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第4章 アレグスト帝国編
097 同衾?
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#097 同衾?
ーーーー
「全くお父様ったらあんな男のどこが良いんでしょうか?女神様とお話しできるからって私が嫁ぐほどの事だとは思えませんわ」
「お嬢様、女神様のご寵愛を受けると言う事はそれだけでも・・・」
「分かってるわよ。だけど私である必要はないでしょう?確か侯爵家にも適齢期の子がいたはずだし、その子でもいいはずよ」
「しかし陛下がお決めになられた事ですから」
「だから余計に腹立たしいのよ!多少花のエキスが抽出できたとしてもそれだけじゃない。顔が良い訳でもないし、引っ張っていってくれるような性格でもなさそうだし。男らしくないわ」
「お嬢様、その辺にしないと・・・」
「あに?飲まないとやってられないわよ?!」
「ですが、もう3本目ですよ?いくらお嬢様でも飲み過ぎでは・・・」
「大丈夫よ。私がお酒に強いのは知ってるでしょう?この位で気持ち悪くなったりはしないわ。でもそうね。今日はもう寝ましょうか。明日には改めてお父様に断るように意見しないといけないし」
「ではお酒を抜くためにもこちらをどうぞ」
そう言ってメイドがポーションを渡した。
「解毒ポーション?お酒には効かないって知ってるでしょ?」
「念のためです。明日の謁見には参列されるのですから少しでも対応しておくべきです」
「わかったわよ。飲めば良いんでしょ飲めば」
グイッ
「ふぅ、じゃあ私はお風呂に入って・・・zzz」
「ようやく寝てくれましたか。入ってきなさい」
そう言うと何人かのメイドが入ってきた。
「お嬢様の服を脱がせるのを手伝ってください。それとジン様もお連れしてください。睡眠薬で寝てますので起きないとは思いますが、そっと運んでくださいね」
ーーーー
暖かい布団の中で目が覚めると右手に温かいものが触れている。何かと思ったら美女が隣で寝ていた。いやミール様だな。さすがに昨日の今日で忘れたりはしない。
何で俺のベッドにいるんだ?そして何で俺は胸に手を置いてるんだ?
それに俺、服着てない?あ、昨日風呂入ろうとして寝ちゃったんだっけ。メイドさんがそのまま運んでくれたのかな。
ああいかん、俺の息子が生理現象を起こしている。トイレにでも行って落ち着こう。
「うっんっ・・・」
あれ、ミールさん起きた?
ミールさんが体を起こすと布団がずれ落ちて・・・素っ裸の体が出てきた。胸のさくらんぼも下の密林も丸見えだ。
「あ、ジン、様、おはよ、う、ございます?」
俺はすぐに目を逸らしたよ?!眼に焼きついてるけどね!
「キャァぁぁぁぁっ!」
ミール様が状況を把握したのだろう。盛大に悲鳴をあげた。いやまあ分かるけどね。起きたら男と一緒に寝てたとか。しかもお互い裸で。
バタバタと音がしてメイドさんが数人入ってきた。
「何事ですか?!」
彼女たちが眼にしたのは裸で同じベッドにいる二人。そして俺の息子は元気だ。
「なっ、なっ、、、へ、陛下にご報告を!それとお嬢様の服を持ってきなさい!」
その時にはミール様は布団をかぶって体を隠していたけど、それをされると俺が隠せるものがない。服は見当たらないしね。
ミール様は布団を巻き付けながら真っ赤になって、俺の息子を見ている。
いやもう見られてるから良いんだけどさ。それほど見つめられると俺の方が恥ずかしい。一応反対向いておこうか。
ーーーー
「お主どう言うつもりだ?」
目の前には皇帝陛下が。
どう言うつもりも何も起きたら一緒に寝てたとしか。昨日の夜はどうしたっけな。陛下と酒を飲んで部屋に戻ったはず。だよな?飲みの後半から記憶が怪しい。
「メイドが言うにはお主は娘のベッドで一緒に寝ていたとか。それもお互い裸で。しかもお主はおったててたそうだな?」
いや、まあ、見ようによってはそうかもしれないけど、そうでは無いというか。
「昨日は結婚するつもりも子供を作るつもりもないと言ってなかったか?もしかして子供を作るだけ作って認知しないつもりだったとか言わないよな?」
いや、だからシた覚えがない訳で。
「ミールは布団から出てこんそうだ。朝食にも来なかった。よほどショックだったのだろうな」
いや、だから・・・
「責任は取ってもらうぞ」
「・・・」
ーーーー
と、殿方の裸を見てしまいましたわ。何で隣で裸でいたのかは知りませんが。それにあ、あれも・・・いやっ、思い出しちゃダメ!
あんなに逞しくて大きいなんて。他の方もああなのかしら?って違うわ!あんなもの見せられて!
し、しかもあのタイミング、私も見られましたわよね?!急いで布団を巻き付けましたが、一瞬目が合いましたし。間違いなく見られましたわよね。
と、殿方に何もかも見られてしまうなんて。
でも、あの逞しいのは・・・ダメ!頭から離れないわ!何か他のことを考えないと。
お、思ったよりも体は引き締まってましたわね。年齢の割にはたるみもありませんでしたし。私は何体を評価してるの!他に、他に何か!
普段からは想像もできないほど獣欲に塗れた目が雄々しくて・・・ダメ!そんな事を考えるんじゃなくて!
混乱が続くミールだった。
ーーーー
iPhoneで文章書くのは思っていた以上にしんどいです。親指が腱鞘炎になりそう。
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「全くお父様ったらあんな男のどこが良いんでしょうか?女神様とお話しできるからって私が嫁ぐほどの事だとは思えませんわ」
「お嬢様、女神様のご寵愛を受けると言う事はそれだけでも・・・」
「分かってるわよ。だけど私である必要はないでしょう?確か侯爵家にも適齢期の子がいたはずだし、その子でもいいはずよ」
「しかし陛下がお決めになられた事ですから」
「だから余計に腹立たしいのよ!多少花のエキスが抽出できたとしてもそれだけじゃない。顔が良い訳でもないし、引っ張っていってくれるような性格でもなさそうだし。男らしくないわ」
「お嬢様、その辺にしないと・・・」
「あに?飲まないとやってられないわよ?!」
「ですが、もう3本目ですよ?いくらお嬢様でも飲み過ぎでは・・・」
「大丈夫よ。私がお酒に強いのは知ってるでしょう?この位で気持ち悪くなったりはしないわ。でもそうね。今日はもう寝ましょうか。明日には改めてお父様に断るように意見しないといけないし」
「ではお酒を抜くためにもこちらをどうぞ」
そう言ってメイドがポーションを渡した。
「解毒ポーション?お酒には効かないって知ってるでしょ?」
「念のためです。明日の謁見には参列されるのですから少しでも対応しておくべきです」
「わかったわよ。飲めば良いんでしょ飲めば」
グイッ
「ふぅ、じゃあ私はお風呂に入って・・・zzz」
「ようやく寝てくれましたか。入ってきなさい」
そう言うと何人かのメイドが入ってきた。
「お嬢様の服を脱がせるのを手伝ってください。それとジン様もお連れしてください。睡眠薬で寝てますので起きないとは思いますが、そっと運んでくださいね」
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暖かい布団の中で目が覚めると右手に温かいものが触れている。何かと思ったら美女が隣で寝ていた。いやミール様だな。さすがに昨日の今日で忘れたりはしない。
何で俺のベッドにいるんだ?そして何で俺は胸に手を置いてるんだ?
それに俺、服着てない?あ、昨日風呂入ろうとして寝ちゃったんだっけ。メイドさんがそのまま運んでくれたのかな。
ああいかん、俺の息子が生理現象を起こしている。トイレにでも行って落ち着こう。
「うっんっ・・・」
あれ、ミールさん起きた?
ミールさんが体を起こすと布団がずれ落ちて・・・素っ裸の体が出てきた。胸のさくらんぼも下の密林も丸見えだ。
「あ、ジン、様、おはよ、う、ございます?」
俺はすぐに目を逸らしたよ?!眼に焼きついてるけどね!
「キャァぁぁぁぁっ!」
ミール様が状況を把握したのだろう。盛大に悲鳴をあげた。いやまあ分かるけどね。起きたら男と一緒に寝てたとか。しかもお互い裸で。
バタバタと音がしてメイドさんが数人入ってきた。
「何事ですか?!」
彼女たちが眼にしたのは裸で同じベッドにいる二人。そして俺の息子は元気だ。
「なっ、なっ、、、へ、陛下にご報告を!それとお嬢様の服を持ってきなさい!」
その時にはミール様は布団をかぶって体を隠していたけど、それをされると俺が隠せるものがない。服は見当たらないしね。
ミール様は布団を巻き付けながら真っ赤になって、俺の息子を見ている。
いやもう見られてるから良いんだけどさ。それほど見つめられると俺の方が恥ずかしい。一応反対向いておこうか。
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「お主どう言うつもりだ?」
目の前には皇帝陛下が。
どう言うつもりも何も起きたら一緒に寝てたとしか。昨日の夜はどうしたっけな。陛下と酒を飲んで部屋に戻ったはず。だよな?飲みの後半から記憶が怪しい。
「メイドが言うにはお主は娘のベッドで一緒に寝ていたとか。それもお互い裸で。しかもお主はおったててたそうだな?」
いや、まあ、見ようによってはそうかもしれないけど、そうでは無いというか。
「昨日は結婚するつもりも子供を作るつもりもないと言ってなかったか?もしかして子供を作るだけ作って認知しないつもりだったとか言わないよな?」
いや、だからシた覚えがない訳で。
「ミールは布団から出てこんそうだ。朝食にも来なかった。よほどショックだったのだろうな」
いや、だから・・・
「責任は取ってもらうぞ」
「・・・」
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と、殿方の裸を見てしまいましたわ。何で隣で裸でいたのかは知りませんが。それにあ、あれも・・・いやっ、思い出しちゃダメ!
あんなに逞しくて大きいなんて。他の方もああなのかしら?って違うわ!あんなもの見せられて!
し、しかもあのタイミング、私も見られましたわよね?!急いで布団を巻き付けましたが、一瞬目が合いましたし。間違いなく見られましたわよね。
と、殿方に何もかも見られてしまうなんて。
でも、あの逞しいのは・・・ダメ!頭から離れないわ!何か他のことを考えないと。
お、思ったよりも体は引き締まってましたわね。年齢の割にはたるみもありませんでしたし。私は何体を評価してるの!他に、他に何か!
普段からは想像もできないほど獣欲に塗れた目が雄々しくて・・・ダメ!そんな事を考えるんじゃなくて!
混乱が続くミールだった。
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iPhoneで文章書くのは思っていた以上にしんどいです。親指が腱鞘炎になりそう。
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