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四章 決着編
第96話 無事に王都へ
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スカアルス王国の王都の第一印象は白い建物が多いということだった。
純白ばかりで、今まで目にしたどの町とも違っていた。もちろん、マグニカの王都とも違う。あそこはもっときらびやかな感じだから。
見ようによっては簡素と感じるかもしれない。でも、純粋に綺麗だと思った。
それでもさすがは王都。マグニカ王国ほどでないにしろ、人の多さは凄まじささえ感じる。
馬車が真っすぐ城に向かって大通りを走る。その馬車に乗っているのが聖女だと知っているのだろう。大勢の人から歓声が上がっている。重なった声はわたしを威圧しているかのようだ。
「すっげえな! こんなにたくさんの人が集まってんの、見たことがねえよ!」
ハドリーは元気だね。はしゃいでいるのが素直にすごいと思うよ。
王都へと辿り着くのに十日以上かかった。さすがに疲れだって溜まる。
「ハドリーくんは王都に来るのは初めて?」
「おう! 建物もたくさんあるし、すげえところなんだな」
「ふふっ。時間があれば案内してあげるわよ」
「本当か!」
「ええ。あたし、けっこう王都に詳しいのよ」
道中の間にハドリーとテュルティさんの仲は深まったようだ。これなら彼女の教えを素直に聞いてくれるかもしれない。
少しの安心感を得て、馬車での旅路は終わりを迎えた。
休む間もなくわたし達は王城へと通された。
そういえばマグニカ王国では結局城に入る機会なんてなかったな。牢屋には入れられたけど。笑えないなぁ。
城の中は広くて豪華だった。なんか語彙力が残念なくらい圧倒されていた。
前世の残念な人生経験の中でも、こんなすごいところには来たこともない。天井がすごく高いし、絵画とか飾られていたりもする。この世界でちゃんとした絵を見るのは初めてだ。
「どうぞ。こちらでございます」
場内に入ってから見た目大臣っぽい人が案内してくれる。わたし含めて冒険者ばかりのせいか、後を追って歩くだけなのにガチャガチャと物騒な音が鳴る。ほとんど全身鎧のサイラスのせいだ。
高級そうな赤い絨毯の廊下を進む。慣れない感触に本当にここを歩いてもいいのかなと心配になる。
先導する大臣っぽい人と兵士達に促されるまま歩いていると、これまた豪奢な扉に行き着いた。
「ここからは謁見の間になります。申し訳ありませんが武器を預からせていただきます」
わたし達は言われた通り武器を預ける。わたしも杖を兵士の人に渡した。別に杖なくても魔法は使えるんだけどね。
「お、俺は入れないのかよ?」
「貴様は功績も何もないだろうが。俺様がいっしょにいてやるから留守番だ」
さすがにハドリーまで謁見の間に入れるわけにはいかないようだ。ルーク様に首根っこを掴まれて止められていた。ていうかこの人いつの間にここにいたんだろう。派手な銀髪のわりに気配を感じにくいな。
武器を取られたってのにサイラス達は動揺もせず堂々としたものである。
自分の国なんだからそこまで警戒することもないのかな。今回は褒められるために来ているんだから当然か。
扉の前で整列し直す。やはり王様の前に出るのだからそれなりのマナーというのものがあるのだろう。わたしは知らないけど。
マグニカ王国から逃亡して、まさか他国の王様に会う機会があるだなんて想像もしていなかった。むしろ出会った時が詰みだろうと考えていたほどだ。
大丈夫だろうか……。今になって緊張してきた。褒賞をもらえるだけだから、わたしが発言することなんてないよね? もしあったとしても変なことを口走らないようにだけは注意しないと……。
考えている間に扉が開いていた。迷いなくサイラス達が扉の向こうへと進んでいく。わたしも慌てて追いかけた。
マナーとかよくわかんないけど、サイラス達の真似をしていれば切り抜けられるだろうか。ある程度は荒くれ物の冒険者ってことで多めに見てもらおう。
サイラスの大きな背中を参考にさせてもらう。こいつの後ろにいれば目立たないだろうし。
謁見の間は足を踏み入れるだけで緊張感に襲われた。すごく視線を感じるほどだ。
