もし学園のアイドルが俺のメイドになったら

みずがめ

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本編

2話目

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 おおっ! 夢みたいだ……夢みたいだ。夢みたいだ! 三回も言っちゃった。てへぺろ。

 俺の家に藤咲彩音がいる。あの学園のアイドルと呼ばれた藤咲が、である。
 そんな彼女が俺の、俺だけのメイドになったのだ。絶対服従だよこの野郎っ! どうしてくれようか!

 堂本は「あとはお若い者同士でごゆっくりと」と、お見合いかよというようなことを言い残して去って行った。気のきく大人はわりと好きだぜ。
 そして、俺たちは二人きりとなった。

「あの、会田くん」

 心なしか震え声の藤咲さん。まるで怯えているようだ。

「何? 藤咲さん」

 俺は紳士的に答える。

「えっと、その……」

 言い淀んだまま、彼女は黙りこんでしまう。俺は紳士な笑みを絶やさない。
 彼女の肩にそっと手を添える。その肩がビクリと震える。

「それじゃあ、家の中を案内するよ」
「あ、う、うん……」

 藤咲の戸惑うような雰囲気は変わらない。これからいっしょに住むのだ。慌てなくていい。
 うちは普通の一般家庭を想定してもそこそこ広い。家を買った時は両親ともに愛しまくってたらしい。たぶん兄妹いっぱい作る気だったんだろうなと思っている。無駄に部屋多いし。結局俺一人しかできなかったんだけどな。
 正直ほとんど用もない部屋も存在するのでほこりっぽいのはご容赦願いたい。だからね藤咲さん。あからさまな嫌な顔はやめてほしいかな。

「ここは藤咲さんの部屋ね。好きに使うといいよ」

 二階の空き部屋の一室をさして言った。もともと使っていなかったからちょうどいい。倉庫にすらなってないから本当に何もない。

「藤咲さんの荷物ってそれだけ?」

 藤咲が持っている鞄を見る。着替えくらいしか入ってないような大きさなのだが。

「うん」

 彼女は俯き加減に呟く。学園のアイドルとは思えないほど暗い雰囲気が漂っている。

「学校の教科書とか制服は?」
「……」

 無言で首を横に振る。俺は胸を叩いた。

「大丈夫。後から教科書も制服も届くように手配しているからね」

「え?」と藤咲。もう学校には行けないと思っていたのだろうな。目に輝きが戻ってきた。
 せっかく学園のアイドルが俺のメイドになったのだ。その肩書を失くしてしまうのは惜しい。
 だから前もって堂本には伝えている。まあ、学費なんかもこっちもちになるんだけどな。金銭的には問題ない。

 藤咲の目が、俺を良い人認定しようとしているのがわかる。堂本から聞いていたご主人様像とは違うのだろう。絶望から希望に変わる瞬間だった。

 ま、いつまでそう思っていられるかな(ゲス顔)。


  ※ ※ ※


 案内を終えてリビングに戻る。掃除、洗濯、料理など彼女に任せられそうだ。ただの家政婦の仕事みたいで安心だ、そんな藤咲の心が透けて見えそうだった。
 彼女はやる気になっていた。ここでメイドという名の家政婦として働こうという意志を感じる。

 それを嘲笑うかのように、俺は後ろから藤咲のスカートをめくった。

「きゃっ!?」

 かわいらしい悲鳴。手で押さえようとするのを俺は「コラッ」の一言で押しとどめる。
 やっぱり我慢なんてできないな。うん。キミの美貌が俺を狂わせるのだよ。ふふふ。

「藤咲さんは俺のメイドだよね?」
「あ……」

 希望が絶望に変わる瞬間。俺はその瞬間を見た。藤咲は覚悟したのか唇をキュッと締める。

「わかってるよね?」
「……はい」

 彼女らしからぬ弱々しい返事。今はそれでいい。まずは自分の欲望に従おう。
 俺は屈む。藤咲のお尻が眼前に広がる。

「パンツってメイド服といっしょに支給されたものじゃなくて自分の?」
「……はい」
「そっか。じゃあ学園でこのパンツ履いてたりするのかな」
「……そうです」

 ふむ、純白のパンツである。装飾は少ないが、藤咲の純な感じが出ていいんじゃないかな。俺は好きだぜ。

「似合ってるよ藤咲さん」
「……」

 おっと返事がないぞ。俺は鼻をパンツに近づけてふんふんと嗅いでみる。
「やぁっ」と嫌がる声。しかし動けない。メイドがご主人様のやることに異議を唱えるなんてできやしないからだ。
 そう、俺の立場は完全に藤咲彩音の上にあるのだから。

