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本編

43話目

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 昼間は海を楽しみ、日が暮れてからは疲れを癒すため近くのホテルに泊まる。
 日帰りじゃあ疲れが溜まったままになるからな。一泊してしっかり休まなければならないだろう。

「祐二様って鬼畜ですね」

 俺が海で彩音にしたことを、琴音に話したらそんな感想を返された。
 ちなみに、部屋は一人一部屋ずつである。これなら気兼ねなく誰かを誘うことだってできるってもんだ。まだ音々さんの扱いが定まっていないし、みんな別々の方がエロいことしやすいだろ。
 まあ誘う前に琴音が部屋に来ちゃったんだけども。せっかくなので話し相手になってもらっているところだ。

「だけど、お姉ちゃんにはおしっこだって飲ませられるんですね。あたしはそんなことされたこともないのに……。お姉ちゃんばっかりひいきにしてずるいですよ!」
「うん。琴音は自分が言ってることがおかしいって気づいているか?」

 ひいきにしてずるい、ってとこだけなら琴音の気持ちもわかるんだけどね。その内容が飲尿ってところをわかっているのかと問いただしたいよ。いや、琴音なら予想通りの返答をしそうだからやっぱり聞きたくないや。

「でも、お姉ちゃんから落ち込んでいる雰囲気なんてなかったですよ」
「俺もそう思った。もっと怒るとか落ち込むとかするかと思ったのに、時間が経ったら元通りって感じだったぞ」

 俺におしっこを飲まされ、泣いてしまった彩音。さらには野外セックスまで強要されたってのに、その後は普通に海を楽しんでいた。
 俺がそう見えたってだけかもしれないが、前みたいに部屋に閉じこもるということにはならなそうだ。

「お姉ちゃんも祐二様の鬼畜っぷりに慣れちゃったんじゃないですか?」
「おしっこ飲ませたのは初めてだったんだけどなぁ。あと琴音は最初から俺のやることどころか自分からノリノリでエロいことしてたじゃねえか。自分も慣らされたみたいな言い方すんな」
「てへっ☆」

 と、可愛く舌を出す琴音だった。俺は下半身を露出させる。
 俺の唐突な行動にも、怯むどころか自然に跪いてフェラをしてくれる。この気遣いは所有するメイドの中で断トツだ。

「……やっぱり、ご奉仕は祐二様が起きている時にするのが一番ですね」
「ん? 何か言ったか?」
「いいえ。なんでもありませんよ」

 琴音がチンポを口の中へと導いていく。唇がすぼまり、程よい刺激に包まれる。
 ジュッポジュッポグッポグッポと激しくフェラをしてくれる。窓の外からもうすぐ沈むであろう夕日が差し込み、琴音の亜麻色の髪を照らしていた。
 こいつもなんだかんだ言いながら可愛いよな。彩音と似ていて、姉とはまた違った美少女だ。
 ホテルに備え付けられている浴衣を着て俺に奉仕してくれる。年下メイドも悪くない。
 琴音と音々さんなら、3Pも余裕だろう。いつかは彩音も含めて4Pとかしてみたいものだ。俺って贅沢だろうか。

「そういえば」
「むぐ?」

 俺の発言に、琴音はチンポを咥えたまま俺を見上げる。

「なんで今日はスクール水着だったんだよ?」

 そういえば、ちゃんと答えを聞いてなかったかと思い出す。

「ふぐ……」

 琴音は困ったように笑う。チンポ咥えたままだけど。

「口離していいぞ。つーかそのままだと話にならん」
「ぷはっ。……えーとですね、なんだか恥ずかしくなっちゃって」
「恥ずかしいって何が?」
「あまりご主人様以外の人には見られたくないなぁ……と」

 本当に恥ずかしそうに曖昧な笑顔を見せる。
 琴音って普段大胆なくせに、妙なところで乙女な顔を見せるよな。こいつの恥じらう条件がわかりづらい。

「まあ、今度でいいから見せてくれよ。その、他の人に見られたら恥ずかしいって水着」
「見たいですか? あたしのエッチな水着姿」

 エッチなのか……。無意識に喉が鳴った。

「ま、まあな。それなりにだけどさ……」

 ちょっと強がってしまうのは男心である。琴音に夢中になってるとか思われるのもなんだかシャクだしよ。

「いいですよ。じゃあ、今から見せてあげますね」
「今?」

 琴音は着ている浴衣を恥ずかしげもなくはらりと脱いだ。
 大胆な行動に目を見開き、浴衣の下に隠されていた姿にもっと大きく見開いた。

「どうですか? これブラジリアンビキニっていうんですよ」

 彩音と同じビキニ、いやそれよりもセクシーと言えばいいのだろうか。
 布地の面積が小さく、大胆にカットされている。くるりと一回転してもらえば、ほとんどTバックってのがわかる。新体操で鍛えられた身体。ヒップラインはなかなかにセクシーだ。

「案外、琴音もセクシーに見えるんだな」
「えー、いつもはセクシーじゃないってことですか。どうせお姉ちゃんに比べたら色気なんてない子供体型ですよーだ」

 あ、膨れちゃったよ。
 彩音と比べれば抑え目かもしれんが、琴音だって良い成長をしているんだがな。妹だからこそ、身近にいる姉を基準にしてしまっているってことか。彩音を普通基準に考えたら大抵の女子は子供体型になっちゃうからな。
 まあ、わざわざフォローとかしないけどな。

「あん……祐二様ぁ」

 その代わりに、水着の上から胸を揉みしだく。スクール水着とは感触が違う。単純に面積が小さくなっただけじゃないってことか。

「確かに、エロい水着だ」
「祐二様にそう言ってもらえると嬉しいです」
「琴音に似合っているな」
「……えへへ」

 琴音は照れくさそうに笑った。その下では胸を揉まれたままだ。なんともアンバランスな娘である。

「あっ」

 琴音の腕を引っ張り立たせる。トンと押してやれば抵抗もなくベッドの上へと倒れた。
 俺は素早く全裸になって琴音へと覆いかぶさる。彼女は恐れるどころか、目をつむりそっと唇を突き出した。

「んちゅ……あれ?」

 目を開けた琴音は困惑したことだろう。唇に重ねられたのは俺のチンポだったのだからな。
 期待されてしまうと裏切りたくなるのが男の子ってものである。あんなわかりやすいキス待ち顔されると、ねえ?

「んちゅー……」
「おおぅっ!?」

 だが琴音は怒るどころか、チンポに吸い付いてきた。
 さらにはそのまま咥え込み、頭を振る始末。奉仕心がすご過ぎて俺の方が困惑してしまう。
 しかし、どんな状況でも上手くフェラしてくれるもんだ。やはり新体操で鍛えているってのが大きいのだろう。関係ないか。
 琴音はどんなことをすれば嫌がるのだろうか。彩音みたいにおしっこでも飲ませてみるか? むしろ嬉々としてやりそうだな。
 俺はフェラされながらうんうんと唸る。それからぽん、と手を叩いた。

「なあ琴音」
「ほが?」
「そういえばお仕置きがまだだったよな」
「ほひほひ?」

 コラ、チンポしゃぶったまましゃべるんじゃありません! 油断して危うくイキかけたではないか。
 腰を引いて琴音の口からチンポを引き抜く。ちゅぽんと音を立てた。気持ちいいくらい吸いつきやがって。
 水着を買った日。買い物から帰ったら琴音にお仕置きしてやろうと思ったのだが、久しぶりの家族でのお出かけだからか他にもいろいろなところに行ったのだ。おかげで帰宅する頃にはへとへとになってしまった。
 エロいことをするためには体力が必要不可欠だ。残念ながらお仕置きは先延ばしになっていたのである。
 そのことをすっかり忘れているのか、琴音はきょとん顔である。仕方がないな。わからせてやらねばなるまい。
 俺はベッドから下りると、自分の鞄に手を突っ込んだ。

「え? え?」

 俺が取り出す数々の道具に琴音は困惑する。ついでに頬が赤くなっていた。

「なんだよ。そんな期待した顔するんじゃない」
「き、期待なんてしてませんけど?」

 琴音は顔を逸らす。だが視線はこっちを向いたままである。わかりやすい奴め。

「さてと、動くなよ」

 ご主人様に命令されたメイドは石のように固まった。
 ガチャリ。そんな彼女を後ろ手にして手錠をかける。肌に優しい仕様の手錠だ。俺はなんて思いやりがあるのだろうか。
 次にボールギャグを噛ませる。これで多少叫んでもお隣さんには聞こえないだろう。まあ両隣は琴音と音々さんの部屋なのだが。

「んーっ。んーっ」

 それから縄で身体を縛ってやる。亀甲縛りってやつだ。水着の上からなので、これは跡が残ってしまうだろうな。
 胸や腰、尻といった女らしい曲線が強調される。イメトレはしてたが割と上手くできたな。これは一種の作品ではなかろうか。わいせつ物的な作品だけど。

「んむぅーーっ!!」

 さらにマンコにバイブをぶっ刺してやる。喉を反らして声を上げたのだろうが、あいにく音としては小さい。ボールギャグもしっかり効果を出してくれている。
 これなら問題ないと判断し、アナルビーズを尻穴に挿入してあげた。

「んむむーーっ!! んぐぅーーっ!!」

 琴音の尻穴はあっさりとアナルビーズを飲み込む。ローションも何も使ってないのにこの飲み込みの速さ。本当にアナルなのか疑いたくなるぜ。
 こんな状態だってのに、琴音の目は期待の色を帯びたままだった。俺にはわかるんだからな。
 だがこれはお仕置きなのだ。せっかくなので琴音の限界ってやつを見定めさせてもらおうか。
 琴音にアイマスクをつけてやる。さらにはヘッドホンを固定して装着する。周囲の音から断絶してやった。

「これでいいか。それじゃあ、スイッチオン」

 バイブとアナルビーズが同時に震え出す。振動は強いが、身体には優しいものなので大丈夫だろう。

「んんんむぅーーっ!! んむむむんーーっ!! んぐぅぅぅぅーーっ!! んんぐぅぅぅぅーーっ!!」

 何が大丈夫なのかは知らんけど。
 手錠どころか縄で縛られ身動きは取れず、視覚や聴覚を奪われ、休みなく刺激を送られ叫ぶことすら許されない。これ本当にお仕置きだな。
 まあ、たまにはこんなのもいいだろう。たまにじゃない? 気のせいだろ。

「じゃあな琴音。せいぜい楽しんでくれ」

 ベッドの上で悶える琴音。俺はそっと部屋を後にした。何時に戻るかは決めていない。
 目指すは隣の隣の部屋。彩音が泊まる部屋だ。
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