27 / 127
本編
23話目
しおりを挟む
梅雨の時期が到来した。今日も今日とて鬱陶しい雨が大地を叩いている。
不快な湿気が纏わりついてくる。雨が降っているにも拘わらず、熱さが軽減されている感じがしない。地球温暖化ってやつかよ。
こんな時期になって一つ良いところを挙げるのならば夏服になったことである。制服が古風なのがうちの学園の良いところ。女子の白いブラウスが眩しいです。
雨に濡れて制服が透けてますよー。というのが全校男子生徒の望むところである。それが実現すれば梅雨も悪くないなと思えるんだけどなぁ。
まあぶっちゃけた話。梅雨だろうがそうじゃなかろうが俺には関係ない。だってすぐ傍に好き勝手できる女子がいるんだもの。しかも学園の中でも飛びきりの美少女。
そんなわけで放課後。雨がザーザーと降っている。傘がないと帰れそうにないくらいだ。
天気予報で全国的に雨マークだったのだ。もちろん傘を忘れずに持ってきている。忘れ物しない俺偉い。
けれど俺はすぐに帰宅しなかった。傘があるのに雨宿りをするわけがない。だから帰らない理由は別にあった。
とある校舎の男子トイレ。一番奥の個室で俺は便座に座っていた。
放課後になるとほとんど人が来なくなる場所だ。何度も足を運んで調べてある。つまりは安全地帯である。
そんな人が来ないはずのトイレの個室がノックされた。俺は驚くこともなく「どうぞ」と言った。鍵をかけていないドアはゆっくりと開かれる。
そこにいたのは藤咲彩音。夏用のセーラー服が眩しい。ここが男子トイレだと一瞬忘れてしまいそうになる。
彼女は個室に身体を滑り込ませると鍵をかけた。俺と相対するその目はすでに覚悟完了していた。
アンモニア臭が漂うトイレで美少女と二人きり。やることは決まっていた。
「誰にも見つかってないだろうな?」
「はい」
一応時間をずらして、さらに別ルートでここに来たはずだ。怪しまれないようにするためだが、これくらいの手間は喜んで取ってやろう。
これからすることを考えればなんてことはない。すでに期待から股間が膨らむ。
「手をついて尻を突き出せ」
「……はい」
俺は立ちあがると命令を下す。彼女は言う通りに尻を俺に差し出す体勢となった。
トイレ……、それも学校の男子トイレという場所で、学園のアイドルが俺に向かって尻を突き出している。この光景だけでご飯何杯食べられることか。
濃紺のスカートに覆われた尻が俺に献上される。遠慮なく撫でさせてもらう。
「あ……」
彩音の吐息はトイレの中で反響する。しかし外の雨音にすぐさまかき消されていく。
雨音以外の音は聞こえない。いや、わずかに吹奏楽の音が届くだろうか。それも相当耳を凝らしてみないとわからない程度だ。運動部に至っては外でやる種目は室内に移っているか休みになっているかのどちらかだ。雨の日になると放課後はここまで静かになるのか。大抵すぐに帰宅している俺にとって新鮮だった。
俺は穏やかな気持ちで肉づきの良い尻を撫で回す。暖かい気分が灼熱を帯びて熱くなる。
「あ、彩音ぇ」
スカートを上げると、ショーツに覆われた尻が露わになる。これはこないだ買ったショーツだな。淡いピンクでレース付き。可憐な彩音にぴったりの下着だ。
「ひあっ!? ダメっ! 顔押し付けないでっ」
俺はショーツに顔を埋めていた。すーはー。もう一丁すーはー。さらにすーはー。一日の汚れがついているであろうショーツ。しかし美少女が出すものは凡人とはものが違うのか、格別な臭いがする。
臭いというか、匂いだな。芳しい香りはまるで花の匂いを嗅いでいるようだ。トイレの臭いは彩音の匂いにかき消されていた。
肺いっぱいに彼女のフェロモンを取り込んでいく。甘美な幸せが訪れる。
「はうっ、ひああっ!」
ショーツ越しにワレメに沿って舌を這わせる。割と滑らかな感触なんだなと感想を心の中で洩らしてみる。
「ぺろ、れろれろれろ、ぴちゃ、あむ」
舌と唇を使う。たまに甘噛みしてかぶりつく。彼女の喘ぎ声が耳心地良かった。
