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本編

45話目

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 音々さんの部屋を訪問すると、部屋に備え付けられていた浴衣姿の彼女が出迎えてくれた。これまた娘達とは色気の発し方が違っていた。

「あら、ご主人様。どうされましたか?」
「音々さんはどうしてるかと思って。部屋に入ってもいい?」
「気が利かず申し訳ありません。どうぞ、お入りください」

 音々さんの部屋へと足を踏み入れた。と言っても同じホテルの部屋なので代わり映えしないけどな。

「どうだ? 海は楽しめたか?」

 ドカッとベッドに座る。音々さんはそんな俺とは対照的にゆっくり隣へと腰を下ろした。

「ええ。連れてきていただき嬉しく思いますよ」

 彩音や琴音に比べて、あまり海には入っていなかったようだった。でも柔らかい笑顔からは楽しかったと表現してくれていた。
 彩音といっしょにナンパされてもいたしな。親子どころか姉妹ときたもんだ。何も知らなければそう思っても仕方のない外見をしているのは事実だけど。
 学園のアイドルの母親だと納得してしまう容貌だ。大人の余裕を感じさせる微笑みは淫魔と勘違いしてしまいそうだ。豊満な肉体に、顔を埋めて身体を擦りつけたくなる。

「ご主人様?」
「いや……なんでもないぞ」

 欲望のまま飛びつく、だなんてはしたない真似はしなかった。
 これまで彩音と琴音を相手にしてきた俺には耐性がある。音々さんがどれだけ色気ムンムンだろうが、自制心が壊れたりはしないっ!
 それにしても豊かなお胸だ……。実った果実はとても美味そうだ。あっ、よだれが。

「ご主人様?」

 小鳥のように小首をかしげるお母さま。いつもながら二人の娘がいるのかってくらい可愛い仕草をしてくれる。それがまたいい。

「あ、あの……」

 なぜか恥じらいが表に出る。今更だとわかってはいるのだ。だけどね、なんか緊張しちゃうの……。

「いいんですよ」

 音々さんが暖かな空気を作ってくれる。
 彼女が俺の太ももへと手を置く。その手はゆっくり、ゆっくりと膨らんだ股間へと移動した。
 き、気づかれていたのか。これだけ膨らんでいると気づいて当然かもしれんが。
 やわやわとした力で摩られてもどかしくなる。理性という名の糸がブチブチと切れていくのがわかる。
 もう……いいよね?
 我慢を振り切り、本能のまま着ているものをすべて脱ぐ。全裸となった俺はフル勃起したそれを音々さんに突きつけた。

「音々さん……パ、パイズリしてくれ……」

 声がかすれる。それがまた恥ずかしくて、興奮と羞恥で頭がごちゃまぜになりそうだ。
 それで聞き取りづらかったのか、音々さんは小首をかしげた。
 もう一度言わなきゃならんのか……。意を決して腹に力を溜めた時、彼女が口を開いた。

「パイズリ、とは何でしょうか?」

 そ、そうきたか!?
 そういえば手コキすらまともにできなかった人である。パイズリがなんたるか、知るわけがなかった。
 でもここで聞いちゃう? ああ、説明している時間すら惜しい。

「パイズリは、こうするんだよ!」

 浴衣の胸元を引きちぎる勢いではだけさせ、ブラジャーもあっさりと取り去ってしまう。ここまで約三秒。
 そして、乱暴に爆乳と呼べるほどのおっぱいを掴んだ。

「あんっ」

 音々さんの声は耳に届かなかった。興奮を抑えられないまま、勃起したモノを巨大な果実で挟み込む。

「お、おおっ」

 息が漏れる。娘達で興奮するだけしていたから快感に敏感になっていた。
 大きくて柔らかく、スベスベしたものに挟まれる。それを自分勝手に力を入れて上下に擦った。
 指は柔肉に沈んでいく。チンポも左右から圧迫されて埋まっていた。

