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四章 決着編
第101話 メイドvs執事
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メイドと執事の戦い。そんなものに需要があるとは思わなかった。
兵士であろう方々は釘付けである。ごくりと生唾を飲み込む音すら聞こえてくるほど真剣に見つめられている。
「ハァッ!」
何度目か。クラウドさんがわたしの放った岩の弾丸を砕いた。それも自らの拳で、である。
戦士タイプに必須の闘気ってやつだろう。さすがに拳だけでとなると驚かされる。
わたしの攻撃は通じない。速度と威力に申し分はないはずなのに、通じない。
「なんてね」
「むっ!?」
クラウドさんが飛び退く。
さっきまで彼がいた地面に拳大の石がめり込んでいた。わたしが放ったものだ。
岩の弾丸に隠れるようにして、小さな石の弾丸を放っていた。足を削ってやろうと思っていたのに、そう上手くはいかないか。
今度は足を止めずにステップを踏む。フットワークまでボクシングっぽいな。もしかしてこの国で流行ってる?
クラウドさんが体を振りながら接近してくる。守りに転じるわけにはいかない。
低い軌道で石の弾丸を連射。数十個の拳大の石が瞬きをする間に放たれた。
「ぬぅっ!?」
大きくステップをしてかわそうとする。けれど、着地した足が沈んだ。わたしの魔法でその地面はぬかるんでいる。
目を見開くクラウドさん。足元のぬかるみは闘気でなんとかできるものでもないらしい。
しかし体勢を崩したのは一瞬。すぐに立て直していた。さすがだ。
だろうと思って、その隙にゴーレムを三体ほど作ってみた。魔力を流し指を動かす。
「ゴーレムごときでは私を倒せませんぞ!」
でしょうね。ゴーレムの間から石の弾丸を放っておく。破砕音が聞こえるから全部打ち砕かれたのだろう。ゴーレムが削られてるのも感じられる。
この世界の住人は力づくでなんとかしてしまう連中ばかりで困ってしまう。わたしが同じようなことをしても上手くはいかない。
それは案外戦士タイプに多いというか。脳筋こそ最強と言われているようで腹が立つ。
「おりゃあっ!」
「む?」
なので、わたしも脳筋スタイルをやってみた。
魔法で身体を強化する。クラウドさんの闘気には及ばないけれど、戦える基準には届いたつもりだ。
肉弾戦を挑んでいるゴーレムに交じって突撃した。
わたしが接近戦をするのが意外だったようで、クラウドさんはしわを寄せて困惑顔を見せる。
その顔を見れただけでもう戦いが終わってもいい気がした。終わらない? もうちょっとがんばりましょうか。
ゴーレムの一体が腕を振り回す。クラウドさんの手の甲に弾かれる。
ゴーレムの一体が前蹴りを繰り出した。クラウドさんにかわされつつ足をかけられ、ゴーレムは転倒した。
ゴーレムの一体が体当たりをした。クラウドさんに腹の部分を殴られ、上半身と下半身がお別れしてしまった。
これらの行動は一瞬のうちに終わっていた。動体視力を強化していなければ、観客と化している兵士達のようにぽかんとしていたことだろう。
「さすがはクラウドさん。元Aランク冒険者なだけはありますね」
「ほう……知っておりましたか」
「有名人ですからね」
スカアルス王国で伝説を残したとされる冒険者パーティー『竜の牙』。その中でも最強と名高い『拳王』クラウド。
彼はドラゴンの攻撃をその身一つで受け切り、その両の拳で硬いうろこを持つはずのドラゴンを殴り殺したのだとか。にわかには信じられない話。だからこその伝説である。
それも何十年も前の話。けれどインパクトのある話であるのは間違いない。
彼が冒険者を引退した後、どうしているかは誰も知らなかった。もしやとは思ったが、まさか本当に本人だったとは。
「お恥ずかしい話ですが、私も衰えてしまいまして……。あなたのような新米メイドを相手するのが精いっぱいになりました」
ほっほっほっ。と笑っている。見た目通りのしゃがれた声。今は全盛期とは程遠いのだろう。
「ですが、いいでしょう」
クラウドさんが笑う。さっきまでの穏やかさはない。獰猛な笑みだ。