「れろ?」
ショーツ越しでもわかる。彩音は濡れてきていた。俺の唾液以外の液体が確実にショーツに付着していた。だってヌルヌルしてんだもん。
俺は尻から顔を離した。その際に透明な橋がかかり、ぷつりと切れた。見るとショーツはぐちょぐちょに湿っていた。
彩音を背後から抱きしめる。制服の上から胸を揉む。夏用になったからか紺色のセーラー服よりも生地が薄くて胸の輪郭がはっきりとしていた。
すぐに制服の下から手を突っ込むとブラの上から揉む。スベスベしながらもちょっと硬いブラジャーの感触。それだけではなくおっぱいの柔らかい弾力も手に伝わってくる。揉んで寄せて引っ張って押して。おっぱいだけでも色々楽しませてくれる。
だがやはり直に触りたい。ブラのホックを外すとするりと抜き取る。まじまじとブラを見つめてしまう。
やっぱりでけぇよなぁ。二つの大きなものがこの中に入るんだぜ。人類の神秘である。
ブラに鼻を寄せて嗅いでみる。おっぱいの匂いがする。ここがトイレだってことを忘れられるくらいの香りだ。
おっと、彩音を放置してどうするよ。やはり一番味わうべきは実だよな。俺はブラを頭に装着するとショーツをずり下した。
粘着した液体がマンコとショーツを懸命に繋ごうとする。それを横から奪うようにズルズルと音を立てて吸い出した。
「じゅる、ずずーっ。んー……ごくん」
マン汁って美味いなぁ。彼女の白い肌が赤みを帯びる。自分の恥ずかしいところから出たお汁を音を立てて飲まれたのが恥ずかしかったのだろう。ぷるぷると尻が震えている。
ショーツに手をかけてさらに下ろしていく。足を上げてもらいショーツもゲットした。
「すぅぅぅぅぅぅ、はぁぁぁぁぁぁぁ」
ショーツに鼻をつけると肺活量の限界に挑戦した。直に股間を覆っていた部分の匂いが頭をくらくらさせた。
ああっ、女の子の、彩音の匂いがする。なんで男と女でここまで違うのか。これじゃあ違う生き物といっても過言じゃない。
とはいえいつまでもショーツに構ってられない。
「これ、噛んでろ」
そう言って彩音の口の中にピンクのショーツを突っ込む。息が詰まったようになるがこれで大きな声が漏れるということがなくなった。
俺はベルトを外しズボンを下ろす。パンツもいっしょに脱いで便座のふたの上に畳んで置いておく。
下半身丸出しになってすーすーするのが気持ち良い。それにこれなら汚れてしまう心配もない。
チンポを彩音のマンコにあてがう。ゆっくり挿入しし、膣の感触を楽しむ。
「んむぅ……」
自分のショーツで口を塞がれている彩音は喘ぎなのか判別しづらいくぐもった声を漏らす。
俺が気持ち良ければそれでいいので言葉にならない声は無視をする。最初はゆっくりと出し入れしていたが、すぐにピストンのスピードは上がっていった。
雨音がどこか遠くで聞こえるような錯覚。窓一枚先には外の光景が広がるはずなのに、もっと遠いような気がしてしまう。それほどにこのトイレの個室が俺達の世界となっていた。
ギシギシギシと個室の壁が揺れる。彩音のくぐもった声はそれにすらかき消されてしまいそうだった。
自分の欲望を発散するために腰を叩きつける。微妙に右へ左へと刺激を変える。弱点を穿つと膣内が締って快感を増長させてくれる。
イキそうになったところで腰の動きを止める。不思議そうに振り返る彼女に覆い被さるとおっぱいを揉みしだいた。
おっぱい揉んでると落ち着く。さすがは母性の象徴だ。癒されながらゆったりとした気分になる。
射精衝動が収まったところで再びピストン運動を再開させる。パンパンパンと肉と肉がぶつかる音。ギシギシと軋み、ザーザーと降っている。わずかに彩音の声がショーツを隔てながらも耳に届く。
また射精が近づくと腰を止めておっぱいに集中する。波が引くと腰を動かす。それを何度か繰り返しできるだけ快感を長く味わった。
「んー、んむ……。むー、んんーっ……」
「あっやべっ!」
ビュルビュルビュルビュブブブブブルルルルルルゥゥゥゥゥーーッ!
