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第二部
127.できる奴は夏休みが始まった瞬間には宿題を終わらせている
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夏休み。学生で一番長い休暇である。
夏休み前には予定をいろいろと考えるものだ。それは前世の時からそうだった。そして、いつも計画倒れになるのが常である。
今世ではそうならないようにがんばってきた。今年はいつも以上、いや、特別な思い出になるようにと計画を立てていたりする。
「高木くん早いなぁ。もうほとんど宿題終わってるんやね」
「まあな」
今日は朝から佐藤とともに図書館で夏休みの宿題に勤しんでいた。久しぶりの勤勉コンビである。
ガリガリと手を動かす。本日の俺は宿題を消化するマシーンだ。
俺には夏休みで企んでいることがある。そのためにも宿題なんて煩わしいことは早めに終わらせるのだ。
佐藤も感心してはいるが、その手は動き続けている。将棋部の大会に専念するためにも気合いを入れて取り組んでいるようだ。
佐藤はすでに将棋部のエースである。一年生ながら、夏の大会で期待されている逸材だ。
「佐藤は順調か?」
言葉の端にいろんな意味で、と込めてみる。
「まあまあやね」
佐藤は手を動かしながら答える。この前の期末テストで順位を上げたらしい。小川さんがとても感心した様子だったのを覚えている。普通に教えているんだよな。
「高木くんも順調なん?」
いろんな意味で、という含みがある気がした。
「まあまあだな……」
この「まあまあ」は葵と瞳子のことについてである。
この前の期末テストでがんばったことで思ったことがある。俺を労わってくれる葵と瞳子についてだ。
彼女達に何かできないかと考えた。いつまでも同じことばかりしていられない。全力で二人のために、俺ができることをしたいのだ。
「……俺さ、八月まで短期のバイトするんだ」
「そうなんや。先生には許可取ったん?」
「もちろん。夏休み入る前に鮫島先生には話をつけてある」
うちの学校は先生に許可さえ取ればバイトができる。
これまで無駄遣いをしていなかったから金がないわけじゃない。ただ、これからの計画のために使う金は自分で稼いだものでありたかった。
俺のプライドの問題だ。それでも、それくらいの見栄を張れなくてはやり遂げられないと思った。
「まあ、がんばりや。何か僕にできることがあったら遠慮せえへんでええからね」
「ありがとな佐藤」
いつでも、どんな時でも佐藤は味方だ。
ありがたいことに俺を信頼してくれているのがわかる。俺だって佐藤を信頼している。前世から今まで、ずっと親友だって思っているのだから。
……だからさ、なんていうの? こう、そういう気持ちを伝えたいわけですよ。
親友だからって、呼び方を変える必要はないと思っていた。でもさ、下柳が親し気に「一郎」って呼ぶのを、密かに羨ましいと思ってしまっていた。
俺の方が佐藤との付き合いが長いのになぁ。これじゃあ下柳の方が佐藤の親友っぽいではないか。
「……」
でも、今さら呼び方を変えるのはどうなのだろうか。こんなことなら葵と瞳子みたいに最初から名前呼びすればよかった。なんて今になって後悔。
「ん? どうしたんや高木くん」
「い……いや、なんでもない……」
恋人がいても、まだまだスマートにはなれないようだ。修業が足りない。俺はどこまで年月を重ねれば成長できるのだろう。
それでも学力面は成長している。佐藤にわからないところを教えつつ、自分の宿題を終わらせていった。
「ふぅー。ちょっと休憩するわ」
「そうだな。けっこう時間経ってたな」
少し休憩しようと席を立つ。ずっと座りっぱなしというのも体に悪いだろう。
佐藤といっしょに飲み物を買いに自販機へと向かう。
「あっ」
「む……」
「野沢先輩やないですか」
その途中で野沢くんと遭遇した。
驚く俺達とは対照的に、野沢くんの反応は眉を上げるだけだった。まだ十代とは思えないほど冷静だ。
「佐藤と……高木か」
そうです、高木です。相変わらずの嫌そうな顔なことで。
小学生の頃に比べて目つきが険しくなったからか、俺に向ける目が睨んでいるように見える。別にいつも俺を睨んでいるわけじゃない、と信じたいね。
「野沢先輩も勉強しに来はったんですか?」
「まあな。図書館は静かだから集中できる」
