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四章 決着編
第108話 迫る勇者一行
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何台もの馬車が街道を走っている。
その馬車一台一台が華美な装飾をされており立派なものだった。乗っているのは貴族とその護衛だろうと、見かけた誰もが予想した。
「ここが聖女の国かぁ。綺麗なところだね」
その中でも一番立派な馬車から、一人の青年が顔をのぞかせた。
青年は中性的な美貌の持ち主だった。陽光に照らされた色素の薄い髪がきらめき、綻んだ表情からはまだ大人にはなりきれない年齢なのだとうかがわせる。
見た目通りというべきか、彼の体は華奢であった。しかし、見る者が見れば隙のない気を張り巡らせていた。
青年の名はウィリアム。マグニカ三大戦力の一人である「剣神」から最高の弟子だと認められた男である。
「落ち着きなさいウィル。はやる気持ちもわかりますが、あと少しの辛抱なのですから」
ウィリアムに声をかけたのは馬車の中、対面に座る少女だった。
愛称で呼んだ声色からは親しさを感じさせる。ウィリアムも大人しく頭を引っ込めて腰を下ろした。
少女は輝く金髪を側頭部で一まとめにしている。髪色と同じように、輝く美貌には誰もが見惚れてしまうだろう。
よくできた彫刻のように表情は動かない。しかし、その澄んだ碧眼からは何か感情をうかがわせた。
少女の名はクエミー・ツァイベン。かつて魔王を討伐した勇者の子孫であり、その力を受け継ぎマグニカ三大戦力として名を轟かせる一人である。
「クエミー」
「何ですか?」
「お腹空いてる?」
「いつ私がお腹を空かせていると言いましたか?」
空気が引き締まる。この場に第三者がいればウィリアムが失言してしまったと顔を青ざめさせるかもしれない。
「違った?」
ウィリアムに悪びれる様子はない。微笑む彼の表情からは一かけらの悪意も感じられなかった。
「違いません。お腹、空きましたね……」
長い旅路である。休憩を挟んでいるとはいえ、彼女も人の子。胃袋を働かせなければならない時間はやってくるのだ。
「もう少しの辛抱だよクエミー。次の村に着いたら食事をしよう。それまでがんばって」
「はい、がんばります……」
これは相当お腹を空かせているな。表情に乏しいクエミーではあるが、付き合いが長くなってきたウィリアムにはその心中を察せられた。
「まあクエミーがいつも通りで安心したよ。目的地が近くなるとなんだか緊張してくるからね」
「ウィルは緊張していますか?」
「まあね」
もうすぐエルと会える。そう思うだけでウィリアムの緊張は高まっていった。
「もうすぐ決着をつけられるんだ……少しくらい緊張してくれた方が、体は動いてくれる……」
穏やかだった眼差しが鋭いものへと変わる。
剣の腕だけなら当代の勇者と同等。それがウィリアムの実力である。クエミーも、その実力を疑わない。
ウィリアムとエルは同じ領地で過ごし、貴族と平民の違いがありながら交流があったという。
万が一にもウィリアムがエルの味方をしてしまったら? そんな不安材料は、彼の研ぎ澄まされた気の流れが杞憂なのだと、クエミーを安心させた。
馬車に揺られ、しばらく沈黙が続く。
その沈黙の時間は二人にとって不快なものではなかった。ただ穏やかに時間が流れていく。
時間が経つにつれて、目的地が近づくにつれて、心の刃が研ぎ澄まされているかのように二人の闘気が高まっていった。
※ ※ ※
「ここは村、なのか?」
ウィリアムは戸惑いながら辺りを見回す。
本日夜営すると定めていた村。そこは倒壊した家屋ばかりで、とても人が住んでいるようには思えない有様であった。
「どうやら魔物に襲われたようですね。それも大群と呼べるほどの数にです」
周辺を観察したクエミーはそう結論づける。
村のあちらこちらにつけられた傷痕。野盗ができるような破壊の痕跡ではない。明らかに強大な魔物によるものだった。
「そんな……」
まるで自分が痛めつけられたかのように、ウィリアムの顔が歪む。
もっと早くここまで辿り着けていれば、きっと結果は変わっていたはずなのに。そんなどうしようもない後悔が、彼の表情を見るだけで思わせた。
「何なんだアンタら? ここに何か用か?」
あまりの惨状に人の生存を諦めていたところに声がかかった。
クエミー達から離れた先。村の奥からひょっこりと男が現れた。
その男は全身を漆黒の鎧に包んでいた。鎧越しでも鍛え抜かれた肉体を想像させる。
「あなたは?」
クエミーが尋ねる。全身鎧の男は「やれやれ」とかぶりを振った。
「人に名を聞く前に名乗るのが礼儀だろう。それに、ここでは俺よりもアンタらの方がよそ者だ」
「失礼しました。私はクエミー・ツァイベン。マグニカ王国の勇者といえば理解してもらえますか?」
「当代の勇者か……」
男は大きく息を吐いてから名乗った。
「俺の名はサイラス。スカアルス王国で冒険者をやっている。『漆黒の翼』って言えば、ここらじゃけっこう有名なんだがな」
「『漆黒の翼』……。スカアルス王国のAランク冒険者パーティーですね」
「ほう、当代の勇者様にまで知られているとは思わなかった。俺もまだまだ捨てたものじゃないらしい」
サイラスはニヒルに笑う。歴戦の猛者といった風体には威圧感があった。
「俺達『漆黒の翼』はこの村の調査と復興に来た。ここ数日仲間が周辺を探っている。今のところ魔物の気配はないが、もうしばらく警戒は緩められない。悪いが勇者様だろうがもてなしてはやれないぞ」
「構いません。私達こそそんな大切な仕事の最中に邪魔をして申し訳ありません。ですが、もうすぐ日が暮れてしまいます。重ねて申し訳ありませんが、今晩ここに泊まってもよろしいでしょうか?」
「ああ。そもそも俺が許可をするしないの立場でもないからな。村の連中はいないから、好きにすればいい」
「いないって、村の人達はどうなったんですか……?」
クエミーとサイラスの会話に、ずっと黙っていたウィリアムが口を挟んだ。
サイラスは眉一つ動かさずに、声の主へと顔を向ける。
「半分は近隣の村に避難した。もう半分は、魔物どもにやられたらしい」
「そう、ですか……」
淡々と事実を告げられ、ウィリアムは肩を落とす。
「私達はこの国でエル・シエルという人物を発見したとの報を受けてきました。彼女は我々の手で捕縛しなければなりません。そのため、聖女ルーナに使者として参ると伝えてあります」
「……ほう」
サイラスの目が細まる。その目はクエミーを映し、ついでウィリアム。それから後ろに控える数十人の騎士へと向けられた。
「当代の勇者だけじゃなく、これほど多くの手練れを連れてくるとは……そのエル・シエルってのは相当厄介な奴だと見える」
「万が一にも彼女を逃がすわけにはいかないのです。他国であるスカアルス王国に、我らの不穏分子を野放しにするのは心苦しいですから」
クエミーとサイラスの視線が交錯する。何事もなかったかのようにサイラスが顔を逸らした。
「誰でもいい。水場を案内しよう。俺について来てくれ」
「ああ、それなら僕が行くよ。みんなは先に荷物を下ろして夜営の準備をしてて」
背を向けて歩き出すサイラスを、ウィリアムが追いかけた。
しばらく歩けば、クエミー達から見えなくなる。ウィリアムは口を開いた。
「あの、サイラスさん」
「何だ?」
顔だけで振り返るサイラス。
──その頬に、刃が添えられた。
「……何のつもりだ」
ウィリアムはサイラスに向かって剣を抜き放っていた。刃が夕日を照り返し、切れ味の鋭さを感じさせる。
中性的で妖しい美しさを持つ青年。そんな彼から、見た目では考えられないほどの危険な気配が漂っていた。
「質問するのは僕だ。……あなたはエルを知っているな?」
嘘は絶対に許さない。もし口にすることが嘘だと判断されれば、即座に刃がサイラスを血に染めるだろう。
「聖女は素直に彼女を引き渡すつもりなんかないんだ……。答えろ。エルは……どこにいる?」
ウィリアムの口の端が持ち上がる。彼を知る人が見れば目を見張るような、歪んだ笑みであった。
その馬車一台一台が華美な装飾をされており立派なものだった。乗っているのは貴族とその護衛だろうと、見かけた誰もが予想した。
「ここが聖女の国かぁ。綺麗なところだね」
その中でも一番立派な馬車から、一人の青年が顔をのぞかせた。
青年は中性的な美貌の持ち主だった。陽光に照らされた色素の薄い髪がきらめき、綻んだ表情からはまだ大人にはなりきれない年齢なのだとうかがわせる。
見た目通りというべきか、彼の体は華奢であった。しかし、見る者が見れば隙のない気を張り巡らせていた。
青年の名はウィリアム。マグニカ三大戦力の一人である「剣神」から最高の弟子だと認められた男である。
「落ち着きなさいウィル。はやる気持ちもわかりますが、あと少しの辛抱なのですから」
ウィリアムに声をかけたのは馬車の中、対面に座る少女だった。
愛称で呼んだ声色からは親しさを感じさせる。ウィリアムも大人しく頭を引っ込めて腰を下ろした。
少女は輝く金髪を側頭部で一まとめにしている。髪色と同じように、輝く美貌には誰もが見惚れてしまうだろう。
よくできた彫刻のように表情は動かない。しかし、その澄んだ碧眼からは何か感情をうかがわせた。
少女の名はクエミー・ツァイベン。かつて魔王を討伐した勇者の子孫であり、その力を受け継ぎマグニカ三大戦力として名を轟かせる一人である。
「クエミー」
「何ですか?」
「お腹空いてる?」
「いつ私がお腹を空かせていると言いましたか?」
空気が引き締まる。この場に第三者がいればウィリアムが失言してしまったと顔を青ざめさせるかもしれない。
「違った?」
ウィリアムに悪びれる様子はない。微笑む彼の表情からは一かけらの悪意も感じられなかった。
「違いません。お腹、空きましたね……」
長い旅路である。休憩を挟んでいるとはいえ、彼女も人の子。胃袋を働かせなければならない時間はやってくるのだ。
「もう少しの辛抱だよクエミー。次の村に着いたら食事をしよう。それまでがんばって」
「はい、がんばります……」
これは相当お腹を空かせているな。表情に乏しいクエミーではあるが、付き合いが長くなってきたウィリアムにはその心中を察せられた。
「まあクエミーがいつも通りで安心したよ。目的地が近くなるとなんだか緊張してくるからね」
「ウィルは緊張していますか?」
「まあね」
もうすぐエルと会える。そう思うだけでウィリアムの緊張は高まっていった。
「もうすぐ決着をつけられるんだ……少しくらい緊張してくれた方が、体は動いてくれる……」
穏やかだった眼差しが鋭いものへと変わる。
剣の腕だけなら当代の勇者と同等。それがウィリアムの実力である。クエミーも、その実力を疑わない。
ウィリアムとエルは同じ領地で過ごし、貴族と平民の違いがありながら交流があったという。
万が一にもウィリアムがエルの味方をしてしまったら? そんな不安材料は、彼の研ぎ澄まされた気の流れが杞憂なのだと、クエミーを安心させた。
馬車に揺られ、しばらく沈黙が続く。
その沈黙の時間は二人にとって不快なものではなかった。ただ穏やかに時間が流れていく。
時間が経つにつれて、目的地が近づくにつれて、心の刃が研ぎ澄まされているかのように二人の闘気が高まっていった。
※ ※ ※
「ここは村、なのか?」
ウィリアムは戸惑いながら辺りを見回す。
本日夜営すると定めていた村。そこは倒壊した家屋ばかりで、とても人が住んでいるようには思えない有様であった。
「どうやら魔物に襲われたようですね。それも大群と呼べるほどの数にです」
周辺を観察したクエミーはそう結論づける。
村のあちらこちらにつけられた傷痕。野盗ができるような破壊の痕跡ではない。明らかに強大な魔物によるものだった。
「そんな……」
まるで自分が痛めつけられたかのように、ウィリアムの顔が歪む。
もっと早くここまで辿り着けていれば、きっと結果は変わっていたはずなのに。そんなどうしようもない後悔が、彼の表情を見るだけで思わせた。
「何なんだアンタら? ここに何か用か?」
あまりの惨状に人の生存を諦めていたところに声がかかった。
クエミー達から離れた先。村の奥からひょっこりと男が現れた。
その男は全身を漆黒の鎧に包んでいた。鎧越しでも鍛え抜かれた肉体を想像させる。
「あなたは?」
クエミーが尋ねる。全身鎧の男は「やれやれ」とかぶりを振った。
「人に名を聞く前に名乗るのが礼儀だろう。それに、ここでは俺よりもアンタらの方がよそ者だ」
「失礼しました。私はクエミー・ツァイベン。マグニカ王国の勇者といえば理解してもらえますか?」
「当代の勇者か……」
男は大きく息を吐いてから名乗った。
「俺の名はサイラス。スカアルス王国で冒険者をやっている。『漆黒の翼』って言えば、ここらじゃけっこう有名なんだがな」
「『漆黒の翼』……。スカアルス王国のAランク冒険者パーティーですね」
「ほう、当代の勇者様にまで知られているとは思わなかった。俺もまだまだ捨てたものじゃないらしい」
サイラスはニヒルに笑う。歴戦の猛者といった風体には威圧感があった。
「俺達『漆黒の翼』はこの村の調査と復興に来た。ここ数日仲間が周辺を探っている。今のところ魔物の気配はないが、もうしばらく警戒は緩められない。悪いが勇者様だろうがもてなしてはやれないぞ」
「構いません。私達こそそんな大切な仕事の最中に邪魔をして申し訳ありません。ですが、もうすぐ日が暮れてしまいます。重ねて申し訳ありませんが、今晩ここに泊まってもよろしいでしょうか?」
「ああ。そもそも俺が許可をするしないの立場でもないからな。村の連中はいないから、好きにすればいい」
「いないって、村の人達はどうなったんですか……?」
クエミーとサイラスの会話に、ずっと黙っていたウィリアムが口を挟んだ。
サイラスは眉一つ動かさずに、声の主へと顔を向ける。
「半分は近隣の村に避難した。もう半分は、魔物どもにやられたらしい」
「そう、ですか……」
淡々と事実を告げられ、ウィリアムは肩を落とす。
「私達はこの国でエル・シエルという人物を発見したとの報を受けてきました。彼女は我々の手で捕縛しなければなりません。そのため、聖女ルーナに使者として参ると伝えてあります」
「……ほう」
サイラスの目が細まる。その目はクエミーを映し、ついでウィリアム。それから後ろに控える数十人の騎士へと向けられた。
「当代の勇者だけじゃなく、これほど多くの手練れを連れてくるとは……そのエル・シエルってのは相当厄介な奴だと見える」
「万が一にも彼女を逃がすわけにはいかないのです。他国であるスカアルス王国に、我らの不穏分子を野放しにするのは心苦しいですから」
クエミーとサイラスの視線が交錯する。何事もなかったかのようにサイラスが顔を逸らした。
「誰でもいい。水場を案内しよう。俺について来てくれ」
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背を向けて歩き出すサイラスを、ウィリアムが追いかけた。
しばらく歩けば、クエミー達から見えなくなる。ウィリアムは口を開いた。
「あの、サイラスさん」
「何だ?」
顔だけで振り返るサイラス。
──その頬に、刃が添えられた。
「……何のつもりだ」
ウィリアムはサイラスに向かって剣を抜き放っていた。刃が夕日を照り返し、切れ味の鋭さを感じさせる。
中性的で妖しい美しさを持つ青年。そんな彼から、見た目では考えられないほどの危険な気配が漂っていた。
「質問するのは僕だ。……あなたはエルを知っているな?」
嘘は絶対に許さない。もし口にすることが嘘だと判断されれば、即座に刃がサイラスを血に染めるだろう。
「聖女は素直に彼女を引き渡すつもりなんかないんだ……。答えろ。エルは……どこにいる?」
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