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第2章 ロザリア王国編
059 謁見
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#059 謁見
謁見の日取りが決まったと連絡を受けてから俺は慌て出した。
謁見に着る服ってどんなのだ?普段着てるのは確かに高級品だけど謁見できて良い服だとは思えない。貴族の定番の正装とかあるのかな?そんなの持ってないぞ。
「ジン様、お召し物は用意してあります。お嬢様がちゃんと準備してくださっています」
「そうなの?良かった。今から手配しても間に合わないかと思ったよ」
「まあ謁見とは言っても私的な会合のようですからそれほど気になさらなくても良いのでは?」
「いや、国王と会うんだよ?一国のトップだよ?失礼があったらまずいじゃん」
社畜を雇うような会社が請け負う仕事なんて小さな会社相手の仕事ばかりだ。そしてその相手は大概が社長とかだ。小さい会社だからね。
そして社長というのは小さい会社でも周りを気にするのだ。こちらがちゃんとした格好をしてないとぐちぐちと嫌味を言ったりするのだ。そして値切ろうとする。そんな事の相手をするのが面倒なので、営業するときには身嗜みには気をつけることにしていた。もちろんブランドもののスーツを着るとかじゃない。普通にスーツを着るだけだ。
ただ、俺の働いてたような小さな会社だとスーツ着用も見逃される傾向にあった。営業ですらGパンで行ってるのだ。それと比べて気をつけてたってだけの話だ。普通の会社なら当たり前の行為なんだけどね。
「言葉遣いとかあるのかな?挨拶の仕方は?やっぱり跪いて頭を下げる感じ?立てる足はどっち?膝には手を置くの?あ、目線とかも決まりある?直接目を合わせると失礼に当たるとか?」
「ジン様、その辺にしてください。公式の謁見ですらそこまで気にしません。ある程度の節度があれば大丈夫です」
そのある程度が心配なんだよね。世界が違うと礼儀作法なんかも違ってくるから、俺が良いと思っても向こうからしたら失礼だと感じるかもしれない。
「ジン様なら普段通りにしてても大丈夫ですよ。陛下におっさんとか呼ばなければ大丈夫です」
いやいやそんなにレベルの低い話をしてるんじゃなくてさ。なんかあるでしょう?
俺は不安が高まり、何か一つくらい助言があっても良いと思ってしまった。実際は私的な会合なので謁見用の服すら必要ないのだが。
ちなみに謁見用の服は黒を基調に銀糸でデザインされたスタイリッシュな服装だった。公式に謁見の間に出ても恥ずかしくないものだ。
「お主がジンか、話は聞いておる。召喚に巻き込まれたらしいな。この世界の国の王の一人として謝罪しよう」
そう言って初手から頭を下げられた。
俺はすでにパニックだ。
「へ、陛下、私ごときに頭を下げてはいけません。陛下は国民を代表してるんです。私はただの一般人です」
俺はすでにテンパっており、一人称が私になっている。緊張して何を話して良いか分からない。
ハンバルニ王国の国王の前では普通に話せたのに。やっぱり旅先というのがいけないんだろうか。それともリリアーナさんが一緒じゃないから?
「うむ、そなたが一般人かどうかは別として頭を下げるのはこれ位にしようか。お主も緊張しておるようだしな」
「わ、私はジン=カンザキと申します。異世界人です」
「うむ、知っておる」
どうしよう。話が続かない。さすがに私的とはいえ謁見にクレアは連れて来れなかったので自分で対応する必要がある。
「ふむ、お主はかなり緊張しておるようだな。このままでは話も出来ん。場所を変えようか」
パンパン
陛下が手を鳴らすとメイドが入ってきた。本来はお茶を出したりするために部屋に常駐するらしいが、陛下が下がらせたのだ。多分何か機密の話がしたいんだとは思うんだけど、俺の方にそんな事を気にする余裕はない。
「庭園でお茶の用意を」
「かしこまりました」
どうやら庭に場所を移すらしい。応接室で話す方が楽なのか庭で話す方が楽なのか。俺には分からない。
しばらく沈黙が続いたけど、メイドさんが準備が出来たと呼びに来たので陛下と一緒に移動した。もちろん陛下には護衛が何人もついてくる。王城内でも騎士の護衛が付くってのはそれほど大事にされてるのか、それとも城内がそれほど安全でないのか。
移動さきは本当に庭園で、その隅に東屋というのだろうか、ちょっとした屋根がついており、壁のないテーブル席がある。
護衛の騎士も少し離れて警備するらしく、メイドさんもお茶を入れたら下がっていった。
「これで少しは話しやすかろう。ここなら誰も聞いておらんし、見ておらん。
お主は多分礼儀とかそんなのを気にしてるのであろう?そんなのは構わん。異世界人と礼儀作法が異なるのは当然のことだ。ただ広い方が内緒話に向いてるのは確かだからこっちに移動した」
ああ、陛下も異世界との文化の違いは分かってたのね。
「それでお主に正直に答えてもらいたい」
「なんでしょうか?」
「勇者は使えると思うか?」
「戦闘力は知りませんが、人格的には使えません。というか邪魔になるでしょう」
「やはりそうか。クロイゼから聞いた通りか。
お主では代わりにはなれぬのか?」
「私は勇者ではありません。それは女神様から力を与えられてない事からもはっきりしています。なので代わりにはなれません」
「そうか。お主が代わりになれるなら安心して任せられたのだが」
俺はゴブリン一匹を倒すのがやっとの男ですよ?多分瀕死の魔王にとどめを刺すことも出来ないんじゃないかな?
