もし学園のアイドルが俺のメイドになったら

みずがめ

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本編

メイド姉妹エンド

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【前書き】
ノーマルエンド風味です。


「では、これにて失礼します」

 重たそうな身体をソファーから持ち上げると男は笑った。人の良さそうな笑みをしながらも腹の奥底までは窺いしれない。

「堂本さん。いつもありがとうございます」

 対面に座っていた少年が同じく立ち上がると頭を下げた。目上の人に対する態度以上に恭しさを感じさせる。
 中年オヤジと少年になんの話し合いがあるのだろうか。傍から見れば異質な組み合わせであろう。
 だが二人は売り手と買い手。さらに言えば少年がお客様である。ならば中年の男の丁寧さも頷けるであろう。
 男が出て行くまでお辞儀をしていた少女二人が顔を上げる。一目見れば息を飲むほどの美貌。よくよく見れば二人の少女は顔立ちが似ており、姉妹ではないかと想像するのはそう難しくないだろう。
 部屋に残るのは少年と少女二人である。ソファーに身体を埋めると少年は少女二人に笑いかけた。

「二人とも、もう楽にしていいよ」

 気さくに少女達に声をかける少年。見た目に関して言えば二人の少女に比べて見劣りするにもほどがあるのだが、それでも少年はご主人様で二人の少女はメイドだった。

「よろしかったのですか?」

 黒を基調としたメイド服に身を包む黒髪の美少女。豊満な身体をしており男の欲望を具現化したような女。藤咲彩音がおずおずとした調子で主に言葉を投げかける。

「まあね。それとも彩音は不服か?」
「そんなことないですっ。あたしはご主人様がああ言ってくれて嬉しかったですっ」

 彩音の代わりに答えたのはもう一人の少女である。亜麻色の髪をツインテールにしている美少女。均整の取れたスレンダーな身体つきをしている。そのバランスは一種の芸術品のように美しい。藤咲琴音。彩音の妹である。
 ツインテールを揺らしながらニコニコとしている。活発そうな印象通り、琴音はじっとしていられない様子であった。

「そっか。彩音もそれでよかったか?」
「私は……まあ。ご主人様のお好きなようにすればよろしいのでは」
「俺は彩音の意見を聞いたんだけど」
「う……。新しい人が増えるのも大変だし、今のままが、いいかな……」

 藤咲姉妹のご主人様、会田祐二は勢いよく立ちあがると彩音に抱きついた。突然のことに彩音は目を白黒させる。

「彩音は可愛いなぁ」
「な、何よいきなりっ!?」
「あー、お姉ちゃんばっかりずるい!」

 今度は琴音を抱きしめる祐二。琴音はえへへと笑いながら抱き返す。放置された彩音は不満そうに唇を尖らせる。

「俺はお前等がいれば充分だよ」
「そんなこと言って。私祐二君はまた新しいメイドを買うのかと思ってたのよ」
「ご期待に応えた方がよかったかな?」
「……それは嫌だけれど」

 くだけた態度になりながらも彩音は顔を赤くしてそっぽを向いてしまう。また彩音を抱きしめたくなる祐二であった。
 さて、先ほどまで新たなメイドの説明をしていた堂本であったが、祐二はそれを断った。色々考えた結果、今の生活に満足していると思ったからである。
 代わりにと言ってはなんだが、別の買い物をしたのだ。祐二はニヤリと笑う。

「俺はお前等が大好きだからな。いっぱい可愛がらせてくれよな」

 祐二の隠さない言葉に二人の美少女は顔を赤くしたのであった。


  ※ ※ ※


「こんなもんまで売ってるとか。堂本さんところはどうなってんだよ」

 栄養ドリンクのようなビンを眺めながら祐二は呟いた。これこそが堂本から買った商品。精力剤である。
 堂本曰く、これさえ飲めば一晩萎えることなく勃起し続けられるということだ。聞いたことはあるがそこまでの効果を望めるものなのだろうか。祐二は半信半疑であった。
 しかし効果がなければ全額返金するとのことだ。商売の真摯さに関して堂本は信用できる。祐二は信じて飲み干すことにした。

