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三章 冒険者編
第82話 イレギュラー
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数えきれないほどの魔物の大群。冒険者達が食い止めているとはいえ、速く倒さなければ町が危ない。
魔結晶のおかげで魔力量は充分過ぎるほどにある。さらには放出する魔法はそのままに、魔力を節約してくれるチート帽子。準備は万端だ。
使用する魔法は得意の土属性。宙に浮いたまま、空に巨大な岩を作り出す。
巨大。そう、とても大きな塊だ。できるだけ大きく、大きく、大きく……。
「な、なんだありゃあっ!?」
「なんてでかさだ……。あんなのが落ちてきたら……」
「グギャ? ギャギャギャッ!?」
「ブモォォォォォォォォォォォォォ!!」
そりゃあ、空に大岩なんて浮いてたらパニックになるよね。
地上は人も魔物も関係なく大騒ぎである。同じ脅威を前にすれば反応も似たようなものになるらしい。
もちろん、狙いは魔物だけだけどな。
「潰れろ!」
魔力を一気に凝縮させる。大岩は内部から爆発したみたいに、弾けた。
まるで隕石のようだった。流星雨が魔物の頭上に降りかかる。
轟音を立てながら、次々と魔物を圧し潰していく。いくら多かろうと、強かろうと、人ではない魔物だろうと、等しく死を強制させた。
全滅はさせられなくても、かなりの被害を与えられた。魔法が収まると、地面がくじれ、クレーターばかりを作っていた。まさに災害の跡である。
こんな大規模魔法、なかなか使う機会なんてなかった。明らかに環境破壊だし、後で怒られるのは目に見えていた。だから冒険者としては使えなかった大魔法でもある。
本気で魔法を放ったからか、不謹慎ながらちょっとだけスッキリした気持ちになってしまった。自重しろわたし。
「おいおい、エルさんじゃねえか。おいしいところをかっさらっていくなんて、やるねぇ」
マーセルの声で他の冒険者もわたしの存在に気づく。形成が一気に傾きそうなほどの被害を魔物の大群に与えられたおかげか、かけられる言葉は暖かかった。
マーセルがどんな説明をしたかは知らないが、わたしを共犯者だとは言っていないようだった。事実を知っているわたしの心は声をかけられる度に痛みを覚える。
「お前ら、強力な助っ人が来てくれたんだぜ? これで負けたら冒険者どころか男じゃねえぞ!」
マーセルを中心に、冒険者連中が雄たけびを上げ一丸となって魔物へと向かって行く。ランクが高いとはいえ、マーセルに人をまとめる力があれほどまでにあるとは思わなかった。ただの嫌な奴ってわけでもなかったようだ。
あいつも魔王に傷を負わされているはずなのに戦いに参加している。治癒魔法をかけたから動けてはいるようだけど、本当なら当分は休まなければならないほどの傷だったのだ。
それでも、冒険者連中を集めて魔物どもを足止めしてくれているということは、責任を感じているからなのだろうか。自業自得とはいえ、それはお互い様だ。
自分が罪と向き合えるかなんて、正直自信はないけれど、まずは町を襲う魔物どもをなんとかするのが最優先だ。
冒険者達の士気は上がっている。反対に魔物どもはパニックを起こしている。このまま一気に攻勢に出るべきだ。
高さの利を生かし、空から魔法で魔物を狙い撃ちにしてやろう。混戦になれば大規模魔法は味方に被害が出てしまう。使用する魔法は限られるが、それならそれで状況に合った戦法をとればいいだけのこと。魔法は確実に、小さく、鋭く、放つ!