「受験生やから大変ですね」
佐藤と野沢くんが会話を始めた。佐藤相手だと普通の対応だな。別にいいんだけども。
ここで俺も会話に参加したいものだが、空気を悪くしてしまいそうで踏み出せなかった。姉が相手ならむしろ輪に入れてくれそうなものなのにな。野沢先輩が恋しいです。
「そうや。せっかくやから高木くんにあのこと相談してみいひんですか?」
「おい! 余計なことを言うな佐藤!」
「あのこと?」
佐藤がぽんと手を叩いて提案をする。なんのことだかわからない俺は首をかしげるだけだ。
しかし、笑顔で提案した佐藤とは対照的に、野沢くんは渋い顔を作る。
「あれや。夏休み明けてすぐに次の生徒会役員を決めなあかんやろ。それに高木くんを推薦したらどうかなって話や」
「はい? 俺が生徒会?」
まったく意識もしていなかった話題に目を丸くしてしまう。
そういえば、野沢くんは生徒会長だったか。だからこそ俺には縁がないとも思っていたのだが。
「中学の時に生徒会役員に入っていたわけじゃないし、なんで俺の名前が挙がるんだ?」
「生徒会やないけど、高木くん柔道部の部長経験があるやんか。責任感のある役職が向いとるって、僕は思っとるんよ」
さらりと高評価されて照れてしまう。佐藤のそういうところ、割と人たらしだと思うんだ。
「別に、高木である必要もないがな」
野沢くんはフンッ、と鼻を鳴らす。現会長からは歓迎されてないみたいなんだけど。
「そんなこと言っててええんですか? はよ決めな困るのは先輩やないですか。だから僕に一年の中で候補になりそうな人を聞いてきたんやないですか」
佐藤にそう言われて、野沢くんはうぐぅと呻く。どういうことだ?
「フンッ。自分の学校のこともろくに知らないのか」
「そういう言い方しなくてもええやないですか。それに、生徒会がどんな仕事をして、どんな仕組みで動いているのか、全校生徒みんながみんな把握しているわけやないですよ」
人をフォローすることにかけて、佐藤の右に出る者はそうはいないだろう。だってほら、あの野沢くんがなだめられちゃってるよ。
ろくにものを知らない俺は、佐藤から生徒会長選挙について聞かせてもらったのだった。
次期生徒会長は候補者の中から全校生徒の投票で決められる。候補者は自薦他薦問わない。
だけど、他の役員に関しては現生徒会の推薦で決められる。もしも話し合いの中で推薦する人がいなければ、次期生徒会長が決まってから、その会長直々に役員を探さなければならない。
「一応言っておくが、高木を会長に推薦する気はないぞ」
「一年の俺が推薦されたらそっちの方が驚きますって」
でも、何かしらの役員には推薦してもいいとは思っているようだ。
生徒会か……。俺は部活に入っていないし、手が空いていると思われたのだろう。
部活に入らず、葵と瞳子のために時間を作れないかと考えていた。だけど、それを自分を高めない言い訳にしてはいけない。そのことをこの間の期末テストで思い知ったばかりだった。
こんな話が出なければ、生徒会に興味を持たなかっただろう。前世でも縁のない役職であったし、今の俺でも務まるのかどうか、胸を張れるほどの自信があるわけじゃない。
ただ、責任を持って何かをやり遂げられたなら、胸を張りたい人の前で堂々とできるのではないかと思った。
「俺が力になれることでしたら、是非やらせてください」
チャンスだと思った。目標とする立派な大人ってやつには、責任感が不可欠なはずだ。
強い気持ちで野沢くんを見つめる。強さを見せなければ、彼が俺を受け入れることはないだろう。
「フン。……いいだろう。認めてやる」
野沢会長の推薦により、俺は生徒会役員になれそうだ。
「よかったやないですか野沢先輩、これで垣内先輩の負担を減らせますね」
「佐藤! お前わざとだろ! わざと言っているんだろ!」
野沢くんは両手で佐藤の頬を圧迫する。ひょっとこ顔になった佐藤から「ふひはへん」とやる気のない謝罪の言葉が漏れ出る。思った以上に仲良しだな。
「垣内先輩って?」
「高木くんが生徒会に入るならすぐわかるで」
つまり生徒会の関係者らしい。すぐわかるっていうなら今聞きださなくてもいいだろうか。
「今の二年生から推薦する役員は決まっているが、一年生にも経験させておきたい。他にも誰かいればいいんだがな」
「その生徒会ってわたしでもいいの? すごく興味があるわ」
野沢くんの言葉に反応したのは、俺でも佐藤でもなかった。
声の方向を見れば、不敵に笑う金髪の少女。英国の気品を雰囲気だけでかもし出している。
クラスメートのクリスが、腰に手を当て堂々とした態度で立っていた。
夏休み前には予定をいろいろと考えるものだ。それは前世の時からそうだった。そして、いつも計画倒れになるのが常である。
今世ではそうならないようにがんばってきた。今年はいつも以上、いや、特別な思い出になるようにと計画を立てていたりする。
「高木くん早いなぁ。もうほとんど宿題終わってるんやね」
「まあな」
今日は朝から佐藤とともに図書館で夏休みの宿題に勤しんでいた。久しぶりの勤勉コンビである。
ガリガリと手を動かす。本日の俺は宿題を消化するマシーンだ。
俺には夏休みで企んでいることがある。そのためにも宿題なんて煩わしいことは早めに終わらせるのだ。
佐藤も感心してはいるが、その手は動き続けている。将棋部の大会に専念するためにも気合いを入れて取り組んでいるようだ。
佐藤はすでに将棋部のエースである。一年生ながら、夏の大会で期待されている逸材だ。
「佐藤は順調か?」
言葉の端にいろんな意味で、と込めてみる。
「まあまあやね」
佐藤は手を動かしながら答える。この前の期末テストで順位を上げたらしい。小川さんがとても感心した様子だったのを覚えている。普通に教えているんだよな。
「高木くんも順調なん?」
いろんな意味で、という含みがある気がした。
「まあまあだな……」
この「まあまあ」は葵と瞳子のことについてである。
この前の期末テストでがんばったことで思ったことがある。俺を労わってくれる葵と瞳子についてだ。
彼女達に何かできないかと考えた。いつまでも同じことばかりしていられない。全力で二人のために、俺ができることをしたいのだ。
「……俺さ、八月まで短期のバイトするんだ」
「そうなんや。先生には許可取ったん?」
「もちろん。夏休み入る前に鮫島先生には話をつけてある」
うちの学校は先生に許可さえ取ればバイトができる。
これまで無駄遣いをしていなかったから金がないわけじゃない。ただ、これからの計画のために使う金は自分で稼いだものでありたかった。
俺のプライドの問題だ。それでも、それくらいの見栄を張れなくてはやり遂げられないと思った。
「まあ、がんばりや。何か僕にできることがあったら遠慮せえへんでええからね」
「ありがとな佐藤」
いつでも、どんな時でも佐藤は味方だ。
ありがたいことに俺を信頼してくれているのがわかる。俺だって佐藤を信頼している。前世から今まで、ずっと親友だって思っているのだから。
……だからさ、なんていうの? こう、そういう気持ちを伝えたいわけですよ。
親友だからって、呼び方を変える必要はないと思っていた。でもさ、下柳が親し気に「一郎」って呼ぶのを、密かに羨ましいと思ってしまっていた。
俺の方が佐藤との付き合いが長いのになぁ。これじゃあ下柳の方が佐藤の親友っぽいではないか。
「……」
でも、今さら呼び方を変えるのはどうなのだろうか。こんなことなら葵と瞳子みたいに最初から名前呼びすればよかった。なんて今になって後悔。
「ん? どうしたんや高木くん」
「い……いや、なんでもない……」
恋人がいても、まだまだスマートにはなれないようだ。修業が足りない。俺はどこまで年月を重ねれば成長できるのだろう。
それでも学力面は成長している。佐藤にわからないところを教えつつ、自分の宿題を終わらせていった。
「ふぅー。ちょっと休憩するわ」
「そうだな。けっこう時間経ってたな」
少し休憩しようと席を立つ。ずっと座りっぱなしというのも体に悪いだろう。
佐藤といっしょに飲み物を買いに自販機へと向かう。
「あっ」
「む……」
「野沢先輩やないですか」
その途中で野沢くんと遭遇した。
驚く俺達とは対照的に、野沢くんの反応は眉を上げるだけだった。まだ十代とは思えないほど冷静だ。
「佐藤と……高木か」
そうです、高木です。相変わらずの嫌そうな顔なことで。
小学生の頃に比べて目つきが険しくなったからか、俺に向ける目が睨んでいるように見える。別にいつも俺を睨んでいるわけじゃない、と信じたいね。
「野沢先輩も勉強しに来はったんですか?」
「まあな。図書館は静かだから集中できる」
「受験生やから大変ですね」
佐藤と野沢くんが会話を始めた。佐藤相手だと普通の対応だな。別にいいんだけども。