がんばって我慢したためかチャージ完了した精液が遠慮なく彩音の膣に解き放たれた。
白濁した液体が彩音の中に満たされていく。俺は満足感でいっぱいになる。
しばらく彼女と結合したままだったが、さすがにずっとそうするわけにもいくまい。名残惜しいがマンコから多少小さくなったモノを抜く。
「我ながらいっぱい出たなぁ」
彩音のマンコから放ったばかりの精液が流れ出てきたのを目にして、しみじみと呟いてしまう。やっぱり中出しは最高だぜ!
息も絶え絶えな彩音。そんな彼女を後ろから抱えると便座にドカッと座る。ふたがギシリと軋んだが気にしないことにした。
彼女を抱きしめていると、安堵感が増すというか、とにかく安心するのだ。たぶん最高の所有物に対する優越感だろう。
口からショーツを取ってやるとポケットにしまう。彼女の耳元に顔を近づけて匂いを堪能してから口を開いた。
「お前は俺専用の精液便所だからな。これからもたくさん気持ち良くしてくれよ。そうしてくれたら出すもん出せるからよ」
「はぁ……はぁ……。ふぁい……」
酸欠でちゃんと判断できてないのか? 自分で言うのもなんだがこう言って素直に頷かれるとは思わなかった。
でもトイレでセックスするんだったら便所扱いしたいよな。公衆便女ってのは勘弁だけど。
再び近くに感じるようになった雨音に耳を傾けながら、俺はしばしの賢者タイムに没頭するのであった。
※ ※ ※
一応同居しているのは秘密なので、彩音を先に帰らせた。ちなみにブラジャーとショーツは俺が預かっている。つまり現在彼女はノーブラノーパンである。
雨に濡れて透けたらすぐにばれてしまうだろう。けれど放課後で部活は終わっていないし帰宅部どもはその名の通り帰宅している。これから帰るなら人と会うことなんてそうないはずだ。
俺はゆっくりのんびりしながら帰り支度をすると、昇降口へと向かった。
今朝は雨が降らなかったものの昼から雨マークが出ていた。天気予報をまともにチェックしている奴なら傘を持ってきている。俺だって持ってきている。
そんなわけで自分の傘を探そうとすると一人の女子生徒が視界に入った。黒髪の綺麗な美少女だ。つーか彩音だった。
先に帰るはずなのに何やってんだ? 首をかしげながらも観察していると、どうやら雨を前に右往左往しているようだった。
まさか、あいつ傘持ってきてないのか? 朝も登校する時間をずらしているから傘を持って行ったかどうかまでは見ていない。
このまま傘をささずに濡れて帰る選択肢は今の彼女にはないのだろう。俺に下着を取られているのだ。途中で誰かと会ったら下着を身につけていないことがばれてしまう。
まさかのうっかりに俺は立ち尽くす。周りを確認すると人の姿はなかった。
俺は自分の傘を開くと彩音に差し出した。
「入ってくか?」
「え?」
こっちを向いた彩音の表情は心底不思議そうだった。目を丸くして信じられないものでも目にした感じだ。失礼な奴だ。
「俺と相合傘でもよければだけど、よかったら家まで送る」
そう、あくまでも親切な男子なのだ。そういう設定にしたのを瞬時に彩音は読みとってくれる。
「……うん。じゃあお願いします」
濡れないように身を寄せ合う。大きめな傘だけれど元々一人用なのだ。二人入るには身体をくっつけなければならない。
ここは彼女に傘を渡して自分が濡れて帰るのがお約束ってもんじゃないのかって? なんでメイドのためにご主人様が濡れて帰らなきゃならないの。そんな選択肢は最初から存在していませんってばよ。
「会田君」
彩音がぽつり。雨に消えてしまいそうな声で俺の名を呼ぶ。学校ではそう呼べと指示した呼び方。学校から離れて誰もいないけれど、彼女はそう俺に呼びかけた。
「何?」
彩音はうつむきながら、顔を俺に向けることなくごにょごにょと言葉を紡ぐ。
「会田君って、たまに優しくなるわよね。本当にたまーにだけれど」
