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第2章 ロザリア王国編
058 マヨネーズ
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#058 マヨネーズ
ロザリア王国では特に魔物に襲われることもなく王都に着いた。ロザリア王国は商業の国というだけあって街道が整備されているのだ。騎士団の見回りも多く、盗賊なども少ない。
もちろん田舎に行けばいくらでもいるのだが、王都からハンバルニ王国に向かう道は主要街道と呼んでも良い道なため安全も確保されている。
それからするとハンバルニ王国の街道整備や治安が悪く聞こえるが、そっちの方が普通なのだ。この国が商業を推進してるためにそちらに予算を割いているだけなのだ。
「へえ、流石に王都の城壁は大きいですね」
王都の城壁は30mはあるだろう。正直そんなに高く作らなくても十分じゃないかと思うが、矢の有効射程が50mらしく、斜めに射られる事を考慮しても高さ30mは必要だと判断したらしい。
「ええ、この王城は一度も落ちたことのない不落城です。魔族が攻めてきてもある程度は戦えます」
「これでもある程度なんですね」
「ええ、魔族は魔法にたけてますからな。ただの石壁では何度も攻撃されたら保たんでしょう」
「魔族は魔法が得意なんですか。そう言えば人間にはそれほど魔術師がいないって話でしたね」
「ええ、身体強化が出来る者はそこそこおるのですが、放出系が出来るものとなると一気に人数が減るのです。その中でも戦闘に使えそうな魔法が使える者となるとさらに減ってしまいますな」
「戦闘にはどんな魔法が使われるんですか?」
「火の玉を飛ばしたり、氷の矢を放ったりですな。どれも剣では避けづらい攻撃です」
ふむ。俺の読んだファンタジーだとその辺は初級とかだった気がするけど。
「ちなみに過去最高の魔術師が使った攻撃魔法というのはどんなものですか?」
「城壁を一撃で破壊する炎を放ったと言われてますな。まあおとぎ話の部類ですが」
おお、すごいな。こんな大きな城壁を一撃で破壊するのか。よほどの大魔法なんだろう。
「まあ文献ではその時代の城壁は木で出来た物だったらしいので、それほど大きくもなかったでしょうが」
ありゃ、木で出来てたって高さもしれてるし、火の玉の魔法?でも壊せるんじゃないか?
城門には貴族用と一般用が分かれているようで、俺たちは当然貴族用だ。一般用は列が長いので並ばなくて済むのはありがたい。
「クロイゼ伯爵様ご本人ですな。結構ですご入城ください」
これで良いのか?ってほど簡単に通れたが、門番の騎士とは顔見知りらしい。馬車の中も確認しなかったけど、警備がざるだな。密輸とかしてたらどうするんだろうか。
「ジン殿、このまま王城に向かいますが、すぐに謁見は出来ませんので何日かは時間をいただくと思います。その間は騎士が護衛につくので王都を散策してはいかがですかな」
ありがたいんだけど、騎士の護衛付きなのね。クレアがいれば大概は大丈夫なんだけど。
「ジン殿。あなたは非公式とは言え要人なんです。ハンバルニ王国から任されている以上、私的であろうとあなたを守る義務があるのです。騎士は必ずお連れください」
はあ、まあ仕方ないか。
「クレア、明日買い物でも行こうか。リリアーナさんにお土産でも見てこよう」
「そうですね。他国の土産ともなれば喜ぶでしょう。・・・ジン様からなら特に・・・」
「ん?」
「いえ、何か良いものを探しましょう」
「うん、そうだな」
翌日は騎士を連れて街に繰り出した。騎士が10人もついてきたよ。1小隊なんだってさ。
王城の近くは貴族街なので屋台とかもやってない。なので馬車を出してもらった。騎士は歩きなので別に移動が早くなるわけではない。ただ街中でならずものに絡まれたり、スリに合わないためだったりそれ位の意味合いだ。まあ他にただ歩くだけなのがしんどいというのもあるけどね。
リリアーナさんの屋敷で多少剣を振りはしたけど、長年の不摂生な生活で落ちた体力はそう簡単に戻らない。特にこの年になってくると筋肉自体が付きにくい。
商業街に入ると馬車には待っていてもらい、歩きで回る事にした。店に寄るたびに店の前に馬車が止まってたら邪魔だと思ったからだ。普通の貴族は平気でそれをやるらしいけどね。
ブラブラと歩いていると目立つこと目立つこと。なんせ前後を騎士に囲まれてるのだ。閉塞感が半端ない。これが貴族っていうなら俺は貴族になりたくないな。
ああ、そうか。こういうのが嫌で店の前にまで馬車で乗り付けるのか。馬車ならある程度安全が確保できるからこんなに護衛をつける必要もないからね。
歩いていると、とある屋台の前でクレアが立ち止まった。ん、そんなに変な物売ってないけどな。
「マヨネーズです」
うん?ああ、確かに串焼きにマヨネーズらしきものが乗ってるな。でも串焼きにマヨネーズは邪道だろう?