「お? おおっ!」

 効果はテキメン。溢れんばかりの性欲に引っ張られるようにチンポが上昇する。すぐにフル勃起した。

「うおおっ。やべえ、ヤりたくなってきたーーっ!!」

 その場で全裸になると祐二はリビングへと走る。そこにいるのは美少女メイドが二人。性欲をぶつけるには最適だった。

「祐二……むぐっ」

 目が血走った全裸の男が美少女に抱きつきながらキスをする。完全にアウトな状況である。通報でもされたら言い逃れできない。

「またお姉ちゃんが先なんてずるい……」

 琴音が指を咥えながら見つめている。祐二は見せつけるように彩音の口内を舌で蹂躙する。
 じゅるじゅるとした水音が響く。唇を吸い、歯ぐきをなぞり、舌を絡ませる。彩音の唾液を吸引しながら、両手で彩音の尻を揉みしだく。チンポを擦りつけるように腰を前後させている。
 まるで獣だった。気持ち良くなりたくてしょうがないといった様子だ。

「ぷはっ」

 ようやく口を離すと、荒い呼吸を繰り返す二人。彩音は色っぽく呼吸するが、祐二はといえばはぁはぁと不審者な感じの呼吸だった。危ない人である。
 実際に今の祐二は自分の性欲を処理することしか考えられない。勃起チンポからは我慢汁がこれでもかと垂れていた。

「はぁはぁ……な、舐めてくれっ。は、早くこれをっ」

 血走った眼をした祐二に余裕はない。だが愛撫もしていないのにいきなり挿入はできないだろう。まずはフェラで一発抜くことに決める。

「はい!」

 元気良く返事したのは琴音だった。我慢汁を舐め取るように舌を這わせていく。
 思わず呻きを漏らす祐二。フェラに関しては姉よりも優秀な妹なのである。
 的確にご主人様のツボをついていく琴音。上目遣いも忘れない。
 ドキドキと興奮が高まっていく祐二にさらに快感が襲う。玉袋に刺激がきたのだ。見ると彩音が真下ともいえる角度から舌を突き出していた。
 姉妹のWフェラだ。刺激以上に視覚的効果がすごすぎた。

「ぐぅっ。出る!」

 祐二は急いで彩音と琴音を横に並べる。自らの手でチンポを擦りながらロックオンした。

 ドピュドピュドピュルルルアァルルルルルルルゥゥゥゥゥーー!

 白濁液が勢いに任せて姉妹の顔を汚していく。その量は多く、たちまち顔は白濁ばかりになってしまう。それは垂れてメイド服をも汚す。
 いつもより量が多い。出した本人だけではなく、ご主人様の射精量を知り尽くしたメイド二人も同じ感想を抱いていた。
 しかも萎える様子もなく勃起したままだ。祐二自身もまだまだ性欲が収まったわけではなかった。

(こ、これが精力剤の力か……)

 溢れんばかりの力に、祐二は黒い笑いを見せた。それを目にした彩音はやれやれと息をつくのだった。


  ※ ※ ※


「あん……あふぅ」

 琴音は壁に手をついて尻を突き出す体勢となっていた。その顔には先ほど射精した祐二の精液がべったりとついている。
 横では姉の彩音が同じ体勢をしている。目をぎゅっとつむって耐えていますといった態度ながら本当は違うと琴音は見抜いていた。あれは期待しているのだ。あまのじゃくな姉はご主人様に構ってほしくてたまらないのである。
 そんな自分の姉を横目で見ながら琴音は熱い吐息を漏らす。恥部からくちゅくちゅとした水音が身体から直接響く。
 ご主人様が舌を使って愛撫してくれているのだ。姉の横でしてもらっていることに優越感を覚える。

「ああっ、祐二様ぁ……気持ち良いですぅ」

 ご主人様を興奮させるように。姉に見せつけるように。自らの興奮を高めるように。琴音は部屋を響かせるように声を上げる。彩音が肩を跳ねさせるのが見えた。面白い。
 すでに愛液がとめどなく流れ出ている。それをすすられる度に身体がゾクゾクと震える。
 不意にその気持ちの良い感覚が途切れる。一瞬呆けた琴音だったが切なげに振り向いた。