「……」
彩音が俺のことどう思っているかよくわかっちゃうなぁ。まあ大体予想の中ではあるんだけども。
設定上、家に帰るまではただの同級生ということになっている。だからだろうか。同級生として俺に嫌味の一つでも言いたかったのかもしれない。
彼女の心が欲しい……。身体は俺のものだとしても心までは手に入らない。いくら本人が心まで差し出すと言ったとしてもそんな都合良くいかないのだ。
接しているからこそわかる。でもだからこそ手に入れたい。身体を重ねていけばいつかは……。なんて考えるのはご都合主義なのかもしれない。
「……」
「……」
濡れないように、彼女の身体が俺に寄りかかってくる。その重みと柔らかさに、単純ながら心が躍った。
家に帰ればご主人様とメイド。わかりやすいほどの主従関係が俺達を繋ぐ。それだけでしか繋がれない。
ただ、今だけは……。まるで恋人のようなこの状況を、少しでも長く味わってみたいと思うのだ。
不快な湿気が纏わりついてくる。雨が降っているにも拘わらず、熱さが軽減されている感じがしない。地球温暖化ってやつかよ。
こんな時期になって一つ良いところを挙げるのならば夏服になったことである。制服が古風なのがうちの学園の良いところ。女子の白いブラウスが眩しいです。
雨に濡れて制服が透けてますよー。というのが全校男子生徒の望むところである。それが実現すれば梅雨も悪くないなと思えるんだけどなぁ。
まあぶっちゃけた話。梅雨だろうがそうじゃなかろうが俺には関係ない。だってすぐ傍に好き勝手できる女子がいるんだもの。しかも学園の中でも飛びきりの美少女。
そんなわけで放課後。雨がザーザーと降っている。傘がないと帰れそうにないくらいだ。
天気予報で全国的に雨マークだったのだ。もちろん傘を忘れずに持ってきている。忘れ物しない俺偉い。
けれど俺はすぐに帰宅しなかった。傘があるのに雨宿りをするわけがない。だから帰らない理由は別にあった。
とある校舎の男子トイレ。一番奥の個室で俺は便座に座っていた。
放課後になるとほとんど人が来なくなる場所だ。何度も足を運んで調べてある。つまりは安全地帯である。
そんな人が来ないはずのトイレの個室がノックされた。俺は驚くこともなく「どうぞ」と言った。鍵をかけていないドアはゆっくりと開かれる。
そこにいたのは藤咲彩音。夏用のセーラー服が眩しい。ここが男子トイレだと一瞬忘れてしまいそうになる。
彼女は個室に身体を滑り込ませると鍵をかけた。俺と相対するその目はすでに覚悟完了していた。
アンモニア臭が漂うトイレで美少女と二人きり。やることは決まっていた。
「誰にも見つかってないだろうな?」
「はい」
一応時間をずらして、さらに別ルートでここに来たはずだ。怪しまれないようにするためだが、これくらいの手間は喜んで取ってやろう。
これからすることを考えればなんてことはない。すでに期待から股間が膨らむ。
「手をついて尻を突き出せ」
「……はい」
俺は立ちあがると命令を下す。彼女は言う通りに尻を俺に差し出す体勢となった。
トイレ……、それも学校の男子トイレという場所で、学園のアイドルが俺に向かって尻を突き出している。この光景だけでご飯何杯食べられることか。
濃紺のスカートに覆われた尻が俺に献上される。遠慮なく撫でさせてもらう。
「あ……」
彩音の吐息はトイレの中で反響する。しかし外の雨音にすぐさまかき消されていく。
雨音以外の音は聞こえない。いや、わずかに吹奏楽の音が届くだろうか。それも相当耳を凝らしてみないとわからない程度だ。運動部に至っては外でやる種目は室内に移っているか休みになっているかのどちらかだ。雨の日になると放課後はここまで静かになるのか。大抵すぐに帰宅している俺にとって新鮮だった。
俺は穏やかな気持ちで肉づきの良い尻を撫で回す。暖かい気分が灼熱を帯びて熱くなる。
「あ、彩音ぇ」
スカートを上げると、ショーツに覆われた尻が露わになる。これはこないだ買ったショーツだな。淡いピンクでレース付き。可憐な彩音にぴったりの下着だ。
「ひあっ!? ダメっ! 顔押し付けないでっ」
俺はショーツに顔を埋めていた。すーはー。もう一丁すーはー。さらにすーはー。一日の汚れがついているであろうショーツ。しかし美少女が出すものは凡人とはものが違うのか、格別な臭いがする。
臭いというか、匂いだな。芳しい香りはまるで花の匂いを嗅いでいるようだ。トイレの臭いは彩音の匂いにかき消されていた。
肺いっぱいに彼女のフェロモンを取り込んでいく。甘美な幸せが訪れる。
「はうっ、ひああっ!」
ショーツ越しにワレメに沿って舌を這わせる。割と滑らかな感触なんだなと感想を心の中で洩らしてみる。
「ぺろ、れろれろれろ、ぴちゃ、あむ」
舌と唇を使う。たまに甘噛みしてかぶりつく。彼女の喘ぎ声が耳心地良かった。
「れろ?」
ショーツ越しでもわかる。彩音は濡れてきていた。俺の唾液以外の液体が確実にショーツに付着していた。だってヌルヌルしてんだもん。
俺は尻から顔を離した。その際に透明な橋がかかり、ぷつりと切れた。見るとショーツはぐちょぐちょに湿っていた。
彩音を背後から抱きしめる。制服の上から胸を揉む。夏用になったからか紺色のセーラー服よりも生地が薄くて胸の輪郭がはっきりとしていた。
すぐに制服の下から手を突っ込むとブラの上から揉む。スベスベしながらもちょっと硬いブラジャーの感触。それだけではなくおっぱいの柔らかい弾力も手に伝わってくる。揉んで寄せて引っ張って押して。おっぱいだけでも色々楽しませてくれる。
だがやはり直に触りたい。ブラのホックを外すとするりと抜き取る。まじまじとブラを見つめてしまう。
やっぱりでけぇよなぁ。二つの大きなものがこの中に入るんだぜ。人類の神秘である。
ブラに鼻を寄せて嗅いでみる。おっぱいの匂いがする。ここがトイレだってことを忘れられるくらいの香りだ。
おっと、彩音を放置してどうするよ。やはり一番味わうべきは実だよな。俺はブラを頭に装着するとショーツをずり下した。
粘着した液体がマンコとショーツを懸命に繋ごうとする。それを横から奪うようにズルズルと音を立てて吸い出した。
「じゅる、ずずーっ。んー……ごくん」
マン汁って美味いなぁ。彼女の白い肌が赤みを帯びる。自分の恥ずかしいところから出たお汁を音を立てて飲まれたのが恥ずかしかったのだろう。ぷるぷると尻が震えている。
ショーツに手をかけてさらに下ろしていく。足を上げてもらいショーツもゲットした。
「すぅぅぅぅぅぅ、はぁぁぁぁぁぁぁ」
ショーツに鼻をつけると肺活量の限界に挑戦した。直に股間を覆っていた部分の匂いが頭をくらくらさせた。
ああっ、女の子の、彩音の匂いがする。なんで男と女でここまで違うのか。これじゃあ違う生き物といっても過言じゃない。
とはいえいつまでもショーツに構ってられない。
「これ、噛んでろ」
そう言って彩音の口の中にピンクのショーツを突っ込む。息が詰まったようになるがこれで大きな声が漏れるということがなくなった。
俺はベルトを外しズボンを下ろす。パンツもいっしょに脱いで便座のふたの上に畳んで置いておく。
下半身丸出しになってすーすーするのが気持ち良い。それにこれなら汚れてしまう心配もない。
チンポを彩音のマンコにあてがう。ゆっくり挿入しし、膣の感触を楽しむ。
「んむぅ……」
自分のショーツで口を塞がれている彩音は喘ぎなのか判別しづらいくぐもった声を漏らす。
俺が気持ち良ければそれでいいので言葉にならない声は無視をする。最初はゆっくりと出し入れしていたが、すぐにピストンのスピードは上がっていった。
