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二章 魔道学校編
第46話 転校生と戦った
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魔法の実技の授業。
座学ではあんまり問題のなかったクエミーなのだが、本人いわく魔法が使えないとのことだ。そうなると実技も何もないだろう。
てっきり見学にでもなるかと思いきや。まったくそんなことはなくクエミーも参加することとなった。
「せっかく最高の剣の使い手がいるんだ。今日は剣士を想定した実践訓練を行う」
そう実技の先生が言ったのが始まりだった。最高の剣の使い手か。先生もクエミーを持ち上げたもんだね。
やはり地位のある娘さんを見学させるだけなんてできなかったのだろう。何かしら気を使わないといけないのが貴族のつらいところである。
とか思ってた時期がわたしにもありました。
最初に誰が相手する? という段階でクエミーから「ならエルで」との一言で決定された。まさかのご指名である。
ちょっと前のわたしなら周囲から「引っ込め」とか言われてたかもしれない。誰もが認める上流階級のお方にわたしのような貧乏貴族が何を出しゃばってんだと言われるのがオチだ。
しかし、今のわたしには対校戦優勝者という肩書がある。
それはつまり今年最強の魔道学校の学生ということなのだ。そんな相手に誰が文句を言えようか。
そんなわけで誰からもブーイングされることなくわたしは前へと出た。というかむしろ期待の眼差しを向けられている気がしさえした。
訓練場でクエミーと相対する。お互いに開始位置まで離れると彼女の視線とぶつかった。
「こんなに早くあなたの実力を直に試せるとは、楽しみですね」
そう言ってクエミーは薄く微笑んだ。柔らかく優しい笑顔に見えた。それはわたしだけじゃなかったみたいで、ギャラリーから野太いため息が聞こえてきた。
彼女から気負いとかそういった無駄な力は感じられなかった。緊張しているどころかリラックスしているように見える。
クエミーの装備らしい装備は腰にある剣と胸当てといったところか。まあ魔障壁があるので防具なんかはいらないんだけどね。むしろ剣相手じゃあこっちの魔障壁の方が意味を成さないんじゃないかっていう不安があった。その辺を指摘すると「寸止めしますから安心してください」とのお言葉が返ってきた。それを信じていいのかどうかかなり微妙だ。
それを言ったらわたしは制服姿だ。恰好で言うならこっちの方が舐めている。プリーツスカートだと心もとない。いろんな意味で。
「お手柔らかにお願いね」
一応そんなことを口にしてから構える。いつも通り杖を使う。詠唱は……剣士みたいだし無詠唱でもいいよね。接近戦主体の相手だと悠長に詠唱なんてできないし。
先生がアイコンタクトを取るようにわたしとクエミーに交互に視線を動かした。一度頷きを見せてから口を開く。
「始めっ!」
合図と同時にわたしは後ろへ飛んだ。
「あれ?」
クエミーが突っ込んでくる! ……と思ったのに彼女は開始位置から微動だにしていない。
剣士っていうもんだからてっきり距離を詰めてくるもんだと思っていたのに。ちょっと拍子抜けな気分だ。
少しだけ様子を見たけど動く様子がない。わたしの出方を見ているのだろうか?
まあいいや。だったら牽制で石の弾丸を軽く放つ。
一発の石がクエミーに向かっていく。軽くとはいえけっこうな速さだ。一般人であればよけるなんてまず無理だろう。魔障壁がなければ気絶するだろうというくらいの威力だ。
それをクエミーは首を傾けるだけでよけた。
「お?」
思わず声が漏れる。
自然な動きすぎてよけようとしてよけたのか、それとも偶然だったのか判断に困ってしまう。
どちらと考えるべきか。ええい、考えたところで断定できるはずもない。
「だったらこれならどうだっ」
今度はもっと速いのを放った。それもクエミーはなんなくかわしてしまう。
クエミーは嘆息した。
「ちゃんと本気できてください。そうじゃないとエルの実力を測れません」
「む……」
まるで上から目線だ。これでもわたしは対校戦で優勝したのだ。その辺の魔道士なんかよりも強いっていう自負がある。
わたしの中のプライドらしきものがくすぐられる。舐められたままじゃ終われない。ここはある程度実力を見せてしまってもいいだろう。
石の弾丸を三つ……いや五つにしておこう。どうせ魔障壁があるんだからケガはしないだろうしね。
パパパパパッとほとんど時間差がないように放つ。面での攻撃なら簡単にはよけられないだろう。
剣を抜くか? どんな技を使うんだろうと見つめていると、急に彼女の姿が消えた。
「え? ど、どこにっ!?」
「ここですよ」
「ッ!?」
すぐ横から声が聞こえて反射的に跳躍する。本当にクエミーはわたしのすぐそこまできていた。その姿は間違えようがない。
なんで!? まったく見えなかったのに。瞬間移動でもしたの!? 頭の中がこんがらがりそうだ。
考える時間があるなら魔法で攻撃しなきゃ。わたしは跳躍が頂点にきた時にハイドロプレッシャーを無詠唱のまま放つ。人を押しつぶせる水圧がクエミーに降りかかる。
「またっ!?」
さっきの繰り返しのようにクエミーの姿が消えた。
まるで瞬間移動だ。魔法は使えないって言ってたけどあれ嘘なんじゃないの? もしかしたら転移魔法とか使えるとかだったりしないよね。
すぐにクエミーを探すためキョロキョロと目を動かす。どこにも彼女の姿はなかった。
どこへ行った? そう思った瞬間、影が差した。
上だ! わたしはブレイドの魔法で着地しようとするクエミーに斬りかかった。
「それは悪手ですよエル」
その声が聞こえたと同時、わたしの杖が真っ二つにされていた。
「あれ?」
腰にあるクエミーの剣は抜かれていない。
だったらなんでわたしの杖が斬られているのだろうか? わからない。わからないけど杖の先がゆっくりと落ちていく。それは確かな事実だった。
「そ、それまで」
先生の戸惑ったような声。わたしだって戸惑っている。
「クエミー」
「なんでしょう?」
「どうやってわたしの杖を斬ったの?」
「手で、ですが」
「手?」
クエミーは「こうです」とか言いながらチョップするような仕草を見せた。
え? 手刀ってやつ?いやいや切れ味よすぎでしょ!?
それもそうだけど、まずクエミーの動きが見えなかった。ただ立っているだけだったのに消えてしまった。やっぱりこれって転移魔法とかだよね。
「クエミー」
「なんでしょう?」
「どうやって移動したの? 転移魔法とかかな?」
「いいえ、地面を蹴りました」
「ん?」
ちょっと意味がわかんないぞ。
そんなわたしのためになのか、クエミーは捕捉するように続けた。
「飛んだり跳ねたりするためには地面を蹴らなければなりません」
「う、うん。そうだね」
「……」
「えっ!? それで終わり!?」
「え? 他に何かありますか」
ちょっと待って考えさせて。
どうやったら地面を蹴っただけで姿が消えちゃうのん? 意味がわからないよ!
試しに地面を蹴ってみる。そのままの勢いでジャンプしてみた。
これでもわたしの身体能力は高い。貴族だらけのアルバートならトップかもしれない。
それでもわたしがジャンプしたところで姿を見失う人なんていないだろう。普通はそうだ。というか誰だってそうだ。
……そのはずだったのに。
「エルもこれで実力を発揮したわけではないでしょう」
「え?」
「もう一戦、やりましょうか」
この後、もう一戦どころか二戦やらされた。
あらゆる魔法を使ったけど、そのすべてが通用しなかった。
わたしはクエミーを捉えることができなかった。それどころか剣すら抜かせることができなかった。
対校戦の優勝者。そんなわたしの輝かしいはずだった栄光はなんの役にも立たなかった。
それどころか思い知らされた。
わたしがどれだけ天狗になっていたかということ。わたしがただの井の中の蛙だったということ。
わたしは、まだまだ強いわけじゃなかったのだ。
座学ではあんまり問題のなかったクエミーなのだが、本人いわく魔法が使えないとのことだ。そうなると実技も何もないだろう。
てっきり見学にでもなるかと思いきや。まったくそんなことはなくクエミーも参加することとなった。
「せっかく最高の剣の使い手がいるんだ。今日は剣士を想定した実践訓練を行う」
そう実技の先生が言ったのが始まりだった。最高の剣の使い手か。先生もクエミーを持ち上げたもんだね。
やはり地位のある娘さんを見学させるだけなんてできなかったのだろう。何かしら気を使わないといけないのが貴族のつらいところである。
とか思ってた時期がわたしにもありました。
最初に誰が相手する? という段階でクエミーから「ならエルで」との一言で決定された。まさかのご指名である。
ちょっと前のわたしなら周囲から「引っ込め」とか言われてたかもしれない。誰もが認める上流階級のお方にわたしのような貧乏貴族が何を出しゃばってんだと言われるのがオチだ。
しかし、今のわたしには対校戦優勝者という肩書がある。
それはつまり今年最強の魔道学校の学生ということなのだ。そんな相手に誰が文句を言えようか。
そんなわけで誰からもブーイングされることなくわたしは前へと出た。というかむしろ期待の眼差しを向けられている気がしさえした。
訓練場でクエミーと相対する。お互いに開始位置まで離れると彼女の視線とぶつかった。
「こんなに早くあなたの実力を直に試せるとは、楽しみですね」
そう言ってクエミーは薄く微笑んだ。柔らかく優しい笑顔に見えた。それはわたしだけじゃなかったみたいで、ギャラリーから野太いため息が聞こえてきた。
彼女から気負いとかそういった無駄な力は感じられなかった。緊張しているどころかリラックスしているように見える。
クエミーの装備らしい装備は腰にある剣と胸当てといったところか。まあ魔障壁があるので防具なんかはいらないんだけどね。むしろ剣相手じゃあこっちの魔障壁の方が意味を成さないんじゃないかっていう不安があった。その辺を指摘すると「寸止めしますから安心してください」とのお言葉が返ってきた。それを信じていいのかどうかかなり微妙だ。
それを言ったらわたしは制服姿だ。恰好で言うならこっちの方が舐めている。プリーツスカートだと心もとない。いろんな意味で。
「お手柔らかにお願いね」
一応そんなことを口にしてから構える。いつも通り杖を使う。詠唱は……剣士みたいだし無詠唱でもいいよね。接近戦主体の相手だと悠長に詠唱なんてできないし。
先生がアイコンタクトを取るようにわたしとクエミーに交互に視線を動かした。一度頷きを見せてから口を開く。
「始めっ!」
合図と同時にわたしは後ろへ飛んだ。
「あれ?」
クエミーが突っ込んでくる! ……と思ったのに彼女は開始位置から微動だにしていない。
剣士っていうもんだからてっきり距離を詰めてくるもんだと思っていたのに。ちょっと拍子抜けな気分だ。
少しだけ様子を見たけど動く様子がない。わたしの出方を見ているのだろうか?
まあいいや。だったら牽制で石の弾丸を軽く放つ。
一発の石がクエミーに向かっていく。軽くとはいえけっこうな速さだ。一般人であればよけるなんてまず無理だろう。魔障壁がなければ気絶するだろうというくらいの威力だ。
それをクエミーは首を傾けるだけでよけた。
「お?」
思わず声が漏れる。
自然な動きすぎてよけようとしてよけたのか、それとも偶然だったのか判断に困ってしまう。
どちらと考えるべきか。ええい、考えたところで断定できるはずもない。
「だったらこれならどうだっ」
今度はもっと速いのを放った。それもクエミーはなんなくかわしてしまう。
クエミーは嘆息した。
「ちゃんと本気できてください。そうじゃないとエルの実力を測れません」
「む……」
まるで上から目線だ。これでもわたしは対校戦で優勝したのだ。その辺の魔道士なんかよりも強いっていう自負がある。
わたしの中のプライドらしきものがくすぐられる。舐められたままじゃ終われない。ここはある程度実力を見せてしまってもいいだろう。
石の弾丸を三つ……いや五つにしておこう。どうせ魔障壁があるんだからケガはしないだろうしね。
パパパパパッとほとんど時間差がないように放つ。面での攻撃なら簡単にはよけられないだろう。
剣を抜くか? どんな技を使うんだろうと見つめていると、急に彼女の姿が消えた。
「え? ど、どこにっ!?」
「ここですよ」
「ッ!?」
すぐ横から声が聞こえて反射的に跳躍する。本当にクエミーはわたしのすぐそこまできていた。その姿は間違えようがない。
なんで!? まったく見えなかったのに。瞬間移動でもしたの!? 頭の中がこんがらがりそうだ。
考える時間があるなら魔法で攻撃しなきゃ。わたしは跳躍が頂点にきた時にハイドロプレッシャーを無詠唱のまま放つ。人を押しつぶせる水圧がクエミーに降りかかる。
「またっ!?」
さっきの繰り返しのようにクエミーの姿が消えた。
まるで瞬間移動だ。魔法は使えないって言ってたけどあれ嘘なんじゃないの? もしかしたら転移魔法とか使えるとかだったりしないよね。
すぐにクエミーを探すためキョロキョロと目を動かす。どこにも彼女の姿はなかった。
どこへ行った? そう思った瞬間、影が差した。
上だ! わたしはブレイドの魔法で着地しようとするクエミーに斬りかかった。
「それは悪手ですよエル」
その声が聞こえたと同時、わたしの杖が真っ二つにされていた。
「あれ?」
腰にあるクエミーの剣は抜かれていない。
だったらなんでわたしの杖が斬られているのだろうか? わからない。わからないけど杖の先がゆっくりと落ちていく。それは確かな事実だった。
「そ、それまで」
先生の戸惑ったような声。わたしだって戸惑っている。
「クエミー」
「なんでしょう?」
「どうやってわたしの杖を斬ったの?」
「手で、ですが」
「手?」
クエミーは「こうです」とか言いながらチョップするような仕草を見せた。
え? 手刀ってやつ?いやいや切れ味よすぎでしょ!?
それもそうだけど、まずクエミーの動きが見えなかった。ただ立っているだけだったのに消えてしまった。やっぱりこれって転移魔法とかだよね。
「クエミー」
「なんでしょう?」
「どうやって移動したの? 転移魔法とかかな?」
「いいえ、地面を蹴りました」
「ん?」
ちょっと意味がわかんないぞ。
そんなわたしのためになのか、クエミーは捕捉するように続けた。
「飛んだり跳ねたりするためには地面を蹴らなければなりません」
「う、うん。そうだね」
「……」
「えっ!? それで終わり!?」
「え? 他に何かありますか」
ちょっと待って考えさせて。
どうやったら地面を蹴っただけで姿が消えちゃうのん? 意味がわからないよ!
試しに地面を蹴ってみる。そのままの勢いでジャンプしてみた。
これでもわたしの身体能力は高い。貴族だらけのアルバートならトップかもしれない。
それでもわたしがジャンプしたところで姿を見失う人なんていないだろう。普通はそうだ。というか誰だってそうだ。
……そのはずだったのに。
「エルもこれで実力を発揮したわけではないでしょう」
「え?」
「もう一戦、やりましょうか」
この後、もう一戦どころか二戦やらされた。
あらゆる魔法を使ったけど、そのすべてが通用しなかった。
わたしはクエミーを捉えることができなかった。それどころか剣すら抜かせることができなかった。
対校戦の優勝者。そんなわたしの輝かしいはずだった栄光はなんの役にも立たなかった。
それどころか思い知らされた。
わたしがどれだけ天狗になっていたかということ。わたしがただの井の中の蛙だったということ。
わたしは、まだまだ強いわけじゃなかったのだ。
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