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第1章 召喚編
021 ウィスキーの値段
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#021 ウィスキーの値段
「ジン、すまん」
俺は国王様に頭を下げられて困っていた。
晩餐会の翌日に呼び出されて、王様専用応接室でいきなり謝られてたのだ。
どうやら昨日の晩餐会で俺が献上した事を公言し、俺の立場をよくしようと考えたいたのが、勇者の無礼への詫びとして振る舞ってしまったので俺の存在が宙に浮いたのだ。
「いえ、頭を上げてください。
そもそもあのウィスキーは振る舞う予定だったんですから良いじゃないですか」
「いや、しかし、お主の名前を売るチャンスだったのだぞ?あのウィスキーを献上したというだけで外国にまで名前が知れ渡っただろうに。そのチャンスを奪ってしまったのだ。しかもあれを用意したのがわしという事になってしまった。
大使達は喜んで礼を言って来たが、本来ならお主が受けるべき礼だった。それをかすめとるような事をしたのだ。頭くらい下げさせてくれ」
なるほど。それで俺に気を使ってるのね。
でも俺が苦労して手に入れたわけじゃないから良いのに。義理堅いというかなんというか。まあ良い王様なんだけどさ。
「まあもう良いじゃないですか。勇者の蛮行もうやむやに出来ましたし。一役買えたと思えば十分満足ですよ」
「すまん」
「それで勇者達はどうするんですか?さすがに元のままって訳にはいきませんよね?」
「うむ。あれだけ各国の大使の前で狼藉を働いたのだからな。罰を与えねばこの国が侮られてしまう。各国の友好にもヒビが入りかねん。
ただ、勇者は魔王への切り札だ。反逆罪で処刑という訳にもいかん。頭の痛い話だ」
「陛下、いっそ洗脳でもして見てはいかがですか?」
宰相さん、なかなかエグいこと言いますね。
「本人達にも認識させなければバレませんぞ?」
宰相さん・・・。
「ふむ、だがそれでいう事を聞くかな?」
「そのまま東の大陸に放り出しましょう。東の大陸はもう全て魔族が支配しています。死にたくなければ戦ってくれるでしょう。うまくいけば魔王も倒してくれるやもしれませんぞ」
「だが、途中で死んだらどうなる?というかその可能性の方が高いだろう?」
「新たに召喚でもしますかな?」
「出来ん事を言うでない。確かにそれが出来れば溜飲も下がると言うものだが・・・」
よっぽど頭に来たみたいだね。まあ当然か。完全にメンツを潰されてるからね。
「あの、俺は席を外した方が・・・」
「いや、お主からも何か意見を聞きたい。同じ異世界人として何か奴らを律する方法でもないか?」
うーん、勇者って名前だけで偉くなったと思ってる連中だしなぁ。って言うか勇者って要るの?
「あの、勇者って魔王と戦うために呼ばれたんですよね?」
「うむそうだ。女神様の神託により召喚を行った」
「そもそも何故勇者が必要だったのでしょうか?正直昨日の魔法を見る限り、騎士の方が強いと思うんですが・・・」
「うむ。剣も魔法も強力ではあるが、騎士や宮廷魔術師の方が上だと報告を受けておる」
「なら勇者である必要があるんでしょうか?
女神様の使者という意味では持ち上げるのはわからないでもないんですが、戦力という意味では必要ないのでは?」
「む、それもそうか。勇者の名前に踊らされたと言うことか?」
「俺にはそうとしか見えません。
最初は勇者ってのはこの世界の住人よりも強いのだと思ってたのですが、そうでもないようですし。それとも彼らが十分に訓練してないからでしょうか?
