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二章 魔道学校編
第27話 再会! 猛虎の爪
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あれからルヴァイン先輩と他愛のない話をした。
貴族らしい雰囲気を持っている男だったけれど、話してみると案外気さくだ。ホリンくんとは違った親しみを覚える。
これがあれか。昨日の敵は今日の友、みたいな。
戦いを通じて友達ができる。おおっ! 少年マンガみたいだ!
そう思えばちょっと楽しくなってきた。
そんなテンションで王都観光にルヴァイン先輩もどうかと誘ってみた。
「キ、キミがどうしてもというのなら……やぶさかではない」
オーケーとのことだ。
ということで二人でぶらりぶらり。ホリンくん以外といっしょに王都を歩くのは初めてだ。テンションが高くなってしまうのは許してもらいたい。
前みたいにはぐれてしまうのだけは気をつけた。こんな広くて人がたくさんいるところではぐれると大変なことになるってのを、身に染みてわかりましたからなぁ。
ただルヴァイン先輩はホリンくんと違ってわたしをチラチラと確認してくれていた。どうやらはぐれないようにと気を使ってくれているようだ。ホリンくんとは違うね。
そうだそうだ。あとはスリにも気をつけなきゃ。悪い人に絡まれても撃退する自信はあるけれど、スリだけはどうしようもないからね。
それにしても王都は毎日がホリデーなのかってくらい人が多い。混雑している道を歩くのはそれだけで大変だった。
だから、自然と人の少ない道を選んでしまう。
「これはパターンにはまったってやつなのか……」
気づけばいつぞやの冒険者ギルドが見えていた。
前は感動に似た何かを感じていたというのに、今はげんなりする。
それはあれだな。前に絡まれちゃったからだな。なんだっけ? 猛虎打線だっけかな。
「げえっ!? テ、テメーはっ!?」
わたしの前を通りすぎようとしていた冒険者らしき男がこっちを見て声を上げた。
「人にげえって言われるのってショックだね。ん?」
冒険者らしき男をまじまじ見詰めると、なんか見覚えがあるような?
「あっ! 『猛虎打線』の下っ端の人だ!」
「『猛虎の爪』だ! それに下っ端じゃねえ!!」
「まあどっちでもいいけどさ」
「こ、このガキ……っ」
おっと挑発がすぎたかな。ぷるぷる震えていらっしゃる。怒ったのかも。
「エル? なんだいこの野蛮人は」
「先輩強烈っ」
さすがにわたしでも初対面の人に野蛮人とか言えない。それをこうナチュラルに口にできるとはっ。先輩、あなどれない!
ルヴァイン先輩の一言がとどめだったのか、猛虎のなんたらの男はうがーっ! と咆哮を上げた。
「上等だテメーら! 俺を怒らせてタダで済むと――」
「バインド」
「うわあっ!? な、なんだ!? 体が何かに縛られたみたいにっ」
キレちゃったみたいだったので相手を拘束する魔法で無力化する。
これはれっきとした正当防衛です。ルヴァイン先輩が証人になってくれることでしょう。
地面でじたばたする男。自分でやっといてなんだけどなんてカッコ悪い姿なんだろうか。近くの冒険者の方々に爆笑されている。恥ずかしいのか男の顔は真っ赤だ。
「ルヴァイン先輩、行きましょうか」
「い、いいのか?」
あら先輩ったら荒くれ冒険者の心配とは。野蛮人扱いした相手にも優しさを見せますか。
「いいんじゃないですか。この人にもいいクスリでしょう」
そんなわけでここからオサラバさせてもらおう。
「ま、待て待て! 行くなら俺を自由にしてからにしろ!」
地面を這いつくばる男は強気にそんなことをおっしゃる。そんなことして襲ってこられたらどうすんの。ああっ、わたし怖いわ!
一瞥して、歩き出す。
「すんませんすんません! 謝りますから解放してください!」
男は頭を地面に擦りつけて謝罪を口にする。さっきまでの威勢はどこへ行ったのか。恥も外聞もない。
ふぅ、やれやれだぜ。そこまで言われたのなら仕方がない。
男の方に振り返った時である。
「俺の仲間に何をしやがる!」
仲間がぞろぞろ現れた。なんてタイミングの悪い。
「って、げえっ!? アンタはっ」
だからげえってのはやめてほしい。まるでわたしが怖い人みたいじゃんか。
「くっ! なんて数だ。エル、僕の後ろに隠れるんだ!」
男達を見たルヴァイン先輩が男の子をやっている。これも男の性なのか。
でも、仲間の男たちは五人くらいだし、何より先輩はわたしよりも弱いってこないだ証明されましたよね。
リーダーらしき男がバインドで拘束された男に視線を向ける。
「お、おいっ! 何やってんだよ! もう仕事は終わったんだからあいつに関わる必要なんてねえだろうがっ!」
「す、すんませんっ」
男達の会話に気になる単語があるんですけど。仕事って何?