いや、その視線は勘違いでもない。わたし達が進んでいる両側に大臣っぽい人達がいた。なんだか観察されている気がする視線だ。
それに兵士、いや騎士か? 今までとは鎧の装飾や、存在感が違う人達が混ざっている。謁見の間なのだから護衛がいて当たり前か。
さすがに王様を護衛する騎士となれば只者ではない猛者ばかりだ。ちょっと手合わせは遠慮したいレベル。そう思うほどにはピリピリとした威圧感を放っている。
何も問題がなければ襲ってくることもないはず。平常心平常心。わたし達はただ褒賞を受け取りに来ただけなんだからね。
サイラスが片膝をついて首を垂れる。テュルティさんやブリキッドもそれに倣ってきびきびと続く。わたしも同じ姿勢になった。
「よい。顔を上げよ」
厳かな声に顔を上げる。段を上がった高い位置に、玉座から見下ろす老人の姿があった。
白髪と白ひげをたっぷりと蓄えている。金の王冠に豪奢な衣装はまさに王様といった風情だ。もうザ・王様! って感じ。
「魔王の復活……。何もできなかった余と違い、そなた達は勇猛果敢に戦い、そして国の被害を未然に防いだ。心から感謝する」
恐縮して頭が垂れてしまいそうになる。
国王として、魔王が復活した事実でさえ責任を感じていそうだ。本当に申し訳なくて直視できない。
「詳細な報告は聖女から聞いておる。ここまでの長旅で疲れたであろう。褒賞は後日、本日は体を休めることに努めるがよい」
案外あっさりと解放してくれるらしい。まあ後日またここに来なきゃなんだろうけれど。むしろこれだけなら今顔合わせしなくてもいいんじゃないかって疑問である。
そうして問題なく国王との顔合わせを終えることができた。退室した瞬間どっと疲労感に襲われる。思った以上に緊張していたらしい。
でも今日は休ませてくれるみたいだし。お言葉に甘えてゆっくり寝させてもらおう。王城の客室ならふかふかのベッドが期待できるだろうし。
そのことをハドリーに伝えようと姿を探すが見当たらない。いっしょにいたルーク様もいないし、城内を案内してもらえているのかもしれない。
「エル様。よろしいでしょうか?」
油断しているところにメイドから声をかけられて肩が跳ねた。ちょっとだけだったから気づかれていないと思いたい。
「な、なんでしょうか?」
「聖女様に魔王との戦いの詳細をお伝えくださいますか。他の方からは聞いておりますが、エル様にはまだでしたので」
「あ、はい。わかりました」
褒賞を受け取るためにも尋問は先にした方がいいのだろう。「聖女様はこちらでお待ちになっております」と案内するメイドについて行く。サイラス達は別のメイドに客室へと案内されていた。わたしも早く寝たい……。
廊下を歩いているだけでも、その広さと豪華さに目が行ってしまう。庶民派のわたしには「すげぇ」という感想しか出てきてはくれない。貧しい語彙力に悲しくなる。
「こちらの部屋で聖女様がお待ちになっています」
ドアの前で立ち止まり、こちらへ振り向いたメイドがそう言った。さっきの謁見の間の扉と違って普通なものだ。あくまで城内での基準でだけれど。
メイドは傍らでじっとわたしを見つめている。部屋の中まで案内してくれる気はないらしい。
ここから先は自分から足を踏み入れなくてはならないようだ。緊張をほぐすため、一度深呼吸をする。
それで平常心に戻れたわけではないけれど、一歩を踏み出せる余裕くらいはできた。
ドアをノックして応答を待つ。「どうぞ」という涼やかな声を確認してからドアを開けた。
「失礼します」
部屋の中にいたのは目を見張るほど美しい女性だった。
光沢を見せる銀髪を束ねている。柔和な目はそれだけで彼女の優しさを表しているよう。白くきめ細やかな肌は内面から滲み出る純粋さを表現していた。
美しい女の人をたくさん目にしてきたけれど、目の前の人物はその中でも随一だ。髪色だけじゃなく、存在自体も輝いていたクエミーと同等かそれ以上の美貌である。
「どうぞ、お入りになってください」
「あっ、はい」
呆けていたらしく、その女性から声をかけられて慌てて室内へと入った。
これが聖女様か……。実際に目にしただけで、なぜこれほどまで国民から支持を集めているのかわかった気がする。存在感からして別次元の生き物だとわからせられる。
微笑を浮かべる聖女様に、こっちまで穏やかな気持ちになる。
「ではエル・シエル。これからあなたに質問をさせていただきますね」
その言葉を耳にした瞬間、背筋どころか全身が凍りついた。
純白ばかりで、今まで目にしたどの町とも違っていた。もちろん、マグニカの王都とも違う。あそこはもっときらびやかな感じだから。
見ようによっては簡素と感じるかもしれない。でも、純粋に綺麗だと思った。
それでもさすがは王都。マグニカ王国ほどでないにしろ、人の多さは凄まじささえ感じる。
馬車が真っすぐ城に向かって大通りを走る。その馬車に乗っているのが聖女だと知っているのだろう。大勢の人から歓声が上がっている。重なった声はわたしを威圧しているかのようだ。
「すっげえな! こんなにたくさんの人が集まってんの、見たことがねえよ!」
ハドリーは元気だね。はしゃいでいるのが素直にすごいと思うよ。
王都へと辿り着くのに十日以上かかった。さすがに疲れだって溜まる。
「ハドリーくんは王都に来るのは初めて?」
「おう! 建物もたくさんあるし、すげえところなんだな」
「ふふっ。時間があれば案内してあげるわよ」
「本当か!」
「ええ。あたし、けっこう王都に詳しいのよ」
道中の間にハドリーとテュルティさんの仲は深まったようだ。これなら彼女の教えを素直に聞いてくれるかもしれない。
少しの安心感を得て、馬車での旅路は終わりを迎えた。
休む間もなくわたし達は王城へと通された。
そういえばマグニカ王国では結局城に入る機会なんてなかったな。牢屋には入れられたけど。笑えないなぁ。
城の中は広くて豪華だった。なんか語彙力が残念なくらい圧倒されていた。
前世の残念な人生経験の中でも、こんなすごいところには来たこともない。天井がすごく高いし、絵画とか飾られていたりもする。この世界でちゃんとした絵を見るのは初めてだ。
「どうぞ。こちらでございます」
場内に入ってから見た目大臣っぽい人が案内してくれる。わたし含めて冒険者ばかりのせいか、後を追って歩くだけなのにガチャガチャと物騒な音が鳴る。ほとんど全身鎧のサイラスのせいだ。
高級そうな赤い絨毯の廊下を進む。慣れない感触に本当にここを歩いてもいいのかなと心配になる。
先導する大臣っぽい人と兵士達に促されるまま歩いていると、これまた豪奢な扉に行き着いた。
「ここからは謁見の間になります。申し訳ありませんが武器を預からせていただきます」
わたし達は言われた通り武器を預ける。わたしも杖を兵士の人に渡した。別に杖なくても魔法は使えるんだけどね。
「お、俺は入れないのかよ?」
「貴様は功績も何もないだろうが。俺様がいっしょにいてやるから留守番だ」
さすがにハドリーまで謁見の間に入れるわけにはいかないようだ。ルーク様に首根っこを掴まれて止められていた。ていうかこの人いつの間にここにいたんだろう。派手な銀髪のわりに気配を感じにくいな。
武器を取られたってのにサイラス達は動揺もせず堂々としたものである。
自分の国なんだからそこまで警戒することもないのかな。今回は褒められるために来ているんだから当然か。
扉の前で整列し直す。やはり王様の前に出るのだからそれなりのマナーというのものがあるのだろう。わたしは知らないけど。
マグニカ王国から逃亡して、まさか他国の王様に会う機会があるだなんて想像もしていなかった。むしろ出会った時が詰みだろうと考えていたほどだ。
大丈夫だろうか……。今になって緊張してきた。褒賞をもらえるだけだから、わたしが発言することなんてないよね? もしあったとしても変なことを口走らないようにだけは注意しないと……。
考えている間に扉が開いていた。迷いなくサイラス達が扉の向こうへと進んでいく。わたしも慌てて追いかけた。
マナーとかよくわかんないけど、サイラス達の真似をしていれば切り抜けられるだろうか。ある程度は荒くれ物の冒険者ってことで多めに見てもらおう。
サイラスの大きな背中を参考にさせてもらう。こいつの後ろにいれば目立たないだろうし。
謁見の間は足を踏み入れるだけで緊張感に襲われた。すごく視線を感じるほどだ。
いや、その視線は勘違いでもない。わたし達が進んでいる両側に大臣っぽい人達がいた。なんだか観察されている気がする視線だ。
