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本編

37話目

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 元々俺が藤咲音々を買うことは予想されていたのだろうな。手続きは早く、その日のうちに家までお届けしてくれた。
 昼過ぎには帰宅できた。今日はメイドには休日と伝えていたためか、彩音と琴音は家にいなかった。たぶん遊びにでも行ったんだろう。
 たまには休みを与えるだなんて俺ってば泣けるくらい優しいね。ブラックと言われない程度には労わってやろうという気持ちが俺にだってあるのだ。

「以上で説明は終わりです。ご不明な点はございますか? なければあとはご自由にどうぞ。もしも何か問題がありましたら私に連絡してください」

 音々さんの詳しい説明を聞かせてもらった。洗脳されているのもあって少しばかり注意事項があったのだ。
 そう、彼女は洗脳教育を受けている。井出達の記憶をいじっているのだから、そういう技術をメイドの教育に生かしていても不思議ではない。ちなみに彩音と琴音の記憶はまったくいじられていないようだ。琴音のエロさは素であることが判明した。
 堂本は部下の黒服に命じて音々さんを俺の部屋のベッドまで運んでくれた。娘達と同じく彼女の荷物も多くはなかった。
 仕事が終わると堂本は俺の意を汲んだかのようにすぐ帰ってくれた。

「さて……」

 意識して深呼吸をする。何度もいけないことに手を出しているにも拘わらず緊張しないなんてことはないらしい。
 あの怪しげな研究所っぽいところから運ばれていたというのに、音々さんは目を覚ます気配はない。初めて会った時と変わらず、大きく胸を上下させて寝息を立てているだけだ。
 音々さんのメイド服は彩音や琴音が初めてここに来た時のものとは微妙に違っていた。
 黒を基調としたメイド服に白いエプロンとカチューシャというのは変わらず。長袖でスカートなんて足首を隠してしまうほどに長い。今は夏だってのにな。
 ただ、ぴっちりとしたメイド服はこれでもかと胸を強調する作りとなっていた。肌色が少ないはずなのに、肉感的でエロいです。
 エプロンは強調された胸のあたりまではなく、外してくださいとボタンが突っ張っていた。俺にはそう見えた。
 ふむ……夏用のメイド服だと言って肌色面積を増やしてみたが……。こういうのも思った以上にいいものだな。まあ音々さんのスタイルがいいってのが大きいんだろうが。
 彩音と琴音はいない。帰ってくる気配もない。夕方に帰ってくると想定してもまだ時間があった。

「……ごくり」

 あれだな。娘達と再会させるにしてもまずは本人を起こさないとな。うん。
 せっかくの親子の再会に寝ていました、だなんてあまりにもマヌケだ。俺は親切心から手を出すことにした。

「おーい、まだ寝てるんですかー?」
「すぅ……」
「まだ寝ているみたいですねー。……しょうがない人だ」

 小声でそんなことを言いながら俺は音々さんの頬に指を這わせる。見た目通りのキメ細かい肌の感触。年齢当てゲームしたら絶対に間違える自信があるね。
 唇にも触れちゃったりして。彩音よりも厚みのある唇だ。

「むちゅ……」

 たまらなくなってキスしてみた。娘達とはまた違う良さがある。ちゅうちゅう吸うのが気持ち良い。
 唇を離すと透明な糸が俺達を繋ぐ。ちょっとのつもりだったけど、けっこう夢中になっていたらしい。
 さすがは美少女姉妹の母だ。これだけでとんでもねえ女だと理解してしまう。だってもうほら……ムスコの方が起きちゃったんだもの。

「い、いいよな?」

 返事がないのをわかっていながら了承を求めてしまう。
 メイドに奉仕してもらうのもいいけどさ。寝ている女性にエロいことをするのって興奮するよね。意識がないってのもこれまたいいもんですな。
 まだ一言も言葉を交わしたことのない女性に、俺は好き勝手にエロいことをさせてもらっていた。だって俺ご主人様だから。こんなことをしても許されてしまうのである。
 起きる気配がないのをいいことに、音々さんの胸元のボタンを外していく。肌色が眩しくて目をかっぴらいてしまう。え? 矛盾してないよ。
 黒のブラが目に入る。下着姿を見るのもいいが、興奮が俺を急かす。ブラをずらすと、ぷるんと巨乳が……いや、爆乳が露わになった。
 さすがに形は彩音の方がいいだろう。でも、この大きさ。そう、大きさは単純に強いのだと言わんばかりに存在感を示していた。

「……」

 生で見るあまりにも大きな存在に、俺の喉は言葉を音にできなかった。
 多少のたるみはあるのだろう。そうじゃなきゃ年齢詐欺としか思えない。
 彼女のデータは頭に入っている。バストサイズはHカップ。……エッチ過ぎる。
 グラビアアイドルならこれくらいはあるのだろうか。例えがグラドルしか思いつかないとこでこのおっぱいの存在感をわかってほしいもんだ。それとも数値化した方がわかりやすいか? うーん、戦闘力53万くらいの衝撃はあるかなぁ。
 いつまでも見た目の感想を並べたってしょうがない。俺は眠っている爆乳を揉んだ。

