もし学園のアイドルが俺のメイドになったら

みずがめ

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本編

19話目

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 生温かくしびれるような感覚。まどろみの中でもしっかりと下半身の快感を感じながら目を覚ました。

「れろ……あ、祐二様。おはようございます」

 ぼやけた視界で琴音の太陽のように輝く笑顔が映る。ぼんやりした脳を覚醒させてくれる。
 顔の横に俺のチンポがなければ学校でも見られそうな良い笑顔だ。しかし状況からそれはとてもエロさを含んだものへと変貌してしまう。
 紺色を基調としたメイド服。プラスして猫耳付きのカチューシャを装着している。ツインテールで姉に比べて吊り目気味の容姿にはよく似合っていた。なんとなく彩音の方には犬耳が似合うような気がした。

「はむっ……ちゅぅぅぅ、ちゅっ……れろれろ」
「うっく……琴音、朝から奉仕してくれてんのか」
「ちゅぽん、はいっ。朝から勃起してお辛いでしょう? しっかり抜いて学業に支障がないようにしないといけませんからね」

 天真爛漫な笑顔でそんな卑猥なことを口にする。猫耳も俺が喜ぶとでも思ってのことなんだろうな。確かに、くるものがありますけどね。
 それでもこの娘はよくやってくれている。というか積極的で彩音の目を盗んでは俺に奉仕をしようとしてくれる。ありがたいのはそうなのだがたまに見つかりそうになって焦る時もある。
 二度寝を、という考えはとっくに失せているのだが、この心地良い感覚を堪能したくて身体が起き上がろうとしない。俺は身体を横たえたまま琴音の奉仕に身を任せていた。

「ご主人様、起きていますか?」

 その時コンコンとノック音が響いた。心臓が跳ねて琴音に目を向ける。彼女もびっくりしてしまったのか硬直していた。
 彩音が俺を起こしにきたのだ。声をかけようとしたがその前にガチャリと音が聞こえた。まだ俺が寝ているとでも思ったのだろう。やばいやばいやばいって!
 咄嗟にドアに背を向ける形で横向きになる。琴音もチンポから口を離さないまま動きに合わせてうずくまる。布団をかけ直して琴音の姿を隠すことには成功した。ここまで0.2秒。人間の限界を超えた気がする。

「な、なな、なんだよ?」

 声に動揺が混じっている。けれど彩音はそれに指摘することはなく自分の仕事を遂行するだけのようだ。

「起きていらしたんですか。朝食の準備はできていますからね」
「あ、ああ。わかったよ」

 ふぅ、なんとか誤魔化せたようだ。汗を拭って安堵する。

 ちゅぅ……ちゅ。

「うっ!」
「? どうされました?」
「い、いやぁ……な、なんでもないよ」

 琴音、琴音ぇっ! この娘こんな事態なのにチンポに吸いついてきやがった。焦りで萎えてきたモノがそのせいでむくむくと大きさを取り戻す。
 姉のすぐ傍で妹に口内奉仕をしてもらっている。こんなシチュエーションを考えると興奮してしまうじゃないかっ。自重しろ俺! それと琴音もだ!
 首をかしげているような雰囲気。俺の呻きに疑問を持ったらしい。や、やばい。

「ご主人様……」
「な、なにかな?」
「……性欲処理、お手伝いしましょうか?」
「ぶっ」

 あ、彩音が自分から俺の性欲処理してくれるってっ。その言葉で完全に硬度を取り戻した。布団の中から呻きが聞こえた気がしたが些細なことだ。
 くぅぅっ、彩音がこんなことを言ってくれるようになるなんて……。ご主人様になってよかった。本当によかった。涙が出そうなくらい喜ばしい。

「じゃ、じゃあお願いしようか――イッ!?」

 男の大事な部分に痛みが走る。瞬時に歯を立てられたのだと理解した。
 そうだ、琴音が見つかったら修羅場確定である。俺はぎこちなく笑顔を作って断る。誠に惜しい。残念すぎるっ。

「う、嬉しいけどまた今度な。登校の準備もしないといけないしな」
「そう……ですか?」

 危ない危ない。こんなんで見つかったらバカにもほどがある。彩音は「では先に下りてますね」と言い残し部屋から出て行った。
 気配が遠ざかったのを確認すると、がばりと琴音が布団から出てきた。頬を膨らませて「あたし怒ってます」とアピールしている。

「もうっ! ご主人様何考えてるんですかっ。もしあたしが見つかったらどうするつもりだったんですかっ」

 ぷりぷり怒る琴音が可愛い。彼女を抱きしめて言い訳を口にする。

「ごめんごめん。彩音からあんなことを言われたらつい、ね。ていうかさ、琴音も悪いんだぜ。ああやってチンポに吸いつくから俺も興奮しちゃったんだから」
「興奮、しました?」
「うん」
「実はあたしもです。ほら……」

 そう言うと彼女は俺の手を自らの恥部へといざなう。すでにショーツは湿り気を帯びていた。

「どうですか? すぐにでもお使いいただけますよ」

 耳元でささやかれて、毛穴が開くほどぞくぞくした。ベッドに押し倒すといきり立ったモノをショーツをずらしてねじ込む。

「あああんっ! ふむぅ……ん」

 嬌声を出すもんだから唇で塞いでやる。俺は容赦なくガンガンに腰を打ちつける。
 彩音に比べて愛液の分泌がいいのか、強引に腰を振っても膣を痛める心配はないだろう。トロトロで動きやすいくらいなのにぎゅぅっとチンポに吸いついてくる。彩音とはまた違った味わいのある膣内である。
 チンポで膣壁を擦る度に快楽で溶けてしまいそうになる。琴音も目をとろんとさせて俺のチンポを味わっているようだった。
 彩音も待ってることだし、我慢せずにさっさと出してしまおう。俺は無言でラストスパートをかけ、遠慮なんて一切せず射精した。

 ドピュドピュドピュドピュドクドクドクドク!

 朝一番の精液を琴音の膣に放ってやる。彼女の膣は美味しそうに俺から放たれるミルクをぎゅっぎゅっと絞るように飲んでくれる。
 唇を離すといつもと変わらない笑顔で包みこんでくれる。

「ご主人様、あたしのオマンコ気持ち良かったですか?」
「ああ、最高だったぜ」
「ふふっ、よかったです」

 健気な彼女を、性器を繋げたまま強く抱きしめた。彩音に比べて細い。すっぽりと俺の腕に収まってしまう彼女が愛らしくて仕方なかった。

「琴音」
「なんですか?」
「今度の休みに三人で買い物にでも行くか? ほら、お前の分の家具も揃えてやりたいし」
「本当ですかっ」

 彼女の顔がぱぁっと輝く。ついでに目も輝いている。
 そりゃあ女の子だもんな。もっとおしゃれな部屋にしたいだろう。せっかくこれだけ俺に尽くしてくれてるんだしご褒美も必要だ。
 こうして、彩音の知らないところで俺達三人のお出かけ日が決定されたのであった。
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