それに兵士、いや騎士か? 今までとは鎧の装飾や、存在感が違う人達が混ざっている。謁見の間なのだから護衛がいて当たり前か。
さすがに王様を護衛する騎士となれば只者ではない猛者ばかりだ。ちょっと手合わせは遠慮したいレベル。そう思うほどにはピリピリとした威圧感を放っている。
何も問題がなければ襲ってくることもないはず。平常心平常心。わたし達はただ褒賞を受け取りに来ただけなんだからね。
サイラスが片膝をついて首を垂れる。テュルティさんやブリキッドもそれに倣ってきびきびと続く。わたしも同じ姿勢になった。
「よい。顔を上げよ」
厳かな声に顔を上げる。段を上がった高い位置に、玉座から見下ろす老人の姿があった。
白髪と白ひげをたっぷりと蓄えている。金の王冠に豪奢な衣装はまさに王様といった風情だ。もうザ・王様! って感じ。
「魔王の復活……。何もできなかった余と違い、そなた達は勇猛果敢に戦い、そして国の被害を未然に防いだ。心から感謝する」
恐縮して頭が垂れてしまいそうになる。
国王として、魔王が復活した事実でさえ責任を感じていそうだ。本当に申し訳なくて直視できない。
「詳細な報告は聖女から聞いておる。ここまでの長旅で疲れたであろう。褒賞は後日、本日は体を休めることに努めるがよい」
案外あっさりと解放してくれるらしい。まあ後日またここに来なきゃなんだろうけれど。むしろこれだけなら今顔合わせしなくてもいいんじゃないかって疑問である。
そうして問題なく国王との顔合わせを終えることができた。退室した瞬間どっと疲労感に襲われる。思った以上に緊張していたらしい。
でも今日は休ませてくれるみたいだし。お言葉に甘えてゆっくり寝させてもらおう。王城の客室ならふかふかのベッドが期待できるだろうし。
そのことをハドリーに伝えようと姿を探すが見当たらない。いっしょにいたルーク様もいないし、城内を案内してもらえているのかもしれない。
「エル様。よろしいでしょうか?」
油断しているところにメイドから声をかけられて肩が跳ねた。ちょっとだけだったから気づかれていないと思いたい。
「な、なんでしょうか?」
「聖女様に魔王との戦いの詳細をお伝えくださいますか。他の方からは聞いておりますが、エル様にはまだでしたので」
「あ、はい。わかりました」
褒賞を受け取るためにも尋問は先にした方がいいのだろう。「聖女様はこちらでお待ちになっております」と案内するメイドについて行く。サイラス達は別のメイドに客室へと案内されていた。わたしも早く寝たい……。
廊下を歩いているだけでも、その広さと豪華さに目が行ってしまう。庶民派のわたしには「すげぇ」という感想しか出てきてはくれない。貧しい語彙力に悲しくなる。
「こちらの部屋で聖女様がお待ちになっています」
ドアの前で立ち止まり、こちらへ振り向いたメイドがそう言った。さっきの謁見の間の扉と違って普通なものだ。あくまで城内での基準でだけれど。
メイドは傍らでじっとわたしを見つめている。部屋の中まで案内してくれる気はないらしい。
ここから先は自分から足を踏み入れなくてはならないようだ。緊張をほぐすため、一度深呼吸をする。
それで平常心に戻れたわけではないけれど、一歩を踏み出せる余裕くらいはできた。
ドアをノックして応答を待つ。「どうぞ」という涼やかな声を確認してからドアを開けた。
「失礼します」
部屋の中にいたのは目を見張るほど美しい女性だった。
光沢を見せる銀髪を束ねている。柔和な目はそれだけで彼女の優しさを表しているよう。白くきめ細やかな肌は内面から滲み出る純粋さを表現していた。
美しい女の人をたくさん目にしてきたけれど、目の前の人物はその中でも随一だ。髪色だけじゃなく、存在自体も輝いていたクエミーと同等かそれ以上の美貌である。
「どうぞ、お入りになってください」
「あっ、はい」
呆けていたらしく、その女性から声をかけられて慌てて室内へと入った。
これが聖女様か……。実際に目にしただけで、なぜこれほどまで国民から支持を集めているのかわかった気がする。存在感からして別次元の生き物だとわからせられる。
微笑を浮かべる聖女様に、こっちまで穏やかな気持ちになる。
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