「ねえねえ」
「はっ!? な、なんだ!?」
腰が引けてますよ猛虎打線……じゃなくて猛虎の爪の皆さま方。
リーダーの男に近づく。ルヴァイン先輩が止めようとしていたけど無視。こいつら相手なら問題ないだろう。
「さっきの仕事って何? わたしと関係しているみたいだけど」
「な、なんでもねえっ!」
必死で顔を逸らすリーダー。
その必死さが怪しいと訴えてくる。
ふぅ、これだけはやりたくなかったよ(棒読み)。
「しゃべってくれないなら仕方がないなぁ」
わたしは杖を一振りする。巨大な岩が出現する。ルヴァイン先輩の顔が引きつった。トラウマになっていないと信じたい。
その岩を拘束して地面を這っている男の上へと動かした。
「な、なんだ!? なんだよぉぉぉっ! や、やめろぉぉぉぉーーっ!!」
影が差して男が怯える。
チラリとリーダーを見る。顔を青ざめさせていた。
「し、知らねえ……。お、俺は何も……」
ふぅ、仕方がないなぁ。
岩を高速回転させる。ギュインギュインと音を立てる。ただの岩の塊が回転してるって変な感じ。やってるのはわたしだけどね。
真下にいる男なんて泣いている。涙を流してガクガクと体を震わせている。よっぽど怖いようだ。
「本当に知らない?」
ニッコリ笑ってみせる。猛虎の爪のみなさん、全員表情が強張っていらっしゃる。ついでにルヴァイン先輩も。
「……アンタを捕えろって頼まれてたんだ」
ようやく吐いてくれた。
どうやら猛虎の爪のみなさんは何者かにわたしを捕えろと依頼されていたようだ。ただ絡まれただけかと思ってたけど、あのままついて行ってたらお酌どころか誘拐されてしまっていたかもしれなかった。
誘拐とか冒険者としてどうよ、とか思ったけれど、依頼料がけっこうな額だったみたい。まあ金で善人が悪人に変わるなんてことは珍しくもないからね。仕方がないとは言わないけど。
でも大金出してわたしを捕えろとはどういうことなのか? わたしにそんな価値はないぞ。そう思っている人がいるとも思えない。少なくともこの王都には思い当たる人物は出てこない。
いや、わたしは大金だと思っていても出した張本人が同じ考えという保証はないだろう。もしかしたらはした金なのかも。そう考えると相手は超絶金持ちになっちゃうぞ。
まさか貴族? わたしを知ってる人なんてアルバート魔道学校の中くらいしかいないだろうし。その可能性はあるのか?
あの日、わたしとホリンくんが出かけるのを知っていた人とか。うーん、友達いないからあんまりしゃべってなかったと思うんだけど。悲しいなぁ。
同じ学校の中に犯人が? いやいや、そうと決まったわけでもない。というかその考えはちょっとやだ。
「その依頼をした人ってのは?」
「し、知らねえ! 本当だ! 依頼人はフードを被って顔を隠してたし、俺だって素性は詮索してねえんだ!」
これは本当っぽいかな。
まあ裏切りそうな荒くれ冒険者に素性を明かす間抜けはいないか。
なんかもやもやしたものが残っちゃったな。これから身の周りには気を配った方がいいのかも。
「全部しゃべったからなっ。魔法を解除してくれよ!」
「ああ、そうだね」
もう聞きたいこともないしいいだろう。
そう思って岩に意識を向けると、回転中の岩がボロボロとクッキーみたいに崩れた。
「は?」
呆けた声を漏らしてしまった。
それもそのはず、まだわたしは何もやってない。魔法を解除する前に崩れて消えてしまったのだ。
「ダメじゃないか」
ハスキーボイスだった。
わたしの知らない声。その声の方に体ごと向ける。
とんがり帽子に黒いマント。いかにもな魔法使いの風貌の女がそこにいた。
「魔法使いが魔法で人を苦しめるなよ」
背中に冷や汗が流れる。
その女から、かつてない圧力をわたしは感じてしまったのだ。
貴族らしい雰囲気を持っている男だったけれど、話してみると案外気さくだ。ホリンくんとは違った親しみを覚える。
これがあれか。昨日の敵は今日の友、みたいな。
戦いを通じて友達ができる。おおっ! 少年マンガみたいだ!
そう思えばちょっと楽しくなってきた。
そんなテンションで王都観光にルヴァイン先輩もどうかと誘ってみた。
「キ、キミがどうしてもというのなら……やぶさかではない」
オーケーとのことだ。
ということで二人でぶらりぶらり。ホリンくん以外といっしょに王都を歩くのは初めてだ。テンションが高くなってしまうのは許してもらいたい。
前みたいにはぐれてしまうのだけは気をつけた。こんな広くて人がたくさんいるところではぐれると大変なことになるってのを、身に染みてわかりましたからなぁ。
ただルヴァイン先輩はホリンくんと違ってわたしをチラチラと確認してくれていた。どうやらはぐれないようにと気を使ってくれているようだ。ホリンくんとは違うね。
そうだそうだ。あとはスリにも気をつけなきゃ。悪い人に絡まれても撃退する自信はあるけれど、スリだけはどうしようもないからね。
それにしても王都は毎日がホリデーなのかってくらい人が多い。混雑している道を歩くのはそれだけで大変だった。
だから、自然と人の少ない道を選んでしまう。
「これはパターンにはまったってやつなのか……」
気づけばいつぞやの冒険者ギルドが見えていた。
前は感動に似た何かを感じていたというのに、今はげんなりする。
それはあれだな。前に絡まれちゃったからだな。なんだっけ? 猛虎打線だっけかな。
「げえっ!? テ、テメーはっ!?」
わたしの前を通りすぎようとしていた冒険者らしき男がこっちを見て声を上げた。
「人にげえって言われるのってショックだね。ん?」
冒険者らしき男をまじまじ見詰めると、なんか見覚えがあるような?
「あっ! 『猛虎打線』の下っ端の人だ!」
「『猛虎の爪』だ! それに下っ端じゃねえ!!」
「まあどっちでもいいけどさ」
「こ、このガキ……っ」
おっと挑発がすぎたかな。ぷるぷる震えていらっしゃる。怒ったのかも。
「エル? なんだいこの野蛮人は」
「先輩強烈っ」
さすがにわたしでも初対面の人に野蛮人とか言えない。それをこうナチュラルに口にできるとはっ。先輩、あなどれない!
ルヴァイン先輩の一言がとどめだったのか、猛虎のなんたらの男はうがーっ! と咆哮を上げた。
「上等だテメーら! 俺を怒らせてタダで済むと――」
「バインド」
「うわあっ!? な、なんだ!? 体が何かに縛られたみたいにっ」
キレちゃったみたいだったので相手を拘束する魔法で無力化する。
これはれっきとした正当防衛です。ルヴァイン先輩が証人になってくれることでしょう。
地面でじたばたする男。自分でやっといてなんだけどなんてカッコ悪い姿なんだろうか。近くの冒険者の方々に爆笑されている。恥ずかしいのか男の顔は真っ赤だ。
「ルヴァイン先輩、行きましょうか」
「い、いいのか?」
あら先輩ったら荒くれ冒険者の心配とは。野蛮人扱いした相手にも優しさを見せますか。
「いいんじゃないですか。この人にもいいクスリでしょう」
そんなわけでここからオサラバさせてもらおう。
「ま、待て待て! 行くなら俺を自由にしてからにしろ!」
地面を這いつくばる男は強気にそんなことをおっしゃる。そんなことして襲ってこられたらどうすんの。ああっ、わたし怖いわ!
一瞥して、歩き出す。
「すんませんすんません! 謝りますから解放してください!」
男は頭を地面に擦りつけて謝罪を口にする。さっきまでの威勢はどこへ行ったのか。恥も外聞もない。
ふぅ、やれやれだぜ。そこまで言われたのなら仕方がない。
男の方に振り返った時である。
「俺の仲間に何をしやがる!」
仲間がぞろぞろ現れた。なんてタイミングの悪い。
「って、げえっ!? アンタはっ」
だからげえってのはやめてほしい。まるでわたしが怖い人みたいじゃんか。
「くっ! なんて数だ。エル、僕の後ろに隠れるんだ!」
男達を見たルヴァイン先輩が男の子をやっている。これも男の性なのか。
でも、仲間の男たちは五人くらいだし、何より先輩はわたしよりも弱いってこないだ証明されましたよね。
リーダーらしき男がバインドで拘束された男に視線を向ける。
「お、おいっ! 何やってんだよ! もう仕事は終わったんだからあいつに関わる必要なんてねえだろうがっ!」
「す、すんませんっ」
男達の会話に気になる単語があるんですけど。仕事って何?
