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三章 冒険者編
第84話 ヒーロー
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わたしの標準装備として、とんがり帽子と剣がある。
とんがり帽子は消費魔力のカットに役立っているのだが、あまり使う機会がないのに装備し続けているのが常に腰に差している剣だ。あまり、というだけでたまにはその機会は巡ってくる。
魔法を扱う者として、もちろん杖だって持っている。だけど、それがなくなたって魔法を行使できるわたしにとって、杖よりも剣の方が武器として役立つものだった。
一から自分で作り上げた。それは剣を使う事態を想定したからであり、自分への戒め、覚悟を決めた証でもあった。
「……」
そんなことは露ほども知らない魔王の反応は薄かった。薄いというか無反応である。
別に魔王が特別……いや、特別か。だけどもし他の奴だったとしても「は?」くらいの反応くらいしか期待はできなかっただろう。
傍から見れば、後衛職の魔道士が剣を持ったからってどうだって話。これで本当に接近戦を挑んで突っ込んでくるようなら、とち狂ったと思われたって文句は言えない。
まあ、突っ込むんですけどね!
空を駆ける。そこに足場でもあるみたいに宙を蹴る。当たり前だが飛行魔法を最大限に使っているだけだ。空に地面は存在しない。
「だあああああああぁぁぁぁぁぁーーっ!!」
気合いの咆哮とともに剣を一閃。奇襲戦法が利いたようで、魔王の反応が一瞬遅れる。
「……」
魔王はするりとかわそうとする。それでもわたしの間合いから逃れ切れてはいない。
それがわかったのだろう。魔王は上体をのけ反らせて避けきりやがった。マトリ○クスが懐かしいじゃねえかっ。
一度距離を空けてから向かい合う。ゾクリとしながらも、ニヤリと笑って見せる。
魔王、その男の顔には今しがたつけたばかりの傷があった。しかし、そこから赤い血どころか、何も流れてはこなかった。
わかってはいたけれど、こいつは死人で間違いはないようだ。顔を傷つけられたにも拘わらず表情を崩す様子すらないところからも事実だろう。
「もうちょっとくらい慌ててもいいのに、ね」
こうなれば感情を見せてくれる方が幾分か安心するってもんだ。不安を置いてけぼりにして、次こそは致命傷を与えてやろうと剣を振りかぶった。
強化された肉体から空中にいるとは思えないほどの鋭い斬撃を続ける。機械じみた動きでかわす魔王だったけれど、限界だったのか飛びのくようにして離れた。
まさか、剣を振るった途端優勢になるとはね。でも、まったく自信がなかったわけじゃない。
領地にいた頃、ウィリアムくんといっしょに彼の父親であるベドスに剣の稽古を受けていたのだ。最終的にはベドスに勝ったからね。師匠よりも強いという自信はあるのだ。
まあいっしょに弟子をやっていたウィリアムくんとは決着がつかずじまいだったけども。もう二度と彼との決着がつく日はこないだろう。それだけは心残りかもしれない。
それに、剣の腕を見せたかったってだけでもない。
「ア……」
「お、またしゃべったな。えらいえらい」
バカにした風に言ってやったのに憤慨する様子はない。ここまでくれば感情を見せられる方が驚きに値する。
魔王が両手をだらりと上げる。どこぞの映画のキョンシーみたい。
なんて、悠長に眺めてやる義理もない。一般人が見れば瞬間移動でもしたかのように距離を一気に縮めた。
隙だらけの腕を切り落とすつもりで剣を振るった。
肉を切り骨を断つ……感触はしなかった。代わりに金属がぶつかる音と硬質な感触が返ってきた。
「何っ!?」
魔王に攻撃は届かなかった。それ以上に防いだ手段に驚いた。
気づけば魔王の手には剣が握られていた。無骨な形をしており、この場でわたしを切ることでしか役に立ちそうにない剣だった。
石の弾丸だけじゃなく剣までマネされるとは。こいつはコピー能力者か何かなのかよ。
それとも、わたしの魔力を吸収したせいなのか?