「もっと……もっとしてくださいご主人様ぁ」
「今度は彩音だから。順番な」

 そう言って愛しいご主人様は彩音の尻に顔を埋めてしまった。姉の顔が歓喜を現す。すぐに引っ込めてしまうがそんなことになんの意味があるのだろうと琴音は首をかしげる。

「あ、ああっ。祐二君……ダメっ」

 そんな姉の声を聞かされたら妹はもっと切なくなってしまうじゃないか。熱った身体を持て余して琴音は太ももを擦り合わせる。

「うう……祐二様ぁ」

 呼んでいるのに取り合ってくれない。変わらず隣から水音が響くだけであった。
 切なさで涙が込み上げる。鼻をすすりたくなるのを我慢してメイド服をはだけさせる。胸を露出すると自分で揉んで慰める。
 本当は性器をいじりたい。けれどご主人様がすぐにでも使うかもしれないと思うと触れられなかった。
 早く、早く、早く! 大声を上げて懇願したい。それをぐっと耐えるだけだ。それだっていつまで続くかわからない。耐えられるかなんて琴音には自信がなかった。
 そんな琴音を不憫に思ったのだろうか。いつの間にか祐二は琴音の背後に立っていた。自らを慰めることに夢中になっている琴音は気づいていなかった。

「え? ひあああああああああああああっっ!!」

 琴音からすれば突然の挿入だった。トロトロになっているマンコは簡単にご主人様のチンポを咥え込む。
 挿入を果たした祐二はまた性欲に支配されていた。欲望のまま腰を振りまくる。

「ああんっ、ひあっ、ひゃあっ、ひにゃあんっ!」

 腰がぶつかる度にツインテールが揺れてメイド服が乱れていく。まさに犯されているといった様子だ。だが琴音の表情は恍惚なものとなっていた。
 琴音はご主人様に奉仕するのが好きだ。こうやって好き勝手にされることすら愛おしく感じてしまう。それほどにご主人様が大好きなメイドなのだ。
 チンポにかき回されて、ガンガンに突かれて、それが自らの快感でもあるのだ。
 琴音の口からよだれが垂れる。床を濡らすことも今はどうでもよかった。
 隣から熱い視線を感じる。彩音だ。そんな姉に向かって妖艶に笑ってみせた。

「祐二君っ。琴音ばかりじゃなくて私も使っていいわよ」

 琴音は少なからず衝撃を受けた。昔の姉からは想像もできなかったセリフが飛んできたのだ。使って、なんて。まるで自分を物のように言う姉が信じられなかった。
 いや、それでも自分の姉なのだ。きちんと聞いたことはなかったけれど、ご主人様に対する気持ちはいつしか同じになっているのかもしれなかった。

「あ」

 身体の内側を熱くさせてくれていたものが消失する。振り向けばご主人様が彩音を貫いていた。

「あああああああっ! 祐二君の好きなようにしてぇっ」
「ああ、そうさせてもらうぜ」

 せっかく気持ち良くなっていたのに。また姉に取られてしまった。琴音は泣きたくなるのを必死に耐える。
 ズチュズチュと激しい音が響く。自分がされている時は気にならなかったけれど、されていた時はこんな風になっていたのだろうか。横で観ながら琴音は思った。
 だけど冷静になれたわけではない。身体はチンポを求めてしまって仕方がないのだ。このままじゃおかしくなってしまう。

「祐二様ぁ……」

 琴音は涙目で祐二を見つめる。そんな彼女に息を飲む祐二。

「んあっ!」

 再び挿入される。けれどそれは念願のチンポではなかった。

「え? ゆ、指?」

 それは祐二の指だった。隣では彩音に腰を打ち付けている祐二。

「ああんっ。そ、そんなぁ……」

 それでもこれがご主人様の指だと思ったら、身体が快感で震えてしまうのだった。
 身体が気持ち良くても心は切ないままの状態が続く。ついには涙が零れた。

「ふあ? あああああんんっ!」

 指が抜かれたと思いきや、今度こそ肉棒が琴音を貫いた。再びの感触に膣が喜びに動く。

「琴音! 気持ち良いぞ琴音ぇ!」
「は、はい。あたしも気持ち良いですぅぅぅ」

 ズチュズチュズチュズチュズチュ。力の限り突かれていく。子宮口に当たる度に強制的に息を吐く。
 露出した胸を揉みしだかれる。首筋を舐められ頬を舐められ、横を向くとキスをされた。
 自分は不幸なのでは、と思った時だってあった。それでも今は幸せだった。すべてはこの人に出会うためだったのだと思えば全部幸せのための布石だったのだ。琴音はそう確信していた。

「うおおおっ! 出すぞ! 琴音の中に出すからな!」
「はいぃぃぃぃぃぃっ。ご主人様の精液であたしを支配してくださいぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」

 ドクンッ! ドピュドピュドブドブルルルルルルルルルルルルルゥゥゥゥゥーーッ!!

 粘着性のある液体が身体の内側にこびりついていく。そうやって汚されていくことがたまらなく幸せだった。
 休む間もなく汚れたチンポを咥え込む。お掃除フェラをすると満足感が胸に広がった。
 見上げるのはご主人様。ずっとお慕いしています。それを伝えたくて亀頭に口づけた。


  ※ ※ ※


 二度目の射精が終わっても勃起は収まっていなかった。むしろ硬度が増した気さえする。
 琴音は酔ってしまったかのような顔をしている。あまり妹ばかりにがんばらせるわけにはいかないだろう。
 ここは私ががんばらないと。彩音は決意を胸にする。

「祐二君」

 ご主人様である彼の目は血走ったままだった。まだまだ犯し足りないといった様子。彩音はゴクリと言葉を飲み込む。
 元々若いというのもあってか、確かに何回も射精できるだけのスタミナはあった。だけど二回連続でしながら休憩なしであそこまで勃起が続いていることもなかったのだ。
 堂本から購入したという精力剤。気休め程度の効果かと思いきや凄まじい代物だったようだ。彩音はたじろぐ。
 でも琴音だけにがんばらせるわけにはいかないのだ。だってお姉ちゃんなんだから。それにメイドとしても先輩という立場がある。
 そう、だからやるしかないのだ。そうしなければならないのだ。うん。彩音は自分を納得させた。

「祐二君」

 もう一度ご主人様の名前を呼ぶ。全裸のフル勃起した男。そんな彼がご主人様で、性欲処理をするのはメイドとしての自分の役目なのだ。
 彩音はメイド服に手をかけ胸を露出させる。安易に全裸になってはいけない。それに関して祐二からは口をすっぱくするくらいに言われている。着衣セックスは男のロマンなのだそうだ。言っている意味がよくわからなかった。
 メイド服姿の私が好きな変態なのだ。彼は、私が、好きなのだ。彩音の顔が赤くなっていく。

「ご、ご奉仕しますね」

 膝をついてチンポと目を合わせる。まるで意志があるかのようにチンポがビクンと反応する。
 覚悟はとうに決まっている。彩音は豊満なおっぱいで赤黒い肉棒を包み込んだ。

「おふぅ」

 頭上から声が聞こえる。なんとも気持ち良さそうなものだった。それがわかって頬が自然と緩む。

「んく、んしょ」

 両側からおっぱいを圧迫する。形をいやらしく変形させながらもチンポに刺激を与えていく。
 胸が熱い。心臓がドキドキしてチンポを通して悟られないかと想ってもっとドキドキする。
 上目づかいをすると彼が喜ぶ。それが嬉しくなって彩音は微笑んだ。

「彩音のパイズリ奉仕は最高だな」

 下品なことを言われているのに不思議と怒りは湧いてこなかった。むしろ自分に夢中になっているのだと思って頬の緩みが抑えられなくなってしまいそうだ。集中しなければならない。
 祐二のチンポがビクンビクンと脈動する。おっぱいで包みこんでいる彩音に容易に伝わってきた。興奮している。彩音の口内に唾液が溜まる。

「気持ち良いですか? ご主人様」

 丁寧な言葉でご主人様と言った時に祐二は満足そうに笑った。やっぱり変態。それでもこの人の所有物なのだ。だからこうすることは義務なのだ。
 彩音はパイズリしながら口を開けた。亀頭を咥え込みながらおっぱいをむにむにと動かす。
 鼻からの息が荒くなる。鼻孔をくすぐるのは祐二のチンポの臭いだった。臭い、でもくせになりそうな臭いだった。
 チンポ臭に酔ってしまいそうだ。頭をくらくらさせながらも、彩音は奉仕を続ける。

「おおう!?」
「んんっ!?」

 急に祐二が腰を突き出すものだから先端が喉に当たってむせてしまいそうになる。ギリギリで耐えると彩音は祐二に非難がましい視線を向ける。しかし当の祐二は背後に目を向けていた。
 どうしたのだろうと思っていると、祐二の背中側から琴音がひょっこりと顔を出した。とろけた目で笑うと琴音は祐二の後ろに隠れてしまう。

「う、おおっ」

 いや、隠れたのではない。琴音は祐二のアナルを舐めているのだ。唾液を塗りたくるかのような水音が彩音の耳に届く。
 祐二はといえば最高に恍惚な表情をしていた。だらしのない顔だ。
 自分のパイズリとフェラだけではそこまでの顔にならなかったのに……。そう思った彩音に対抗心が生まれる。姉として妹に負けるわけにはいかないのである。

「ず、ずずーっ! ぶちゅぅずずずずずーーっ!」

 激しい音を立てながらバキュームフェラを開始する。もちろんパイズリも忘れない。強烈な快感をご主人様に与えていく。

「ほわああああっ!? あ、彩音ぇ」

 彩音の目がとろけていく。自分の生み出した快感に悶えるご主人様を見ていると、心がどうしようもなく満たされていく。

「ってうおおっ!? こ、琴音まで。そこはらめぇぇぇぇっ」

 おかしな喘ぎを漏らす祐二。琴音のアナル舐めも刺激を強めたようだった。
 負けじと頬をすぼめる彩音。舌がうごめき祐二の弱点を突いていく。
 官能的な音が響く室内。この雰囲気に当てられてしまったのかもしれない。彩音の頭にはご主人様を気持ち良くさせることしかなかったのである。
 そればかりに気を取られていたからか、祐二の限界が近いことに気がつかなかった。

「ぐうおおおおおっ! 出すぞ! 飲めよ彩音!!」

 ドビュルルルルルルルルルルルルルドビュドビュドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーー!!

「んっぐんんんんんん!?」

 いつもより量が多い精液が口内を蹂躙する。すぐに頬がパンパンになってしまう。
 このままでは零してしまう。彩音は何度も喉を動かし精液を胃の中へと下していく。
 お腹がいっぱいになりながらも全部飲むことができた。口を離すとぺろぺろとお掃除フェラに移行する。
 綺麗になったところでにっこりと笑ってみせる彩音。頭を撫でられることを期待していたのだが、気づいた時には押し倒されていた。

「え? ゆ、祐二君?」

 出したばかりなのに祐二の精力はまだまだ収まっていないようであった。まだ目が血走っている。それでも恐怖はなかった。
 強引に脚を開かせられると勃起したままのチンポを挿入される。先ほど入れられていたのと、パイズリ奉仕で興奮していたのもあって彩音のマンコはドロドロにとろけていた。

「ふああああああああっ! 祐二君! ああんっ! もっとあなたのオチンチンを感じさせてぇ!」

 後になって思い返せば赤面まっしぐらであろうセリフを叫ぶ。彩音の思考は快楽に支配されていた。
 汗で濡れてきらめく白い肌。艶のある黒髪は床に広がっている。美の化身と錯覚してしまうほどの少女を犯す。それはなんとも背徳的であった。
 今までそこまで自分の美貌に頓着しなかった彩音。けれど祐二が喜んでくれるのなら。この容姿でよかったのだと彩音は思う。
 こんなにも夢中になって私を求めてくれる。そんな彼が愛おしくてたまらなくなっていたのだ。
 ただ自分を買ったクラスメイトの男子。そんな彼がご主人様で嫌だと思ったことは数知れない。変態な男。最低な男。そんな彼がいつの間にかなくてはならない存在となっていた。
 ようやく実感できたのだ。今では祐二のメイドでよかったと、そう思う。
 私を見てほしい。私で気持ち良くなってほしい。私を二度と離さないでほしい。
 彩音の感情は激しく揺れる。膣はきゅんきゅんと締ってチンポを喜ばせる。
 強く腰を打ち付けられる。胸を揉まれる。顔を近づけられると見つめ合い、キスをした。
 祐二の手が唇が、チンポが、すべてが愛おしく感じる。

「いいぞ! ぬおおおっ。射精しそうだ!」
「出して! 祐二君の精液で私を染めて!」

 自分の発言を省みることなく彩音は声を出す。両手で腰を掴まれると最後にガンガンと力強く突き込まれる。
 彩音の意識が白に染まる。すると膣からどうしようもない消失感を味わう。

 ドプププププピュピュルルルルルルルルルゥゥゥゥ! ドピュドピュドピュ! ピュピュピュッ!