ここで俺も会話に参加したいものだが、空気を悪くしてしまいそうで踏み出せなかった。姉が相手ならむしろ輪に入れてくれそうなものなのにな。野沢先輩が恋しいです。
「そうや。せっかくやから高木くんにあのこと相談してみいひんですか?」
「おい! 余計なことを言うな佐藤!」
「あのこと?」
佐藤がぽんと手を叩いて提案をする。なんのことだかわからない俺は首をかしげるだけだ。
しかし、笑顔で提案した佐藤とは対照的に、野沢くんは渋い顔を作る。
「あれや。夏休み明けてすぐに次の生徒会役員を決めなあかんやろ。それに高木くんを推薦したらどうかなって話や」
「はい? 俺が生徒会?」
まったく意識もしていなかった話題に目を丸くしてしまう。
そういえば、野沢くんは生徒会長だったか。だからこそ俺には縁がないとも思っていたのだが。
「中学の時に生徒会役員に入っていたわけじゃないし、なんで俺の名前が挙がるんだ?」
「生徒会やないけど、高木くん柔道部の部長経験があるやんか。責任感のある役職が向いとるって、僕は思っとるんよ」
さらりと高評価されて照れてしまう。佐藤のそういうところ、割と人たらしだと思うんだ。
「別に、高木である必要もないがな」
野沢くんはフンッ、と鼻を鳴らす。現会長からは歓迎されてないみたいなんだけど。
「そんなこと言っててええんですか? はよ決めな困るのは先輩やないですか。だから僕に一年の中で候補になりそうな人を聞いてきたんやないですか」
佐藤にそう言われて、野沢くんはうぐぅと呻く。どういうことだ?
「フンッ。自分の学校のこともろくに知らないのか」
「そういう言い方しなくてもええやないですか。それに、生徒会がどんな仕事をして、どんな仕組みで動いているのか、全校生徒みんながみんな把握しているわけやないですよ」
人をフォローすることにかけて、佐藤の右に出る者はそうはいないだろう。だってほら、あの野沢くんがなだめられちゃってるよ。
ろくにものを知らない俺は、佐藤から生徒会長選挙について聞かせてもらったのだった。
次期生徒会長は候補者の中から全校生徒の投票で決められる。候補者は自薦他薦問わない。
だけど、他の役員に関しては現生徒会の推薦で決められる。もしも話し合いの中で推薦する人がいなければ、次期生徒会長が決まってから、その会長直々に役員を探さなければならない。
「一応言っておくが、高木を会長に推薦する気はないぞ」
「一年の俺が推薦されたらそっちの方が驚きますって」
でも、何かしらの役員には推薦してもいいとは思っているようだ。
生徒会か……。俺は部活に入っていないし、手が空いていると思われたのだろう。
部活に入らず、葵と瞳子のために時間を作れないかと考えていた。だけど、それを自分を高めない言い訳にしてはいけない。そのことをこの間の期末テストで思い知ったばかりだった。
こんな話が出なければ、生徒会に興味を持たなかっただろう。前世でも縁のない役職であったし、今の俺でも務まるのかどうか、胸を張れるほどの自信があるわけじゃない。
ただ、責任を持って何かをやり遂げられたなら、胸を張りたい人の前で堂々とできるのではないかと思った。
「俺が力になれることでしたら、是非やらせてください」
チャンスだと思った。目標とする立派な大人ってやつには、責任感が不可欠なはずだ。
強い気持ちで野沢くんを見つめる。強さを見せなければ、彼が俺を受け入れることはないだろう。
「フン。……いいだろう。認めてやる」
野沢会長の推薦により、俺は生徒会役員になれそうだ。
「よかったやないですか野沢先輩、これで垣内先輩の負担を減らせますね」
「佐藤! お前わざとだろ! わざと言っているんだろ!」
野沢くんは両手で佐藤の頬を圧迫する。ひょっとこ顔になった佐藤から「ふひはへん」とやる気のない謝罪の言葉が漏れ出る。思った以上に仲良しだな。
「垣内先輩って?」
「高木くんが生徒会に入るならすぐわかるで」
つまり生徒会の関係者らしい。すぐわかるっていうなら今聞きださなくてもいいだろうか。
「今の二年生から推薦する役員は決まっているが、一年生にも経験させておきたい。他にも誰かいればいいんだがな」
「その生徒会ってわたしでもいいの? すごく興味があるわ」
野沢くんの言葉に反応したのは、俺でも佐藤でもなかった。
声の方向を見れば、不敵に笑う金髪の少女。英国の気品を雰囲気だけでかもし出している。
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