「この!」
今の魔王はわたしでも付いていける程度の強さでしかない。つまり、それほど強くはないはずだ。全盛期の何分の一かは知らないが、倒すなら今しかない。
魔力を吸収されないように注意しながら岩の弾丸を放つ。それを同じような岩の弾丸で相殺されてしまう。
全力で魔法を放ちたいところだが、もしもを考えてしまう。これ以上わたしの魔力を吸収されてしまえばどれだけのことができるようになるかわかったものじゃない。
そのままわたし以外の奴からも魔力を吸収していく。そうしていくうちに、いつかは魔王本来の力を取り戻してしまう恐れがあった。
無理してでもここで終わらせる。岩の弾丸の陰に隠れながら魔王に接近した。
どうせ驚きもしないんだろ。魔王は眉一つ動かさず、陰から現れたわたしの剣閃を受け止める。
救いなのは防御に徹してくれていることだ。わたしがどれだけ攻めても、隙を見せても攻撃に転じてはこない。
一撃だ。一撃だけでも当てられれば魔王にダメージを与えられる。
呼吸をする間もないほどの連撃を繰り出す。右から左、上から下。断ち切る意思を乗せて剣を振るった。
そのことごとくを魔王の剣で防がれる。無表情のまま受けられるとまったく脅威ではないのだと突きつけられているように感じられて、心が折れそうになる。
「だあああああああっ!!」
こっちだって気合いを入れて剣速を上げている。だけど魔王は剣を交える度に学習しているみたいに合わせてくる。同じ土俵に立った途端これだ。
優勢だったのは最初だけか……っ。しかしそんなことは覚悟していたこと。
わたしは強くない。この体はきっと才能に溢れていて、わたし以外の人ならばこんな状況にもならないくらい使いこなせるだろう。それだけのポテンシャルはわたしですら感じるのだ。
しかし悲しいかな、実際にこの体の持ち主はわたしで、わたし自身なのだ。どうにもならない、変えようのない事実だ。
剣を叩きつけるが防がれる。フェイントを混ぜてもないものとして無視される。急所を狙っても簡単に払いのけられた。
魔王は段々と強くなってくる。わたしは弱いままなのに、その差なんて最初からとてつもないものだった。
たったの一撃。たったの一刺しが遠い。ただの一度も成功が遠すぎた。
地上から響く絶叫はいつしか断末魔じみたものへと変わってきた。それがわたしの体を響かせ焦りを生む。
「あ」
油断していたつもりはなかった。
ただ、攻めに転じてこない魔王から「攻撃される」という行動への警戒レベルを、無意識に下げてしまっていたのは事実かもしれない。
魔王の守りを突破できない。それが焦りとなって、大振りの隙を作ってしまう。
「……」
魔王は無言のまま、高ぶることなくわたしの隙を正確に突いた。
防がれても関係ないとばかりの大振り。最小限の動きでかわされ、反撃の突きが迫る。
狙いは心臓。それを認識していながらも、大振りしてしまったことにより体が流れている。止まれない。体が思った通りに動かせない。
わたしの目だけは突きを放つ魔王の剣を捉えていた。このまま何もしなければ、その刃がわたしの心臓を穿つことを脳が理解していた。
スローモーションのようにゆったりと時間が流れる。〇コンマ何秒よりも、もっともっと短い時間の世界で、わたしは抗おうとしていた。
無駄だ。これは避けられない。抗おうとした結果、わたしの結論は諦めだった。
結局、命すらかけられなかった。わたしは負ける。それが単純に実力の差だと言われてしまえば反論する余地はない。
――だから、この場面で命を落とさなかったことは奇跡だった。
「よお黒いの」
声をかけられて、いつの間にか自分が目をつむってしまっていたことに気づいた。
まぶたをゆっくりと開けてみれば、そこにいたのは鋼鉄の鎧を身に着けた男。
「俺達がいない間に、なかなか楽しいことをしているじゃねえか」
獰猛に笑う武人。最強の冒険者パーティー「漆黒の翼」のリーダー、サイラスの姿がそこにはあったのだ。
とんがり帽子は消費魔力のカットに役立っているのだが、あまり使う機会がないのに装備し続けているのが常に腰に差している剣だ。あまり、というだけでたまにはその機会は巡ってくる。
魔法を扱う者として、もちろん杖だって持っている。だけど、それがなくなたって魔法を行使できるわたしにとって、杖よりも剣の方が武器として役立つものだった。
一から自分で作り上げた。それは剣を使う事態を想定したからであり、自分への戒め、覚悟を決めた証でもあった。
「……」
そんなことは露ほども知らない魔王の反応は薄かった。薄いというか無反応である。
別に魔王が特別……いや、特別か。だけどもし他の奴だったとしても「は?」くらいの反応くらいしか期待はできなかっただろう。
傍から見れば、後衛職の魔道士が剣を持ったからってどうだって話。これで本当に接近戦を挑んで突っ込んでくるようなら、とち狂ったと思われたって文句は言えない。
まあ、突っ込むんですけどね!
空を駆ける。そこに足場でもあるみたいに宙を蹴る。当たり前だが飛行魔法を最大限に使っているだけだ。空に地面は存在しない。
「だあああああああぁぁぁぁぁぁーーっ!!」
気合いの咆哮とともに剣を一閃。奇襲戦法が利いたようで、魔王の反応が一瞬遅れる。
「……」
魔王はするりとかわそうとする。それでもわたしの間合いから逃れ切れてはいない。
それがわかったのだろう。魔王は上体をのけ反らせて避けきりやがった。マトリ○クスが懐かしいじゃねえかっ。
一度距離を空けてから向かい合う。ゾクリとしながらも、ニヤリと笑って見せる。
魔王、その男の顔には今しがたつけたばかりの傷があった。しかし、そこから赤い血どころか、何も流れてはこなかった。
わかってはいたけれど、こいつは死人で間違いはないようだ。顔を傷つけられたにも拘わらず表情を崩す様子すらないところからも事実だろう。
「もうちょっとくらい慌ててもいいのに、ね」
こうなれば感情を見せてくれる方が幾分か安心するってもんだ。不安を置いてけぼりにして、次こそは致命傷を与えてやろうと剣を振りかぶった。
強化された肉体から空中にいるとは思えないほどの鋭い斬撃を続ける。機械じみた動きでかわす魔王だったけれど、限界だったのか飛びのくようにして離れた。
まさか、剣を振るった途端優勢になるとはね。でも、まったく自信がなかったわけじゃない。
領地にいた頃、ウィリアムくんといっしょに彼の父親であるベドスに剣の稽古を受けていたのだ。最終的にはベドスに勝ったからね。師匠よりも強いという自信はあるのだ。
まあいっしょに弟子をやっていたウィリアムくんとは決着がつかずじまいだったけども。もう二度と彼との決着がつく日はこないだろう。それだけは心残りかもしれない。
それに、剣の腕を見せたかったってだけでもない。
「ア……」
「お、またしゃべったな。えらいえらい」
バカにした風に言ってやったのに憤慨する様子はない。ここまでくれば感情を見せられる方が驚きに値する。
魔王が両手をだらりと上げる。どこぞの映画のキョンシーみたい。
なんて、悠長に眺めてやる義理もない。一般人が見れば瞬間移動でもしたかのように距離を一気に縮めた。
隙だらけの腕を切り落とすつもりで剣を振るった。
肉を切り骨を断つ……感触はしなかった。代わりに金属がぶつかる音と硬質な感触が返ってきた。
「何っ!?」
魔王に攻撃は届かなかった。それ以上に防いだ手段に驚いた。
気づけば魔王の手には剣が握られていた。無骨な形をしており、この場でわたしを切ることでしか役に立ちそうにない剣だった。
石の弾丸だけじゃなく剣までマネされるとは。こいつはコピー能力者か何かなのかよ。
それとも、わたしの魔力を吸収したせいなのか?
「この!」
今の魔王はわたしでも付いていける程度の強さでしかない。つまり、それほど強くはないはずだ。全盛期の何分の一かは知らないが、倒すなら今しかない。
魔力を吸収されないように注意しながら岩の弾丸を放つ。それを同じような岩の弾丸で相殺されてしまう。
全力で魔法を放ちたいところだが、もしもを考えてしまう。これ以上わたしの魔力を吸収されてしまえばどれだけのことができるようになるかわかったものじゃない。
そのままわたし以外の奴からも魔力を吸収していく。そうしていくうちに、いつかは魔王本来の力を取り戻してしまう恐れがあった。
無理してでもここで終わらせる。岩の弾丸の陰に隠れながら魔王に接近した。
どうせ驚きもしないんだろ。魔王は眉一つ動かさず、陰から現れたわたしの剣閃を受け止める。
救いなのは防御に徹してくれていることだ。わたしがどれだけ攻めても、隙を見せても攻撃に転じてはこない。
一撃だ。一撃だけでも当てられれば魔王にダメージを与えられる。
呼吸をする間もないほどの連撃を繰り出す。右から左、上から下。断ち切る意思を乗せて剣を振るった。
そのことごとくを魔王の剣で防がれる。無表情のまま受けられるとまったく脅威ではないのだと突きつけられているように感じられて、心が折れそうになる。
「だあああああああっ!!」
こっちだって気合いを入れて剣速を上げている。だけど魔王は剣を交える度に学習しているみたいに合わせてくる。同じ土俵に立った途端これだ。
優勢だったのは最初だけか……っ。しかしそんなことは覚悟していたこと。
わたしは強くない。この体はきっと才能に溢れていて、わたし以外の人ならばこんな状況にもならないくらい使いこなせるだろう。それだけのポテンシャルはわたしですら感じるのだ。
しかし悲しいかな、実際にこの体の持ち主はわたしで、わたし自身なのだ。どうにもならない、変えようのない事実だ。
剣を叩きつけるが防がれる。フェイントを混ぜてもないものとして無視される。急所を狙っても簡単に払いのけられた。
魔王は段々と強くなってくる。わたしは弱いままなのに、その差なんて最初からとてつもないものだった。
たったの一撃。たったの一刺しが遠い。ただの一度も成功が遠すぎた。
地上から響く絶叫はいつしか断末魔じみたものへと変わってきた。それがわたしの体を響かせ焦りを生む。
「あ」
油断していたつもりはなかった。
ただ、攻めに転じてこない魔王から「攻撃される」という行動への警戒レベルを、無意識に下げてしまっていたのは事実かもしれない。
魔王の守りを突破できない。それが焦りとなって、大振りの隙を作ってしまう。
「……」
魔王は無言のまま、高ぶることなくわたしの隙を正確に突いた。
防がれても関係ないとばかりの大振り。最小限の動きでかわされ、反撃の突きが迫る。
狙いは心臓。それを認識していながらも、大振りしてしまったことにより体が流れている。止まれない。体が思った通りに動かせない。
わたしの目だけは突きを放つ魔王の剣を捉えていた。このまま何もしなければ、その刃がわたしの心臓を穿つことを脳が理解していた。
スローモーションのようにゆったりと時間が流れる。〇コンマ何秒よりも、もっともっと短い時間の世界で、わたしは抗おうとしていた。
無駄だ。これは避けられない。抗おうとした結果、わたしの結論は諦めだった。
結局、命すらかけられなかった。わたしは負ける。それが単純に実力の差だと言われてしまえば反論する余地はない。
――だから、この場面で命を落とさなかったことは奇跡だった。
「よお黒いの」
声をかけられて、いつの間にか自分が目をつむってしまっていたことに気づいた。
まぶたをゆっくりと開けてみれば、そこにいたのは鋼鉄の鎧を身に着けた男。
「俺達がいない間に、なかなか楽しいことをしているじゃねえか」
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