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第4章 アレグスト帝国編
088 雨
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#088 雨
急に雲が出てきたかと思うと土砂降りの雨になった。山沿いに移動しているので天気が変わりやすいのかもしれない。
ただ、雨が降ってきた途端に馬車が止まった。雨具の準備でもしてるんだろうか?
帝国の騎士がやってきて俺にしばらく休憩をすると告げてきた。
まあ休憩くらい構わないけど、雨と関係があるんだろうか?馬車に乗ってる限り雨が降ろうがあまり変わらないだけど。
「ジン様、申し訳ありません、この場所で野営します」
「あれ、今日はどこだったかの村で止まるんじゃなかったですか?」
「その予定でしたが、この雨では今日は移動できません」
ん?もう止み始めてるけど、問題があるのか?
「今の雨で街道がぬかるんでいます。明日になればマシになるとは思いますが、今から出発したら間違いなく車輪をとられて立ち往生します」
ああ、街道が整備されてないのか。もしかして地面の土が柔らかいのかもしれない。踏み固められた地面を街道と呼ぶので土の性質によっては雨でぬかるむこともあるだろう。
「明日なら大丈夫なんですか?」
「ええ、今の時期なら一晩あれば大丈夫です。夜の間にある程度乾きますから。冬だと数日はかかっていたでしょう」
まあ最近暑くなってきたしな。もしかしたら柔らかいけど水捌けは良いという土壌かもしれないし。
「この辺は平原が広がっていますのでどこで野営しても大して変わりませんのでここで野営を行います。テントを張りますのでそこでお休みください」
この場合のテントは小さな個人用のテントではなく、天幕とでも言うのか、立って歩ける、部屋サイズのテントだ。なんと簡易ベッドまであるのだ。俺と使者の二人分だけらしいが、ベッドを積んでいるのだ。使用人は馬用の馬草に毛布をかけて寝る。
最初は心苦しかったのだが、クレアが折れてくれないので仕方なく受け入れている。
「ジン様、夕食はどうされますか?今からなら何か用意できますが?」
「いや、他の騎士と一緒でいいよ。俺のためにわざわざ作らなくても良いだろう」
と思ってたんだけど、使者さんは作ってもらうらしい。使者さんにもメイドがついているのでその子が作るそうだ。
使者だから貴族なんだろうけど、そんなに違うもの食べたいかね。騎士の食事も悪くないと思うんだが。あったかいスープと堅パン、干し肉に干し果物。あー、ちょっと寂しいかも。でも旅ってこんなもんだよね?
村とかに寄ると、大体は村長さんが歓迎してくれるのでベッドで寝れるし、具の入ったスープも出てくる。小麦でスイトンみたいなものが出ることもあった。そういう村には謝礼としていくらか渡すらしい。村でもそれが分かってるから歓迎するのだとか。
貴族が移動するときは基本的に村や街を基準に移動する。必ずしもまっすぐに移動するわけではない。そして村とかに寄ると、宿泊費や食費としてお金を落としていくのだ。
これも経済活動の一環らしく、義務ではないが、貴族の嗜みらしい。
翌日は言ってた通り、道は見る限りは普通に戻っている。地面を少し蹴飛ばしてみたがジュクジュクしている感じはしない。やはり水捌けだろうか。
そのまま進んで昨日予定していた村で一泊する。通り過ぎても次の村には今日中にたどり着けないので急いでも意味がないらしい。
「ようこそ異国の方。スミンザ村を代表して歓迎します」
良い歳した村長さんだ。なんでもこの村にはこういう時のための空き家があるとか。俺と使者さんはその家に止まることになった。
「ジン殿、村への心付けに関してだが、渡しすぎではないかな?」
使者さんが俺に苦言を呈してくるが、俺には何が悪いのか分からない。銀貨数枚くらい問題ないと思うんだけど。
「ジン殿がお金を持ってるのは理解している。だが、次に来る貴族にも同じ金額を期待されても困るのだ。なので金額は抑えていただきたい」
なるほど。俺だけの問題じゃないと。確かに何ヶ所も寄らないといけない貴族は1ヶ所の金額を上げれば全体では結構な出費になる。
「すいません、相場が分からなくて。どのくらいが良かったですか?」
「貴族一人に対して銀貨1枚程度だな。それでも払い過ぎなくらいだ」
なるほど。覚えておこう。
「ご指摘ありがとうございます。今後気をつけます」
一応感謝を伝えておくと、苦い顔をしている。何か間違ったか?
村を数カ所経由して大きな街へ。
この辺になるとすでに山から離れて平原のど真ん中と言った感じなので大きな街がある。壁は10mほどだろうか。そんなに高くはないが、しっかりとした壁があると安心感があるな。
街から1kmほどは石畳で街道が整備されていた。土を固めた街道と違ってお尻への負担が少ない。もっと範囲を広くしてもらいたいところだ。特に雨のたびに一日余分にかかることを考えたら土を入れ替えるか石を敷くかしたほうが流通もよくなると思う。
迎えてくれたのは子爵様だった。ちゃんとした屋敷を構えていて、部屋も十分に快適だった。街が大きいから伯爵とかかと思ったら、子爵だった。この街だけが領地らしく、街中の税収しかないらしい。農作物などの税収がないので子爵程度で十分らしい。
それでもこれだけの街一つ納めてるんだから大したもんだと思うけどね。
俺が問題にしたいのは俺の扱いではない。使者さんが子爵にさりげなく袋を渡していたことだ。多分お金が入ってるのだと思う。金貨か銀貨かはわからないが、袖の下というのはどうなんだろう?
村で村長には皆の前でお金を渡していたので、こそこそと渡すという事はやはり袖の下って事で良いんだろう。
「なあ、クレア、使者さんって袖の下渡してたよね?」
「そうですね。村なら適当にお金を与えておけば良いでしょうけど、相手は貴族です。ある程度は仕方ないかと。特に国内の貴族ではありませんので印象をよくしたければ渡したほうが良いでしょう。
多分ですが、使者の予算に入ってると思いますよ?」
ありゃ、あれも使者の仕事のうちだったのか。個人的な袖の下だと思ってごめんよ。
「まあ個人的に仲良くしたい場合もあるでしょうけど」
上げて落とすなって。心の中で謝ったばかりなのに。
「使者というのは国と同時に自分も売り込まないといけませんから。それらが積み重なって信用になります。なので使者が自分の事を売り込むのは背反行為ではありません」
もしかして国によって使者って決まってる感じ?もしそうなら確かに顔つなぎも含めてお金を渡すのもわかるんだけど。
「もちろんですよ。世襲と言っても良いくらいには固定の家がやっています。代々〇〇国の使者ってのもあるんですよ?」
「それって腐敗とかの温床にならない?」
「その国との架け橋をするんです。その国を最も知っている人がするべきでしょう。使者は時に自分の嫡男を連れて行って顔あわせを行ったり、文化を学ばせたりしますので自然とその家が担う形になります」
うーん、情報漏洩とかの心配ないのかね。普通に金で情報売ってそうだけど。
「使者はそれなりに信用のある家からしか出しません。
ジン様があの使者様を嫌ってらっしゃるのは知っていますが、国への忠誠心は高いんですよ?」
そうだったのか。ああ、俺が嫌ってるんじゃなくて向こうが嫌ってるんだからね。間違えないように。
それにしてもあからさまな視線なんだけど、あれで交渉とか出来るのかな。
「交渉の相手も貴族だからあんな目はしませんよ。爵位を持たないジン様だからです。それも王家に気に入られてるとなれば妬みなどもあるでしょう」
それが問題なんだが。まあ俺が嫌われてるだけなら俺が我慢すれば良いだけの話だ。わざわざ態度を改めさせる意味もないだろう。
急に雲が出てきたかと思うと土砂降りの雨になった。山沿いに移動しているので天気が変わりやすいのかもしれない。
ただ、雨が降ってきた途端に馬車が止まった。雨具の準備でもしてるんだろうか?
帝国の騎士がやってきて俺にしばらく休憩をすると告げてきた。
まあ休憩くらい構わないけど、雨と関係があるんだろうか?馬車に乗ってる限り雨が降ろうがあまり変わらないだけど。
「ジン様、申し訳ありません、この場所で野営します」
「あれ、今日はどこだったかの村で止まるんじゃなかったですか?」
「その予定でしたが、この雨では今日は移動できません」
ん?もう止み始めてるけど、問題があるのか?
「今の雨で街道がぬかるんでいます。明日になればマシになるとは思いますが、今から出発したら間違いなく車輪をとられて立ち往生します」
ああ、街道が整備されてないのか。もしかして地面の土が柔らかいのかもしれない。踏み固められた地面を街道と呼ぶので土の性質によっては雨でぬかるむこともあるだろう。
「明日なら大丈夫なんですか?」
「ええ、今の時期なら一晩あれば大丈夫です。夜の間にある程度乾きますから。冬だと数日はかかっていたでしょう」
まあ最近暑くなってきたしな。もしかしたら柔らかいけど水捌けは良いという土壌かもしれないし。
「この辺は平原が広がっていますのでどこで野営しても大して変わりませんのでここで野営を行います。テントを張りますのでそこでお休みください」
この場合のテントは小さな個人用のテントではなく、天幕とでも言うのか、立って歩ける、部屋サイズのテントだ。なんと簡易ベッドまであるのだ。俺と使者の二人分だけらしいが、ベッドを積んでいるのだ。使用人は馬用の馬草に毛布をかけて寝る。
最初は心苦しかったのだが、クレアが折れてくれないので仕方なく受け入れている。
「ジン様、夕食はどうされますか?今からなら何か用意できますが?」
「いや、他の騎士と一緒でいいよ。俺のためにわざわざ作らなくても良いだろう」
と思ってたんだけど、使者さんは作ってもらうらしい。使者さんにもメイドがついているのでその子が作るそうだ。
使者だから貴族なんだろうけど、そんなに違うもの食べたいかね。騎士の食事も悪くないと思うんだが。あったかいスープと堅パン、干し肉に干し果物。あー、ちょっと寂しいかも。でも旅ってこんなもんだよね?
村とかに寄ると、大体は村長さんが歓迎してくれるのでベッドで寝れるし、具の入ったスープも出てくる。小麦でスイトンみたいなものが出ることもあった。そういう村には謝礼としていくらか渡すらしい。村でもそれが分かってるから歓迎するのだとか。
貴族が移動するときは基本的に村や街を基準に移動する。必ずしもまっすぐに移動するわけではない。そして村とかに寄ると、宿泊費や食費としてお金を落としていくのだ。
これも経済活動の一環らしく、義務ではないが、貴族の嗜みらしい。
翌日は言ってた通り、道は見る限りは普通に戻っている。地面を少し蹴飛ばしてみたがジュクジュクしている感じはしない。やはり水捌けだろうか。
そのまま進んで昨日予定していた村で一泊する。通り過ぎても次の村には今日中にたどり着けないので急いでも意味がないらしい。
「ようこそ異国の方。スミンザ村を代表して歓迎します」
良い歳した村長さんだ。なんでもこの村にはこういう時のための空き家があるとか。俺と使者さんはその家に止まることになった。
「ジン殿、村への心付けに関してだが、渡しすぎではないかな?」
使者さんが俺に苦言を呈してくるが、俺には何が悪いのか分からない。銀貨数枚くらい問題ないと思うんだけど。
「ジン殿がお金を持ってるのは理解している。だが、次に来る貴族にも同じ金額を期待されても困るのだ。なので金額は抑えていただきたい」
なるほど。俺だけの問題じゃないと。確かに何ヶ所も寄らないといけない貴族は1ヶ所の金額を上げれば全体では結構な出費になる。
「すいません、相場が分からなくて。どのくらいが良かったですか?」
「貴族一人に対して銀貨1枚程度だな。それでも払い過ぎなくらいだ」
なるほど。覚えておこう。
「ご指摘ありがとうございます。今後気をつけます」
一応感謝を伝えておくと、苦い顔をしている。何か間違ったか?
村を数カ所経由して大きな街へ。
この辺になるとすでに山から離れて平原のど真ん中と言った感じなので大きな街がある。壁は10mほどだろうか。そんなに高くはないが、しっかりとした壁があると安心感があるな。
街から1kmほどは石畳で街道が整備されていた。土を固めた街道と違ってお尻への負担が少ない。もっと範囲を広くしてもらいたいところだ。特に雨のたびに一日余分にかかることを考えたら土を入れ替えるか石を敷くかしたほうが流通もよくなると思う。
迎えてくれたのは子爵様だった。ちゃんとした屋敷を構えていて、部屋も十分に快適だった。街が大きいから伯爵とかかと思ったら、子爵だった。この街だけが領地らしく、街中の税収しかないらしい。農作物などの税収がないので子爵程度で十分らしい。
それでもこれだけの街一つ納めてるんだから大したもんだと思うけどね。
俺が問題にしたいのは俺の扱いではない。使者さんが子爵にさりげなく袋を渡していたことだ。多分お金が入ってるのだと思う。金貨か銀貨かはわからないが、袖の下というのはどうなんだろう?
村で村長には皆の前でお金を渡していたので、こそこそと渡すという事はやはり袖の下って事で良いんだろう。
「なあ、クレア、使者さんって袖の下渡してたよね?」
「そうですね。村なら適当にお金を与えておけば良いでしょうけど、相手は貴族です。ある程度は仕方ないかと。特に国内の貴族ではありませんので印象をよくしたければ渡したほうが良いでしょう。
多分ですが、使者の予算に入ってると思いますよ?」
ありゃ、あれも使者の仕事のうちだったのか。個人的な袖の下だと思ってごめんよ。
「まあ個人的に仲良くしたい場合もあるでしょうけど」
上げて落とすなって。心の中で謝ったばかりなのに。
「使者というのは国と同時に自分も売り込まないといけませんから。それらが積み重なって信用になります。なので使者が自分の事を売り込むのは背反行為ではありません」
もしかして国によって使者って決まってる感じ?もしそうなら確かに顔つなぎも含めてお金を渡すのもわかるんだけど。
「もちろんですよ。世襲と言っても良いくらいには固定の家がやっています。代々〇〇国の使者ってのもあるんですよ?」
「それって腐敗とかの温床にならない?」
「その国との架け橋をするんです。その国を最も知っている人がするべきでしょう。使者は時に自分の嫡男を連れて行って顔あわせを行ったり、文化を学ばせたりしますので自然とその家が担う形になります」
うーん、情報漏洩とかの心配ないのかね。普通に金で情報売ってそうだけど。
「使者はそれなりに信用のある家からしか出しません。
ジン様があの使者様を嫌ってらっしゃるのは知っていますが、国への忠誠心は高いんですよ?」
そうだったのか。ああ、俺が嫌ってるんじゃなくて向こうが嫌ってるんだからね。間違えないように。
それにしてもあからさまな視線なんだけど、あれで交渉とか出来るのかな。
「交渉の相手も貴族だからあんな目はしませんよ。爵位を持たないジン様だからです。それも王家に気に入られてるとなれば妬みなどもあるでしょう」
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