雨音がどこか遠くで聞こえるような錯覚。窓一枚先には外の光景が広がるはずなのに、もっと遠いような気がしてしまう。それほどにこのトイレの個室が俺達の世界となっていた。
ギシギシギシと個室の壁が揺れる。彩音のくぐもった声はそれにすらかき消されてしまいそうだった。
自分の欲望を発散するために腰を叩きつける。微妙に右へ左へと刺激を変える。弱点を穿つと膣内が締って快感を増長させてくれる。
イキそうになったところで腰の動きを止める。不思議そうに振り返る彼女に覆い被さるとおっぱいを揉みしだいた。
おっぱい揉んでると落ち着く。さすがは母性の象徴だ。癒されながらゆったりとした気分になる。
射精衝動が収まったところで再びピストン運動を再開させる。パンパンパンと肉と肉がぶつかる音。ギシギシと軋み、ザーザーと降っている。わずかに彩音の声がショーツを隔てながらも耳に届く。
また射精が近づくと腰を止めておっぱいに集中する。波が引くと腰を動かす。それを何度か繰り返しできるだけ快感を長く味わった。
「んー、んむ……。むー、んんーっ……」
「あっやべっ!」
ビュルビュルビュルビュブブブブブルルルルルルゥゥゥゥゥーーッ!
がんばって我慢したためかチャージ完了した精液が遠慮なく彩音の膣に解き放たれた。
白濁した液体が彩音の中に満たされていく。俺は満足感でいっぱいになる。
しばらく彼女と結合したままだったが、さすがにずっとそうするわけにもいくまい。名残惜しいがマンコから多少小さくなったモノを抜く。
「我ながらいっぱい出たなぁ」
彩音のマンコから放ったばかりの精液が流れ出てきたのを目にして、しみじみと呟いてしまう。やっぱり中出しは最高だぜ!
息も絶え絶えな彩音。そんな彼女を後ろから抱えると便座にドカッと座る。ふたがギシリと軋んだが気にしないことにした。
彼女を抱きしめていると、安堵感が増すというか、とにかく安心するのだ。たぶん最高の所有物に対する優越感だろう。
口からショーツを取ってやるとポケットにしまう。彼女の耳元に顔を近づけて匂いを堪能してから口を開いた。
「お前は俺専用の精液便所だからな。これからもたくさん気持ち良くしてくれよ。そうしてくれたら出すもん出せるからよ」
「はぁ……はぁ……。ふぁい……」
酸欠でちゃんと判断できてないのか? 自分で言うのもなんだがこう言って素直に頷かれるとは思わなかった。
でもトイレでセックスするんだったら便所扱いしたいよな。公衆便女ってのは勘弁だけど。
再び近くに感じるようになった雨音に耳を傾けながら、俺はしばしの賢者タイムに没頭するのであった。
※ ※ ※
一応同居しているのは秘密なので、彩音を先に帰らせた。ちなみにブラジャーとショーツは俺が預かっている。つまり現在彼女はノーブラノーパンである。
雨に濡れて透けたらすぐにばれてしまうだろう。けれど放課後で部活は終わっていないし帰宅部どもはその名の通り帰宅している。これから帰るなら人と会うことなんてそうないはずだ。
俺はゆっくりのんびりしながら帰り支度をすると、昇降口へと向かった。
今朝は雨が降らなかったものの昼から雨マークが出ていた。天気予報をまともにチェックしている奴なら傘を持ってきている。俺だって持ってきている。
そんなわけで自分の傘を探そうとすると一人の女子生徒が視界に入った。黒髪の綺麗な美少女だ。つーか彩音だった。
先に帰るはずなのに何やってんだ? 首をかしげながらも観察していると、どうやら雨を前に右往左往しているようだった。
まさか、あいつ傘持ってきてないのか? 朝も登校する時間をずらしているから傘を持って行ったかどうかまでは見ていない。
このまま傘をささずに濡れて帰る選択肢は今の彼女にはないのだろう。俺に下着を取られているのだ。途中で誰かと会ったら下着を身につけていないことがばれてしまう。
まさかのうっかりに俺は立ち尽くす。周りを確認すると人の姿はなかった。
俺は自分の傘を開くと彩音に差し出した。
「入ってくか?」
「え?」
こっちを向いた彩音の表情は心底不思議そうだった。目を丸くして信じられないものでも目にした感じだ。失礼な奴だ。
「俺と相合傘でもよければだけど、よかったら家まで送る」
そう、あくまでも親切な男子なのだ。そういう設定にしたのを瞬時に彩音は読みとってくれる。
「……うん。じゃあお願いします」
濡れないように身を寄せ合う。大きめな傘だけれど元々一人用なのだ。二人入るには身体をくっつけなければならない。
ここは彼女に傘を渡して自分が濡れて帰るのがお約束ってもんじゃないのかって? なんでメイドのためにご主人様が濡れて帰らなきゃならないの。そんな選択肢は最初から存在していませんってばよ。
「会田君」
彩音がぽつり。雨に消えてしまいそうな声で俺の名を呼ぶ。学校ではそう呼べと指示した呼び方。学校から離れて誰もいないけれど、彼女はそう俺に呼びかけた。
「何?」
彩音はうつむきながら、顔を俺に向けることなくごにょごにょと言葉を紡ぐ。
「会田君って、たまに優しくなるわよね。本当にたまーにだけれど」
「……」
彩音が俺のことどう思っているかよくわかっちゃうなぁ。まあ大体予想の中ではあるんだけども。
設定上、家に帰るまではただの同級生ということになっている。だからだろうか。同級生として俺に嫌味の一つでも言いたかったのかもしれない。
彼女の心が欲しい……。身体は俺のものだとしても心までは手に入らない。いくら本人が心まで差し出すと言ったとしてもそんな都合良くいかないのだ。
接しているからこそわかる。でもだからこそ手に入れたい。身体を重ねていけばいつかは……。なんて考えるのはご都合主義なのかもしれない。
「……」
「……」
濡れないように、彼女の身体が俺に寄りかかってくる。その重みと柔らかさに、単純ながら心が躍った。
家に帰ればご主人様とメイド。わかりやすいほどの主従関係が俺達を繋ぐ。それだけでしか繋がれない。
ただ、今だけは……。まるで恋人のようなこの状況を、少しでも長く味わってみたいと思うのだ。
1
お気に入りに追加
435
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
クールな生徒会長のオンとオフが違いすぎるっ!?
ブレイブ
恋愛
政治家、資産家の子供だけが通える高校。上流高校がある。上流高校の一年生にして生徒会長。神童燐は普段は冷静に動き、正確な指示を出すが、家族と、恋人、新の前では
元おっさんの幼馴染育成計画
みずがめ
恋愛
独身貴族のおっさんが逆行転生してしまった。結婚願望がなかったわけじゃない、むしろ強く思っていた。今度こそ人並みのささやかな夢を叶えるために彼女を作るのだ。
だけど結婚どころか彼女すらできたことのないような日陰ものの自分にそんなことができるのだろうか? 軟派なことをできる自信がない。ならば幼馴染の女の子を作ってそのままゴールインすればいい。という考えのもと始まる元おっさんの幼馴染育成計画。
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。
※【挿絵あり】の話にはいただいたイラストを載せています。表紙はチャーコさんが依頼して、まるぶち銀河さんに描いていただきました。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
貞操観念が逆転した世界に転生した俺が全部活の共有マネージャーになるようです
.
恋愛
少子化により男女比が変わって貞操概念が逆転した世界で俺「佐川幸太郎」は通っている高校、東昴女子高等学校で部活共有のマネージャーをする話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる