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三章 冒険者編
第78話 墓荒らし開始
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魔王の墓場に入って、すぐに地下へと降りる階段が見つかった。
先行する一人がたいまつを掲げて慎重に進む。列になって歩いているとまるで良い子の集団だ。ちょっとだけ前世での小学生時代を思い出す。
「マーセルさん」
「わかってる。俺がやってやるからお前らは下がってろ」
道中のマーセルは働き者だった。どうやら魔王の墓場にはいくつか罠が仕掛けられているらしかった。らしかったというのはわたしにはほとんどわからなかったからだ。
「この俺じゃねえと解除できない罠ばかりだ。エルさんが気づかないとしても無理ねえぜ」
おいっ、わたしは何も言ってないでしょうが。勝手な気遣いはやめろよ。
それにしてもたいまつの灯りだけでよく罠に気づけるもんだ。わたしはもちろん魔法で視覚を強化していて暗視スコープをしているかのようにくっきりだ。それでも罠は巧妙に隠されている。別に気づいていないとも言ってないけども。言ってはないんだよ。
わたしが上級魔法を使えるといっても、大技ともなればこんな狭いところでは使えない。わたしが冒険者ランクを上げられたのは外に強い魔物がいてくれたおかげだ。たぶん、ダンジョンなんて動きが制限される場所でしか活躍の場がなかったとしたら、わたしはBランク冒険者にはなれなかったかもしれない。
逆に『黒蠍』の連中は外よりも中に強い。わたしと違って大技よりも小技に長けた奴ばかりなのだ。
洞窟なんかではわたしよりもこいつらの方ができることが多いはずだ。わたしなんかはゴブリンの巣に入るのも遠慮したいが、こいつらにとっては引きこもっている魔物はカモでしかないらしい。
魔王の墓場にいくら罠があろうが、魔物が出ようが『黒蠍』にとってはさほど脅威にならないだろう。そこんとこだけは安心材料ではあった。
とはいえ気を抜くわけではない。だけど拍子抜けするほどに罠は簡単に解除され、魔物はまったくといっていいほどに出てこなかった。
「止まれ」
マーセルの目が険しくなった。
道なりに進んでいると行き止まりになった。あれだけの罠の数、ここでおしまいなんかじゃないはずだ。
マーセルが前に出て調べ始める。壁や天井、床へと視線を落としたところで何もありはしなかった。
そう思ったのはわたしだけじゃないのだろう。今までは一目で罠を察知してきたマーセルが時間をかけて調べ続けている。
下っ端連中ですら心配の色をかもし出してきた時だった。くるりとマーセルがこちらを向く。
「エルさん。出番だぜ」
どうやら魔法が必要な仕掛けらしい。無言でマーセルのもとへと歩を進める
「壁に手を当てろ。後は結界の支柱を消したようにしてくれればいいぜ」
つまり四種類の上級魔力が解除の条件ってことか。言われた通りに壁に手を当てて、魔力を流し込んだ。
「うおっ!? いきなり景色が変わりやがった!」
「ここは大広間だったのか……」
マーセルの取り巻きどもが動揺を見せる。表情を変えず声も出さなかったけどわたしも驚いた。
さっきまで通路の行き止まりにいたはずなのに、瞬きする間におどろおどろしい雰囲気のある大広間にいたのだ。部屋の壁にはかがり火が並べられているが、紫色の炎が不気味さを強調してくる。
振り返ればさっきまで通ってきた道はちゃんとあった。そのことに安堵する。
「ケケケ。ここまでの仕掛けだったってことは、もうすぐだろうよ」
マーセルは大広間の奥、荘厳な扉に向かって行く。ボス敵なんて現れることもなく、そのまま扉の前に辿り着く。
ここへきてもう罠はないようだった。マーセルは簡単に扉を開けてしまう。その先へと消えていくマーセルを追いかけて『黒蠍』のメンバーも続々と奥の部屋へと消えていく。
「……」
ここまで来たらもう帰ってもいいんじゃないかな? とは思ったけどハドリーの居場所を聞かなければ安心なんかできない。そして今の時点でもマーセルはハドリーを解放してやる、とは口にしないとわかりきっていた。
一つ嘆息して、わたしも奴らの後を追いかけた。
「なんだこりゃ? 棺桶だらけじゃねえか。一体どれに魔王が入っているんだ?」
