92 / 127
三章 冒険者編
第84話 ヒーロー
しおりを挟む
わたしの標準装備として、とんがり帽子と剣がある。
とんがり帽子は消費魔力のカットに役立っているのだが、あまり使う機会がないのに装備し続けているのが常に腰に差している剣だ。あまり、というだけでたまにはその機会は巡ってくる。
魔法を扱う者として、もちろん杖だって持っている。だけど、それがなくなたって魔法を行使できるわたしにとって、杖よりも剣の方が武器として役立つものだった。
一から自分で作り上げた。それは剣を使う事態を想定したからであり、自分への戒め、覚悟を決めた証でもあった。
「……」
そんなことは露ほども知らない魔王の反応は薄かった。薄いというか無反応である。
別に魔王が特別……いや、特別か。だけどもし他の奴だったとしても「は?」くらいの反応くらいしか期待はできなかっただろう。
傍から見れば、後衛職の魔道士が剣を持ったからってどうだって話。これで本当に接近戦を挑んで突っ込んでくるようなら、とち狂ったと思われたって文句は言えない。
まあ、突っ込むんですけどね!
空を駆ける。そこに足場でもあるみたいに宙を蹴る。当たり前だが飛行魔法を最大限に使っているだけだ。空に地面は存在しない。
「だあああああああぁぁぁぁぁぁーーっ!!」
気合いの咆哮とともに剣を一閃。奇襲戦法が利いたようで、魔王の反応が一瞬遅れる。
「……」
魔王はするりとかわそうとする。それでもわたしの間合いから逃れ切れてはいない。
それがわかったのだろう。魔王は上体をのけ反らせて避けきりやがった。マトリ○クスが懐かしいじゃねえかっ。
一度距離を空けてから向かい合う。ゾクリとしながらも、ニヤリと笑って見せる。
魔王、その男の顔には今しがたつけたばかりの傷があった。しかし、そこから赤い血どころか、何も流れてはこなかった。
わかってはいたけれど、こいつは死人で間違いはないようだ。顔を傷つけられたにも拘わらず表情を崩す様子すらないところからも事実だろう。
「もうちょっとくらい慌ててもいいのに、ね」
こうなれば感情を見せてくれる方が幾分か安心するってもんだ。不安を置いてけぼりにして、次こそは致命傷を与えてやろうと剣を振りかぶった。
強化された肉体から空中にいるとは思えないほどの鋭い斬撃を続ける。機械じみた動きでかわす魔王だったけれど、限界だったのか飛びのくようにして離れた。
まさか、剣を振るった途端優勢になるとはね。でも、まったく自信がなかったわけじゃない。
領地にいた頃、ウィリアムくんといっしょに彼の父親であるベドスに剣の稽古を受けていたのだ。最終的にはベドスに勝ったからね。師匠よりも強いという自信はあるのだ。
まあいっしょに弟子をやっていたウィリアムくんとは決着がつかずじまいだったけども。もう二度と彼との決着がつく日はこないだろう。それだけは心残りかもしれない。
それに、剣の腕を見せたかったってだけでもない。
「ア……」
「お、またしゃべったな。えらいえらい」
バカにした風に言ってやったのに憤慨する様子はない。ここまでくれば感情を見せられる方が驚きに値する。
魔王が両手をだらりと上げる。どこぞの映画のキョンシーみたい。
なんて、悠長に眺めてやる義理もない。一般人が見れば瞬間移動でもしたかのように距離を一気に縮めた。
隙だらけの腕を切り落とすつもりで剣を振るった。
肉を切り骨を断つ……感触はしなかった。代わりに金属がぶつかる音と硬質な感触が返ってきた。
「何っ!?」
魔王に攻撃は届かなかった。それ以上に防いだ手段に驚いた。
気づけば魔王の手には剣が握られていた。無骨な形をしており、この場でわたしを切ることでしか役に立ちそうにない剣だった。
石の弾丸だけじゃなく剣までマネされるとは。こいつはコピー能力者か何かなのかよ。
それとも、わたしの魔力を吸収したせいなのか?
「この!」
今の魔王はわたしでも付いていける程度の強さでしかない。つまり、それほど強くはないはずだ。全盛期の何分の一かは知らないが、倒すなら今しかない。
魔力を吸収されないように注意しながら岩の弾丸を放つ。それを同じような岩の弾丸で相殺されてしまう。
全力で魔法を放ちたいところだが、もしもを考えてしまう。これ以上わたしの魔力を吸収されてしまえばどれだけのことができるようになるかわかったものじゃない。
そのままわたし以外の奴からも魔力を吸収していく。そうしていくうちに、いつかは魔王本来の力を取り戻してしまう恐れがあった。
無理してでもここで終わらせる。岩の弾丸の陰に隠れながら魔王に接近した。
どうせ驚きもしないんだろ。魔王は眉一つ動かさず、陰から現れたわたしの剣閃を受け止める。
救いなのは防御に徹してくれていることだ。わたしがどれだけ攻めても、隙を見せても攻撃に転じてはこない。
一撃だ。一撃だけでも当てられれば魔王にダメージを与えられる。
呼吸をする間もないほどの連撃を繰り出す。右から左、上から下。断ち切る意思を乗せて剣を振るった。
そのことごとくを魔王の剣で防がれる。無表情のまま受けられるとまったく脅威ではないのだと突きつけられているように感じられて、心が折れそうになる。
「だあああああああっ!!」
こっちだって気合いを入れて剣速を上げている。だけど魔王は剣を交える度に学習しているみたいに合わせてくる。同じ土俵に立った途端これだ。
優勢だったのは最初だけか……っ。しかしそんなことは覚悟していたこと。
わたしは強くない。この体はきっと才能に溢れていて、わたし以外の人ならばこんな状況にもならないくらい使いこなせるだろう。それだけのポテンシャルはわたしですら感じるのだ。
しかし悲しいかな、実際にこの体の持ち主はわたしで、わたし自身なのだ。どうにもならない、変えようのない事実だ。
剣を叩きつけるが防がれる。フェイントを混ぜてもないものとして無視される。急所を狙っても簡単に払いのけられた。
魔王は段々と強くなってくる。わたしは弱いままなのに、その差なんて最初からとてつもないものだった。
たったの一撃。たったの一刺しが遠い。ただの一度も成功が遠すぎた。
地上から響く絶叫はいつしか断末魔じみたものへと変わってきた。それがわたしの体を響かせ焦りを生む。
「あ」
油断していたつもりはなかった。
ただ、攻めに転じてこない魔王から「攻撃される」という行動への警戒レベルを、無意識に下げてしまっていたのは事実かもしれない。
魔王の守りを突破できない。それが焦りとなって、大振りの隙を作ってしまう。
「……」
魔王は無言のまま、高ぶることなくわたしの隙を正確に突いた。
防がれても関係ないとばかりの大振り。最小限の動きでかわされ、反撃の突きが迫る。
狙いは心臓。それを認識していながらも、大振りしてしまったことにより体が流れている。止まれない。体が思った通りに動かせない。
わたしの目だけは突きを放つ魔王の剣を捉えていた。このまま何もしなければ、その刃がわたしの心臓を穿つことを脳が理解していた。
スローモーションのようにゆったりと時間が流れる。〇コンマ何秒よりも、もっともっと短い時間の世界で、わたしは抗おうとしていた。
無駄だ。これは避けられない。抗おうとした結果、わたしの結論は諦めだった。
結局、命すらかけられなかった。わたしは負ける。それが単純に実力の差だと言われてしまえば反論する余地はない。
――だから、この場面で命を落とさなかったことは奇跡だった。
「よお黒いの」
声をかけられて、いつの間にか自分が目をつむってしまっていたことに気づいた。
まぶたをゆっくりと開けてみれば、そこにいたのは鋼鉄の鎧を身に着けた男。
「俺達がいない間に、なかなか楽しいことをしているじゃねえか」
獰猛に笑う武人。最強の冒険者パーティー「漆黒の翼」のリーダー、サイラスの姿がそこにはあったのだ。
とんがり帽子は消費魔力のカットに役立っているのだが、あまり使う機会がないのに装備し続けているのが常に腰に差している剣だ。あまり、というだけでたまにはその機会は巡ってくる。
魔法を扱う者として、もちろん杖だって持っている。だけど、それがなくなたって魔法を行使できるわたしにとって、杖よりも剣の方が武器として役立つものだった。
一から自分で作り上げた。それは剣を使う事態を想定したからであり、自分への戒め、覚悟を決めた証でもあった。
「……」
そんなことは露ほども知らない魔王の反応は薄かった。薄いというか無反応である。
別に魔王が特別……いや、特別か。だけどもし他の奴だったとしても「は?」くらいの反応くらいしか期待はできなかっただろう。
傍から見れば、後衛職の魔道士が剣を持ったからってどうだって話。これで本当に接近戦を挑んで突っ込んでくるようなら、とち狂ったと思われたって文句は言えない。
まあ、突っ込むんですけどね!
空を駆ける。そこに足場でもあるみたいに宙を蹴る。当たり前だが飛行魔法を最大限に使っているだけだ。空に地面は存在しない。
「だあああああああぁぁぁぁぁぁーーっ!!」
気合いの咆哮とともに剣を一閃。奇襲戦法が利いたようで、魔王の反応が一瞬遅れる。
「……」
魔王はするりとかわそうとする。それでもわたしの間合いから逃れ切れてはいない。
それがわかったのだろう。魔王は上体をのけ反らせて避けきりやがった。マトリ○クスが懐かしいじゃねえかっ。
一度距離を空けてから向かい合う。ゾクリとしながらも、ニヤリと笑って見せる。
魔王、その男の顔には今しがたつけたばかりの傷があった。しかし、そこから赤い血どころか、何も流れてはこなかった。
わかってはいたけれど、こいつは死人で間違いはないようだ。顔を傷つけられたにも拘わらず表情を崩す様子すらないところからも事実だろう。
「もうちょっとくらい慌ててもいいのに、ね」
こうなれば感情を見せてくれる方が幾分か安心するってもんだ。不安を置いてけぼりにして、次こそは致命傷を与えてやろうと剣を振りかぶった。
強化された肉体から空中にいるとは思えないほどの鋭い斬撃を続ける。機械じみた動きでかわす魔王だったけれど、限界だったのか飛びのくようにして離れた。
まさか、剣を振るった途端優勢になるとはね。でも、まったく自信がなかったわけじゃない。
領地にいた頃、ウィリアムくんといっしょに彼の父親であるベドスに剣の稽古を受けていたのだ。最終的にはベドスに勝ったからね。師匠よりも強いという自信はあるのだ。
まあいっしょに弟子をやっていたウィリアムくんとは決着がつかずじまいだったけども。もう二度と彼との決着がつく日はこないだろう。それだけは心残りかもしれない。
それに、剣の腕を見せたかったってだけでもない。
「ア……」
「お、またしゃべったな。えらいえらい」
バカにした風に言ってやったのに憤慨する様子はない。ここまでくれば感情を見せられる方が驚きに値する。
魔王が両手をだらりと上げる。どこぞの映画のキョンシーみたい。
なんて、悠長に眺めてやる義理もない。一般人が見れば瞬間移動でもしたかのように距離を一気に縮めた。
隙だらけの腕を切り落とすつもりで剣を振るった。
肉を切り骨を断つ……感触はしなかった。代わりに金属がぶつかる音と硬質な感触が返ってきた。
「何っ!?」
魔王に攻撃は届かなかった。それ以上に防いだ手段に驚いた。
気づけば魔王の手には剣が握られていた。無骨な形をしており、この場でわたしを切ることでしか役に立ちそうにない剣だった。
石の弾丸だけじゃなく剣までマネされるとは。こいつはコピー能力者か何かなのかよ。
それとも、わたしの魔力を吸収したせいなのか?
「この!」
今の魔王はわたしでも付いていける程度の強さでしかない。つまり、それほど強くはないはずだ。全盛期の何分の一かは知らないが、倒すなら今しかない。
魔力を吸収されないように注意しながら岩の弾丸を放つ。それを同じような岩の弾丸で相殺されてしまう。
全力で魔法を放ちたいところだが、もしもを考えてしまう。これ以上わたしの魔力を吸収されてしまえばどれだけのことができるようになるかわかったものじゃない。
そのままわたし以外の奴からも魔力を吸収していく。そうしていくうちに、いつかは魔王本来の力を取り戻してしまう恐れがあった。
無理してでもここで終わらせる。岩の弾丸の陰に隠れながら魔王に接近した。
どうせ驚きもしないんだろ。魔王は眉一つ動かさず、陰から現れたわたしの剣閃を受け止める。
救いなのは防御に徹してくれていることだ。わたしがどれだけ攻めても、隙を見せても攻撃に転じてはこない。
一撃だ。一撃だけでも当てられれば魔王にダメージを与えられる。
呼吸をする間もないほどの連撃を繰り出す。右から左、上から下。断ち切る意思を乗せて剣を振るった。
そのことごとくを魔王の剣で防がれる。無表情のまま受けられるとまったく脅威ではないのだと突きつけられているように感じられて、心が折れそうになる。
「だあああああああっ!!」
こっちだって気合いを入れて剣速を上げている。だけど魔王は剣を交える度に学習しているみたいに合わせてくる。同じ土俵に立った途端これだ。
優勢だったのは最初だけか……っ。しかしそんなことは覚悟していたこと。
わたしは強くない。この体はきっと才能に溢れていて、わたし以外の人ならばこんな状況にもならないくらい使いこなせるだろう。それだけのポテンシャルはわたしですら感じるのだ。
しかし悲しいかな、実際にこの体の持ち主はわたしで、わたし自身なのだ。どうにもならない、変えようのない事実だ。
剣を叩きつけるが防がれる。フェイントを混ぜてもないものとして無視される。急所を狙っても簡単に払いのけられた。
魔王は段々と強くなってくる。わたしは弱いままなのに、その差なんて最初からとてつもないものだった。
たったの一撃。たったの一刺しが遠い。ただの一度も成功が遠すぎた。
地上から響く絶叫はいつしか断末魔じみたものへと変わってきた。それがわたしの体を響かせ焦りを生む。
「あ」
油断していたつもりはなかった。
ただ、攻めに転じてこない魔王から「攻撃される」という行動への警戒レベルを、無意識に下げてしまっていたのは事実かもしれない。
魔王の守りを突破できない。それが焦りとなって、大振りの隙を作ってしまう。
「……」
魔王は無言のまま、高ぶることなくわたしの隙を正確に突いた。
防がれても関係ないとばかりの大振り。最小限の動きでかわされ、反撃の突きが迫る。
狙いは心臓。それを認識していながらも、大振りしてしまったことにより体が流れている。止まれない。体が思った通りに動かせない。
わたしの目だけは突きを放つ魔王の剣を捉えていた。このまま何もしなければ、その刃がわたしの心臓を穿つことを脳が理解していた。
スローモーションのようにゆったりと時間が流れる。〇コンマ何秒よりも、もっともっと短い時間の世界で、わたしは抗おうとしていた。
無駄だ。これは避けられない。抗おうとした結果、わたしの結論は諦めだった。
結局、命すらかけられなかった。わたしは負ける。それが単純に実力の差だと言われてしまえば反論する余地はない。
――だから、この場面で命を落とさなかったことは奇跡だった。
「よお黒いの」
声をかけられて、いつの間にか自分が目をつむってしまっていたことに気づいた。
まぶたをゆっくりと開けてみれば、そこにいたのは鋼鉄の鎧を身に着けた男。
「俺達がいない間に、なかなか楽しいことをしているじゃねえか」
獰猛に笑う武人。最強の冒険者パーティー「漆黒の翼」のリーダー、サイラスの姿がそこにはあったのだ。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

投擲魔導士 ~杖より投げる方が強い~
カタナヅキ
ファンタジー
魔物に襲われた時に助けてくれた祖父に憧れ、魔術師になろうと決意した主人公の「レノ」祖父は自分の孫には魔術師になってほしくないために反対したが、彼の熱意に負けて魔法の技術を授ける。しかし、魔術師になれたのにレノは自分の杖をもっていなかった。そこで彼は自分が得意とする「投石」の技術を生かして魔法を投げる。
「あれ?投げる方が杖で撃つよりも早いし、威力も大きい気がする」
魔法学園に入学した後も主人公は魔法を投げ続け、いつしか彼は「投擲魔術師」という渾名を名付けられた――
異世界転生騒動記
高見 梁川
ファンタジー
とある貴族の少年は前世の記憶を取り戻した。
しかしその前世はひとつだけではなく、もうひとつ存在した。
3つの記憶を持つ少年がファンタジー世界に変革をもたらすとき、風変わりな一人の英雄は現れる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる