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第2章 ロザリア王国編
073 デート失敗
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#073 デート失敗
「ジン様、騎士団が到着されたようです。面会を希望されていますがどうされますか?」
「ああ、すぐに会おう。応接室かな?」
「はい、部屋をお借りしてあります」
そう言えばこの別館には俺しか泊まってないから自分ちのように使ってるけど、応接室とかは本来共有なんだよね。ちゃんと借りる手続きが必要らしい。
「ジン様、お迎えにまりいました」
ああ、来る時にも護衛してくれた騎士さんだ。大隊長だっけ?名前は・・・あれ、聞いてない?
「ご苦労様です、確か大隊長さんでしたか」
「はい、マルクと申します。帰りの護衛も任されておりますのでご安心ください」
おお、マルクさんね。ちゃんと覚えておきますよ。
「ええ、オークの時の働きは覚えていますので頼らせてもらいますね」
「覚えていてくださって光栄です。これからロザリア王国の騎士団と予定を調整するのですが、日時等にご希望はございますか?」
「いえ、全てお任せしますのでこちらは気にせず決めてしまってください」
「承知しました。では日程が決まったらお知らせします」
「ええ、よろしくお願いします」
もうお土産も買ったしいつでも出発できるんだよね。大して荷物もないし。俺の荷物よりクレアの荷物の方が多いんじゃないかと思うほどだ。
「クレア、マルクさんと連絡を取って準備を進めてくれ。俺のほうはいつでも良いから」
「承知しました。出来るだけ早く、でよろしかったですね?」
「ああ、無理のない範囲で頼む」
ハルフェ殿下との婚約の噂を聞いたのか、俺に面会をしたいという人が出てるんだよね。断ってるけどだんだん数が増えてるから早く出ていきたい。
「ジン様、もう出発まで時間がありませんわね。もう一度街を歩きたかったんですけど」
「ならお昼でも食べに出ますか?外なので軽くお茶する感じで」
「よろしいんですの?!ええ、是非行きましょう。すぐに用意してきますのでお待ちくださいね!」
勢いよく出ていったけど女の子の準備だ。時間はかかるだろう。お昼とはいったけど、多分お茶の時間くらいになるんじゃないかな。
「クレアお茶頂戴。クレア?」
クレアが何か驚いた顔をしているが何かあったのだろうか?
「ジン様が女性をお茶に誘われるなんて・・・」
いや、別にお茶くらい誘うでしょ?あれ、俺って誘われた事あっても誘った事なかったっけ?もしかして異世界初?いや、社畜時代もお茶なんて時間はなかったし、大学の頃はバイトで忙しかったし。もしかして人生初か?
いやいや、一度くらいはあるだろう。よく思い出してみよう。社畜時代は論外として大学の頃は授業に出てバイトしてゲームして寝て。あれ、女性はどこいった?
高校の頃は一度告白して断られてからは怖くて女性と付き合うなんて考えれなかったし。友達も男ばっかりだったな。
うん、女性をお茶に誘うのは人生初だわ。ハハハ。
「お嬢様が初めてをもらうはずだったのにこんな所で初めてを奪われるなんて・・・」
いや、言い方考えようよ。なんか違う意味に聞こえるから。
「お嬢様、申し訳ありません。このクレアが付いていながらジン様の初めてを奪われてしまうなんて・・・」
「クレア、わざとだろう?」
「ゴホン、ホンシンデス」
「なんで片言なんだ?」
「気のせいではありませんか?私は普段通りです」
まあ良いか。誰でもスイッチが入る事はあるしな。
「お待たせしました!」
本当に待ったよ。3時間くらい?一応お昼と言う話だったので昼食も食べずに待ってたんだけど。
可愛い黄色いドレスを着ている。スカートの裾や袖口にレースがついてるのが可愛いかな。
「可愛いドレスですね。似合ってますよ」
「ありがとうございます!黄色にしようか緑にしようか悩んだんです!」
どっちでも似合ってたとは思うけどね。似合わない服なんて作らないだろうし。
髪は綺麗にセットしてあるし、軽く化粧もしているようだ。朝お茶をしてた時よりもはっきりと分かる。それに髪がしっとりとしてるから風呂にでも入ったのだろう。そりゃ3時間くらいかかるわ。
「じゃあ、お茶にでも行きましょうか。お昼にはちょっと遅いですしね。スコーンがおいしい店があるそうですよ。庶民向けの店だそうですけど大丈夫ですか?」
「ええ、もちろんです!ジン様と一緒ならどこでも大丈夫ですわ!」
元気で結構。笑顔も満点だ。
今日行くのはクレアが地元の使用人から聞いたスコーンのおいしい店だ。王宮に勤めている使用人だからそれなりに舌も肥えてるだろうから期待している。
・・・まあおいしたかった?と思う。ジャムは美味しかったんだけど、肝心のスコーンがちょっと乾燥した感じでバサバサしてたような気がするんだけど。あれがこっちの美味しい、なのかな。
ハルフェ殿下も食べた時に褒めるのに苦労してたみたいだし、多分微妙なのだろう。使用人レベルでのおいしさの基準だったのかもね。
だが、目的のスコーンで減点されたのでちょっとは頑張らないと。
「あそこに飲み物が売ってるようですね。そこのベンチで飲みましょうか」
何人か並んでるし、多分人気なんだろう。行列の出来る店にハズレはないはずだ。
並んで二つ買ってベンチに戻るとハンカチをお尻に敷いて座っていた。飲み物を渡して俺も横に座り、一口飲む。
・・・うげ。ゼリー飲料を温くして水で薄めたような味だ。なんでこんなのに並んでたんだ?
「あー、ハルフェ殿下、これはやめておきましょう。別のを買ってきますから」
「いえこれで良いですわ。ジン様が買ってくれたものですし」
いや、美味しくないんだけど。あ、飲んじゃった。ちょっと口元が引きつってるね。やっぱりこの世界でも微妙だったか。
「こ、個性的な味ですわね」
美味しくなかったんですね。わかります。おごられといて美味しくないとは言えないですよね。
「申し訳ありません、そろそろお時間になります」
一定の距離を保ってついてきていたメイドさんが声をかけてきた。何か用事があったか?
「ああ、申し訳ありません。今日は夕方から面会の予定が入っていました。ちょっと断れない話でしたので」
「それはこちらが誘ってしまって申し訳なかったですね。時間をとらせてしまいました」
多分朝に誘ったから夕方には帰れると思ってたのだろう。
うん、準備に3時間かからなければ帰れたね。
今日のデートは失敗だったな。やっぱり事前に自分の舌で確認すべきだったか。
よく考えたら俺ってろくにデートした事もないな。こっちの世界では何度かいった気もするけど、行き先はお任せだったし。
ハンバルニ王国に戻ったら何軒か美味しい場所を探しておこう。何かあったときに知ってないと今日みたいな事になる。
今日のは地元じゃなかったから、という事にしておこう。
「ジン様、騎士団が到着されたようです。面会を希望されていますがどうされますか?」
「ああ、すぐに会おう。応接室かな?」
「はい、部屋をお借りしてあります」
そう言えばこの別館には俺しか泊まってないから自分ちのように使ってるけど、応接室とかは本来共有なんだよね。ちゃんと借りる手続きが必要らしい。
「ジン様、お迎えにまりいました」
ああ、来る時にも護衛してくれた騎士さんだ。大隊長だっけ?名前は・・・あれ、聞いてない?
「ご苦労様です、確か大隊長さんでしたか」
「はい、マルクと申します。帰りの護衛も任されておりますのでご安心ください」
おお、マルクさんね。ちゃんと覚えておきますよ。
「ええ、オークの時の働きは覚えていますので頼らせてもらいますね」
「覚えていてくださって光栄です。これからロザリア王国の騎士団と予定を調整するのですが、日時等にご希望はございますか?」
「いえ、全てお任せしますのでこちらは気にせず決めてしまってください」
「承知しました。では日程が決まったらお知らせします」
「ええ、よろしくお願いします」
もうお土産も買ったしいつでも出発できるんだよね。大して荷物もないし。俺の荷物よりクレアの荷物の方が多いんじゃないかと思うほどだ。
「クレア、マルクさんと連絡を取って準備を進めてくれ。俺のほうはいつでも良いから」
「承知しました。出来るだけ早く、でよろしかったですね?」
「ああ、無理のない範囲で頼む」
ハルフェ殿下との婚約の噂を聞いたのか、俺に面会をしたいという人が出てるんだよね。断ってるけどだんだん数が増えてるから早く出ていきたい。
「ジン様、もう出発まで時間がありませんわね。もう一度街を歩きたかったんですけど」
「ならお昼でも食べに出ますか?外なので軽くお茶する感じで」
「よろしいんですの?!ええ、是非行きましょう。すぐに用意してきますのでお待ちくださいね!」
勢いよく出ていったけど女の子の準備だ。時間はかかるだろう。お昼とはいったけど、多分お茶の時間くらいになるんじゃないかな。
「クレアお茶頂戴。クレア?」
クレアが何か驚いた顔をしているが何かあったのだろうか?
「ジン様が女性をお茶に誘われるなんて・・・」
いや、別にお茶くらい誘うでしょ?あれ、俺って誘われた事あっても誘った事なかったっけ?もしかして異世界初?いや、社畜時代もお茶なんて時間はなかったし、大学の頃はバイトで忙しかったし。もしかして人生初か?
いやいや、一度くらいはあるだろう。よく思い出してみよう。社畜時代は論外として大学の頃は授業に出てバイトしてゲームして寝て。あれ、女性はどこいった?
高校の頃は一度告白して断られてからは怖くて女性と付き合うなんて考えれなかったし。友達も男ばっかりだったな。
うん、女性をお茶に誘うのは人生初だわ。ハハハ。
「お嬢様が初めてをもらうはずだったのにこんな所で初めてを奪われるなんて・・・」
いや、言い方考えようよ。なんか違う意味に聞こえるから。
「お嬢様、申し訳ありません。このクレアが付いていながらジン様の初めてを奪われてしまうなんて・・・」
「クレア、わざとだろう?」
「ゴホン、ホンシンデス」
「なんで片言なんだ?」
「気のせいではありませんか?私は普段通りです」
まあ良いか。誰でもスイッチが入る事はあるしな。
「お待たせしました!」
本当に待ったよ。3時間くらい?一応お昼と言う話だったので昼食も食べずに待ってたんだけど。
可愛い黄色いドレスを着ている。スカートの裾や袖口にレースがついてるのが可愛いかな。
「可愛いドレスですね。似合ってますよ」
「ありがとうございます!黄色にしようか緑にしようか悩んだんです!」
どっちでも似合ってたとは思うけどね。似合わない服なんて作らないだろうし。
髪は綺麗にセットしてあるし、軽く化粧もしているようだ。朝お茶をしてた時よりもはっきりと分かる。それに髪がしっとりとしてるから風呂にでも入ったのだろう。そりゃ3時間くらいかかるわ。
「じゃあ、お茶にでも行きましょうか。お昼にはちょっと遅いですしね。スコーンがおいしい店があるそうですよ。庶民向けの店だそうですけど大丈夫ですか?」
「ええ、もちろんです!ジン様と一緒ならどこでも大丈夫ですわ!」
元気で結構。笑顔も満点だ。
今日行くのはクレアが地元の使用人から聞いたスコーンのおいしい店だ。王宮に勤めている使用人だからそれなりに舌も肥えてるだろうから期待している。
・・・まあおいしたかった?と思う。ジャムは美味しかったんだけど、肝心のスコーンがちょっと乾燥した感じでバサバサしてたような気がするんだけど。あれがこっちの美味しい、なのかな。
ハルフェ殿下も食べた時に褒めるのに苦労してたみたいだし、多分微妙なのだろう。使用人レベルでのおいしさの基準だったのかもね。
だが、目的のスコーンで減点されたのでちょっとは頑張らないと。
「あそこに飲み物が売ってるようですね。そこのベンチで飲みましょうか」
何人か並んでるし、多分人気なんだろう。行列の出来る店にハズレはないはずだ。
並んで二つ買ってベンチに戻るとハンカチをお尻に敷いて座っていた。飲み物を渡して俺も横に座り、一口飲む。
・・・うげ。ゼリー飲料を温くして水で薄めたような味だ。なんでこんなのに並んでたんだ?
「あー、ハルフェ殿下、これはやめておきましょう。別のを買ってきますから」
「いえこれで良いですわ。ジン様が買ってくれたものですし」
いや、美味しくないんだけど。あ、飲んじゃった。ちょっと口元が引きつってるね。やっぱりこの世界でも微妙だったか。
「こ、個性的な味ですわね」
美味しくなかったんですね。わかります。おごられといて美味しくないとは言えないですよね。
「申し訳ありません、そろそろお時間になります」
一定の距離を保ってついてきていたメイドさんが声をかけてきた。何か用事があったか?
「ああ、申し訳ありません。今日は夕方から面会の予定が入っていました。ちょっと断れない話でしたので」
「それはこちらが誘ってしまって申し訳なかったですね。時間をとらせてしまいました」
多分朝に誘ったから夕方には帰れると思ってたのだろう。
うん、準備に3時間かからなければ帰れたね。
今日のデートは失敗だったな。やっぱり事前に自分の舌で確認すべきだったか。
よく考えたら俺ってろくにデートした事もないな。こっちの世界では何度かいった気もするけど、行き先はお任せだったし。
ハンバルニ王国に戻ったら何軒か美味しい場所を探しておこう。何かあったときに知ってないと今日みたいな事になる。
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