立ち上がろうとしていたゴーレムが吹き飛ばされる。砕かれバラバラになった残骸が壁にぶつかる。
わたしを丁寧に無力化しようとしていた。それがさっきまでの戦い方だったと知る。
今のは明らかに違った攻撃だ。相手を屠ることだけしか頭にないような一撃。
執事から粗野な冒険者に回帰したみたいだ。
「望むところです!」
ゴーレムは全滅した。次を作り出す余裕はない。クラウドさんに近づきすぎた。
でもそれでいい。
わたしの手にあるのは一振りの剣。今しがた作り出したばかりなので耐久力には期待できない。
「そんな剣で私の拳が斬れるとでも?」
「思ってませんよ」
剣を振るい、ゴーレムすら容易く破壊する拳とぶつかる。
勝ったのはもちろん、クラウドさんの拳だった。
けどタダでは終わらない。剣が小さな爆発を起こす。
魔力を暴走させたのだ。剣の形だとコントロールしやすくなった。心中上等の大爆発の経験が生きているらしい。
わたしは魔法で、クラウドさんは闘気で、それぞれ防御力が高かったのかダメージはない。
ダメージはなくてもいい。ちょっとだけ驚いてくれさえすれば、それでいい。
「また足をっ!?」
クラウドさんの足がぬかるみに取られる。もちろんわたしの仕業だ。
今度はただ滑らせるだけじゃない。
体勢を立て直す時間が一瞬にも満たないが確かに存在している。再び三体のゴーレムを生み出す。
「またゴーレムですか。次から次へと……大した魔力量だ」
「それだけが取り柄ですので」
距離が近くなればなるほど魔法の威力は増す。魔法が発動するまでの速度が増す。
ゴーレムに続いて、また手の中に剣を生成する。クラウドさんの視線が下がった。
命令を飛ばし、ゴーレムが飛びあがった。クラウドさんの視線が上がる。
三体のゴーレムを迎え撃とうとしている。それなりに重量があるってのに、その拳だけで容易く迎撃できるだろう。老いたとは言うが、彼は『拳王』だ。
ここでクラウドさんに斬りかかったらやられる。
近づいたけれど、接近戦を挑もうって気はない。彼の注意を引くだけでもいいのだ。
「ハァッ!」
常人では視認できないほどの速さで放たれる突きだ。わたしも身体能力を魔法で強化しているが、これを見てからかわすってのは無理だろう。
一撃で九発の突きが放たれる。あまりにも速すぎる。ショットガンの異名を送りたい。
拳が触れる瞬間、ゴーレムはぐにゃりと形を変えた。
「これは……泥?」
その通り。
上からゴーレムの重量分の泥。攻撃態勢に入ったクラウドさんは避けられない。
執事服が泥まみれになっていく。
「ぬおっ!?」
クラウドさんの身体が沈んだ。
「う、動きが、鈍く……」
なおもクラウドさんは沈む。わたしの魔法で地面が沼と化しているのだ。
さらにクラウドさんにかかった泥を硬質化。固定化と合わせれば、それなりには動きを阻害できるだろう。
とはいえ尋常ではない闘気を持っているに違いない。沼の中に生成したゴーレムでクラウドさんを引っ張る。
「う、おお……っ!」
抵抗される前に少しでもダメージを与えよう。岩の弾丸を続けて三発放った。
迎え撃とうとしてはいたが、動きが鈍い。三発の中の一つくらいは命中してくれるかも……。
そう思った時だった。
「え?」
クラウドさんに向かっていたはずの岩の弾丸が塵になったみたいにさらさらと消えてしまったのだ。
「はーい。そこまでー、対戦ありがとうございましたー」
ルーナ様の声。わたしの魔法を消したのは彼女だった。
兵士であろう方々は釘付けである。ごくりと生唾を飲み込む音すら聞こえてくるほど真剣に見つめられている。
「ハァッ!」
何度目か。クラウドさんがわたしの放った岩の弾丸を砕いた。それも自らの拳で、である。
戦士タイプに必須の闘気ってやつだろう。さすがに拳だけでとなると驚かされる。
わたしの攻撃は通じない。速度と威力に申し分はないはずなのに、通じない。
「なんてね」
「むっ!?」
クラウドさんが飛び退く。
さっきまで彼がいた地面に拳大の石がめり込んでいた。わたしが放ったものだ。
岩の弾丸に隠れるようにして、小さな石の弾丸を放っていた。足を削ってやろうと思っていたのに、そう上手くはいかないか。
今度は足を止めずにステップを踏む。フットワークまでボクシングっぽいな。もしかしてこの国で流行ってる?
クラウドさんが体を振りながら接近してくる。守りに転じるわけにはいかない。
低い軌道で石の弾丸を連射。数十個の拳大の石が瞬きをする間に放たれた。
「ぬぅっ!?」
大きくステップをしてかわそうとする。けれど、着地した足が沈んだ。わたしの魔法でその地面はぬかるんでいる。
目を見開くクラウドさん。足元のぬかるみは闘気でなんとかできるものでもないらしい。
しかし体勢を崩したのは一瞬。すぐに立て直していた。さすがだ。
だろうと思って、その隙にゴーレムを三体ほど作ってみた。魔力を流し指を動かす。
「ゴーレムごときでは私を倒せませんぞ!」
でしょうね。ゴーレムの間から石の弾丸を放っておく。破砕音が聞こえるから全部打ち砕かれたのだろう。ゴーレムが削られてるのも感じられる。
この世界の住人は力づくでなんとかしてしまう連中ばかりで困ってしまう。わたしが同じようなことをしても上手くはいかない。
それは案外戦士タイプに多いというか。脳筋こそ最強と言われているようで腹が立つ。
「おりゃあっ!」
「む?」
なので、わたしも脳筋スタイルをやってみた。
魔法で身体を強化する。クラウドさんの闘気には及ばないけれど、戦える基準には届いたつもりだ。
肉弾戦を挑んでいるゴーレムに交じって突撃した。
わたしが接近戦をするのが意外だったようで、クラウドさんはしわを寄せて困惑顔を見せる。
その顔を見れただけでもう戦いが終わってもいい気がした。終わらない? もうちょっとがんばりましょうか。
ゴーレムの一体が腕を振り回す。クラウドさんの手の甲に弾かれる。
ゴーレムの一体が前蹴りを繰り出した。クラウドさんにかわされつつ足をかけられ、ゴーレムは転倒した。
ゴーレムの一体が体当たりをした。クラウドさんに腹の部分を殴られ、上半身と下半身がお別れしてしまった。
これらの行動は一瞬のうちに終わっていた。動体視力を強化していなければ、観客と化している兵士達のようにぽかんとしていたことだろう。
「さすがはクラウドさん。元Aランク冒険者なだけはありますね」
「ほう……知っておりましたか」
「有名人ですからね」
スカアルス王国で伝説を残したとされる冒険者パーティー『竜の牙』。その中でも最強と名高い『拳王』クラウド。
彼はドラゴンの攻撃をその身一つで受け切り、その両の拳で硬いうろこを持つはずのドラゴンを殴り殺したのだとか。にわかには信じられない話。だからこその伝説である。
それも何十年も前の話。けれどインパクトのある話であるのは間違いない。
彼が冒険者を引退した後、どうしているかは誰も知らなかった。もしやとは思ったが、まさか本当に本人だったとは。
「お恥ずかしい話ですが、私も衰えてしまいまして……。あなたのような新米メイドを相手するのが精いっぱいになりました」
ほっほっほっ。と笑っている。見た目通りのしゃがれた声。今は全盛期とは程遠いのだろう。
「ですが、いいでしょう」
クラウドさんが笑う。さっきまでの穏やかさはない。獰猛な笑みだ。
立ち上がろうとしていたゴーレムが吹き飛ばされる。砕かれバラバラになった残骸が壁にぶつかる。
わたしを丁寧に無力化しようとしていた。それがさっきまでの戦い方だったと知る。
今のは明らかに違った攻撃だ。相手を屠ることだけしか頭にないような一撃。
執事から粗野な冒険者に回帰したみたいだ。
「望むところです!」
ゴーレムは全滅した。次を作り出す余裕はない。クラウドさんに近づきすぎた。
でもそれでいい。
わたしの手にあるのは一振りの剣。今しがた作り出したばかりなので耐久力には期待できない。
「そんな剣で私の拳が斬れるとでも?」
「思ってませんよ」
剣を振るい、ゴーレムすら容易く破壊する拳とぶつかる。
勝ったのはもちろん、クラウドさんの拳だった。
けどタダでは終わらない。剣が小さな爆発を起こす。
魔力を暴走させたのだ。剣の形だとコントロールしやすくなった。心中上等の大爆発の経験が生きているらしい。
わたしは魔法で、クラウドさんは闘気で、それぞれ防御力が高かったのかダメージはない。
ダメージはなくてもいい。ちょっとだけ驚いてくれさえすれば、それでいい。
「また足をっ!?」
クラウドさんの足がぬかるみに取られる。もちろんわたしの仕業だ。
今度はただ滑らせるだけじゃない。
体勢を立て直す時間が一瞬にも満たないが確かに存在している。再び三体のゴーレムを生み出す。
「またゴーレムですか。次から次へと……大した魔力量だ」
「それだけが取り柄ですので」
距離が近くなればなるほど魔法の威力は増す。魔法が発動するまでの速度が増す。
ゴーレムに続いて、また手の中に剣を生成する。クラウドさんの視線が下がった。
命令を飛ばし、ゴーレムが飛びあがった。クラウドさんの視線が上がる。
三体のゴーレムを迎え撃とうとしている。それなりに重量があるってのに、その拳だけで容易く迎撃できるだろう。老いたとは言うが、彼は『拳王』だ。
ここでクラウドさんに斬りかかったらやられる。
近づいたけれど、接近戦を挑もうって気はない。彼の注意を引くだけでもいいのだ。
「ハァッ!」
常人では視認できないほどの速さで放たれる突きだ。わたしも身体能力を魔法で強化しているが、これを見てからかわすってのは無理だろう。
一撃で九発の突きが放たれる。あまりにも速すぎる。ショットガンの異名を送りたい。
拳が触れる瞬間、ゴーレムはぐにゃりと形を変えた。
「これは……泥?」
その通り。
上からゴーレムの重量分の泥。攻撃態勢に入ったクラウドさんは避けられない。
執事服が泥まみれになっていく。
「ぬおっ!?」
クラウドさんの身体が沈んだ。
「う、動きが、鈍く……」
なおもクラウドさんは沈む。わたしの魔法で地面が沼と化しているのだ。
さらにクラウドさんにかかった泥を硬質化。固定化と合わせれば、それなりには動きを阻害できるだろう。
とはいえ尋常ではない闘気を持っているに違いない。沼の中に生成したゴーレムでクラウドさんを引っ張る。
「う、おお……っ!」
抵抗される前に少しでもダメージを与えよう。岩の弾丸を続けて三発放った。
迎え撃とうとしてはいたが、動きが鈍い。三発の中の一つくらいは命中してくれるかも……。
そう思った時だった。
「え?」
クラウドさんに向かっていたはずの岩の弾丸が塵になったみたいにさらさらと消えてしまったのだ。
「はーい。そこまでー、対戦ありがとうございましたー」
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