確実に魔物の数を減らしていく。魔結晶の恩恵か、すこぶる調子が良い。魔力が回復しただけじゃなく、魔法の威力も上がっているように感じられる。
これならなんとかなりそうだ。その考えが過ったこと自体が、とてもよくないことのように思えた。
「ぐわあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
絶叫が夜の空に響く。優勢だったはずの冒険者から聞こえた。
それは一人だけじゃなくて、他からも次々と聞こえてくる。聞いているだけで痛そうな、苦しそうな、そんな声が辺りを響かせた。
「な、なんだ!? 誰かやられたのか!?」
「魔物どもに反撃する暇があるってのかよ!?」
「怯むんじゃねえ! どうせやられたのは実力もねえ低ランクの連中に決まってら! 気にせずこのまま押し返せ!!」
今度は冒険者側がパニックになる。マーセルが落ち着かせようと声を張り上げるが、混戦になってくると声なんてまともに届かない。
攻撃を続けながらも空から観察する。何が起こったかを把握できるのは、上から戦況を見ているわたしだけだろう。
魔法で視覚を強化しているからよく見えてはいる。でも、あれだけの数が密集してくると、一つ一つの戦場で何が起こっていたのか、状況を認識するのに時間がかかった。
「え? なんだよあの集団。統率されてる?」
違和感。正しいのかはわからないけど、違和感を覚えた。
現在、冒険者達が攻勢に出て、魔物どもを討伐している。ほとんどがそうで、わたしの攻撃から起こしたパニックはまだ抜けきってはいない。
そのはずなのに、魔物の中の一部の集団は、統率でもされているかのような動きをしていた。それどころか反撃までしているようで、絶叫が木霊する。
暗かろうが遠かろうが、わたしの目なら原因を見つけ出してみせる。魔物を統率する。それを考えれば、きっとあの集団の中に、見当たらない魔王がいるはずだと思った。
「オーガばっかりか」
統率されている魔物はオーガだった。少し前の依頼で不覚を取っただけに顔をしかめてしまう。
オーガ、オーガ、オーガ……。似たような顔ばかりが並んでいる。そのうちの一体と、目が合った。
ニヤリと。オーガらしからぬ笑みを見せられた気がした。
「なん――」
風の塊が迫ってくる。オーガからの魔法。それを認識した瞬間、目が合ったオーガの正体を知った。
重力を無視した空中での回避。視覚、身体能力を魔法で強化し、油断なく気を張っていたわたしには当たらない。
「まさか、ロードが統率しているのか!?」
当たらなかった。でも、わたしを攻撃してきた魔物。そいつ自体が問題だった。
「グケケケケケケケ」
距離があるはずなのに、いろんな感覚を強化しているせいで聞こえてしまった。なんて怖い笑い声。なんだか聞き覚えがあるのは気のせいか。
オーガロード。奴がいるだけであのオーガの集団は強大な戦力へと変わる。並みの冒険者では被害が出るだけだ。
ならば、わたしがオーガロードを仕留めなければ、と。そう思った時になって、ようやく気付く。
「他の魔物も、統率され始めている?」
回避しながらも戦場を俯瞰していたからこそ気づいた。
オーガだけじゃない。ゴブリンも、スライムも、オークも、コボルトも、トロールも、マンティコアも……、この戦場にいるすべての魔物がパニックを起こしてバラバラになっていたのが嘘のように、統率された集団となって反撃を開始していた。
そして、すべての種族に一体ずつ、明らかに別個体のロードが存在していた。
「こんな数だなんて……嘘だろ……」
そうあってほしいと、そんな願いは空しいだけで、響いてくる悲鳴がやはり嘘ではなかったのだと思い知らされる。
ロードクラスをなんとかできるのは、冒険者でもそう多くないだろう。一体でも厄介なのに、あちらこちらでどこから湧いて出たのか各種族のロードがこちらを追い詰めにかかっている。
さっきまで押せ押せムードだったのに、いつの間にか形成は逆転している。しかし、背負っているのは町の運命だ。誰も退けやしなかった。
なんとかするのはわたししかいない。さっきみたいに空から大魔法を放つ。ロードが加わったこの大群を止めるにはそれしかない。
わたしは魔法を放とうと手をかざす。そして止まった。
「今、出てくるのか……っ」
恨みがましい声が漏れる。いや、恨んでやりたいほどに、わたしの心は焦燥にかられた。
「……」
感情が抜け落ちたかのような目で、わたしを見下ろしている。本当にいつの間に現れたのか。最悪の状況だった。
「……魔王め」
あの魔物の大群を引き連れてきたであろう存在。魔王が、高みからわたし達を見下していた。
魔結晶のおかげで魔力量は充分過ぎるほどにある。さらには放出する魔法はそのままに、魔力を節約してくれるチート帽子。準備は万端だ。
使用する魔法は得意の土属性。宙に浮いたまま、空に巨大な岩を作り出す。
巨大。そう、とても大きな塊だ。できるだけ大きく、大きく、大きく……。
「な、なんだありゃあっ!?」
「なんてでかさだ……。あんなのが落ちてきたら……」
「グギャ? ギャギャギャッ!?」
「ブモォォォォォォォォォォォォォ!!」
そりゃあ、空に大岩なんて浮いてたらパニックになるよね。
地上は人も魔物も関係なく大騒ぎである。同じ脅威を前にすれば反応も似たようなものになるらしい。
もちろん、狙いは魔物だけだけどな。
「潰れろ!」
魔力を一気に凝縮させる。大岩は内部から爆発したみたいに、弾けた。
まるで隕石のようだった。流星雨が魔物の頭上に降りかかる。
轟音を立てながら、次々と魔物を圧し潰していく。いくら多かろうと、強かろうと、人ではない魔物だろうと、等しく死を強制させた。
全滅はさせられなくても、かなりの被害を与えられた。魔法が収まると、地面がくじれ、クレーターばかりを作っていた。まさに災害の跡である。
こんな大規模魔法、なかなか使う機会なんてなかった。明らかに環境破壊だし、後で怒られるのは目に見えていた。だから冒険者としては使えなかった大魔法でもある。
本気で魔法を放ったからか、不謹慎ながらちょっとだけスッキリした気持ちになってしまった。自重しろわたし。
「おいおい、エルさんじゃねえか。おいしいところをかっさらっていくなんて、やるねぇ」
マーセルの声で他の冒険者もわたしの存在に気づく。形成が一気に傾きそうなほどの被害を魔物の大群に与えられたおかげか、かけられる言葉は暖かかった。
マーセルがどんな説明をしたかは知らないが、わたしを共犯者だとは言っていないようだった。事実を知っているわたしの心は声をかけられる度に痛みを覚える。
「お前ら、強力な助っ人が来てくれたんだぜ? これで負けたら冒険者どころか男じゃねえぞ!」
マーセルを中心に、冒険者連中が雄たけびを上げ一丸となって魔物へと向かって行く。ランクが高いとはいえ、マーセルに人をまとめる力があれほどまでにあるとは思わなかった。ただの嫌な奴ってわけでもなかったようだ。
あいつも魔王に傷を負わされているはずなのに戦いに参加している。治癒魔法をかけたから動けてはいるようだけど、本当なら当分は休まなければならないほどの傷だったのだ。
それでも、冒険者連中を集めて魔物どもを足止めしてくれているということは、責任を感じているからなのだろうか。自業自得とはいえ、それはお互い様だ。
自分が罪と向き合えるかなんて、正直自信はないけれど、まずは町を襲う魔物どもをなんとかするのが最優先だ。
冒険者達の士気は上がっている。反対に魔物どもはパニックを起こしている。このまま一気に攻勢に出るべきだ。
高さの利を生かし、空から魔法で魔物を狙い撃ちにしてやろう。混戦になれば大規模魔法は味方に被害が出てしまう。使用する魔法は限られるが、それならそれで状況に合った戦法をとればいいだけのこと。魔法は確実に、小さく、鋭く、放つ!
確実に魔物の数を減らしていく。魔結晶の恩恵か、すこぶる調子が良い。魔力が回復しただけじゃなく、魔法の威力も上がっているように感じられる。
これならなんとかなりそうだ。その考えが過ったこと自体が、とてもよくないことのように思えた。
「ぐわあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
絶叫が夜の空に響く。優勢だったはずの冒険者から聞こえた。
それは一人だけじゃなくて、他からも次々と聞こえてくる。聞いているだけで痛そうな、苦しそうな、そんな声が辺りを響かせた。
「な、なんだ!? 誰かやられたのか!?」
「魔物どもに反撃する暇があるってのかよ!?」
「怯むんじゃねえ! どうせやられたのは実力もねえ低ランクの連中に決まってら! 気にせずこのまま押し返せ!!」
今度は冒険者側がパニックになる。マーセルが落ち着かせようと声を張り上げるが、混戦になってくると声なんてまともに届かない。
攻撃を続けながらも空から観察する。何が起こったかを把握できるのは、上から戦況を見ているわたしだけだろう。
魔法で視覚を強化しているからよく見えてはいる。でも、あれだけの数が密集してくると、一つ一つの戦場で何が起こっていたのか、状況を認識するのに時間がかかった。
「え? なんだよあの集団。統率されてる?」
違和感。正しいのかはわからないけど、違和感を覚えた。
現在、冒険者達が攻勢に出て、魔物どもを討伐している。ほとんどがそうで、わたしの攻撃から起こしたパニックはまだ抜けきってはいない。
そのはずなのに、魔物の中の一部の集団は、統率でもされているかのような動きをしていた。それどころか反撃までしているようで、絶叫が木霊する。
暗かろうが遠かろうが、わたしの目なら原因を見つけ出してみせる。魔物を統率する。それを考えれば、きっとあの集団の中に、見当たらない魔王がいるはずだと思った。
「オーガばっかりか」
統率されている魔物はオーガだった。少し前の依頼で不覚を取っただけに顔をしかめてしまう。
オーガ、オーガ、オーガ……。似たような顔ばかりが並んでいる。そのうちの一体と、目が合った。
ニヤリと。オーガらしからぬ笑みを見せられた気がした。
「なん――」
風の塊が迫ってくる。オーガからの魔法。それを認識した瞬間、目が合ったオーガの正体を知った。
重力を無視した空中での回避。視覚、身体能力を魔法で強化し、油断なく気を張っていたわたしには当たらない。
「まさか、ロードが統率しているのか!?」
当たらなかった。でも、わたしを攻撃してきた魔物。そいつ自体が問題だった。
「グケケケケケケケ」
距離があるはずなのに、いろんな感覚を強化しているせいで聞こえてしまった。なんて怖い笑い声。なんだか聞き覚えがあるのは気のせいか。
オーガロード。奴がいるだけであのオーガの集団は強大な戦力へと変わる。並みの冒険者では被害が出るだけだ。
ならば、わたしがオーガロードを仕留めなければ、と。そう思った時になって、ようやく気付く。
「他の魔物も、統率され始めている?」
回避しながらも戦場を俯瞰していたからこそ気づいた。
オーガだけじゃない。ゴブリンも、スライムも、オークも、コボルトも、トロールも、マンティコアも……、この戦場にいるすべての魔物がパニックを起こしてバラバラになっていたのが嘘のように、統率された集団となって反撃を開始していた。
そして、すべての種族に一体ずつ、明らかに別個体のロードが存在していた。
「こんな数だなんて……嘘だろ……」
そうあってほしいと、そんな願いは空しいだけで、響いてくる悲鳴がやはり嘘ではなかったのだと思い知らされる。
ロードクラスをなんとかできるのは、冒険者でもそう多くないだろう。一体でも厄介なのに、あちらこちらでどこから湧いて出たのか各種族のロードがこちらを追い詰めにかかっている。
さっきまで押せ押せムードだったのに、いつの間にか形成は逆転している。しかし、背負っているのは町の運命だ。誰も退けやしなかった。
なんとかするのはわたししかいない。さっきみたいに空から大魔法を放つ。ロードが加わったこの大群を止めるにはそれしかない。
わたしは魔法を放とうと手をかざす。そして止まった。
「今、出てくるのか……っ」
恨みがましい声が漏れる。いや、恨んでやりたいほどに、わたしの心は焦燥にかられた。
「……」
感情が抜け落ちたかのような目で、わたしを見下ろしている。本当にいつの間に現れたのか。最悪の状況だった。
「……魔王め」
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