「はっ、はぁ……はぁ……」

 自分の欲望だけしか見えていなかった。
 息を切らせながら、おっぱいを使ってチンポを擦ることしか考えられない。そんな沸騰したみたいに熱くなっていた俺の手に、音々さんの手が重ねられた。
 おっぱいを強く掴んでいたことに今更ながら気づく。でも、痛みに顔を歪めることもなく音々さんは微笑んでいた。

「わたくしに、ご奉仕させてもらえますか?」
「はぁ……。あ、ああ」

 手を離せばおっぱいに跡が残っていた。そこまで強く掴んでいたのか。ちょっと反省。
 音々さんはそれに怒ることはなかった。それどころか俺が自分勝手にパイズリしたのをなぞるようにして自らおっぱいを使う。
 おっぱいでチンポを強めに挟んでくれる。埋まってしまったムスコは息苦しさすら訴えず、やわやわとした感触に心地よさそうにビクンと脈打つ。
 そこから上下に動かし始めた。強く圧迫されているのに柔らかさばかりを感じる。亀頭が出たり隠れたりして、その光景がエロくて我慢汁が溢れる。

「ああっ。いいぞ……」
「うふふ。ご主人様、可愛いですよ」

 可愛いだなんて言われて、それが不快に思うどころか甘美な心地にさせてくれる。身をゆだねるのが気持ちよくてたまらない。
 シュッシュッと擦られる音がヌチョヌチョと水気を帯びてきた。顔を出すチンポを、伸ばされた舌が出迎えてくれる。

「ん、れろ……はむっ」

 思わず喘ぎそうになった。まさか言ってもないのにそこまでしてくれるとは思わなかったから、予想外の気持ちよさに一気に高まってくる。
 サオは胸で気持ちよくされ、先端は舐められ何度も気持ちよくしてくれる。
 娘二人の痴態で高ぶっていた性欲は、ここでようやく解放された。

 ドピュドピュドブビュピュピュピュドクドクドクバブピュッ!

「きゃっ!?」

 まずはほんわか美女の顔へと精液が飛んだ。
 射精は止まることを知らないとばかりに出続けた。顔を汚すだけでは飽き足らず、おっぱいへと降りかかり、谷間の中にもたくさん出した。
 快楽で腰が震える。射精は続く。
 出し尽くした頃には、音々さんの顔や胸が白濁でベトベトになってしまっていた。
 息を整えるのですら億劫だ。でもちゃんと呼吸をしなければ酸欠で倒れてしまいそうだった。
 肩を大きく上下させ、肺いっぱいに酸素を取り込む。クリアになってきた視界には半脱ぎの浴衣にまで精液がかかっていた。どんだけ出してんだよ俺……。

「不思議な味ですね……」

 顔についた精液をぺろりと舐める。音々さんはそんな感想を呟きはにかんだ。
 二人も娘がいながら初々しい反応。むしろエロい反応か?
 頬を朱に染める彼女を見ていたら復活した。面白いくらいビーンって勃起した。

「音々さん!」
「きゃっ」

 音々さんをベッドに押し倒す。これから何をされるのかわかっているのだろう。顔が真っ赤になっていた。これまた初々しい。

「あ、あの。……されるのでしょうか?」
「何をされるって? よく聞こえなかったなぁ」

 これは意地悪ではない。本当に肝心なところが聞こえなかったから、当たり前のこととして聞き返しているだけである。
 音々さんはきゅっと目をつむる。さっきよりもほんのちょっぴり大きな声で言った。

「セックス、されるのでしょうか?」
「うん。するよ」

 がんばって言葉にした音々さんに対して、俺はあっさりと肯定した。
 それにしてもだ。「セックス」と口にするだけで顔を真っ赤にしちゃうとかどんだけなんだよ。彩音だってここまでの反応じゃなかった気がする。今なんか普通に言っただけじゃ顔色変えないぞ。
 とか考えていることを聞かれたら娘の方が無垢ではなかったみたいに思われそうだ。でも違うのだ。過去も現在も、藤咲姉妹は可愛い。
 そんな二人の母も可愛かった。ただそれだけの話である。
 はだけた浴衣はそのままに、ショーツを脱がして愛撫する。嬌声が上がり、その声もまた俺を興奮させてくれた。
 うむうむ、濡れてきたな。確認してから正常位でチンポをマンコにあてがう。

「ご主人様……」

 呼ばれて音々さんの顔を見る。真っ赤な顔をしながらも、優し気に微笑んでいた。

「ご主人様とセックスするのは初めてですが……。一生懸命がんばりますので、どうかよろしくお願いします」
「あ? あ、ああ。よろしく頼むよ」

 律義さにちょっと困惑してしまう。そういえば音々さんに初めて挿入した時って眠っていたんだったか。
 そうか。彼女にとってこれが俺との初めて。挿入セックスはこれからが初体験となるのか。
 それなら俺も初めて気分でやらないとな。初々しい表情とは裏腹に、膣口はよだれを垂らしていた。

「うっ、んああああああっ!?」

 一気に奥へと挿入した。乱暴な一撃にも、音々さんのマンコは優しく俺を包み込んでくれた。

「あ……、ふぅ……はぁ……んっ」

 眉根を寄せる音々さん。まるで何かから耐える表情に腰を止める。
 しばらく観察していると、閉じられたまぶたが上がっていく。

「心配は、ご無用です……。どうかわたくしの中で、んっ……気持ちよくなってくださいませ……」

 そう言って、音々さんは微笑んだ。
 余裕があるわけじゃない。それでも、思いやりすら感じられるような、安心する表情だった。
 ふっと力を抜く。今さらになってガチガチに緊張していたと気づく。
 冷静に、冷静にだ。頭はクールに。股間は熱く……。俺のこれまでの性経験は音々さんをリードできるはずだ。

「んっはっ、ああっ! こ、これがご主人様の……」

 ゆったりとストロークを開始する。反応から本当に旦那さんと経験していたのかと疑いたくなる。
 大きく腰を前後させ、膣の内壁を感じ取る。どこかに音々さんの弱点があるはずだ。
 やわやわと膣ひだが俺のモノをしごいてくれる。快楽に負けて無茶苦茶に腰を振ってやりたくなる。
 だが、理性を総動員させて我慢だ。ここで負けては高みへは行けないだろう。ここで負けては彩音や琴音にだって欲望を叩きつけることしかできやしない。

「んはぁんっ!」

 音々さんの嬌声が大きくなった。俺のチンポが彼女のウィークポイントに当たったのだ。
 もう一度刺激しようと細かく腰を動かす。すると音々さんの嬌声が浅く、でも大きくなっていく。

「あっ! あっ! あっ! はぁっ!」

 ギシギシギシとベッドが軋む。スプリングを利用して跳ねるように膣内を擦った。
 やわやわとしごいてくれていた膣ひだが、ぎゅっと収縮する。その締めつけに歯を食いしばって耐えた。
 音々さんは眼を閉じてまぶたを震わせる。口は指で塞がれてあまり声は漏れなかった。
 これはイッたな。俺は人妻をイカせたのだ!
 征服欲が満たされていくのがわかる。相手の経験人数が少ないのは関係ない。美女を絶頂させたという事実が、自分をとてつもないテクニシャンのように思えて気分がよかった。
 気分が大きくなれば言葉もスラスラ出るものである。

「またイカせてやるよ」
「ああっ! いけませんご主人様ぁ!」

 締めつけてくる膣に構わず、再び腰を動かし始めた。
 パンッパンッと肌をぶつける音を響かせる。その音ですら自分がコントロールできているようだ。思いっきり腰をぶつけて大きな音を立てる。
 さっきまでの細かい動きとは違う。大きく深く、今度はチンポで突かれること自体が気持ちよくなるようにしてやる。

「ああっ! おっぱいまで……。ふわあああっ!」

 おっぱいに触れて、乳首を指で押し込んだ。乳圧を感じながらも指が埋まっていく。
 手を離せばおっぱいが綺麗な形を取り戻す。するとまた指で押し込んでやる。音々さんが白い喉を反らせた。
 彩音以上に大きなおっぱい。その形を思うがままに変えてやることが楽しくてしようがない。

「乳首をこんなに勃たせちゃって……、気持ちよさそうにしちゃってまあ」
「い、言わないでください……。恥ずかしくなってしまいます……」

 羞恥心でなのか、快楽からなのか、音々さんの顔は真っ赤だ。初々しさとはまた別の赤だった。
 年上美女の上位に立つという優越感。自然と口の端が上がった。
 一発出したおかげでまだ余裕がある。体位を変えようかとも思ったが、腰を打ち付ける度に変化する彼女の表情が見たくて、言葉とチンポで責め続けた。

「も、もういけません! これ以上されたら頭がおかしくなってしまいますーー!!」

 懇願じみた叫びだった。
 いつも優し気で、柔和な表情を向けてくれる音々さんが髪を振り乱して俺に懇願する。心の内から喜びが込み上げる。

「へぇ……。これ以上されたら頭がおかしくなっちゃうんだー。具体的にはどうなっちゃうの?」

 腰を止めないまま問いかける。音々さんは口を閉じて、子供のように嫌々と首を振った。
 そんな表情もするんだ。また新たな一面が見られて、俺の中で音々さんをいじめたい欲求が膨らんだ。

「ねえ、どうなっちゃうの? 言わないのなら、実際に見せてもらおうか」
「あっ! はああああああぁぁぁぁぁぁーー!!」

 大きくグラインドさせながらの高速ピストン。何かのエネルギーが作れそうなほどの腰振りだ。
 そんな責めに耐えられなかった音々さんは絶叫じみた声を上げる。それから身体を痙攣させた。
 マンコも身体の痙攣に合わせてギュッギュッと強く締めつけてくる。
 面白いくらい良い反応をしてくれる。まるで俺の思うがままだ。全能感が俺の中で広がり、最高の快楽へと変換された。

 ドピュドピュドピュブブピュピュブビュドクンドブプピュピュルルルルーーッ!!

 最高の気分のまま射精した。かなり出た感じ。
 チンポの脈動が収まるまで、音々さんの奥で吐き出し続けた。イッたせいなのか、彼女は俺をきつく抱きしめる。
 全部出た後もしばらくそのまま余韻に浸っていた。

「……ご主人様のことしか、考えられなくなってしまいます」

 耳元でささやかれた言葉に顔を上げる。音々さんは玉のような汗を浮かべながらも、微笑んでいた。

「音々さん?」
「先ほどの答えです。わたくしの頭の中はもうご主人様のことでいっぱいなのですよ」

 尿道に溜まっていた精液がピュッと出た。

「そ、そうか」

 なんだか照れくさくなって、音々さんのマンコからチンポを引き抜いた。

「じゃあ、舐めてくれ」

 そして彼女の眼前へとチンポを差し出す。また小首をかしげるかと思ったが、ちゃんと言った通りに舐めてくれた。

「男が射精した後はチンポを舐めて綺麗にするんだ。これがお掃除フェラってやつだ。よく覚えておくんだぞ」
「ちゅる……はい、ご主人様」

 妖艶な瞳が俺を映している。背筋がゾクゾクしたが、ここまでで我慢する。
 本当はもっと音々さんを味わってみたかった。いろんなことを教えて、実践してほしかった。
 でもさ、気づけばとっくに外は日が暮れて真っ暗になっていたんだ。夕食があるのもそうだけど、部屋に残したままの琴音がどうなっているか心配になったのだ。ミイラになっていないことを祈る。
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