クレアは俺の方を見て繰り返す。
「マヨネーズです」
はいはい。食べたいのね。
「おっちゃん、串焼き2本頂戴。そのマヨネーズの乗ってるやつ」
「あいよ、大銅貨2枚だ」
結構高いが、お金を払ってクレアと一本ずつ食べてみる。
なんか味が濃いっていうか、まろやかさが足りないというか。日本のマヨネーズは日本人に合わせて作られてるっていうからそのせいかな?
クレアはじっくりと一口ずつ味わって食べている。そんなに良いものだっただろうか?
「クレア、この世界ではマヨネーズは一般的じゃないの?」
「ええ、ロザリア王国のとある商会が独占しているのでレシピが分からないのです。その上1週間ほどしか保たないので外国に輸出されていません。この王都でないと食べれないと言っても良いものです」
あれ、マヨネーズって卵と油とお酢じゃなかったっけ?混ぜるだけだったような?俺は作ったことないけど、マヨネーズのレシピは結構有名だからなんとなく覚えてる。
でも著作権は大事にしないとね。
ただ串焼きは塩胡椒の方がおいしいと思う。まあ旅の土産話としては良いか。
あ、騎士さんも食べる?要らない?あ、そう、任務中なのね。真面目だなぁ。
ロザリア王国では特に魔物に襲われることもなく王都に着いた。ロザリア王国は商業の国というだけあって街道が整備されているのだ。騎士団の見回りも多く、盗賊なども少ない。
もちろん田舎に行けばいくらでもいるのだが、王都からハンバルニ王国に向かう道は主要街道と呼んでも良い道なため安全も確保されている。
それからするとハンバルニ王国の街道整備や治安が悪く聞こえるが、そっちの方が普通なのだ。この国が商業を推進してるためにそちらに予算を割いているだけなのだ。
「へえ、流石に王都の城壁は大きいですね」
王都の城壁は30mはあるだろう。正直そんなに高く作らなくても十分じゃないかと思うが、矢の有効射程が50mらしく、斜めに射られる事を考慮しても高さ30mは必要だと判断したらしい。
「ええ、この王城は一度も落ちたことのない不落城です。魔族が攻めてきてもある程度は戦えます」
「これでもある程度なんですね」
「ええ、魔族は魔法にたけてますからな。ただの石壁では何度も攻撃されたら保たんでしょう」
「魔族は魔法が得意なんですか。そう言えば人間にはそれほど魔術師がいないって話でしたね」
「ええ、身体強化が出来る者はそこそこおるのですが、放出系が出来るものとなると一気に人数が減るのです。その中でも戦闘に使えそうな魔法が使える者となるとさらに減ってしまいますな」
「戦闘にはどんな魔法が使われるんですか?」
「火の玉を飛ばしたり、氷の矢を放ったりですな。どれも剣では避けづらい攻撃です」
ふむ。俺の読んだファンタジーだとその辺は初級とかだった気がするけど。
「ちなみに過去最高の魔術師が使った攻撃魔法というのはどんなものですか?」
「城壁を一撃で破壊する炎を放ったと言われてますな。まあおとぎ話の部類ですが」
おお、すごいな。こんな大きな城壁を一撃で破壊するのか。よほどの大魔法なんだろう。
「まあ文献ではその時代の城壁は木で出来た物だったらしいので、それほど大きくもなかったでしょうが」
ありゃ、木で出来てたって高さもしれてるし、火の玉の魔法?でも壊せるんじゃないか?