 顔に当たる熱い感触。それは胸にも広がり、髪の毛やメイド服にも付着しているようだった。
 彩音が目を開けると眼前に赤黒い物体があった。一目見た瞬間にわかる。祐二のチンポだった。

「中に……出さなかったの?」
「いやあ、ぶっかけるのがいいと思って」
「私も琴音みたいに中出しでよかったのに……」
「え、なんか言った?」
「……なんでもないわ」

 唇を尖らせながらもお掃除フェラは忘れない。ちょっと不服なのは収まらないけれども。
 でも、頬や胸にある精液の感触。祐二が自分の物だとマーキングしたみたいで、彩音自身不思議と思えるほどの満足感を覚えていたのだ。
 もう自分の身を売られて怖い目に遭うのは嫌だ。あんな寒いところにいるなんてできない。祐二に抱かれてあっためてもらいたい。
 口にするのははばかられて、それでもちょっとはこの気持ちをわかってもらいたくて。
 彩音は上目遣いでご主人様を見つめながら、チンポにキスをした。


  ※ ※ ※


「あっ、あっ、あぁんっ。んああああ! いい!」
「ふにゃあああああんっ! 祐二様ぁ。ふああっ」

 全裸の少女二人がベッドで重なり合っている。彼女達が身につけているのは申し訳程度の白いカチューシャだけである。
 惜しげもなくさらされる裸体。肉感的であり、男の理想を具現化しているようだった。
 そんな二人の少女を犯せる喜びに祐二は内震えていた。もう何度射精したかわからないというのに性欲は収まることを知らないかのようだった。
 上になっている彩音と下になっている琴音。二人は抱き合うような形でマンコを向けていた。祐二はそれを交互に挿入を繰り返しているのだ。
 すでに藤咲姉妹は身体中白濁に汚れていた。膣からも精液が垂れてきている。
 すべて自分が出したものだと思えば興奮もさらに高まるというものだ。祐二は彩音の尻を掴むと一気にマンコへと突き込んだ。

「はああああああああぁぁぁぁぁん! 祐二君のがまたぁ」

 彩音は息も絶え絶えといった様子だ。いや、それは琴音も変わらない。すでに祐二とのセックスは数時間にも及ぶ。体力も限界が近い。
 だが祐二が休ませてくれないのだ。彼からすれば出しても出してもスタミナが有り余っているのだ。当然の結果だった。

「うっ、出る! また出すぞ!!」

 ドピュドピュドピュドピュドピュピュルルルルルルルゥゥゥゥゥゥゥーー!!

「ああああああああんあああっ! もうお腹いっぱいなのにぃ」

 容赦なく吐き出される白濁液は彩音のマンコから漏れ出る。これ以上入る隙間なんてないのだ。泡立った精液がだらだらと垂れていき下になっている琴音を染める。

「くううううぅぅうぅぅぅぅぅん! 祐二様元気すぎますう!」

 休む間もなく祐二は下になっている琴音のマンコにチンポを突き込んだ。琴音の朦朧となっていた意識を取り戻させる。

「姉妹揃って最高のマンコしやがって。そんなに俺を喜ばせたいのかよっ」

 様々な液体でドロドロになったチンポが琴音を攻め立てる。まともに動けない琴音は格好の欲望のはけ口だった。

 ドピュドピュドピュドピュドピュピュルルルルルルルゥゥゥゥゥゥゥーー!!

 まったく衰えない精力のまま射精した。快感でバカになってしまいそうだ。祐二の心配事といえばそれくらいのものだった。
 学園のアイドルである彩音をメイドとして購入したことからこの生活は始まった。最初は信じられなかったけれど、今ではこうやってエッチするのが当たり前になっている。
 琴音が加わり自分を受け入れてくれることに満足感を得た。二人で支えてくれて、祐二にずっと足りなかったものを埋めてくれたのだ。
 祐二はもう彩音と琴音を手放すなんて考えもできなくなっている。他のメイドにうつつを抜かす暇があるのなら、二人といっしょに気持ち良くなっていたい。そう思っている。
 だからこそあえて彩音と琴音がいる前で堂本に向かって新たなメイドを購入することを断ってみせたのだ。祐二なりの誠意であった。
 しかし、代わりに買った精力剤がここまでの効果を見せるとは思いもしなかった。すでに最高射精回数を上回って記録更新中である。しかもまだまだ元気。衰える様子はまったくない。
 専属メイドの二人は息を整えるだけでいっぱいいっぱいといった調子だ。白濁に染まりすぎてちょっと目を覆いたい。どれだけ出してんだよ俺は。祐二は天を仰いだ。
 でもまだまだやれちゃえそうなんだよなぁ。申し訳ないと思いながらも、ご主人様特権で意識がなくなりつつある姉妹を犯し続けたのであった。


  ※ ※ ※


 祐二が目を覚ますと、カーテンの隙間から光が零れていた。どうやら朝を迎えたようだ。
 結局、あれから六時間ほどエッチに没頭していた祐二。彩音と琴音は途中完全に意識を手放して眠っていた。それでもヤり続けた祐二は鬼畜であろう。
 ようやく眠れた時には出すものを出しつくして死んだように眠った祐二である。その顔は満足感でいっぱいといった様子であった。

「つーか、我ながらこれはひどい……」

 彩音と琴音は白濁液でドロドロだ。まるで複数の男からレイプされたかのような有り様だ。シーツも様々な液体で汚れてしまっている。まあ洗うのは祐二ではないのだが。
 それでもあれだけの快感を得ることができたのだ。後悔は一片たりともなかった。

「ん……」

 彩音のまぶたが震える。ゆっくりと目を開く彼女はそれだけで妖艶さを感じさせた。
 大きな目が開かれると祐二と目が合う。あれだけエッチをしておきながら、これだけのことで胸が高鳴る。祐二はゴクリと喉を鳴らす。

「お、おはよう彩音」

 ちょっとやりすぎたかなぁ、と戦々恐々な祐二である。けれどそんな心配とは裏腹に、彩音は優しく微笑した。

「おはようございます。ご主人様」

 だいぶ気やすさを感じるようになったとはいえ、やはりご主人様として敬ってもらえるのは心に至福を与えてくれる。彼女は自分を受け入れてくれる。そう思うと愛しさが胸の中で広がり溢れそうになる。

「彩音」

 精液まみれなのもお構いなしに、祐二は彩音を抱きしめる。挿入もしていないのに気持ち良くて果ててしまいそうになるほどだった。

「あ」

 彩音が声を上げる。祐二はなんだろうと首をかしげて、すぐに理由がわかった。

「こ、これはっ。ち、違うんだよ?」

 祐二の勃起チンポが彩音の腹に押し当てられていたのだ。気づいた祐二は慌てるが、対して彩音はくすりと微笑むだけだった。

「ふふっ、仕方のないご主人様」

 祐二の耳元で囁くと彩音は祐二を抱きしめる。身体を使ってチンポを擦るとすぐに硬度が上がった。

「いいわよ。ご主人様の朝勃ちオチンポ。私のオマンコで気持ち良くしてあげる」

 まさかの彩音からの卑猥な言葉。祐二の興奮は最高潮に高まる。

「お姉ちゃんばっかりじゃないですよ」

 背後から柔らかい感触に包まれる。祐二が振り向く必要もない。琴音だ。目を覚ました彼女が全裸のまま抱きしめてくれたのだ。

「あたしだって祐二様にご奉仕したいんですからね。あたしの体も遠慮なく使ってください」

 前には彩音、後ろには琴音。どちらを向いても極上の少女であった。
 祐二は自らの幸せを噛みしめる。メイドを購入しなければ灰色の高校生活を送るだけだっただろう。今は彩り豊かな生活を送れている。
 前はもしかしたら自分が底辺じゃないかって思っていた。けれどここでは自分が頂点なのだ。だってご主人様なのだから。
 祐二は目をつむり、そして開いた。そこには学園一のアイドルが自分を迎え入れようと待っている。
 背中ではおっぱいを擦りつけて雄としての興奮を高めてくれる年下の美少女がいる。
 これがご主人様とメイド。やりたいことをやりたいだけできる。それが可能な関係なのだ。
 夏休みは始まったばかり。これからたくさんの時間を使って関係を深めていこう。祐二の頭の中ではスケジュールを考えて性欲を刺激された。エロいことばっかりするつもりである。
 臨戦態勢に入ったご主人様を見て、二人のメイド姉妹は妖艶に微笑んだ。そして言葉が重なる。

「ご奉仕しますね。ご主人様」
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