「ねえねえ」
「はっ!? な、なんだ!?」
腰が引けてますよ猛虎打線……じゃなくて猛虎の爪の皆さま方。
リーダーの男に近づく。ルヴァイン先輩が止めようとしていたけど無視。こいつら相手なら問題ないだろう。
「さっきの仕事って何? わたしと関係しているみたいだけど」
「な、なんでもねえっ!」
必死で顔を逸らすリーダー。
その必死さが怪しいと訴えてくる。
ふぅ、これだけはやりたくなかったよ(棒読み)。
「しゃべってくれないなら仕方がないなぁ」
わたしは杖を一振りする。巨大な岩が出現する。ルヴァイン先輩の顔が引きつった。トラウマになっていないと信じたい。
その岩を拘束して地面を這っている男の上へと動かした。
「な、なんだ!? なんだよぉぉぉっ! や、やめろぉぉぉぉーーっ!!」
影が差して男が怯える。
チラリとリーダーを見る。顔を青ざめさせていた。
「し、知らねえ……。お、俺は何も……」
ふぅ、仕方がないなぁ。
岩を高速回転させる。ギュインギュインと音を立てる。ただの岩の塊が回転してるって変な感じ。やってるのはわたしだけどね。
真下にいる男なんて泣いている。涙を流してガクガクと体を震わせている。よっぽど怖いようだ。
「本当に知らない?」
ニッコリ笑ってみせる。猛虎の爪のみなさん、全員表情が強張っていらっしゃる。ついでにルヴァイン先輩も。
「……アンタを捕えろって頼まれてたんだ」
ようやく吐いてくれた。
どうやら猛虎の爪のみなさんは何者かにわたしを捕えろと依頼されていたようだ。ただ絡まれただけかと思ってたけど、あのままついて行ってたらお酌どころか誘拐されてしまっていたかもしれなかった。
誘拐とか冒険者としてどうよ、とか思ったけれど、依頼料がけっこうな額だったみたい。まあ金で善人が悪人に変わるなんてことは珍しくもないからね。仕方がないとは言わないけど。
でも大金出してわたしを捕えろとはどういうことなのか? わたしにそんな価値はないぞ。そう思っている人がいるとも思えない。少なくともこの王都には思い当たる人物は出てこない。
いや、わたしは大金だと思っていても出した張本人が同じ考えという保証はないだろう。もしかしたらはした金なのかも。そう考えると相手は超絶金持ちになっちゃうぞ。
まさか貴族? わたしを知ってる人なんてアルバート魔道学校の中くらいしかいないだろうし。その可能性はあるのか?
あの日、わたしとホリンくんが出かけるのを知っていた人とか。うーん、友達いないからあんまりしゃべってなかったと思うんだけど。悲しいなぁ。
同じ学校の中に犯人が? いやいや、そうと決まったわけでもない。というかその考えはちょっとやだ。
「その依頼をした人ってのは?」
「し、知らねえ! 本当だ! 依頼人はフードを被って顔を隠してたし、俺だって素性は詮索してねえんだ!」
これは本当っぽいかな。
まあ裏切りそうな荒くれ冒険者に素性を明かす間抜けはいないか。
なんかもやもやしたものが残っちゃったな。これから身の周りには気を配った方がいいのかも。
「全部しゃべったからなっ。魔法を解除してくれよ!」
「ああ、そうだね」
もう聞きたいこともないしいいだろう。
そう思って岩に意識を向けると、回転中の岩がボロボロとクッキーみたいに崩れた。
「は?」
呆けた声を漏らしてしまった。
それもそのはず、まだわたしは何もやってない。魔法を解除する前に崩れて消えてしまったのだ。
「ダメじゃないか」
ハスキーボイスだった。
わたしの知らない声。その声の方に体ごと向ける。
とんがり帽子に黒いマント。いかにもな魔法使いの風貌の女がそこにいた。
「魔法使いが魔法で人を苦しめるなよ」
背中に冷や汗が流れる。
その女から、かつてない圧力をわたしは感じてしまったのだ。
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