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第1章 召喚編
039 リズ
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#039 リズ
長い説教だった。
ルナとの買い食いでクレアを置き去りにしてから、見つかって数時間。外では簡単に怒られて終わったのだが、リリアーナさんの説教が長かった。
「だからジン様は自分の重要性を分かっておられません!
この世界で女神様と直接お話しできる人なんて歴史的に見てもいないんですから!」
うん、この話すでに何度目だろうか。ループしてるようで、毎回表現を変えて同じような話が続いている。
もしかしてリリアーナさんも何か鬱憤でもたまってるのだろうか。
「リリアーナさん?」
「なんですか?!今は説教の最中ですよ!」
「今度一緒に買い食いにいきましょう」
まずは話を逸らすのが重要だ。そしてその間にヒートアップした気分を落ち着けてもらう。
「え、えぇ?!わ、私がジン様とですか?!いえ、嫌なわけではありませんけど、いきなりなんて、そういうのはもっと仲良くなってからで・・・」
うん?ただの買い食いだよね?リリアーナさんも仕事で忙しそうだから気晴らしにいいかと思ったんだけど。もちろん話を逸らすのが目的だけどね!
「屋台とか回ると面白いと思うんですよ。今日も魔道具なんかを扱ってる屋台とかがあったりして楽しかったですよ」
「そ、そうですね。ジン様がよければ一度くらい行くのもありかと・・・」
「ごほんっ」
マリーさんだ。どうやら話にひと段落つくのを待っていたらしい。
「お出かけも結構ですが、そろそろ夕食の時間です。お嬢様、お仕事は大丈夫ですか?」
「あ、いけません。今日の分がまだまだ残っていました。ジン様申し訳ありません。まだまだ言いたいことは沢山ありますけど、仕事に戻らせていただきますね」
いや、ここ1時間ほどは同じことしか言ってなかったから。
「えっと、クレアさんや、その子は誰かな?」
まだ10代だろう女の子が部屋にいた。
「ジン様付きのメイドです。今日から私だけでなく、この子も一緒に担当する事になりました。
ええ、どうやら私がトイレに行ってる間も気を抜けないようですので、増やしました。この子はメイドとしてはまだ新米に当たりますが、ゴロツキ程度には負けませんのでご安心ください」
どうやらかなりの信用を無くしてしまったようだ。
「リズ、ご挨拶を」
「はい、ジン様、今日からジン様付きのメイドに就任しましたリズと申します。末長く可愛がってください」
ん?なんか挨拶がおかしいような?
「もしかして外出時も?」
「むしろそっちの方がメインです」
なるほど。これはまた窮屈になりそうだな。
うーん、やっぱりメイド二人連れだと街を回るのも面倒くさいな。店に入っても小さな店だといっぱいになるし。
「ですから馬車で移動すれば問題ありません。今からでも戻って馬車を使いましょう。公爵家の紋章が入ってる馬車を使えば変な輩も寄ってきませんし」
うん、二人とも美人でメイド服着てるから周りから何事かと見られるんだよね。普通メイドを連れて行くような人は馬車を使うから。歩いてメイドを連れて行くのは非常に珍しいらしい。
「だからどっちかだけでも十分だってば。街中にそんなに危険なんかないでしょう?」
「ジン様、お忘れかもしれませんが、ジン様は一度スラムで危険に遭ってますよね?」
あ、そんな事あったな。まだ道がわからない頃にスラムに迷い込んで身ぐるみ剥がされそうになったんだった。
「それに先日は私がトイレに行ってる間に行方不明になりました」
うん、ごめんよ。ルナが連絡したっていうから信用したんだけど。ちょっと問題がある伝達手段だったね。
「なので最低二人は必要なのです」
はい。ごめんなさい。全部俺のしでかした結果ですね。
でも馬車で街を移動するのってなんか違うんだよな。目的地に行くだけならそれでもいいんだけど、その過程が大事っていうか。街の雰囲気も楽しみたいし。
「せめてメイド服着替えてくれない?」
「戦闘服の方が良かったですか?」
あるのか戦闘服。
「戦闘に特化したメイド服になります」
戦闘服もメイド服かよ!
とまあ突っ込んでも仕方ないんだよね。
「いや、普通に一般の女性が来てるワンピースとかあるでしょう?」
「メイド服はメイドのアイデンティティーです。仕事中にメイド服を脱ぐなどあり得ません」
「でもリズとか可愛い服着せたら似合うと思わない?」
「新米のメイドを甘やかすのはやめてください。メイドにはメイドの心得というのがあります。甘やかされて育つのは彼女のためにもなりません」
「まあそうかもしれないけど・・・」
「それよりも今はどちらに向かってるのでしょうか?」
「ああ、俺も短剣くらい持っておこうかと思ってね。こないだ狼に襲われただろう?やっぱり採取用のナイフだけじゃ心配でさ」
「護衛なら私達で十分ですのに。それとも奥に入っていかれるつもりですか?」
なんかクレアの目が光ったような幻覚げ見えた。
「いや、念のためだよ。剣の訓練はしてるからね。逆に何も持ってないと不安になってくるんだよ」
「そうですか。護身のためなら仕方ないですね。公爵家の御用商人がおります。そこで買いましょう。運が良ければエンチャントのかかった武器があるかもしれません」
「エンチャント?」
「属性を武器に付与する事です。魔物によっては苦手属性などがありますので上級の魔物と戦うには相手の苦手属性の武器を使うのが通常です」
「えっと、俺の剣の腕だとそんな高価なのいらないと思うんだけど?」
「ええ、ですが、ジン様はお金をほとんど使われません。なので予算が余りそうなんです。それくらいなら何か必要なものにお金を使った方が助かります」
お金を使った方が助かるって・・・予算ってもしかして繰越出来ないのかな?
長い説教だった。
ルナとの買い食いでクレアを置き去りにしてから、見つかって数時間。外では簡単に怒られて終わったのだが、リリアーナさんの説教が長かった。
「だからジン様は自分の重要性を分かっておられません!
この世界で女神様と直接お話しできる人なんて歴史的に見てもいないんですから!」
うん、この話すでに何度目だろうか。ループしてるようで、毎回表現を変えて同じような話が続いている。
もしかしてリリアーナさんも何か鬱憤でもたまってるのだろうか。
「リリアーナさん?」
「なんですか?!今は説教の最中ですよ!」
「今度一緒に買い食いにいきましょう」
まずは話を逸らすのが重要だ。そしてその間にヒートアップした気分を落ち着けてもらう。
「え、えぇ?!わ、私がジン様とですか?!いえ、嫌なわけではありませんけど、いきなりなんて、そういうのはもっと仲良くなってからで・・・」
うん?ただの買い食いだよね?リリアーナさんも仕事で忙しそうだから気晴らしにいいかと思ったんだけど。もちろん話を逸らすのが目的だけどね!
「屋台とか回ると面白いと思うんですよ。今日も魔道具なんかを扱ってる屋台とかがあったりして楽しかったですよ」
「そ、そうですね。ジン様がよければ一度くらい行くのもありかと・・・」
「ごほんっ」
マリーさんだ。どうやら話にひと段落つくのを待っていたらしい。
「お出かけも結構ですが、そろそろ夕食の時間です。お嬢様、お仕事は大丈夫ですか?」
「あ、いけません。今日の分がまだまだ残っていました。ジン様申し訳ありません。まだまだ言いたいことは沢山ありますけど、仕事に戻らせていただきますね」
いや、ここ1時間ほどは同じことしか言ってなかったから。
「えっと、クレアさんや、その子は誰かな?」
まだ10代だろう女の子が部屋にいた。
「ジン様付きのメイドです。今日から私だけでなく、この子も一緒に担当する事になりました。
ええ、どうやら私がトイレに行ってる間も気を抜けないようですので、増やしました。この子はメイドとしてはまだ新米に当たりますが、ゴロツキ程度には負けませんのでご安心ください」
どうやらかなりの信用を無くしてしまったようだ。
「リズ、ご挨拶を」
「はい、ジン様、今日からジン様付きのメイドに就任しましたリズと申します。末長く可愛がってください」
ん?なんか挨拶がおかしいような?
「もしかして外出時も?」
「むしろそっちの方がメインです」
なるほど。これはまた窮屈になりそうだな。
うーん、やっぱりメイド二人連れだと街を回るのも面倒くさいな。店に入っても小さな店だといっぱいになるし。
「ですから馬車で移動すれば問題ありません。今からでも戻って馬車を使いましょう。公爵家の紋章が入ってる馬車を使えば変な輩も寄ってきませんし」
うん、二人とも美人でメイド服着てるから周りから何事かと見られるんだよね。普通メイドを連れて行くような人は馬車を使うから。歩いてメイドを連れて行くのは非常に珍しいらしい。
「だからどっちかだけでも十分だってば。街中にそんなに危険なんかないでしょう?」
「ジン様、お忘れかもしれませんが、ジン様は一度スラムで危険に遭ってますよね?」
あ、そんな事あったな。まだ道がわからない頃にスラムに迷い込んで身ぐるみ剥がされそうになったんだった。
「それに先日は私がトイレに行ってる間に行方不明になりました」
うん、ごめんよ。ルナが連絡したっていうから信用したんだけど。ちょっと問題がある伝達手段だったね。
「なので最低二人は必要なのです」
はい。ごめんなさい。全部俺のしでかした結果ですね。
でも馬車で街を移動するのってなんか違うんだよな。目的地に行くだけならそれでもいいんだけど、その過程が大事っていうか。街の雰囲気も楽しみたいし。
「せめてメイド服着替えてくれない?」
「戦闘服の方が良かったですか?」
あるのか戦闘服。
「戦闘に特化したメイド服になります」
戦闘服もメイド服かよ!
とまあ突っ込んでも仕方ないんだよね。
「いや、普通に一般の女性が来てるワンピースとかあるでしょう?」
「メイド服はメイドのアイデンティティーです。仕事中にメイド服を脱ぐなどあり得ません」
「でもリズとか可愛い服着せたら似合うと思わない?」
「新米のメイドを甘やかすのはやめてください。メイドにはメイドの心得というのがあります。甘やかされて育つのは彼女のためにもなりません」
「まあそうかもしれないけど・・・」
「それよりも今はどちらに向かってるのでしょうか?」
「ああ、俺も短剣くらい持っておこうかと思ってね。こないだ狼に襲われただろう?やっぱり採取用のナイフだけじゃ心配でさ」
「護衛なら私達で十分ですのに。それとも奥に入っていかれるつもりですか?」
なんかクレアの目が光ったような幻覚げ見えた。
「いや、念のためだよ。剣の訓練はしてるからね。逆に何も持ってないと不安になってくるんだよ」
「そうですか。護身のためなら仕方ないですね。公爵家の御用商人がおります。そこで買いましょう。運が良ければエンチャントのかかった武器があるかもしれません」
「エンチャント?」
「属性を武器に付与する事です。魔物によっては苦手属性などがありますので上級の魔物と戦うには相手の苦手属性の武器を使うのが通常です」
「えっと、俺の剣の腕だとそんな高価なのいらないと思うんだけど?」
「ええ、ですが、ジン様はお金をほとんど使われません。なので予算が余りそうなんです。それくらいなら何か必要なものにお金を使った方が助かります」
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