いない。でも、今まで経験したものとは明らかにレベルが違っていた。単純に喜びと決めつけてしまっていいのか迷ってしまうほど。桁違いの感情の溢れっぷりに、まるで心が暴れているようだった。
 それが藤咲彩音が俺に向けてくれた初めての「好き」の威力だった。

 俺は学園のアイドル、藤咲彩音に告白したことがある。
 男子生徒どころか男性教諭にも告白されまくっていたであろう彼女に、無謀にも突貫してしまったのだ。
 無理だろうと思いつつ、淡い期待も抱いていたのは事実だ。
 あわよくばなんて考えつつ、こんな俺でも彼女のことが好きだったのだ。ろくに彩音のことを知らなかったけれど、ちゃんと好きという気持ちを伝えたのだ。
 結果は当然の玉砕。振られて泣きたくなった。でも「こんなもんだろ」なんて強がっていた。自分には恋愛なんか無理なのだと傷ついた。

 これは恋愛ではない。
 俺と彩音の身体の相性が良かったのかもしれない。本能的に俺に従属すると決めたからなのかもしれない。ご主人様とメイドという特殊な関係が彼女の好意に繋がった結果なのかもしれない。
 何がきっかけでどんな形になった「好き」なのかはわからない。ただ、断言できるのは、これが恋愛的な「好き」ではないことだけだ。

「ああ、俺も彩音が好きだ」

 だとしても、いいのだ。
 初めに、藤咲彩音と繋がりを持てるのならメイドでもいいと思った。いや、メイドとして手に入れられるのなら最高とさえ考えた。
 まともじゃなくてもいい。彼女を手に入れられるのなら。心がぽっかりと空いた喪失感は、手に入れることでしか満たされない。

 ゆっくりと顔を近づける。彼女のまぶたがそっと閉じられる。命令なんかじゃない、藤咲彩音の本当のキス待ち顔が視界いっぱいに広がった。

「んっ……ちゅっ……」

 ついばむだけのキス。今までで一番、甘いキスになった。
 こんな俺だけど、こんな普通のことを望んでいたのだ。それが今ようやく叶った。


  ※ ※ ※


「あ、はぁ……も、もうおかしくなっちゃいそう……」

 さっきまでの初々しさはどっかに行ってしまったようで、またまた彩音の顔は発情したメスのものになっていた。
 獣となった彩音は俺をベッドへと押し倒した。いやー、こんな風に求められちゃったらしょうがないよね? 決して俺が彩音に力負けしたということではないので、そこんとこは理解してほしい。

「あ、彩音?」

 少しだけか弱い態度を装ってみる。男に襲われる女ってこんな感じ? 怖いっていうか、俺も興奮しちゃってるんだけどね。

「あ……祐二くんの、こんなに大きくなってる……」

 あっ、バレた。
 彩音は息を荒くしながら俺の服を脱がしていた。今ちょうどパンツを脱がされて全裸になったところだ。手際が良すぎて戦慄する。
 彩音がこんなにも積極的になってくれるなんてな。俺の衣服を脱がしていく彼女を眺めているだけでフル勃起してしまった。ありえない光景に興奮が止まらない。
 俺の裸を舐めるように見つめる彩音。なんか恥ずかしい。でも、見せつけたくなる。

「あはっ。ビクンって動いた」

 俺のチンポがビクついただけで無邪気に喜ぶ。今までだったらなんだかんだで恥ずかしそうにしてたってのにね。
 頬を紅潮させて、ドキッとするほどの恍惚な表情だ。藤咲彩音がこんな顔をするだなんて、学園の奴には信じられないだろう。

「ねえ祐二くん。見て……。私もこんなに硬くなっているの……」

 彩音は自らメイド服をずらしておっぱいを露出させる。ぷるるんと揺れる球体が俺の欲情を誘ってくる。
 美味しそうな球体の中心には桜色の突起。見ただけで乳首が勃起しているのがわかった。

「どう?」
「どうって……?」
「祐二くんは私のおっぱい……好き?」

 おっぱいを好きかと問われて、嫌いだと答える男がいたとしたら、それはとてもあまのじゃくな奴だ。
 雪のように白くみずみずしい肌に、ピンク色の突起がちょこんと存在を主張している。いや、普段以上に勃起している乳首はちょこんどころじゃない存在感を主張していた。

「す、好き……。あ、彩音の……、はぁはぁ……おっぱい、好きだ……」

 クールな返答を心がけたのだが、実際に口を開けば呼吸が不十分だったんじゃないのかってくらい途切れ途切れになった。
 あー、もういいや。今さら格好つけるような間柄でもない。お互いさらけ出すものはすべてさらけ出したんだからな。