「普通の棺桶だぜ。魔王っていうくらいだからよ、俺はてっきりドラゴンみてえな巨体かと思っていたんだが……。人間と大して変わらねえでかさなのか?」
『黒蠍』の面々から困惑の声が上がる。
扉の先、少しの通路があった先にその部屋はあった。
さっきの大広間とあまり変わりのない様相をしていた。ただ違うのはいくつかの棺桶が鎮座しているというところだ。
魔王の墓場というくらいだ。これらの棺桶の中に当の魔王が入れられているのだろう。
にしても一つじゃないのか。まさか魔王が複数人だったわけでもあるまい。それとも体をバラバラにしてパーツごとに棺桶に閉まったってことか? ……恐ろしいことを考えてしまった。
「テメーら手分けして探せ。魔結晶以外は全部くれてやらぁ」
マーセルの指示に歓声が上がる。嬉々として棺桶を開けにかかる。墓荒らしの始まりだった。
下っ端どもが棺桶を開けている最中、マーセルは油断なく辺りを警戒していた。そんなピリついた奴のもとへと近づく。
「なあマーセル。ここまで来たならもういいだろ。ハドリーを解放しろ」
「エルさんも冒険者ならわかるだろ? 依頼を達成して、帰って報告するまでが仕事だ。もう少しだけ付き合ってくれよ」
そんな風に言われると思った。これ見よがしにため息を吐いて、結局墓荒らしの現場を見守ることにした。横からの苦笑いの気配に何も反応しなかった。
棺桶の蓋は相当重いようだ。男四人がかりでやっと動かせている。全員冒険者と考えれば並の重さではないというのがわかってしまう。
「うおおおおおおーー!! 棺桶いっぱいに金貨が詰まってやがる!」
「金貨に囲まれて死ねるなんて羨ましいぜ」
浮ついた声が気になって開けられた棺桶の中を覗いてみる。
「これは……なんか魔王のイメージと違うな」
棺桶の中は確かに金貨が詰まっていた。そこに埋まるようにして頭蓋骨が顔を見せている。魔王ってよりただの成金だな。
「マーセルさん、この金貨は全部俺らがもらっちまってもいいんですよね?」
「好きにしろ。それよりも魔結晶が最優先だ。次の棺桶を開けろ」
「はい!」と男どもの嬉しそうな声が重なる。あれだけの金貨、もしかしたらそれ以上の報酬があるかもしれないと思えば楽しい雑用だろうね。
それにしても魔結晶か。マーセルがわざわざ魔王の墓場なんかに求めるものが何かと思えば……。別に詮索する気もないからどうでもいいけど。
次の棺桶の中身は剣でいっぱいだった。これも剣が多すぎて頭蓋骨しか見えない。なんだか串刺しされた人に見えるな。
「これは相当な名剣だ。これも、これもだ! すげぇ……一体どれだけの財力があればこんな剣が集められるんだ」
『黒蠍』の中には剣マニアがいたらしい。目を輝かせて子供みたいにはしゃいでいる。それだけ見れば悪いことしているようには見えないほど嬉しさが隠せずにいた。
しかしその中にも目的である魔結晶はなかったようだ。マーセルは小さく舌打ちをする。
奴の苛立ちが届いたのか、すぐに次の棺桶が開けられた。
「え、人!?」
開けられた棺桶の中には金貨も剣も入ってはいなかった。ただ骸骨ではない人の形をしたものが入っていた。
それは男性だった。それも下手をすれば青年と呼べるほどの年代であろう。
美貌と称していいほどに美しく、長い黒髪は女性から恨まれても仕方がないほどに艶がある。眠っているような姿だというのに品を感じさせた。
棺桶に入っているんだ。骨になっていないだけで死んではいるのだろう。心なしか冷気みたいなものが肌を撫でた気がした。
「マ、マーセルさんこれは……」
保存されていたであろう肉体。それがただ者でないのは明らかだ。誰かが息を呑む。
「……おそらくこいつが魔王、だろう」
魔王……。そりゃそうか、ここは魔王の墓場なんだから。
だけど、こんなにも人らしい人だとは想像していなかった。ドラゴンだって存在している世界で魔物を率いたと伝えられているのだ。もっと禍々しい姿を想像してたって文句は言われないはずだ。
「当たり、かもしれねえか」
マーセルは恐る恐る死体となっている魔王のもとへと近づく。緊張からなのか顔が強張っている。そんなマーセルを、わたしは初めて見た。
緊張感が場を支配する。わたしも固唾を飲んで見守ってしまう。
「っ!?」
緊張しすぎてしまったかもしれない。いや、それ以上に油断だったかもしれなかった。
マーセルが手を伸ばした先、魔王の目が唐突に開かれた。わたしは心臓が掴まれたのかと錯覚してしまうほど驚いてしまったのだ。
先行する一人がたいまつを掲げて慎重に進む。列になって歩いているとまるで良い子の集団だ。ちょっとだけ前世での小学生時代を思い出す。
「マーセルさん」
「わかってる。俺がやってやるからお前らは下がってろ」
道中のマーセルは働き者だった。どうやら魔王の墓場にはいくつか罠が仕掛けられているらしかった。らしかったというのはわたしにはほとんどわからなかったからだ。
「この俺じゃねえと解除できない罠ばかりだ。エルさんが気づかないとしても無理ねえぜ」
おいっ、わたしは何も言ってないでしょうが。勝手な気遣いはやめろよ。
それにしてもたいまつの灯りだけでよく罠に気づけるもんだ。わたしはもちろん魔法で視覚を強化していて暗視スコープをしているかのようにくっきりだ。それでも罠は巧妙に隠されている。別に気づいていないとも言ってないけども。言ってはないんだよ。
わたしが上級魔法を使えるといっても、大技ともなればこんな狭いところでは使えない。わたしが冒険者ランクを上げられたのは外に強い魔物がいてくれたおかげだ。たぶん、ダンジョンなんて動きが制限される場所でしか活躍の場がなかったとしたら、わたしはBランク冒険者にはなれなかったかもしれない。
逆に『黒蠍』の連中は外よりも中に強い。わたしと違って大技よりも小技に長けた奴ばかりなのだ。
洞窟なんかではわたしよりもこいつらの方ができることが多いはずだ。わたしなんかはゴブリンの巣に入るのも遠慮したいが、こいつらにとっては引きこもっている魔物はカモでしかないらしい。
魔王の墓場にいくら罠があろうが、魔物が出ようが『黒蠍』にとってはさほど脅威にならないだろう。そこんとこだけは安心材料ではあった。
とはいえ気を抜くわけではない。だけど拍子抜けするほどに罠は簡単に解除され、魔物はまったくといっていいほどに出てこなかった。
「止まれ」
マーセルの目が険しくなった。
道なりに進んでいると行き止まりになった。あれだけの罠の数、ここでおしまいなんかじゃないはずだ。
マーセルが前に出て調べ始める。壁や天井、床へと視線を落としたところで何もありはしなかった。
そう思ったのはわたしだけじゃないのだろう。今までは一目で罠を察知してきたマーセルが時間をかけて調べ続けている。
下っ端連中ですら心配の色をかもし出してきた時だった。くるりとマーセルがこちらを向く。
「エルさん。出番だぜ」
どうやら魔法が必要な仕掛けらしい。無言でマーセルのもとへと歩を進める
「壁に手を当てろ。後は結界の支柱を消したようにしてくれればいいぜ」
つまり四種類の上級魔力が解除の条件ってことか。言われた通りに壁に手を当てて、魔力を流し込んだ。
「うおっ!? いきなり景色が変わりやがった!」
「ここは大広間だったのか……」
マーセルの取り巻きどもが動揺を見せる。表情を変えず声も出さなかったけどわたしも驚いた。
さっきまで通路の行き止まりにいたはずなのに、瞬きする間におどろおどろしい雰囲気のある大広間にいたのだ。部屋の壁にはかがり火が並べられているが、紫色の炎が不気味さを強調してくる。
振り返ればさっきまで通ってきた道はちゃんとあった。そのことに安堵する。
「ケケケ。ここまでの仕掛けだったってことは、もうすぐだろうよ」
マーセルは大広間の奥、荘厳な扉に向かって行く。ボス敵なんて現れることもなく、そのまま扉の前に辿り着く。
ここへきてもう罠はないようだった。マーセルは簡単に扉を開けてしまう。その先へと消えていくマーセルを追いかけて『黒蠍』のメンバーも続々と奥の部屋へと消えていく。
「……」
ここまで来たらもう帰ってもいいんじゃないかな? とは思ったけどハドリーの居場所を聞かなければ安心なんかできない。そして今の時点でもマーセルはハドリーを解放してやる、とは口にしないとわかりきっていた。
一つ嘆息して、わたしも奴らの後を追いかけた。
「なんだこりゃ? 棺桶だらけじゃねえか。一体どれに魔王が入っているんだ?」
「普通の棺桶だぜ。魔王っていうくらいだからよ、俺はてっきりドラゴンみてえな巨体かと思っていたんだが……。人間と大して変わらねえでかさなのか?」
『黒蠍』の面々から困惑の声が上がる。
