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二章 魔道学校編
第21話 やらかしていないと信じたい
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「エルさんはホリンさんと仲がよろしいんですの?」
「え?」
授業の合間の休み時間。金色の巻き髪を揺らしながらコーデリアさんがやって来たと思いきや、いきなりそんなことを言われた。
ちなみに当のホリンくんはここにはいない。実践授業で魔法が直撃してしまって治療室へ行ってしまったからである。犯人はわたしだ。
まあ魔石の能力で魔障壁というものを発生させ魔法ダメージをゼロにしているから大丈夫だろう。これも魔道具の一つだったりする。直撃の衝撃でふっ飛んだ時に頭をぶつけたみたいだから念のためとのことだ。
そんなことがあったのでホリンくんのお見舞いに行こうと思っていたところでコーデリアさんにそんなことを言われたのだ。ふっ飛ばしたこともあってちょっと面喰った。
「なんで?」
いや、ふっ飛ばしたこともあってつい口に出ていた。わざとじゃないんだけどね。
「よくごいっしょにいるようですし。この間もデートされていたでしょう」
今、変な顔をしたと思う。
「デートって……ちょっと王都を案内してもらってただけだよ」
「そうなんですの?」
遊びに行ったし、男女でって言えばデートと言えなくもないかもしれないけれど。それを他の人に言うのはなんかホリンくんに申し訳ない気がした。
「コーデリアさんはどうしてそんなことを聞くの?」
いやほんとに。
彼女がホリンくんに関わる理由はなんだろうか。こないだ遊びに行った帰りにコーデリアさんとばったり会った時の反応を見るに知り合い以上であるのは確かだろうけど。
「そんなの気になったからに決まっているじゃありませんか」
「そ、そう」
好奇心に忠実なのかな。
それにしてもコーデリアさんはわたしに対して妬みとか見下すとか、そういう感情はないのかな。今のところナチュラルに接してくれる女子は彼女だけだ。友達ってのとは違うんだけどね。
「エルさん!」
「は、はいっ!?」
いきなりがしっと肩を掴まれる。どうしたどうした!?
コーデリアさんの目は真剣そのものだった。今シリアスモードになる場面でしたっけ?
「ホリンさんと仲良くしてあげてくださいましね」
「は、はい……?」
わたしの曖昧な頷きにコーデリアさんは満足したようだった。
ニッコリと表情を緩ませた彼女は「お願いいたしましたわよ」との言葉を残して立ち去った。
一体なんだったんだ? コーデリアさんの行動に疑問しか湧かない。
はっと呆けていたのに気づいて治療室へと向かう。ホリンくんの様子を確認しなければって思ってたのに、コーデリアさんの意味不明な行動に忘れそうになってしまった。ごめんよホリンくん。
ホリンくんとコーデリアさんか。この二人ってどんな関係なのだろうか?
友達とか? そのわりには二人がしゃべってるところってあまり見ない。こないだはレアケースなのだ。
じゃあ幼馴染とか。年頃の男子なら女子とちょっと仲良くするのだって抵抗があるのかもしれない。だから今は疎遠になってるとか。……でも、わたしとは普通にしゃべってるよね。わたしが女子扱いされていないという可能性は考えないことにする。
実はコーデリアさんがホリンくんのことが好きで気にかけているとか。だったら同性のわたしに「仲良くしてあげて」とか言わないよなぁ。
うーん。考えてもわかんない。
まあ王都にいる貴族のご子息は魔道学校に入学する前には学院に入ってたっていうし。その時に仲良かったんだろう。たぶん。
そんな答えのでない考えをしていると、治療室に到着した。
アルバート魔道学校に存在する治療室。ここには治癒魔法が扱える先生がいる。それに加えて回復や解毒などのポーションを置いてある。大抵のケガはここで治ってしまうのだ。
下手な医者にかかるよりはここで診てもらった方がいいくらいだ。さすがは貴族学校と呼ばれるだけはある。しっかりお金をかけるべきところはかけているようだ。
わたしはノックをしてから入室する。
「すいませーん。ホリンくんいますかー?」
わたしの呼びかけに椅子に座っていた女性が振り向いた。
「なんだ? ホリン・アーミットのこれか?」
白衣を羽織った女性は気だるそうな顔をしていた。だるそうにしてはいるが見た目は二十歳くらいだろう。若いのにだらしない感じ。
彼女は小指を立ててからかう。ていうかその仕草は古くないか? まあ異世界だから古いも何もないかもしれないけど。
「違いますよ。えーと、先生、でいいんですよね?」
「もちろんだとも。じゃなきゃ私がこんなところにいるはずがなかろう?」
なかろう? とか言われましても初対面ですからね。見た目も若いんだから先生だと断言はできなかった。
わたしとこの治療室の先生は初対面である。初対面ならまずは自己紹介だろうか。
わたしはドアを閉めて先生に向かって軽く会釈する。
「初めまして。エル・シエルと申します。ホリンくんのお見舞いにとうかがわせていただきました」
「かったいな~」
わたしのきっちりとしたあいさつがばっさりと切られた。
先生は頭をがしがしとかいた。跳ねた髪の毛がさらにぴょんぴょんする。寝ぐせひどいな。
「まっいっか。キミがエル・シエルか。うわさは聞いている。私はトーラ。呼び方は好きにしてくれたまえ」
「は、はあ。トーラ先生、ですね」
家名はないのかな。先生方も貴族ばかりだからそうかと思っていたけど、案外全員ってわけでもないのかもしれない。
ていうかうわさって何? 自分のうわさなんて聞いたこともないんだけど。
「初っ端の試験で土の上位魔法を使ったそうだね。それに他の属性も中位レベルだとか。私もこの学校にいてキミほどの才能に恵まれた生徒は初めてだ」
「うっ……ま、まあ。はい……」
「……もっと豪胆な子かと想像していたんだが、そうでもないようだね」
そんなに強靭なハートなんて持ってないから! むしろあの時の試験は失敗した感があってあんまり思い出したくない。あの試験のせいで同級生のほとんどがわたしに嫌な印象を持ってしまったのだ。
「わたしはただ、魔法を学びに来ただけですから。ふんぞり返る気なんて全然ないですから」
天狗になって失敗した時のダメージは大きいからね。そこんところはしっかり学習しているのだ。
「ふーん。そうかい。貴族にしては珍しい考えの持ち主なのだね。思いのほか謙虚でびっくりしたよ」
「わたしは下級貧乏貴族ですから。普通の貴族とは違うのかもしれませんね」
今は土地が潤ってそんなに貧乏さはないんだけどね。
「ああ、エル・シエルだったね。なるほどシエルか……」
その意味深な目差しやめてもらえないですかね。無駄にシエルの名が有名なんですけど。全然嬉しくない方面で。
トーラ先生は何か思い出したかのように「あ」と言った。
「そうそう、ホリン・アーミットはまだ起きてはいない。ちょうどいい。エル・シエル、次の授業も彼は休むと伝えてあげたまえ」
「え、起きてないって……。ホリンくんは大丈夫なんですか? まさか当たり所が悪かったとか……」
「心配するな。直に目を覚ます」
「大丈夫、なんですよね?」
「ああ、この私が保証しよう。伊達にこの治療室を任されてはいないさ」
トーラ先生がそこまで言うのだ。信じることにしよう。
「そんなにホリン・アーミットが心配か? やはりコレか?」
小指を立てるなっちゅーねん!
「いやあ、ホリンくんがここに運ばれた原因がわたしだったもので。それで心配してたんですよ」
「ふむ、責任の所在が自分にあったからこその心配か。なるほど」
あれ? わたしが責任を感じてるってより、わたしが責任を取りたくないみたいな感じになっちゃったかな? ホリンくんの体の心配が一番ですよー。そんなに薄情じゃあないですよー。
「まあよかろう。ほら、そろそろ次の授業も近いだろう。ホリン・アーミットのこと、伝え忘れるなよ」
「あっはい。わかりました」
トーラ先生に促されるまま退出した。
結局、ホリンくんの様子はわからなかった。
魔法障壁があったからダメージはないはずだ。うん、トーラ先生の言う通り心配しなくてもいいはずだ。うん。
次の授業が終わる頃にはホリンくんだって目を覚ますだろう。
わたしは小走りで教室へと向かうのであった。
「え?」
授業の合間の休み時間。金色の巻き髪を揺らしながらコーデリアさんがやって来たと思いきや、いきなりそんなことを言われた。
ちなみに当のホリンくんはここにはいない。実践授業で魔法が直撃してしまって治療室へ行ってしまったからである。犯人はわたしだ。
まあ魔石の能力で魔障壁というものを発生させ魔法ダメージをゼロにしているから大丈夫だろう。これも魔道具の一つだったりする。直撃の衝撃でふっ飛んだ時に頭をぶつけたみたいだから念のためとのことだ。
そんなことがあったのでホリンくんのお見舞いに行こうと思っていたところでコーデリアさんにそんなことを言われたのだ。ふっ飛ばしたこともあってちょっと面喰った。
「なんで?」
いや、ふっ飛ばしたこともあってつい口に出ていた。わざとじゃないんだけどね。
「よくごいっしょにいるようですし。この間もデートされていたでしょう」
今、変な顔をしたと思う。
「デートって……ちょっと王都を案内してもらってただけだよ」
「そうなんですの?」
遊びに行ったし、男女でって言えばデートと言えなくもないかもしれないけれど。それを他の人に言うのはなんかホリンくんに申し訳ない気がした。
「コーデリアさんはどうしてそんなことを聞くの?」
いやほんとに。
彼女がホリンくんに関わる理由はなんだろうか。こないだ遊びに行った帰りにコーデリアさんとばったり会った時の反応を見るに知り合い以上であるのは確かだろうけど。
「そんなの気になったからに決まっているじゃありませんか」
「そ、そう」
好奇心に忠実なのかな。
それにしてもコーデリアさんはわたしに対して妬みとか見下すとか、そういう感情はないのかな。今のところナチュラルに接してくれる女子は彼女だけだ。友達ってのとは違うんだけどね。
「エルさん!」
「は、はいっ!?」
いきなりがしっと肩を掴まれる。どうしたどうした!?
コーデリアさんの目は真剣そのものだった。今シリアスモードになる場面でしたっけ?
「ホリンさんと仲良くしてあげてくださいましね」
「は、はい……?」
わたしの曖昧な頷きにコーデリアさんは満足したようだった。
ニッコリと表情を緩ませた彼女は「お願いいたしましたわよ」との言葉を残して立ち去った。
一体なんだったんだ? コーデリアさんの行動に疑問しか湧かない。
はっと呆けていたのに気づいて治療室へと向かう。ホリンくんの様子を確認しなければって思ってたのに、コーデリアさんの意味不明な行動に忘れそうになってしまった。ごめんよホリンくん。
ホリンくんとコーデリアさんか。この二人ってどんな関係なのだろうか?
友達とか? そのわりには二人がしゃべってるところってあまり見ない。こないだはレアケースなのだ。
じゃあ幼馴染とか。年頃の男子なら女子とちょっと仲良くするのだって抵抗があるのかもしれない。だから今は疎遠になってるとか。……でも、わたしとは普通にしゃべってるよね。わたしが女子扱いされていないという可能性は考えないことにする。
実はコーデリアさんがホリンくんのことが好きで気にかけているとか。だったら同性のわたしに「仲良くしてあげて」とか言わないよなぁ。
うーん。考えてもわかんない。
まあ王都にいる貴族のご子息は魔道学校に入学する前には学院に入ってたっていうし。その時に仲良かったんだろう。たぶん。
そんな答えのでない考えをしていると、治療室に到着した。
アルバート魔道学校に存在する治療室。ここには治癒魔法が扱える先生がいる。それに加えて回復や解毒などのポーションを置いてある。大抵のケガはここで治ってしまうのだ。
下手な医者にかかるよりはここで診てもらった方がいいくらいだ。さすがは貴族学校と呼ばれるだけはある。しっかりお金をかけるべきところはかけているようだ。
わたしはノックをしてから入室する。
「すいませーん。ホリンくんいますかー?」
わたしの呼びかけに椅子に座っていた女性が振り向いた。
「なんだ? ホリン・アーミットのこれか?」
白衣を羽織った女性は気だるそうな顔をしていた。だるそうにしてはいるが見た目は二十歳くらいだろう。若いのにだらしない感じ。
彼女は小指を立ててからかう。ていうかその仕草は古くないか? まあ異世界だから古いも何もないかもしれないけど。
「違いますよ。えーと、先生、でいいんですよね?」
「もちろんだとも。じゃなきゃ私がこんなところにいるはずがなかろう?」
なかろう? とか言われましても初対面ですからね。見た目も若いんだから先生だと断言はできなかった。
わたしとこの治療室の先生は初対面である。初対面ならまずは自己紹介だろうか。
わたしはドアを閉めて先生に向かって軽く会釈する。
「初めまして。エル・シエルと申します。ホリンくんのお見舞いにとうかがわせていただきました」
「かったいな~」
わたしのきっちりとしたあいさつがばっさりと切られた。
先生は頭をがしがしとかいた。跳ねた髪の毛がさらにぴょんぴょんする。寝ぐせひどいな。
「まっいっか。キミがエル・シエルか。うわさは聞いている。私はトーラ。呼び方は好きにしてくれたまえ」
「は、はあ。トーラ先生、ですね」
家名はないのかな。先生方も貴族ばかりだからそうかと思っていたけど、案外全員ってわけでもないのかもしれない。
ていうかうわさって何? 自分のうわさなんて聞いたこともないんだけど。
「初っ端の試験で土の上位魔法を使ったそうだね。それに他の属性も中位レベルだとか。私もこの学校にいてキミほどの才能に恵まれた生徒は初めてだ」
「うっ……ま、まあ。はい……」
「……もっと豪胆な子かと想像していたんだが、そうでもないようだね」
そんなに強靭なハートなんて持ってないから! むしろあの時の試験は失敗した感があってあんまり思い出したくない。あの試験のせいで同級生のほとんどがわたしに嫌な印象を持ってしまったのだ。
「わたしはただ、魔法を学びに来ただけですから。ふんぞり返る気なんて全然ないですから」
天狗になって失敗した時のダメージは大きいからね。そこんところはしっかり学習しているのだ。
「ふーん。そうかい。貴族にしては珍しい考えの持ち主なのだね。思いのほか謙虚でびっくりしたよ」
「わたしは下級貧乏貴族ですから。普通の貴族とは違うのかもしれませんね」
今は土地が潤ってそんなに貧乏さはないんだけどね。
「ああ、エル・シエルだったね。なるほどシエルか……」
その意味深な目差しやめてもらえないですかね。無駄にシエルの名が有名なんですけど。全然嬉しくない方面で。
トーラ先生は何か思い出したかのように「あ」と言った。
「そうそう、ホリン・アーミットはまだ起きてはいない。ちょうどいい。エル・シエル、次の授業も彼は休むと伝えてあげたまえ」
「え、起きてないって……。ホリンくんは大丈夫なんですか? まさか当たり所が悪かったとか……」
「心配するな。直に目を覚ます」
「大丈夫、なんですよね?」
「ああ、この私が保証しよう。伊達にこの治療室を任されてはいないさ」
トーラ先生がそこまで言うのだ。信じることにしよう。
「そんなにホリン・アーミットが心配か? やはりコレか?」
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「いやあ、ホリンくんがここに運ばれた原因がわたしだったもので。それで心配してたんですよ」
「ふむ、責任の所在が自分にあったからこその心配か。なるほど」
あれ? わたしが責任を感じてるってより、わたしが責任を取りたくないみたいな感じになっちゃったかな? ホリンくんの体の心配が一番ですよー。そんなに薄情じゃあないですよー。
「まあよかろう。ほら、そろそろ次の授業も近いだろう。ホリン・アーミットのこと、伝え忘れるなよ」
「あっはい。わかりました」
トーラ先生に促されるまま退出した。
結局、ホリンくんの様子はわからなかった。
魔法障壁があったからダメージはないはずだ。うん、トーラ先生の言う通り心配しなくてもいいはずだ。うん。
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