56 / 172
第一部
56.本郷永人は忘れられない
しおりを挟む
あれは小学三年生の頃のことだった。
同じクラスに木之下瞳子という女子がいた。銀色の髪に青色の瞳をしていて、みんなとは違ってて目立っていた。
「先に言っとくけど、あたしに触ったらぶっ飛ばすわよ」
クラスの男子に向かってギロリと睨みつけながらそんなことを言っていた。女子のくせに、とは言えない空気だった。それほどの迫力があったのだ。
そのおかげなのか、木之下に群がろうとする男子はいなかった。それでも遠くから木之下を見つめる男子はいた。確かにあの見た目は珍しいからな。俺だって初めて見た時は二度見どころか三度見くらいしてた。
反対に俺にはたくさんの女子が群がってきた。よくわからないけどきゃーきゃーとうるさい。木之下みたいに「ぶっ飛ばす」とでも言ってみようか。そんなことを言ったのがばれたら母さんにボコボコにされるな。やっぱやめとこう。
俺にとって学校は勉強しなきゃいけないからできれば行きたくない場所だった。体育ではクラスメートの男子に負ける気がしない。それよりもサッカーチームで練習している方が何倍も楽しかった。
「あんた、手を抜いてるんじゃないわよ」
「あ」
体育でサッカーをしている時だった。通っているサッカーチームに比べて楽勝過ぎてあくびが出そうになっていると、俺が持っていたボールを取られた。
取ったのは木之下だった。男子よりも鋭い動きでそのままゴールを決めていた。体育のサッカーで自分がやられるなんて思っていなかっただけに、間抜けにも口を開けてただ見ているだけしかできなかった。
たぶん、俺が木之下を意識したのはこの時からだったと思う。
本気を出せば俺の方が上だ。それは間違いない。それでも俺が本気を出せるのは木之下だけだったのだ。それが面白くて、体育が楽しいと初めて思ったんだ。
「なあなあ木之下。これからサッカーやるんだけどいっしょにやらね?」
「やらないわよ。あたしこれから俊成のところに行くんだから」
「俊成?」
木之下はあまり俺とは遊んでくれなかった。それがつまらなくてたまらなかった。
木之下以外の女子は俺が話しかければ嬉しそうに応えてくれる。というか聞いてないことまでしゃべっていてうざいくらいだった。
でも木之下はわざわざ俺に話しかけてこないし、俺が話しかけても素っ気ない。いつしか木之下にどうやったら反応してもらえるかと、そればかり考えるようになっていた。
木之下を見ていると数人仲良くしている女子がいるのに気づいた。木之下みたいに目立っているわけじゃない。地味な女子ばかりだ。
俺はそいつらに話しかけてみた。情報収集ってやつだ。
「なあお前、木之下と仲良いのか?」
「えっ!? ほ、本郷くん?」
「俺、聞いてんだけど」
「あ、う、うん……木之下さんとはと、友達だけど……」
「ふうん」
俺が話しかけたのは御子柴という女子だった。同じクラスの女子で木之下としゃべっているのを見たことがあったのだ。
そいつはとても地味な奴だった。それになんか着ている制服が汚い。ちゃんと洗濯してんのかって思った。
「お前、なんか臭いな」
思ったことをそのまま口にしていた。その時は何も考えてなかったけど、それを聞いていたクラスの奴等が御子柴を「臭い」と言うようになった。
俺は何も感じてはいなかった。御子柴がどんな気持ちになっていたかなんて一つも考えてなかったんだ。
「本郷! あんた女の子にひどいこと言ったんですってね!!」
俺は何もわからないまま木之下に張り倒されていた。
話を聞いていると木之下は御子柴がクラスのみんなから「臭い」とからかわれているのに気づいて問いただしたらしい。それで一番に言いだしたのが俺だと聞いて怒っているようだった。もちろん他にからかっていた奴らも怒られていた。
木之下に言われて俺は御子柴をいじめていたんだってやっと気づいた。いじめはよくないって母さんに言われてたのに、気づかずに俺はそれをやってたんだ。
「御子柴さんに謝るまで、あたしあんたを許さないから」
そう言われて、悪いことをしたんだっていうのが心に刺さった気がした。それなのに、わかってても謝るなんてかっこ悪くてできなかった。謝らない俺に対して、木之下はただでさえ素っ気なかった態度が余計に悪くなった。近づけば睨みつけられるようにもなった。
木之下にそんな態度を取られる度にいじめをしてしまったという気持ちが大きくなる。時間が経つにつれて段々と謝るのが難しくなってくる。
このまま時間が経てば、みんな俺が御子柴に言ってしまったことを忘れてくれないだろうか? いつしかそう思うようになっていった。
そうして何も言えないまま、俺は五年生になった。
※ ※ ※
高木に四年生のいじめを止めるために協力してくれと言われた。それを俺は咄嗟に断っていた。
俺は自分でも何を言うかわからない。男子ならいいけど、できるだけ女子を相手にはしたくなかった。
誰かをいじめたことのある俺が、いじめを止めるために協力するなんてできるわけがない。せっかく木之下と違うクラスになれて三年生の時のことを忘れられると思ったのにっ。
高木は余計なことをしようとしているんじゃないか? そう思うことによって高木から離れようと思った。いじめについて考えたくなかったから。俺はまた自分がやってしまったことから逃げようとしていたんだ。
「本郷。ちょっとこっちに来なさいよ」
休み時間になって話しかけられてまたかと思った。俺は協力なんてしないと断ろうとして、顔を上げてぎょっとした。
目の前には木之下がいた。腕を組んで席に座っている俺を見下ろしていた。
木之下には逆らえない。俺はついて行くしかなかった。
「俊成から聞いてるんでしょ? あんた、協力しなさい」
あんまり人のいない廊下にくると、木之下はそんなことを言った。
なんだか木之下に怒られた時のことを思い出してしまう。苦い記憶に顔が硬くなる。
「お、俺にはできないって……」
いじめに関わりたくない。そればかりが頭の中でいっぱいになる。
知らず誰かをいじめてまた怒られたくない。俺は失敗したくなかったんだ。
バン! と俺の顔の横を通過した木之下の手が壁を叩く。いきなりでびっくりしてしまった。ちょっとだけだけど殴られるかと思ってしまった。
「できないとかやりたくないとかそんなの聞きたくないのよ。あたしは協力しろって言ってんの」
ものすごく強引だった。木之下が俺を睨み上げている。強気な彼女に俺はびびっていた。木之下の青色の瞳に映っている俺の顔を見ているとそれがわかる。
息がかかりそうな距離で、木之下がはーと息を吐いた。
「……本郷あんた、ちゃんと後悔してるんでしょ」
「な、何が……?」
「御子柴さんのことよ」
木之下は忘れていなかった。俺への態度を考えればわかっていたけどショックだった。
木之下の顔が見れなくて横を向く。それなのに木之下はやめてはくれない。
「……ごめん。あたしもあんたに対して態度が悪かったわ。それは謝る」
頭を下げる木之下を見て信じられない気持ちになる。知らず目を見開いていた。なんで俺が彼女に謝られているのかわからなかった。悪いことをしたのは俺のはずなのに。
「でも」と言いながら木之下は頭を上げる。その目はやっぱり鋭かった。
「あんたが御子柴さんに謝らないなら許さないのは変わらないから。ちゃんと後悔してるんだったらあたし達に協力して、それから御子柴さんにも謝って。そうしないとあんただってずっと後悔したままじゃないの?」
「……」
何も言い返せなくて、その通りかもしれないと思ってしまった。いや違う。かもしれないじゃなくてその通りなんだ。
あの時言ってしまったことをずっと忘れられないでいる。いくら時間が経ったとしても、俺は御子柴を傷つけたことを後悔し続けるのかもしれない。
だからこれはチャンスなのだろう。
木之下はずっと俺を見つめ続けている。それがなんだか嬉しかった。俺はまだ彼女に忘れられていないんだ。
「……わかったよ。俺は木之下に協力するよ」
自分でも力のない笑顔になったのがわかる。いろんな気持ちがごちゃまぜになったような笑いが漏れた。
木之下がわずかにだけど口元を緩ませてくれた。それが初めて俺に向けられた彼女の笑顔なのかもしれなかった。
同じクラスに木之下瞳子という女子がいた。銀色の髪に青色の瞳をしていて、みんなとは違ってて目立っていた。
「先に言っとくけど、あたしに触ったらぶっ飛ばすわよ」
クラスの男子に向かってギロリと睨みつけながらそんなことを言っていた。女子のくせに、とは言えない空気だった。それほどの迫力があったのだ。
そのおかげなのか、木之下に群がろうとする男子はいなかった。それでも遠くから木之下を見つめる男子はいた。確かにあの見た目は珍しいからな。俺だって初めて見た時は二度見どころか三度見くらいしてた。
反対に俺にはたくさんの女子が群がってきた。よくわからないけどきゃーきゃーとうるさい。木之下みたいに「ぶっ飛ばす」とでも言ってみようか。そんなことを言ったのがばれたら母さんにボコボコにされるな。やっぱやめとこう。