 俺は顔を離して、めくり上げていたスカートも下ろす。パンツが見えなくなるが大丈夫。

「藤咲さん。こっち向いて」

 彼女は言う通りに俺の正面に向く。表情はいつもの輝きが曇っていた。

「今度は自分からパンツを見せてごらん」
「え?」
「あれ、聞こえなかったの? スカートを上げればいいんだよ。簡単でしょ」

 藤咲が沈黙する。しかし、しばらくすると、おずおずと手が動いた。
 俺は絶景を拝むために膝を床につけて待った。傍から見ると立ってる藤咲の方がご主人様って感じだな。
 手がスカートを掴む。震えながらもたくし上げていく。本当に従順だな。
 スカートの長さは膝が隠れる程度である。それがどんどん上がっていく。
 白くてムチムチとした太腿が露わになる。こんなにも美しいものなのか。俺は藤咲の脚線美に見とれた。
 そして、純白のパンツが現れる。さっき後ろから見たのに、前から見るとこれまた違った印象を抱かせる。

「そのままだよ。そのままじっとしてるんだ」

 藤咲は見てられないとばかりに目を瞑ってしまう。震えるまつ毛がかわいいと思った。正直、興奮する。

 それじゃあ早速。俺は前進する。視界は彼女のパンツでいっぱいになった。
 におい嗅いじゃおうっと。ふんふん。

「……っ」

 藤咲は声を漏らさないように唇を閉めたままだ。彼女の恥ずかしい声が聞けないのは残念だが、今はこっちの本丸を堪能しようではないか。

「ああ、なんて芳しいんだ」

 パンツという決して綺麗な物ではないはずなのに、どうしたことかいい匂いしかしない。摩訶不思議である。
 さすが藤咲彩音。レベルが違うぜ。

「きゃあっ!」

 またしてもかわいらしい声。それもそのはず、俺の指は彼女のワレメをなぞっていたからである。

「や、あ……」

 かすれた彼女の声が俺の興奮を煽る。上下にこすったり強く押してみたりもする。

「あっ……やん……くぅ……」

 藤咲も声を我慢することができなくなったようだ。俺の指が唸るぜ!
 押して押して、擦って擦って、少し円を描くようになぞる。未知の触感だった。
 だがしかし。

「うーん」

 なかなか濡れてこないな。こうやっていじりまくってたらびしょびしょになるもんじゃないの? 俺のやり方がおかしいのか? 初めていじるもんだからよくわからん。
「私、もう我慢できないっ」という藤咲の言葉を待っているのに、彼女は言葉を紡ぎそうにない。耐える様子から苦痛でも感じてそうだ。
 AVとかマンガの通りにはいかないのか。現実の厳しさを知ってしまった。これが現実なのよね。

 というか、藤咲を興奮させる前に俺の興奮が収まらないんですけど。勃起したチンポが痛くなってきた。光って唸りそうだぜ。
 くっ、まずは俺の熱くたぎるものを抑えなければ。じゃないとまともな思考ができそうにない。

 顔と手を離すと俺は立ち上がった。「下せ」と俺が言わないためか藤咲は手をスカートから離さない。健気だ。
 でも俺が離れたのをわかったからかチラリとこっちを観る。目が合う。しかしすぐにそらされた。
 俺は構わずズボンを下ろす。いっしょにパンツも脱げた。ちょうどいい、全部脱いでしまえ。俺はズボンとパンツを放り投げた。下半身丸出しである。
 藤咲を見る。俺の目は血走っているに違いない。藤咲震えてるし。かわいそうに。

「君は俺の命令には逆らえない。そうだな?」
「……」
「返事は?」
「は、はい」

 了承を得た。これは合意の上のことだという証明だ。

「よし。スカートから手を離していいぞ」

 スカートがはらりと落ちる。パンツが見れないのは少々勿体ないが今はそれ以上のことを求めたい。
 俺は手を腰に当てて軽く腰ふりをする。勃起したチンポがブルンブルン揺れる。
 俺が言うのもなんだが、大して大きくもないし皮も被っていてあまり立派な男性器ではない。しかしこの場で言えば見られることに羞恥はなかった。むしろ快感である。

「俺の前にひざまずけ」
「……はい」

 諦めたように頷く藤咲。メイド服をしわにしないようにその場でひざまずくと、ちょうど彼女の顔が俺のチンポの前にきた。やばい。心臓がバクバクしてる。
 それでも俺は尊大な態度を続ける。

「藤咲さん。男のこれ、見るの初めて?」

「これ」の部分でチンポを藤咲の顔に近づける。触れてはいない。でも臭いはわかる距離。

「……」
「答えなさい」
「は、初めて……です」

 羞恥のためか彼女の耳は真っ赤だ。かわいいなぁ。

「本当に? 父親のくらいはみたことあるでしょ?」
「あるけど……、お父さんのはこんなになってなかったから」
「こんなにって?」
「こんなに……大きくなってなかったから」

 ちゃんと答えた藤咲の頭を撫でる。長くて黒く美しい髪だ。撫でるとサラサラとした感触が伝わってくる。手触りが良くて何度も撫でてしまう。
 彼女は俺のものを目に入れないようにしている。視線を外しているのがばれないとでも思っているのか。甘いな。

「藤咲さん」
「はい」
「……これ、触って」

 ぐいっと腰を突き出して言った。言ったぞ俺は!
 おずおずと、白く長く細い指が動く。その反応が嫌がっているものだとわかる。でも、彼女は俺の言うことに逆らったりしない。いや、逆らえないのだ。

 そして、触れた。

「!!」

 俺に電流走る。
 目線を下に、藤咲彩音がいる。そしてその手は俺のチンポにあった。
 学園で一番美しい手が、俺の汚いそれに触れ合った。視覚と触覚で感じている。夢じゃない。

 それは、夢で見過ぎたせいで信じられない光景だった。
 でも、これが現実なのよね。現実でいいんですよね。

「あっ」

 藤咲が驚く。興奮しすぎて限界まで勃起したはずのそれがさらに大きくなったからである。
 やっぱり女の子に触ってもらうのって自分でするのと違うんだなぁ。ぼんやりそう思った俺の脳はとろけている途中だったのかもしれない。

「じゃ、じゃあ、気持ち良くしてもらおうか。まずは上下に擦ってくれ」

 頭がショートしちゃいそう。でも俺の命令は止まらない。いや、ここで止めてはいけないのだ。意識を手放さないように踏ん張る。
 藤咲の手が動く。経験のない俺でもぎこちないことがわかる。それでも触ってもらっているという事実だけでイッてしまいそうだった。
 俺はぐっと堪える。脚に力を入れて倒れないようにする。歯を喰いしばって意識を保つ。
 藤咲は一所懸命に俺のチンポをしごいている。集中し出したのか目線はチンポに固定されている。もう目を逸らしたりはしていない。
 彼女の白い肌が興奮なのか、しごくという運動のためなのか、赤くなってきた。

 もう一度彼女の頭に手を添える。黒髪のキューティクルを証明するように天使の輪ができている。
 ああ、俺こんなかわいいこにしてもらってんだ。
 素人目で見ても彼女の手の動きは一向に慣れる気配はない。しかし藤咲彩音にしてもらうという事実だけでもうイク寸前だったりする。
 さて、どこに出すべきか。最初だしな。考えねば……。

「やばっ! うっ」
「え? きゃっ!?」

 考えがまとまる前に射精してしまった。
 一発目が顔にかかると、藤咲は思わずといった感じで亀頭を両手で覆った。おかげで二発目以降はすべて彼女の美しい手の中で出し切った。

「おっふ……」

 ぶるりと身体が震える。どうやら全部出たみたいだ。
 藤咲はどうしたらいいかわからない様子だ。無言で俺を見る。その角度の上目づかいは反則じゃあねえですか。

「おっと、零さないでね。床を汚したりでもすればメイド失格だぞ」
「は、はい」

 放出した白濁液が垂れてきたので注意すると、彼女は零さないように手のひらを上に向ける。ちょっと黄ばんだ精液がべっとりとついていた。藤咲の綺麗な手の上に俺の汚らしい精液がこびりついている。なんてエロいんだ。

 ここはあれだな、飲んでもらおう。そう思ってやめた。
 まだ藤咲とキスしてないや。それより先に精液や我がムスコに越されるというのはおかしな話だ。

「藤咲さんの好きなように処理していいよ。洗面所で流してきてもいいし、あれだったら飲んでもいいんだよ」

 だからこう言った。
 彼女は視線をあっちこっちに動かして、結局洗面所に向かった。遠くで水の流れる音が聞こえる。ま、そうするだろうな。
 ふぅ。とりあえず今はいいや。一発出してちょっと冷静になったしな。
 それに、これが夢じゃないことが証明された。俺は藤咲に何でも命令ができるんだ。
 そうぼんやり想いながら、俺は下半身丸出しでリビングで立ち尽くしていたのだった。
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