「それではお主はこれからどうするつもりだ?クロイゼが言うには数年後には帰ると聞いたが」
「はい。召喚陣の再使用に数年かかるらしいので。その準備ができたら帰ろうと思っています」
「ふむ。数年か。充分といえば充分。足りぬと言えば足りぬか」
うん?
「お主、恋人とか伴侶はおるのか?」
え?
「おりませんが?」
社畜がデートとかしてる暇あるかっての。出会いさえないのに恋人がいるわけないわ!
「ふむ、この世界で恋人を作る気はないのか?」
「えっと、考えたこともないので分かりません」
確かにリリアーナさんの屋敷は女性ばかりだけど恋愛って感じじゃないんだよね。屋敷から出るときはクレアと一緒だし、店に入ることはあっても気軽に喋れる友達がいるわけでもなし。
あれ、俺ってもしかして可哀想な奴?
「一度考えてみんか?ちょうどうちの7女が成人する。親バカかもしれんが器量は良いぞ」
7女って。男もいるんだろうし、何人生ませてるのさ。ん、成人?ってこの世界の成人って十六だっけ?高校生じゃん!おっさんが付き合って良い年齢じゃないよ?!
「お主も年増よりも若い方が良いだろうしな」
いやいや、それもう俺的には犯罪だから!俺の年齢の半分以下だからね!
「うむ、一度お茶会でも開いて会ってみるのも良いな」
あ、話が進む前に止めないと。パニクってる場合じゃない。
「あ、あの!」
「うん?なんだ?8女はさすがにまだ9歳だから嫁にはやれんぞ?」
「いえ、そのまだ付き合うつもりがないと言うか」
「まあ会うだけ会ってみろ。気が合わなければそれまでだ。気楽にしておれば良い」
いや、9歳とかそう言う問題じゃなくて!
お茶会って言ってるけど見合いだよね?王女様だよね?なんで?
謁見の日取りが決まったと連絡を受けてから俺は慌て出した。
謁見に着る服ってどんなのだ?普段着てるのは確かに高級品だけど謁見できて良い服だとは思えない。貴族の定番の正装とかあるのかな?そんなの持ってないぞ。
「ジン様、お召し物は用意してあります。お嬢様がちゃんと準備してくださっています」
「そうなの?良かった。今から手配しても間に合わないかと思ったよ」
「まあ謁見とは言っても私的な会合のようですからそれほど気になさらなくても良いのでは?」
「いや、国王と会うんだよ?一国のトップだよ?失礼があったらまずいじゃん」
社畜を雇うような会社が請け負う仕事なんて小さな会社相手の仕事ばかりだ。そしてその相手は大概が社長とかだ。小さい会社だからね。
そして社長というのは小さい会社でも周りを気にするのだ。こちらがちゃんとした格好をしてないとぐちぐちと嫌味を言ったりするのだ。そして値切ろうとする。そんな事の相手をするのが面倒なので、営業するときには身嗜みには気をつけることにしていた。もちろんブランドもののスーツを着るとかじゃない。普通にスーツを着るだけだ。
ただ、俺の働いてたような小さな会社だとスーツ着用も見逃される傾向にあった。営業ですらGパンで行ってるのだ。それと比べて気をつけてたってだけの話だ。普通の会社なら当たり前の行為なんだけどね。
「言葉遣いとかあるのかな?挨拶の仕方は?やっぱり跪いて頭を下げる感じ?立てる足はどっち?膝には手を置くの?あ、目線とかも決まりある?直接目を合わせると失礼に当たるとか?」
「ジン様、その辺にしてください。公式の謁見ですらそこまで気にしません。ある程度の節度があれば大丈夫です」
そのある程度が心配なんだよね。世界が違うと礼儀作法なんかも違ってくるから、俺が良いと思っても向こうからしたら失礼だと感じるかもしれない。
「ジン様なら普段通りにしてても大丈夫ですよ。陛下におっさんとか呼ばなければ大丈夫です」
いやいやそんなにレベルの低い話をしてるんじゃなくてさ。なんかあるでしょう?
俺は不安が高まり、何か一つくらい助言があっても良いと思ってしまった。実際は私的な会合なので謁見用の服すら必要ないのだが。
ちなみに謁見用の服は黒を基調に銀糸でデザインされたスタイリッシュな服装だった。公式に謁見の間に出ても恥ずかしくないものだ。
「お主がジンか、話は聞いておる。召喚に巻き込まれたらしいな。この世界の国の王の一人として謝罪しよう」
そう言って初手から頭を下げられた。
俺はすでにパニックだ。
「へ、陛下、私ごときに頭を下げてはいけません。陛下は国民を代表してるんです。私はただの一般人です」
俺はすでにテンパっており、一人称が私になっている。緊張して何を話して良いか分からない。
ハンバルニ王国の国王の前では普通に話せたのに。やっぱり旅先というのがいけないんだろうか。それともリリアーナさんが一緒じゃないから?
「うむ、そなたが一般人かどうかは別として頭を下げるのはこれ位にしようか。お主も緊張しておるようだしな」
「わ、私はジン=カンザキと申します。異世界人です」
「うむ、知っておる」
どうしよう。話が続かない。さすがに私的とはいえ謁見にクレアは連れて来れなかったので自分で対応する必要がある。
「ふむ、お主はかなり緊張しておるようだな。このままでは話も出来ん。場所を変えようか」
パンパン
陛下が手を鳴らすとメイドが入ってきた。本来はお茶を出したりするために部屋に常駐するらしいが、陛下が下がらせたのだ。多分何か機密の話がしたいんだとは思うんだけど、俺の方にそんな事を気にする余裕はない。
「庭園でお茶の用意を」
「かしこまりました」
どうやら庭に場所を移すらしい。応接室で話す方が楽なのか庭で話す方が楽なのか。俺には分からない。
しばらく沈黙が続いたけど、メイドさんが準備が出来たと呼びに来たので陛下と一緒に移動した。もちろん陛下には護衛が何人もついてくる。王城内でも騎士の護衛が付くってのはそれほど大事にされてるのか、それとも城内がそれほど安全でないのか。
移動さきは本当に庭園で、その隅に東屋というのだろうか、ちょっとした屋根がついており、壁のないテーブル席がある。
護衛の騎士も少し離れて警備するらしく、メイドさんもお茶を入れたら下がっていった。
「これで少しは話しやすかろう。ここなら誰も聞いておらんし、見ておらん。
お主は多分礼儀とかそんなのを気にしてるのであろう?そんなのは構わん。異世界人と礼儀作法が異なるのは当然のことだ。ただ広い方が内緒話に向いてるのは確かだからこっちに移動した」
ああ、陛下も異世界との文化の違いは分かってたのね。
「それでお主に正直に答えてもらいたい」
「なんでしょうか?」
「勇者は使えると思うか?」
「戦闘力は知りませんが、人格的には使えません。というか邪魔になるでしょう」
「やはりそうか。クロイゼから聞いた通りか。
お主では代わりにはなれぬのか?」
「私は勇者ではありません。それは女神様から力を与えられてない事からもはっきりしています。なので代わりにはなれません」
「そうか。お主が代わりになれるなら安心して任せられたのだが」
俺はゴブリン一匹を倒すのがやっとの男ですよ?多分瀕死の魔王にとどめを刺すことも出来ないんじゃないかな?
「それではお主はこれからどうするつもりだ?クロイゼが言うには数年後には帰ると聞いたが」
「はい。召喚陣の再使用に数年かかるらしいので。その準備ができたら帰ろうと思っています」
「ふむ。数年か。充分といえば充分。足りぬと言えば足りぬか」
うん?
「お主、恋人とか伴侶はおるのか?」
え?
「おりませんが?」
社畜がデートとかしてる暇あるかっての。出会いさえないのに恋人がいるわけないわ!
「ふむ、この世界で恋人を作る気はないのか?」
「えっと、考えたこともないので分かりません」
確かにリリアーナさんの屋敷は女性ばかりだけど恋愛って感じじゃないんだよね。屋敷から出るときはクレアと一緒だし、店に入ることはあっても気軽に喋れる友達がいるわけでもなし。
あれ、俺ってもしかして可哀想な奴?
「一度考えてみんか?ちょうどうちの7女が成人する。親バカかもしれんが器量は良いぞ」
7女って。男もいるんだろうし、何人生ませてるのさ。ん、成人?ってこの世界の成人って十六だっけ?高校生じゃん!おっさんが付き合って良い年齢じゃないよ?!
「お主も年増よりも若い方が良いだろうしな」
いやいや、それもう俺的には犯罪だから!俺の年齢の半分以下だからね!
「うむ、一度お茶会でも開いて会ってみるのも良いな」
あ、話が進む前に止めないと。パニクってる場合じゃない。
「あ、あの!」
「うん?なんだ?8女はさすがにまだ9歳だから嫁にはやれんぞ?」
「いえ、そのまだ付き合うつもりがないと言うか」
「まあ会うだけ会ってみろ。気が合わなければそれまでだ。気楽にしておれば良い」
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