俺にとって学校は勉強しなきゃいけないからできれば行きたくない場所だった。体育ではクラスメートの男子に負ける気がしない。それよりもサッカーチームで練習している方が何倍も楽しかった。
「あんた、手を抜いてるんじゃないわよ」
「あ」
体育でサッカーをしている時だった。通っているサッカーチームに比べて楽勝過ぎてあくびが出そうになっていると、俺が持っていたボールを取られた。
取ったのは木之下だった。男子よりも鋭い動きでそのままゴールを決めていた。体育のサッカーで自分がやられるなんて思っていなかっただけに、間抜けにも口を開けてただ見ているだけしかできなかった。
たぶん、俺が木之下を意識したのはこの時からだったと思う。
本気を出せば俺の方が上だ。それは間違いない。それでも俺が本気を出せるのは木之下だけだったのだ。それが面白くて、体育が楽しいと初めて思ったんだ。
「なあなあ木之下。これからサッカーやるんだけどいっしょにやらね?」
「やらないわよ。あたしこれから俊成のところに行くんだから」
「俊成?」
木之下はあまり俺とは遊んでくれなかった。それがつまらなくてたまらなかった。
木之下以外の女子は俺が話しかければ嬉しそうに応えてくれる。というか聞いてないことまでしゃべっていてうざいくらいだった。
でも木之下はわざわざ俺に話しかけてこないし、俺が話しかけても素っ気ない。いつしか木之下にどうやったら反応してもらえるかと、そればかり考えるようになっていた。
木之下を見ていると数人仲良くしている女子がいるのに気づいた。木之下みたいに目立っているわけじゃない。地味な女子ばかりだ。
俺はそいつらに話しかけてみた。情報収集ってやつだ。
「なあお前、木之下と仲良いのか?」
「えっ!? ほ、本郷くん?」
「俺、聞いてんだけど」
「あ、う、うん……木之下さんとはと、友達だけど……」
「ふうん」
俺が話しかけたのは御子柴という女子だった。同じクラスの女子で木之下としゃべっているのを見たことがあったのだ。
そいつはとても地味な奴だった。それになんか着ている制服が汚い。ちゃんと洗濯してんのかって思った。
「お前、なんか臭いな」
思ったことをそのまま口にしていた。その時は何も考えてなかったけど、それを聞いていたクラスの奴等が御子柴を「臭い」と言うようになった。
俺は何も感じてはいなかった。御子柴がどんな気持ちになっていたかなんて一つも考えてなかったんだ。
「本郷! あんた女の子にひどいこと言ったんですってね!!」
俺は何もわからないまま木之下に張り倒されていた。
話を聞いていると木之下は御子柴がクラスのみんなから「臭い」とからかわれているのに気づいて問いただしたらしい。それで一番に言いだしたのが俺だと聞いて怒っているようだった。もちろん他にからかっていた奴らも怒られていた。
木之下に言われて俺は御子柴をいじめていたんだってやっと気づいた。いじめはよくないって母さんに言われてたのに、気づかずに俺はそれをやってたんだ。
「御子柴さんに謝るまで、あたしあんたを許さないから」
そう言われて、悪いことをしたんだっていうのが心に刺さった気がした。それなのに、わかってても謝るなんてかっこ悪くてできなかった。謝らない俺に対して、木之下はただでさえ素っ気なかった態度が余計に悪くなった。近づけば睨みつけられるようにもなった。
木之下にそんな態度を取られる度にいじめをしてしまったという気持ちが大きくなる。時間が経つにつれて段々と謝るのが難しくなってくる。
このまま時間が経てば、みんな俺が御子柴に言ってしまったことを忘れてくれないだろうか? いつしかそう思うようになっていった。
そうして何も言えないまま、俺は五年生になった。
※ ※ ※
高木に四年生のいじめを止めるために協力してくれと言われた。それを俺は咄嗟に断っていた。
俺は自分でも何を言うかわからない。男子ならいいけど、できるだけ女子を相手にはしたくなかった。
誰かをいじめたことのある俺が、いじめを止めるために協力するなんてできるわけがない。せっかく木之下と違うクラスになれて三年生の時のことを忘れられると思ったのにっ。
高木は余計なことをしようとしているんじゃないか? そう思うことによって高木から離れようと思った。いじめについて考えたくなかったから。俺はまた自分がやってしまったことから逃げようとしていたんだ。
「本郷。ちょっとこっちに来なさいよ」
休み時間になって話しかけられてまたかと思った。俺は協力なんてしないと断ろうとして、顔を上げてぎょっとした。
目の前には木之下がいた。腕を組んで席に座っている俺を見下ろしていた。
木之下には逆らえない。俺はついて行くしかなかった。
「俊成から聞いてるんでしょ? あんた、協力しなさい」
あんまり人のいない廊下にくると、木之下はそんなことを言った。
なんだか木之下に怒られた時のことを思い出してしまう。苦い記憶に顔が硬くなる。
「お、俺にはできないって……」
いじめに関わりたくない。そればかりが頭の中でいっぱいになる。
知らず誰かをいじめてまた怒られたくない。俺は失敗したくなかったんだ。
バン! と俺の顔の横を通過した木之下の手が壁を叩く。いきなりでびっくりしてしまった。ちょっとだけだけど殴られるかと思ってしまった。
「できないとかやりたくないとかそんなの聞きたくないのよ。あたしは協力しろって言ってんの」
ものすごく強引だった。木之下が俺を睨み上げている。強気な彼女に俺はびびっていた。木之下の青色の瞳に映っている俺の顔を見ているとそれがわかる。
息がかかりそうな距離で、木之下がはーと息を吐いた。
「……本郷あんた、ちゃんと後悔してるんでしょ」
「な、何が……?」
「御子柴さんのことよ」
木之下は忘れていなかった。俺への態度を考えればわかっていたけどショックだった。
木之下の顔が見れなくて横を向く。それなのに木之下はやめてはくれない。
「……ごめん。あたしもあんたに対して態度が悪かったわ。それは謝る」
頭を下げる木之下を見て信じられない気持ちになる。知らず目を見開いていた。なんで俺が彼女に謝られているのかわからなかった。悪いことをしたのは俺のはずなのに。
「でも」と言いながら木之下は頭を上げる。その目はやっぱり鋭かった。
「あんたが御子柴さんに謝らないなら許さないのは変わらないから。ちゃんと後悔してるんだったらあたし達に協力して、それから御子柴さんにも謝って。そうしないとあんただってずっと後悔したままじゃないの?」
「……」
何も言い返せなくて、その通りかもしれないと思ってしまった。いや違う。かもしれないじゃなくてその通りなんだ。
あの時言ってしまったことをずっと忘れられないでいる。いくら時間が経ったとしても、俺は御子柴を傷つけたことを後悔し続けるのかもしれない。
だからこれはチャンスなのだろう。
木之下はずっと俺を見つめ続けている。それがなんだか嬉しかった。俺はまだ彼女に忘れられていないんだ。
「……わかったよ。俺は木之下に協力するよ」
自分でも力のない笑顔になったのがわかる。いろんな気持ちがごちゃまぜになったような笑いが漏れた。
木之下がわずかにだけど口元を緩ませてくれた。それが初めて俺に向けられた彼女の笑顔なのかもしれなかった。
0
お気に入りに追加
242
あなたにおすすめの小説

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?
みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。
普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。
「そうだ、弱味を聞き出そう」
弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。
「あたしの好きな人は、マーくん……」
幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。
よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。


まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編3が完結しました!(2024.8.29)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。

男女比1対99の世界で引き篭もります!
夢探しの旅人
恋愛
家族いない親戚いないというじゃあどうして俺がここに?となるがまぁいいかと思考放棄する主人公!
前世の夢だった引き篭もりが叶うことを知って大歓喜!!
偶に寂しさを和ますために配信をしたり深夜徘徊したり(変装)と主人公が楽しむ物語です!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる