91 / 124
第4章 アレグスト帝国編
091 帝国の冒険者
しおりを挟む
#091 帝国の冒険者
侯爵との話は大変ためになった。この国の内情が多少は分かった気がする。
「皇帝陛下の権力が強いとのことですが、他国と比べて何が強いんでしょうか?他国も王様の権力は強いと思うんですけど」
「そうですね、まず貴族の継承に皇帝陛下の許可が要ります。まあ実際は役所がやってますので普通は問題ないのですが、揉めたときなどは陛下の裁定が重要になります。
また、騎士団は基本的に全て皇帝陛下直属です。各貴族に貸し出される形になっています。なので緊急の場合は全領地にある騎士を召集できます」
継承権と軍を握ってるのか。そりゃ強いわ。
「ですので反乱というのがまず起きません。またこの騎士団で魔物を討伐しますので比較的安全です」
「あれ、この街道でも結構魔物が出てると思いますけど?」
「ええ、この国ではなぜか魔物が多く発生するのですよ。だから騎士団が間引いてるとも言えますけど。冒険者だけでは対応しきれないんですよ」
「それだと高位の冒険者はやっていけないんじゃないですか?騎士団が倒してしまうんですよね?」
「いえそうでもありません。騎士団が優秀だとは言え、やはり突き抜けた冒険者は要るもので、騎士団より強い冒険者もいます。そういう人たちにとっては美味しい国だと言えるでしょう」
「この国の魔物は強いんですか?」
「まあいろんな強さのがいるのは当然ですが、人の手の入っていない山などもありますので、未だに知らない魔物が出てきたりしますよ。
騎士団は手続きなどがありますので素早い討伐には向きません。そう言ったのは冒険者が対応しますね。特に未知の魔物の場合は騎士団も対策が練れないので躊躇します。何せ魔術師を連れて行った方がいいのかすら分からないんですから。編成が出来なければ騎士団は動けません」
「そう聞くと冒険者は結構重要に聞こえますね」
「ええ、普段の巡回や居座った魔物に対しては強いですが、急ぎだったり未知だったり、騎士団が出るまでもない魔物などに対しては冒険者が活躍しますね。特に山の中での討伐は冒険者の方が有利でしょう。騎士団は数が揃って戦うのが基本ですので山の中での戦闘には向いてないんですよ」
まあ金属鎧着て山を歩きたくはないわな。山を登るだけでもしんどそうだ。
「冒険者の報酬は他国と比べてどうなんですか?」
「報酬は高い方だと思います。なんせ食料などが高い上に山などに入ることが多いので装備も選びます。軽くて丈夫な防具は高いんですよ。なのでそれ相応の金額になります。ああ、平原の魔物討伐は他国と変わらないと思いますよ」
山という特殊な環境が報酬を上げる要因か。まあ山のなかに村を作るわけではないからそれほど多くないんだろうけど。
「いえ、結構ありますよ?山の幸をとるのは田舎の村では大事な食料です。なので山に危険な魔物が住み着いたら大変です。多少のお金を払ってでも討伐してもらいたいのですよ」
「でも田舎の村じゃそれほどの金額を用意できませんよね?」
「ええ、ですが、山で取れる香辛料などは売れますし、動物を狩って食料にしてますのでそこそこ収入はあります。もちろん冒険者にはらうお金で消えるんですけどね。まあバランスは取れてるんじゃないでしょうか」
ああ、山で取れる香辛料は普通に買える金額だった話だし、そうやって地方の村がやりくりしてるのか。
「寒い冬とかはどうしてるんですか?山沿いの村なら木を切って薪にするんでしょうけど、街だとそういう訳にもいきませんよね?」
「村からの税を薪で払ったりしますのでそれほど問題にはなっていません。ただ、木が減るので植林も国家の事業としてやっています」
植林の考えまであるのか。
「国内の移動とかはどうなんでしょう?国境だけじゃなく、国内にも山はありますよね?」
「山を抜けるルートは必ず2箇所以上設けることになっています。でないと土砂崩れなどで通れなくなった時に困りますからね。そこそこ広い街道を通してるので問題ありませんよ」
ふむ、流通も確保してると。
なら食料の自給率が低い以外はちゃんと成り立ってるのか。
「問題は塩でしょうか」
あれ、北にも海はあるよね。そこで作られてるから塩は自給できてるって聞いたけど。
「夏は問題ないのですが、冬には海が凍ったり薪が余分に必要だったりして値段が上がるんですよ。南の国では想像できないでしょうけど、海まで北に行くとここよりも寒くなりますから」
塩の作り方ってどんなのがあったっけ。鍋で煮詰めて濃縮させる方法と、あとは乾燥させる方法があったっけ。煮詰めるには薪が必要、乾燥には気温が問題と。なるほど。
「でも足りてはいるんですよね?」
「ええ、今は平和ですから問題ありませんが、戦争でも始まったら途端に苦しくなるでしょうね」
それは食料も一緒では?
「どうしようも無くなったらハンバルニ王国辺りの食料を狙って戦争が起きるんじゃないでしょうか。もちろんそうならないように王国からも多めに買い入れてはいますが。他国もわかっているので我が国に輸出する食料などの関税は低くなっています。もちろんこの国から売りに出される武器屋防具に関しても関税は低く設定されています」
ふむ、この世界4大国になってるけど、大陸全体で一つの生態系として機能してるみたいだね。
「あれ、でも東のロザリア王国は商業国ですよね?そっちからは輸入してないんですか?」
「ああ、むしろそっちからの輸入の方が多いです。食料はハンバルニ王国から輸入していますが、それ以外はロザリア王国から輸入していますから。あちらの方が低い山が多いんですよ。魔物も少ないですし。なので経費なども安く済みますのでハンバルニ王国から輸入するより安くなるんですよ」
そうか、山脈にも当然高さはいろいろあるわな。東の方が魔物の数が少ないと。
「こちらの来る途中の山でワイバーンに襲われたんですけど、よくあるんですか?」
「ワイバーンですか。また運が悪いですね。街道ではそれほど襲われる事はないですよ。もちろん警戒は必要ですが、奴らはもっと高い場所を縄張りにしていますので」
運が悪かったのか。俺の馬車が襲われたのはさらに運が悪かったということか。女神様、俺の運が悪いってどういうことでしょうか?グリッドさんの加護って運がよくなったりはしないのかな。
「あ、帝都が見えてきましたよ。あれが我が国で一番の街です」
確かに高い城壁にそれよりも高い城がある。ちょっと遠目で規模までは分からないけど、結構大きな街じゃないだろうか。
侯爵との話は大変ためになった。この国の内情が多少は分かった気がする。
「皇帝陛下の権力が強いとのことですが、他国と比べて何が強いんでしょうか?他国も王様の権力は強いと思うんですけど」
「そうですね、まず貴族の継承に皇帝陛下の許可が要ります。まあ実際は役所がやってますので普通は問題ないのですが、揉めたときなどは陛下の裁定が重要になります。
また、騎士団は基本的に全て皇帝陛下直属です。各貴族に貸し出される形になっています。なので緊急の場合は全領地にある騎士を召集できます」
継承権と軍を握ってるのか。そりゃ強いわ。
「ですので反乱というのがまず起きません。またこの騎士団で魔物を討伐しますので比較的安全です」
「あれ、この街道でも結構魔物が出てると思いますけど?」
「ええ、この国ではなぜか魔物が多く発生するのですよ。だから騎士団が間引いてるとも言えますけど。冒険者だけでは対応しきれないんですよ」
「それだと高位の冒険者はやっていけないんじゃないですか?騎士団が倒してしまうんですよね?」
「いえそうでもありません。騎士団が優秀だとは言え、やはり突き抜けた冒険者は要るもので、騎士団より強い冒険者もいます。そういう人たちにとっては美味しい国だと言えるでしょう」
「この国の魔物は強いんですか?」
「まあいろんな強さのがいるのは当然ですが、人の手の入っていない山などもありますので、未だに知らない魔物が出てきたりしますよ。
騎士団は手続きなどがありますので素早い討伐には向きません。そう言ったのは冒険者が対応しますね。特に未知の魔物の場合は騎士団も対策が練れないので躊躇します。何せ魔術師を連れて行った方がいいのかすら分からないんですから。編成が出来なければ騎士団は動けません」
「そう聞くと冒険者は結構重要に聞こえますね」
「ええ、普段の巡回や居座った魔物に対しては強いですが、急ぎだったり未知だったり、騎士団が出るまでもない魔物などに対しては冒険者が活躍しますね。特に山の中での討伐は冒険者の方が有利でしょう。騎士団は数が揃って戦うのが基本ですので山の中での戦闘には向いてないんですよ」
まあ金属鎧着て山を歩きたくはないわな。山を登るだけでもしんどそうだ。
「冒険者の報酬は他国と比べてどうなんですか?」
「報酬は高い方だと思います。なんせ食料などが高い上に山などに入ることが多いので装備も選びます。軽くて丈夫な防具は高いんですよ。なのでそれ相応の金額になります。ああ、平原の魔物討伐は他国と変わらないと思いますよ」
山という特殊な環境が報酬を上げる要因か。まあ山のなかに村を作るわけではないからそれほど多くないんだろうけど。
「いえ、結構ありますよ?山の幸をとるのは田舎の村では大事な食料です。なので山に危険な魔物が住み着いたら大変です。多少のお金を払ってでも討伐してもらいたいのですよ」
「でも田舎の村じゃそれほどの金額を用意できませんよね?」
「ええ、ですが、山で取れる香辛料などは売れますし、動物を狩って食料にしてますのでそこそこ収入はあります。もちろん冒険者にはらうお金で消えるんですけどね。まあバランスは取れてるんじゃないでしょうか」
ああ、山で取れる香辛料は普通に買える金額だった話だし、そうやって地方の村がやりくりしてるのか。
「寒い冬とかはどうしてるんですか?山沿いの村なら木を切って薪にするんでしょうけど、街だとそういう訳にもいきませんよね?」
「村からの税を薪で払ったりしますのでそれほど問題にはなっていません。ただ、木が減るので植林も国家の事業としてやっています」
植林の考えまであるのか。
「国内の移動とかはどうなんでしょう?国境だけじゃなく、国内にも山はありますよね?」
「山を抜けるルートは必ず2箇所以上設けることになっています。でないと土砂崩れなどで通れなくなった時に困りますからね。そこそこ広い街道を通してるので問題ありませんよ」
ふむ、流通も確保してると。
なら食料の自給率が低い以外はちゃんと成り立ってるのか。
「問題は塩でしょうか」
あれ、北にも海はあるよね。そこで作られてるから塩は自給できてるって聞いたけど。
「夏は問題ないのですが、冬には海が凍ったり薪が余分に必要だったりして値段が上がるんですよ。南の国では想像できないでしょうけど、海まで北に行くとここよりも寒くなりますから」
塩の作り方ってどんなのがあったっけ。鍋で煮詰めて濃縮させる方法と、あとは乾燥させる方法があったっけ。煮詰めるには薪が必要、乾燥には気温が問題と。なるほど。
「でも足りてはいるんですよね?」
「ええ、今は平和ですから問題ありませんが、戦争でも始まったら途端に苦しくなるでしょうね」
それは食料も一緒では?
「どうしようも無くなったらハンバルニ王国辺りの食料を狙って戦争が起きるんじゃないでしょうか。もちろんそうならないように王国からも多めに買い入れてはいますが。他国もわかっているので我が国に輸出する食料などの関税は低くなっています。もちろんこの国から売りに出される武器屋防具に関しても関税は低く設定されています」
ふむ、この世界4大国になってるけど、大陸全体で一つの生態系として機能してるみたいだね。
「あれ、でも東のロザリア王国は商業国ですよね?そっちからは輸入してないんですか?」
「ああ、むしろそっちからの輸入の方が多いです。食料はハンバルニ王国から輸入していますが、それ以外はロザリア王国から輸入していますから。あちらの方が低い山が多いんですよ。魔物も少ないですし。なので経費なども安く済みますのでハンバルニ王国から輸入するより安くなるんですよ」
そうか、山脈にも当然高さはいろいろあるわな。東の方が魔物の数が少ないと。
「こちらの来る途中の山でワイバーンに襲われたんですけど、よくあるんですか?」
「ワイバーンですか。また運が悪いですね。街道ではそれほど襲われる事はないですよ。もちろん警戒は必要ですが、奴らはもっと高い場所を縄張りにしていますので」
運が悪かったのか。俺の馬車が襲われたのはさらに運が悪かったということか。女神様、俺の運が悪いってどういうことでしょうか?グリッドさんの加護って運がよくなったりはしないのかな。
「あ、帝都が見えてきましたよ。あれが我が国で一番の街です」
確かに高い城壁にそれよりも高い城がある。ちょっと遠目で規模までは分からないけど、結構大きな街じゃないだろうか。
0
お気に入りに追加
4,959
あなたにおすすめの小説
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
神様との賭けに勝ったので異世界で無双したいと思います。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。
突然足元に魔法陣が現れる。
そして、気付けば神様が異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
もっとスキルが欲しいと欲をかいた悠斗は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果―――
※チートな主人公が異世界無双する話です。小説家になろう、ノベルバの方にも投稿しています。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
俺のチートが凄すぎて、異世界の経済が破綻するかもしれません。
埼玉ポテチ
ファンタジー
不運な事故によって、次元の狭間に落ちた主人公は元の世界に戻る事が出来なくなります。次元の管理人と言う人物(?)から、異世界行きを勧められ、幾つかの能力を貰う事になった。
その能力が思った以上のチート能力で、もしかしたら異世界の経済を破綻させてしまうのでは無いかと戦々恐々としながらも毎日を過ごす主人公であった。
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる