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四章 決着編
第105話 大切な存在のためなら覚悟はできている
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「エルさん、手が止まっていますよ」
「あっ、す、すみません」
オデッサさんに声をかけられて止まっていた手を動かす。
現在先輩メイドのオデッサさんと窓拭きをしていた。
城の窓は大きいし数も多い。一つ一つ丁寧に拭いていたら時間がいくらあっても足りない。
「だからって手抜きは許しませんよ」
「て、手抜きなんてしませんよ……」
ただ、魔法を使えばもうちょっと楽になるなーと思っただけで。水や風など、掃除に役立ちそうな魔法がありますし。
そんな意見を言うことはためらわれた。それくらいオデッサさんはわかっているだろうし。それでもわたしに自分の手で窓拭きをさせるのも意味があるのだと思う。奉仕精神を鍛えるとかさ。
「新人ですが、丁寧な仕事があなたの良いところです。基本を忘れず、奉仕する気持ちを常に心掛けてください」
「はい」
ほらやっぱり。新人は体と心に奉仕精神を宿さなければならないのだ。きっとオデッサさんもそうやって教えられたのだろう。
こうやってわたしはメイド業に励んでいる。掃除洗濯……ですらすべてをこなせているとは言えない。王城は広すぎるのだ。
それだけじゃない。ルーナ様とともに外出して、あいさつに回ったり人助けしたり何か依頼してたりしている。ぶっちゃけ連れ回されているだけなのでわたしにとってどうこうとかはない。
充実した日々を送っているわけじゃない。でも、安定した日々ではある。
何も問題を抱えていないのであれば、完璧ではないにしろ真面目にコツコツと奉仕できたらと思う。仕事は大変だけど、苦にはならないから。
でもそうじゃない。制限時間は刻々と近づいているわけで。同じ日々の繰り返しを享受し続けるなんてできっこないのだ。
それでも、わたしは動けずにいる。
思い出されるのはあの時のルーク様の言葉だ。
※ ※ ※
ルーク様の手によって、わたしの中からアウスが引きずり出された。
どうやってそんなことができたのか? そもそもなぜルーク様はわたしの中のアウスの存在を知ることができたのだろうか? そんな溢れる疑問に構っている余裕はなかった。
また会いたかった。そう思っていたのに、こうも唐突にその機会が訪れるとすぐには言葉が出なかった。
灰色の髪をおさげにした少女の姿。記憶の中の眠たげな目は見られず、完全にまぶたが閉じられていた。
揺すっても起きる様子はない。アウスは精霊なのだ。人のように眠っているのとは違うのだろう。
「ア、ウス……」
わたしの声はとても小さかった。耳を寄せなければ聞こえないほどの声量しか出てこない。
これでもはっきりと声を出したつもりだ。でも上手く声が出てくれなくて……。心配の声を上げたいのに、それが上手くできない気がした。
「あ……」
言葉が止まる。単語すらまともに発せない。
アウスと再会したかった。でも再会したらどうする? 怒ってもらえばいいのか? 意識のない、こんな状態のアウスから?
「……」
一言も発せなくなる。
アウスは目を覚まさない。こんな状態だったってのに、わたしは許しを請うことしか考えていなかった。
わたしの代わりに傷ついて消えてしまった。その瞬間を目の当たりにしておきながら、わたしは自分自身のことしか考えていなかった。そのことにようやく気付いた。
「そいつは、お前にとって大切な存在か?」
ひどく穏やかな声だった。それがルーク様の声だと気づくのに数秒かかってしまった。
「……はい」
さっきみたいに小さい声だった。なのにルーク様は「そうか」と頷いてくれた。
わたしがまだ小さい頃、アルベルトさんが契約させてくれた大精霊。なんだかんだ言いながら、わたしとずっといっしょにいてくれた。こんなわたしを助けてくれた。
前世含めて、あれだけ長い時間を共にした存在はいなかった。きっと呆れることが多かっただろうに、それでもわたしに接し続けてくれたんだ。
わたしの立場はもう取り返しがつかない。だから、せめてアウスだけはなんとかしたい。たくさんのものを失ってきたわたしだけれど、これだけは譲れない。そう思ってきたから生き続けてきた。
アウスに触れる。反応はない。目を覚ましてくれない。
魔力を与えればいいのか? それで目を覚ますならいくらでも捧げよう。わたしの全部がなくなったって惜しくない。
「無意味なことはやめておけ」
わたしの魔力がアウスに向かうよりも早く、ルーク様が言葉で止めた。
「無意味って……?」
「精霊は人とは違う存在だ。魔力の有無は関係ない。依り代に依存しているだけだからな」
「え?」
「……大精霊の存在は契約者に依存している。微精霊なら関係ないが、大精霊は契約者のオドから存在の核を映す」
ルーク様は静かに「つまり」と続けた。
「お前が元気でいることが一番の療法ってことだ」
つまり、下手に魔力を消費してしまうのは逆効果なのか。
そういえばアルベルトさんと出会う前、幼い頃のわたしって魔法を使っていなかった。
魔法だと思っていたのは全部微精霊の力だった。この時はまともに魔力がどうのって考えていなかったか。
精霊術は魔法に近いものではある。でも同じじゃない。人の魔力ではアウスの助けにはならない。彼女の核はそこにはなく、わたし自身にあるのだから。……たぶん。
「慌てるな、お前が契約し続けていればいつかは目を覚ます」
「ほ、本当ですか?」
ルーク様は「ああ」と首を縦に振ってくれた。なんだかさっきから優しい。
……何か裏とかあるんじゃないかな?
しかし彼のおかげでアウスとまた会うことができた。何か他に狙いがあるとしても、それだけは感謝しなければならない。
むしろわたしと引き換えにアウスが目を覚ますのなら望むところだ。それこそお礼とともにすべてを差し出そう。
「あ……」
感謝を口にしようとした時だった。
アウスの体が淡い光を放つ。それから徐々に姿が薄らいでいく。存在が消えてしまうみたいに。
「待って!」
「落ち着け」
取り乱しそうになったわたしを、ルーク様の落ち着いた声が止めた。
「あれはお前の中身に戻っただけだ。消えるわけじゃない。強引に引きずり出したが、本来は眠らせていた方がいい」
消えてしまうわけじゃない。それを聞いてなんとか平静を保つ。大丈夫だ、アウスが大丈夫なんだから……。
アウスが消えるまで見守り続けた。わたしの中に戻ったとはいうけれど、前と同じで何も感じ取ることはできなかった。
大丈夫と、自分に何度も言い聞かせた。わたしには信じることしかできないんだ。
「それで、ここからが本題なんだがな」
ルーク様の言葉に背筋を伸ばす。やっぱり何かあるのか?
「マグニカ王国から勇者の末裔が来る」
「え……?」
クエミーがここに?
「目的はお前だ。エル・シエルの身柄を引き渡せときた。さすがに魔物の軍勢を全滅させたとなれば情報は隠せない。騒ぎのこともあり、マグニカ三大戦力の一つを使う決断をしたようだ」
魔物の軍勢の相手をしたのはほとんどわたし以外の冒険者である。でもわたしはAランク冒険者になってしまったし、あの戦いで生き残ってしまったのなら覚悟しなければならないことだったのかもしれない。
けれどマグニカ王国からここスカアルス王国までの道中、他国をまたがなければならない。それだけ離れたこともあり、早々追われることはないと思っていた。実際に二年以上逃げ延びてこられた。
それに、仮に追ってきたとしてもクエミーが来るとは考えていなかった。貴重な三大戦力のうちの一人を簡単に追手としないだろうと考えていたからだ。
どうする? ここで身柄を拘束されるのか? クエミーがここに到着した瞬間に詰んでしまう。それほどの相手だ。
なら逃げてしまおうか? でもどこに……。
今さら逃げる場所なんてもう……。
「俺様の前で考え込むとかいい度胸だな」
「あだっ!?」
ルーク様から脳天にチョップを振り下ろされた。けっこう痛い……。いや本当に痛いっ。
わたしがベッドの上でうずくまっていると、彼はそんなこと知ったことかといった態度で言葉をかけてくる。尊大さを取り戻してしまったようだ。
「迷ってばかりの貴様に二つの道を示してやろう。猶予はそれほどないだろうが、選べ」
そうして差し出された選択肢に、わたしはすがった。大切な存在のために。それだけは譲れなかったから。
※ ※ ※
そうして今はメイド業に勤しんでいる。
逃げも隠れもしていない。これから先、逃げも隠れもしないとは言ってないけども。
本日の仕事が終わり、部屋で休んでいた時だった。
「やっと見つけましたぜエルさん。まさか本当に王城にいるとは驚きましたよ」
宵闇に紛れて、ゾランが窓からわたしの部屋に侵入した。
「あっ、す、すみません」
オデッサさんに声をかけられて止まっていた手を動かす。
現在先輩メイドのオデッサさんと窓拭きをしていた。
城の窓は大きいし数も多い。一つ一つ丁寧に拭いていたら時間がいくらあっても足りない。
「だからって手抜きは許しませんよ」
「て、手抜きなんてしませんよ……」
ただ、魔法を使えばもうちょっと楽になるなーと思っただけで。水や風など、掃除に役立ちそうな魔法がありますし。
そんな意見を言うことはためらわれた。それくらいオデッサさんはわかっているだろうし。それでもわたしに自分の手で窓拭きをさせるのも意味があるのだと思う。奉仕精神を鍛えるとかさ。
「新人ですが、丁寧な仕事があなたの良いところです。基本を忘れず、奉仕する気持ちを常に心掛けてください」
「はい」
ほらやっぱり。新人は体と心に奉仕精神を宿さなければならないのだ。きっとオデッサさんもそうやって教えられたのだろう。
こうやってわたしはメイド業に励んでいる。掃除洗濯……ですらすべてをこなせているとは言えない。王城は広すぎるのだ。
それだけじゃない。ルーナ様とともに外出して、あいさつに回ったり人助けしたり何か依頼してたりしている。ぶっちゃけ連れ回されているだけなのでわたしにとってどうこうとかはない。
充実した日々を送っているわけじゃない。でも、安定した日々ではある。
何も問題を抱えていないのであれば、完璧ではないにしろ真面目にコツコツと奉仕できたらと思う。仕事は大変だけど、苦にはならないから。
でもそうじゃない。制限時間は刻々と近づいているわけで。同じ日々の繰り返しを享受し続けるなんてできっこないのだ。
それでも、わたしは動けずにいる。
思い出されるのはあの時のルーク様の言葉だ。
※ ※ ※
ルーク様の手によって、わたしの中からアウスが引きずり出された。
どうやってそんなことができたのか? そもそもなぜルーク様はわたしの中のアウスの存在を知ることができたのだろうか? そんな溢れる疑問に構っている余裕はなかった。
また会いたかった。そう思っていたのに、こうも唐突にその機会が訪れるとすぐには言葉が出なかった。
灰色の髪をおさげにした少女の姿。記憶の中の眠たげな目は見られず、完全にまぶたが閉じられていた。
揺すっても起きる様子はない。アウスは精霊なのだ。人のように眠っているのとは違うのだろう。
「ア、ウス……」
わたしの声はとても小さかった。耳を寄せなければ聞こえないほどの声量しか出てこない。
これでもはっきりと声を出したつもりだ。でも上手く声が出てくれなくて……。心配の声を上げたいのに、それが上手くできない気がした。
「あ……」
言葉が止まる。単語すらまともに発せない。
アウスと再会したかった。でも再会したらどうする? 怒ってもらえばいいのか? 意識のない、こんな状態のアウスから?
「……」
一言も発せなくなる。
アウスは目を覚まさない。こんな状態だったってのに、わたしは許しを請うことしか考えていなかった。
わたしの代わりに傷ついて消えてしまった。その瞬間を目の当たりにしておきながら、わたしは自分自身のことしか考えていなかった。そのことにようやく気付いた。
「そいつは、お前にとって大切な存在か?」
ひどく穏やかな声だった。それがルーク様の声だと気づくのに数秒かかってしまった。
「……はい」
さっきみたいに小さい声だった。なのにルーク様は「そうか」と頷いてくれた。
わたしがまだ小さい頃、アルベルトさんが契約させてくれた大精霊。なんだかんだ言いながら、わたしとずっといっしょにいてくれた。こんなわたしを助けてくれた。
前世含めて、あれだけ長い時間を共にした存在はいなかった。きっと呆れることが多かっただろうに、それでもわたしに接し続けてくれたんだ。
わたしの立場はもう取り返しがつかない。だから、せめてアウスだけはなんとかしたい。たくさんのものを失ってきたわたしだけれど、これだけは譲れない。そう思ってきたから生き続けてきた。
アウスに触れる。反応はない。目を覚ましてくれない。
魔力を与えればいいのか? それで目を覚ますならいくらでも捧げよう。わたしの全部がなくなったって惜しくない。
「無意味なことはやめておけ」
わたしの魔力がアウスに向かうよりも早く、ルーク様が言葉で止めた。
「無意味って……?」
「精霊は人とは違う存在だ。魔力の有無は関係ない。依り代に依存しているだけだからな」
「え?」
「……大精霊の存在は契約者に依存している。微精霊なら関係ないが、大精霊は契約者のオドから存在の核を映す」
ルーク様は静かに「つまり」と続けた。
「お前が元気でいることが一番の療法ってことだ」
つまり、下手に魔力を消費してしまうのは逆効果なのか。
そういえばアルベルトさんと出会う前、幼い頃のわたしって魔法を使っていなかった。
魔法だと思っていたのは全部微精霊の力だった。この時はまともに魔力がどうのって考えていなかったか。
精霊術は魔法に近いものではある。でも同じじゃない。人の魔力ではアウスの助けにはならない。彼女の核はそこにはなく、わたし自身にあるのだから。……たぶん。
「慌てるな、お前が契約し続けていればいつかは目を覚ます」
「ほ、本当ですか?」
ルーク様は「ああ」と首を縦に振ってくれた。なんだかさっきから優しい。
……何か裏とかあるんじゃないかな?
しかし彼のおかげでアウスとまた会うことができた。何か他に狙いがあるとしても、それだけは感謝しなければならない。
むしろわたしと引き換えにアウスが目を覚ますのなら望むところだ。それこそお礼とともにすべてを差し出そう。
「あ……」
感謝を口にしようとした時だった。
アウスの体が淡い光を放つ。それから徐々に姿が薄らいでいく。存在が消えてしまうみたいに。
「待って!」
「落ち着け」
取り乱しそうになったわたしを、ルーク様の落ち着いた声が止めた。
「あれはお前の中身に戻っただけだ。消えるわけじゃない。強引に引きずり出したが、本来は眠らせていた方がいい」
消えてしまうわけじゃない。それを聞いてなんとか平静を保つ。大丈夫だ、アウスが大丈夫なんだから……。
アウスが消えるまで見守り続けた。わたしの中に戻ったとはいうけれど、前と同じで何も感じ取ることはできなかった。
大丈夫と、自分に何度も言い聞かせた。わたしには信じることしかできないんだ。
「それで、ここからが本題なんだがな」
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「マグニカ王国から勇者の末裔が来る」
「え……?」
クエミーがここに?
「目的はお前だ。エル・シエルの身柄を引き渡せときた。さすがに魔物の軍勢を全滅させたとなれば情報は隠せない。騒ぎのこともあり、マグニカ三大戦力の一つを使う決断をしたようだ」
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けれどマグニカ王国からここスカアルス王国までの道中、他国をまたがなければならない。それだけ離れたこともあり、早々追われることはないと思っていた。実際に二年以上逃げ延びてこられた。
それに、仮に追ってきたとしてもクエミーが来るとは考えていなかった。貴重な三大戦力のうちの一人を簡単に追手としないだろうと考えていたからだ。
どうする? ここで身柄を拘束されるのか? クエミーがここに到着した瞬間に詰んでしまう。それほどの相手だ。
なら逃げてしまおうか? でもどこに……。
今さら逃げる場所なんてもう……。
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「あだっ!?」
ルーク様から脳天にチョップを振り下ろされた。けっこう痛い……。いや本当に痛いっ。
わたしがベッドの上でうずくまっていると、彼はそんなこと知ったことかといった態度で言葉をかけてくる。尊大さを取り戻してしまったようだ。
「迷ってばかりの貴様に二つの道を示してやろう。猶予はそれほどないだろうが、選べ」
そうして差し出された選択肢に、わたしはすがった。大切な存在のために。それだけは譲れなかったから。
※ ※ ※
そうして今はメイド業に勤しんでいる。
逃げも隠れもしていない。これから先、逃げも隠れもしないとは言ってないけども。
本日の仕事が終わり、部屋で休んでいた時だった。
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