城門には貴族用と一般用が分かれているようで、俺たちは当然貴族用だ。一般用は列が長いので並ばなくて済むのはありがたい。
「クロイゼ伯爵様ご本人ですな。結構ですご入城ください」
これで良いのか?ってほど簡単に通れたが、門番の騎士とは顔見知りらしい。馬車の中も確認しなかったけど、警備がざるだな。密輸とかしてたらどうするんだろうか。
「ジン殿、このまま王城に向かいますが、すぐに謁見は出来ませんので何日かは時間をいただくと思います。その間は騎士が護衛につくので王都を散策してはいかがですかな」
ありがたいんだけど、騎士の護衛付きなのね。クレアがいれば大概は大丈夫なんだけど。
「ジン殿。あなたは非公式とは言え要人なんです。ハンバルニ王国から任されている以上、私的であろうとあなたを守る義務があるのです。騎士は必ずお連れください」
はあ、まあ仕方ないか。
「クレア、明日買い物でも行こうか。リリアーナさんにお土産でも見てこよう」
「そうですね。他国の土産ともなれば喜ぶでしょう。・・・ジン様からなら特に・・・」
「ん?」
「いえ、何か良いものを探しましょう」
「うん、そうだな」
翌日は騎士を連れて街に繰り出した。騎士が10人もついてきたよ。1小隊なんだってさ。
王城の近くは貴族街なので屋台とかもやってない。なので馬車を出してもらった。騎士は歩きなので別に移動が早くなるわけではない。ただ街中でならずものに絡まれたり、スリに合わないためだったりそれ位の意味合いだ。まあ他にただ歩くだけなのがしんどいというのもあるけどね。
リリアーナさんの屋敷で多少剣を振りはしたけど、長年の不摂生な生活で落ちた体力はそう簡単に戻らない。特にこの年になってくると筋肉自体が付きにくい。
商業街に入ると馬車には待っていてもらい、歩きで回る事にした。店に寄るたびに店の前に馬車が止まってたら邪魔だと思ったからだ。普通の貴族は平気でそれをやるらしいけどね。
ブラブラと歩いていると目立つこと目立つこと。なんせ前後を騎士に囲まれてるのだ。閉塞感が半端ない。これが貴族っていうなら俺は貴族になりたくないな。
ああ、そうか。こういうのが嫌で店の前にまで馬車で乗り付けるのか。馬車ならある程度安全が確保できるからこんなに護衛をつける必要もないからね。
歩いていると、とある屋台の前でクレアが立ち止まった。ん、そんなに変な物売ってないけどな。
「マヨネーズです」
うん?ああ、確かに串焼きにマヨネーズらしきものが乗ってるな。でも串焼きにマヨネーズは邪道だろう?
クレアは俺の方を見て繰り返す。
「マヨネーズです」
はいはい。食べたいのね。
「おっちゃん、串焼き2本頂戴。そのマヨネーズの乗ってるやつ」
「あいよ、大銅貨2枚だ」
結構高いが、お金を払ってクレアと一本ずつ食べてみる。
なんか味が濃いっていうか、まろやかさが足りないというか。日本のマヨネーズは日本人に合わせて作られてるっていうからそのせいかな?
クレアはじっくりと一口ずつ味わって食べている。そんなに良いものだっただろうか?
「クレア、この世界ではマヨネーズは一般的じゃないの?」
「ええ、ロザリア王国のとある商会が独占しているのでレシピが分からないのです。その上1週間ほどしか保たないので外国に輸出されていません。この王都でないと食べれないと言っても良いものです」
あれ、マヨネーズって卵と油とお酢じゃなかったっけ?混ぜるだけだったような?俺は作ったことないけど、マヨネーズのレシピは結構有名だからなんとなく覚えてる。
でも著作権は大事にしないとね。
ただ串焼きは塩胡椒の方がおいしいと思う。まあ旅の土産話としては良いか。
あ、騎士さんも食べる?要らない?あ、そう、任務中なのね。真面目だなぁ。
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