扉の先、少しの通路があった先にその部屋はあった。
さっきの大広間とあまり変わりのない様相をしていた。ただ違うのはいくつかの棺桶が鎮座しているというところだ。
魔王の墓場というくらいだ。これらの棺桶の中に当の魔王が入れられているのだろう。
にしても一つじゃないのか。まさか魔王が複数人だったわけでもあるまい。それとも体をバラバラにしてパーツごとに棺桶に閉まったってことか? ……恐ろしいことを考えてしまった。
「テメーら手分けして探せ。魔結晶以外は全部くれてやらぁ」
マーセルの指示に歓声が上がる。嬉々として棺桶を開けにかかる。墓荒らしの始まりだった。
下っ端どもが棺桶を開けている最中、マーセルは油断なく辺りを警戒していた。そんなピリついた奴のもとへと近づく。
「なあマーセル。ここまで来たならもういいだろ。ハドリーを解放しろ」
「エルさんも冒険者ならわかるだろ? 依頼を達成して、帰って報告するまでが仕事だ。もう少しだけ付き合ってくれよ」
そんな風に言われると思った。これ見よがしにため息を吐いて、結局墓荒らしの現場を見守ることにした。横からの苦笑いの気配に何も反応しなかった。
棺桶の蓋は相当重いようだ。男四人がかりでやっと動かせている。全員冒険者と考えれば並の重さではないというのがわかってしまう。
「うおおおおおおーー!! 棺桶いっぱいに金貨が詰まってやがる!」
「金貨に囲まれて死ねるなんて羨ましいぜ」
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「これは……なんか魔王のイメージと違うな」
棺桶の中は確かに金貨が詰まっていた。そこに埋まるようにして頭蓋骨が顔を見せている。魔王ってよりただの成金だな。
「マーセルさん、この金貨は全部俺らがもらっちまってもいいんですよね?」
「好きにしろ。それよりも魔結晶が最優先だ。次の棺桶を開けろ」
「はい!」と男どもの嬉しそうな声が重なる。あれだけの金貨、もしかしたらそれ以上の報酬があるかもしれないと思えば楽しい雑用だろうね。
それにしても魔結晶か。マーセルがわざわざ魔王の墓場なんかに求めるものが何かと思えば……。別に詮索する気もないからどうでもいいけど。
次の棺桶の中身は剣でいっぱいだった。これも剣が多すぎて頭蓋骨しか見えない。なんだか串刺しされた人に見えるな。
「これは相当な名剣だ。これも、これもだ! すげぇ……一体どれだけの財力があればこんな剣が集められるんだ」
『黒蠍』の中には剣マニアがいたらしい。目を輝かせて子供みたいにはしゃいでいる。それだけ見れば悪いことしているようには見えないほど嬉しさが隠せずにいた。
しかしその中にも目的である魔結晶はなかったようだ。マーセルは小さく舌打ちをする。
奴の苛立ちが届いたのか、すぐに次の棺桶が開けられた。
「え、人!?」
開けられた棺桶の中には金貨も剣も入ってはいなかった。ただ骸骨ではない人の形をしたものが入っていた。
それは男性だった。それも下手をすれば青年と呼べるほどの年代であろう。
美貌と称していいほどに美しく、長い黒髪は女性から恨まれても仕方がないほどに艶がある。眠っているような姿だというのに品を感じさせた。
棺桶に入っているんだ。骨になっていないだけで死んではいるのだろう。心なしか冷気みたいなものが肌を撫でた気がした。
「マ、マーセルさんこれは……」
保存されていたであろう肉体。それがただ者でないのは明らかだ。誰かが息を呑む。
「……おそらくこいつが魔王、だろう」
魔王……。そりゃそうか、ここは魔王の墓場なんだから。
だけど、こんなにも人らしい人だとは想像していなかった。ドラゴンだって存在している世界で魔物を率いたと伝えられているのだ。もっと禍々しい姿を想像してたって文句は言われないはずだ。
「当たり、かもしれねえか」
マーセルは恐る恐る死体となっている魔王のもとへと近づく。緊張からなのか顔が強張っている。そんなマーセルを、わたしは初めて見た。
緊張感が場を支配する。わたしも固唾を飲んで見守ってしまう。
「っ!?」
緊張しすぎてしまったかもしれない。いや、それ以上に油断だったかもしれなかった。
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