「あんっ……あ、くりくりしちゃ……んんっ……はっ、ダメェッ……!」

 下から彩音のおっぱいを遠慮なく掴む。乳首を指でいじれば嬉しそうな啼き声が上がった。

「ゆ、祐二くんったら……んあっ……、おっぱいが好きな変態なんだからぁ……ふああっ」
「男がおっぱい好きなのは当たり前だろ。人のこと言ってるけどさ、彩音だって俺におっぱい触られて喜ぶ変態だろ」
「だ、誰が変た――」

 言葉の途中で、優しくいじっていた乳首を握り潰した。
 次の瞬間、彩音は喉を反らして喘いだ。
 こっちがゾクゾクするほどの喘ぎ声である。天井を向いてしまったせいで顔は見えなかったが、声を聞くだけで気持ち良かったのだとわかってしまう。
 視界の端で彼女の太ももから一筋の透明な液体が流れたのが見えた。どうやらおっぱいだけでイッてしまったようだ。
 なんかよくわからんが、今の彩音は絶頂しやすいようだ。俺の愛撫どころか、言葉だけで気持ち良くなっている節があるしな。

「あっ、また! やああああっ!」

 再びおっぱいへの愛撫を行う。明らかに嫌がっていない嬌声が部屋の中に響いた。

「……」

 ここまで思う通りに気持ち良くなってくれると気分がいいな。もっともっとイカせてやろう。
 集中力が跳ね上がった俺は無言で彩音のおっぱいを愛撫し続けた。指をうねうねと動かし、摘まんだり弾いたり揉んだりつねったり撫でたりと、あらゆる刺激で責め立てた。気持ちのいい反応が俺を高揚させてくれる。

「も……やめっ……、我慢できなくなるからぁ……おかしくなっちゃう……っ」

 なんとも切羽詰まった声が俺の鼓膜を震わせる。いくらでも聞きたくなる声だ。
 もっともっとその声が聞きたくて、刺激を強めようとした時だった。彩音が俺の手首をがしりと掴んだ。

「これ以上は本当におかしくなっちゃう……。お願いだから……祐二くんのが、欲しいの……」

 まるで懇願だった。
 目を潤ませて俺を求めている。今すぐぶち込んでやりたくなるような表情。オスとしての本能が身体を支配しようとしてくる。

「わかった」

 すぐにでも犯してやりたいが、そんなのはおくびにも出してやらない。冷静な声色を意識して答える。

「その代わり、彩音が自分でしてくれ。俺のチンポが欲しかったら、自分から動いて挿入するんだ」

 軽く腰をゆする。勃起チンポがぶるんと振られて、彩音の太ももをかすめた。それだけの刺激で彩音の腰がガクガクする。

「わ、わかったわ……。祐二くんのオチンチン……私のオマンコで気持ち良くするわね」

 唇を震わせながら、彼女は腰の位置を調節する。自分から動くことに迷いはなさそうだ。
 滑らかな手のひらが俺のモノを撫でる。繊細な指の一本一本を馴染ませるようにして、欲望の塊を握られた。
 長さや太さだけじゃない。彩音は俺のチンポの形どころか、弱点までも知り尽くしていた。このやらしい手つきが証拠である。

「んっ……」

 愛撫のように触られていたが、本人にそのつもりはなかったのだろう。
 手で固定されたチンポの上へと腰を浮かせる。膣の入り口とムスコがクチュッとキスを交わした。

「ふぅ……、祐二くんのオチンチン……私のオマンコに入れるからね……。ちゃんと見ていてね」
「……うん」

 素直に返事してしまってなんか恥ずかしい。
 恥じらう俺を見てなのか、くすりと微笑まれる。淫猥なのに美しい顔だ。

「んぐぅ……あああっ! 入ってきたぁ!」

 ゆっくりと亀頭が飲み込まれたかと思いきや、そこから一気にズルンと根本まで入れられた。ズンッと腰を下ろされた途端、股の間からビリビリと甘いしびれが広がる。

「はっ……く……。う、動くわね……もう、動いてもいいのよね……っ」

 騎乗位で俺を見下ろす彩音。その声は甘さを感じさせ、期待感に満ちていた。
 収縮する膣内。チンポを食いちぎらんとするほどの締めつけに、彼女が挿入しただけで絶頂したのだと雄弁に語っていた。
 でもそれだけじゃあ満足していないかのように、挿入して早々ズンズンと遠慮なく腰を動かし始めた。

「ああっ! いい……、祐二くんのが私の中で大きくなって……すごく気持ちいい!」

 ……かのようにじゃないな。
 どうやら相当快楽に飢えていたようだ。チンポを、俺のチンポを求めるほどに。正直に俺を求めてしまうほど、彼女は淫らに乱れていた。

 ズンッ、ズチャッ、ズチュッ、ヌチュッ!

 貪欲な腰振りに、これでもかとチンポが膣壁で擦られる。すでにトロトロに愛液を溢れさせているおかげで卑猥な水音を立てる。
 歯を食いしばって快楽に耐える。彩音がイッたからといって、もう出してしまっては早漏認定されてしまいそうだ。
 普段なら出したい時に出す。射精は好きな時にするご主人様スタイルだが、今はもう一度イカせてからじゃないといけないと思った。なぜって? 男の沽券にかかわるからだよ。
 本気を出せば彩音をもう一度絶頂させられるまで我慢できる。それくらいできる男だ。俺はできる男なんだ!
 でないとなんだか格好悪い気がした。今は彼女にそう思われたくはないのだ。だって立派な男なんだもの。

「あっ、はあああっ! 祐二くんのが硬くなってぇ……んんんぅっ!? ま、まだ大きくなるの……!? そんなの……あっ、やあっ、あくぅ……っ! ダメェ……」

 そんなことを言いつつも、腰の動きを止める様子はない。リズム良くパンパンと肌と肌がぶつかる音と、ズチュズチュと結合部から隠しきれないほど大きな水音が響く。喘ぎ声も抑える様子すらない。
 いつもならとっくに射精している。それほどの気持ち良さだ。
 チンポへの快感だけじゃない。卑猥な姿をさらしている彩音を眺めているだけで射精してしまいそう。
 それでも我慢を続ける。我慢しすぎてチンポが膨らんできたように感じる。その感覚は正しかったようで、彩音もマンコ越しにチンポの大きさが増したと感じたようだ。

「あうう……す、すご……はあああんっ! や、やっぱり祐二くんのが……いいの……! 他の人とだなんて、考えたくもないっ。絶対に、放さないで……っ。私と……、いっしょにいて……ふああんっ!」

 ……これもまた言葉責めなのかもな。
 涙を流して悦楽の表情を浮かべている憧れの女子。半脱ぎのメイド服ではたわわなおっぱいを隠せない。ぷるんぷるんと柔らかさを主張するみたいに揺れている。
 メイド服だなんて現実味を薄れさせる。見慣れなかったはずのメイド服姿が可愛さをさらに倍増させてくれる。まるでファンタジーだ。
 しかし叩きつけられる快楽は本物で。わざわざスカートをたくし上げられているため、俺のチンポが藤咲彩音のマンコに出たり入ったりしているのがよく見えた。しかも、積極的に行為に及んでいるのは彼女の方である。
 ああ……。夢みたいだ。夢みたいだ……!

「へあ……? ふああああっ!? い、いきなり激し……っ!!」

 肉づきの良い太ももをがっしりと掴む。溜まりに溜まった欲望に突き動かされ、自分から腰を動かす。
 優位だったはずの騎乗位からの下からの攻めに彩音の身体が跳ねる。おっぱいの揺れもぷるんぷるんじゃなく、ぶるるんぶるるんと激しくなった。最高の目の保養である。

「彩音のマンコ最高だ! ぐぅっ……、こ、このまま出すぞ!」
「出してぇ! ご主人様の熱い精液で、私のオマンコをご主人様専用の従順なオマンコにしてぇーー!!」

 目からは涙を、口からはよだれを、そしてマンコからはとめどない愛液を溢れさせていた。
 自分が何を口走ったのかわかっているのだろうか? わかっていなくてもいい。彼女がおかしくなってしまうほどよがっているのだ。その事実が男としての喜びを教えてくれる。
 思いっきり腰を突き上げてやる。彩音の身体が浮いてしまうほど強く、強く。チンポがぎゅぅっと気持ちいいもので締めつけられた。
 快楽が脳内いっぱいに広がった瞬間、一気に弾けた。

 ドピュドピュドピュビュビュュピュドビュピュビュルルルゥゥゥゥーーッ!

 欲望の塊が彩音の中を犯しつくす。
 大量の精液が逆流してきたのだろう。結合部から白濁液がつたってきた。それがエロくて、ブピュゥともう一発、射精の引き金となった。

「あ……ああ……熱いので……満たされちゃう……」

 放心した様子の彩音。けれどもとても満足そうだ。
 そんな姿を見せられては、またチンポに力が入ってしまうではないか。

「好き……好きよ祐二くん……あなたが好きだから、こんなにも気持ち良いのね……」

 ドピュッ! ともう一発出してしまった。やっぱり彩音ってずるい女だ。


※チャーコさんの依頼で、あっきコタロウさんに描いていただきました!
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