「ぐほっ……」

 失礼。変な呻き声を漏らしてしまった。
 躊躇いなくおっぱいを揉んだところまではよかった。だがどこまでも沈み込むような柔らかさに、意識まで沈んでしまいそうになってしまう。
 手を離す。呼吸に合わせて爆乳が上下しているのは変わらない。すでに俺は肩で息をしていた。
 この興奮はなんだ? 俺は倍以上年齢差のある女性に興奮が止まらなくなっていた。
 彩音の美しいエロや、琴音の明るいエロとは違う。これは濃縮されたエロ。男の欲望をダイレクトに刺激する色気だ。
 俺は欲望のままズボンを脱いで彼女にまたがった。目を覚ましていたムスコはやる気満々だった。とても大きなおっぱいに埋めてほしいと先走り汁をよだれみたいに垂らしている。
 ご主人様は「待て」の命令をすることもあるが、もちろん自分がそんな我慢をする必要はない。両手でおっぱいを触れて、揉んで揉んで揉んで……はっ!? 夢中で揉みまくってる場合じゃないっ。おっぱいを触るのもいいが今はムスコのために行動せねばなるまい。
 両手でおっぱいを支えると、挿入するみたいにチンポを谷間に突き入れる。パイズリだ。

「ふおお……!」

 パイズリ経験はあるが、これはまた別格だった。
 張りのある彩音のおっぱい。大きさも申し分ない。それでも音々さんのパイズリは未知の快楽を与えてくれた。
 音々さんのおっぱいはとてつもなく柔らかかった。どこまでも包み込んでくれるようで、こんなことをしていてなんだけど癒しを与えてくれるのだ。

「はっ……はっ……」

 気づけば腰を動かしていた。
 眠っている女性の胸を露出させ、了承もなく使わせてもらっている。第三者がいれば非難されるような行いだ。でもチンポへの刺激はどこまでも優しかった。
 チンポは優しいものに包まれて涙のようにカウパー液を流している。それが潤滑油となって動きを良くしてくれる。
 欲望のまま腰を動かしているというのに、音々さんは呑気に眠ったままだ。二人の娘を育てたおっぱいを使って俺は気持ちよくなっていく。そのアンバランスさが俺の興奮を高めた。

「ああっ! いいぞ……。くっ……このまま出すからな!!」

 返事はない。息遣いの荒い俺に対し、彼女はすやすやと静かな寝息を立てるだけだ。

「はぁはぁ……っ。くぅっ! イクぞ! おっぱいの中に出すぞ!!」

 おっぱいを掴む手に力を込める。柔らかいおっぱいに包まれたまま、一気に込み上げた射精感に逆らわず解き放った。

 ドピュドピュドピュンドピュンブビュルルルルルルルルーーッ!!

 チンポの先端をHカップおっぱいで圧迫する。パイズリ射精をしたのに精液は音々さんの顔にかかることはなかった。すべておっぱいに中出しできた。

「はぁはぁ……す、すげぇ……」

 まるでチンポがおっぱいに飲み込まれているみたいだった。そんな光景にまた興奮してしまう。

「もう一回……いいよな?」

 音々さんは目を開けない。無許可でパイズリされて射精までされたというのにまだ起きない。いけない人だ。
 俺は抜かずの二回戦に突入した。
 谷間には精液が溜まっているはずだ。腰をピストン運動させればおっぱいからグチュグチュと淫らな音がする。まるでおっぱいがマンコになったかのようだった。
 おっぱいマンコ……。そうだ、彼女は俺のメイド。つまり俺を気持ちよくさせる義務がある。だから俺を気持ちよくさせてくれる部位はすべて性器なのだよ。

「ん? これ、乳首勃ってんじゃないのか」

 おっぱいの柔らかさを堪能しながら支えている手。そこから伝わる触感が硬くなっているものを発見してくれた。

「やっぱり……か、感じてるのか? 好き勝手にパイズリされて興奮してんのか?」

 胸の先端からコリコリと硬い感触。眠ったままおっぱいを犯されているというのに、彼女の身体はエロく反応していた。

「ふぉ……おおっ……はっ……」

 パイズリで感じてしまうなんて……。しかも眠った状態で、だ。それをわかってしまったらもっと腰を動かしてやろうという気持ちが強くなった。
 突き入れる度に爆乳がたぷんたぷんと揺れる。そんな光景を見るのも楽しくて、息が上がるのも構わず腰を振り続けた。

 ドビュビュビュビュビュビュビュルルルルルルル、ドプッドピュピュ!!

 予告もなく二度目の射精をした。今度もおっぱい中出しだ。
 寝ている人に声をかけるのもかわいそうだろう。この無許可射精は俺の思いやりからくるものである。俺は無言のままおっぱいの温かさに身を委ねた。
 出し終わるまで乳首をコリコリといじっていた。この感触、たまらないね。

「ふぅ~……」

 出し尽くしてからおっぱいでムスコをしごいてやる。尿道に残った精液がピュピュッと押し出された。
 チンポを引き抜く。ぬくもりが消えてしまうことに寂しさを覚えてしまう。そんな感情を振り払うように、おっぱいの谷間を広げてみた。

「うわぁ……。けっこう出てんな」

 大きなおっぱいの間は白濁まみれとなっていた。膣に中出しするとこんな量の精液が入っちゃうのかと感心できちゃうレベル。俺の身体からこれだけの白いものが生み出されているなんてすごい。人間の神秘を感じるね。
 おっぱい同士を擦りつけて精液を広げていく。ヌチャリヌチャリと音を立てながらも、出したばかりというのもあって湯気が見える。

「……」

 そうやっておっぱいをいじって遊んでいると、ふと視線を感じた。
 顔を傾ければ音々さんの顔。娘達と違ってたれ目なんですねー、という感想を抱く。
 いや、そうじゃないな。胸を露出され、その谷間からは言い訳のできない痕跡……。うん、弁解の余地なしだな。
 だからってこのまま無言で見つめあうわけにもいかない。何より俺の心臓に悪い。というわけで先に口を開く。

「お、おはようございます?」

 こんなマヌケと言われてもしょうがないセリフに、あろうことか彼女は微笑みで返してくれたのであった。
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