それに最悪魔王に対して勇者でないとダメだとしても、それ以外の魔物は騎士でも倒せますよね?それほど勇者に頼る必要はないんじゃないですか?」
「むぅ、テンパ、今の意見をどう思う?」
「検討の価値はありますな。教会にも根回しは必要でしょうが」
「せめて女神様が勇者への加護を取り消してくれれば処刑してやるのだが」
「それはそれで女神様の威光を損ねますな。我々と同じように教会も頭を抱えてるのではないでしょうか」
「一度教会と話し合いを設けるか。
テンパ、勇者達と顔立ちの似たものを選んでおけ。最悪影武者で代行する」
「承知しました」
俺が聞いてて良かったのかなぁ。なんか勇者の命の危機なような気がして来た。まだ若い彼らの未来は・・・いや、あの性格では塀の中に入っても治らなさそうだな。未来は893位しか思いつかん。
「うむ、勇者達の扱いは相談して決めるとしよう。
それで話を戻すがウィスキーの対価だ。正直金銭に替えれるものではない。特に今回は大使達の印象を大変良くした。この功績は高い。
本当は昨日の晩餐会でお主の名前を大使達に売ることで対価としようと考えたいたのだが、それも出来なくなってしまったしな。
何か希望はないか?騎士爵くらいなら与えられるぞ?」
いやいや、あんな酒で爵位なんか貰っちゃダメでしょう。それに俺は数年で元の世界に戻る身ですよ?貴族位なんか貰っても困ります。
「それならリリアーナさんに褒美を与えてください。俺の世話をしてくれてるのはリリアーナさんですので俺の功績は彼女の功績ということで良いのでは?」
「むう、それではお主に褒美を与えた事にならん。普通なら爵位を与えれば済むのだが・・・。金だといくら積めば良いのかわからんしな」
「それでは魔物よけの結界の魔道具とかどうでしょうか?国でなら持ってますよね?」
「うむ、確かにあるが、お主に必要か?」
「正直必要な状況になりたくないですけど、何年かこの世界にいるのなら他の国も回ってみたいと思いますし、それなら魔物よけの結界はあっても困らないかと思いまして」
「ふむ。それだとそれほど大きくなくても大丈夫だな。テンパ、騎士団で利用しているのはどのくらいの性能だったかな?」
「確か個人用のもので周囲10m位だったかと思います。指揮官の幕舎に設置するものですから。ただ・・・」
「なんだ?問題でもあるのか?」
「最近戦争がなかった事もありまして、予備の魔物よけは魔力切れのままにしてあったかと思います」
はい?軍用だよね?魔力切れってことは使えない状態って事?ありえねえ。
「そうか。では早急に魔力の補填をするように」
「かしこまりました」
ええ?!装備の不備は問題にしないの?
「何か不思議そうだな?」
「ええ、騎士団の装備が機能してないのが放置されてて良いのかと思いまして」
「ああ、ここ数百年は戦争がないからな。地方の小競り合いくらいはあるが、騎士団が出張るほどのものはないしな。
それに魔道具に魔力を補填するには結構時間と費用がかかるのだ。最悪なくても行動に差し支えがない魔物よけに予算を割かなかっただけのことだ。そもそも予備だしな」
それは・・・費用対効果的な?まあ指揮官の幕舎が魔物に襲われるなんて事があったらその時点で負けてるとは思うけど。予備なら良いのか?
「ジン、すまん」
俺は国王様に頭を下げられて困っていた。
晩餐会の翌日に呼び出されて、王様専用応接室でいきなり謝られてたのだ。
どうやら昨日の晩餐会で俺が献上した事を公言し、俺の立場をよくしようと考えたいたのが、勇者の無礼への詫びとして振る舞ってしまったので俺の存在が宙に浮いたのだ。
「いえ、頭を上げてください。
そもそもあのウィスキーは振る舞う予定だったんですから良いじゃないですか」
「いや、しかし、お主の名前を売るチャンスだったのだぞ?あのウィスキーを献上したというだけで外国にまで名前が知れ渡っただろうに。そのチャンスを奪ってしまったのだ。しかもあれを用意したのがわしという事になってしまった。
大使達は喜んで礼を言って来たが、本来ならお主が受けるべき礼だった。それをかすめとるような事をしたのだ。頭くらい下げさせてくれ」
なるほど。それで俺に気を使ってるのね。
でも俺が苦労して手に入れたわけじゃないから良いのに。義理堅いというかなんというか。まあ良い王様なんだけどさ。
「まあもう良いじゃないですか。勇者の蛮行もうやむやに出来ましたし。一役買えたと思えば十分満足ですよ」
「すまん」
「それで勇者達はどうするんですか?さすがに元のままって訳にはいきませんよね?」
「うむ。あれだけ各国の大使の前で狼藉を働いたのだからな。罰を与えねばこの国が侮られてしまう。各国の友好にもヒビが入りかねん。
ただ、勇者は魔王への切り札だ。反逆罪で処刑という訳にもいかん。頭の痛い話だ」
「陛下、いっそ洗脳でもして見てはいかがですか?」
宰相さん、なかなかエグいこと言いますね。
「本人達にも認識させなければバレませんぞ?」
宰相さん・・・。
「ふむ、だがそれでいう事を聞くかな?」
「そのまま東の大陸に放り出しましょう。東の大陸はもう全て魔族が支配しています。死にたくなければ戦ってくれるでしょう。うまくいけば魔王も倒してくれるやもしれませんぞ」
「だが、途中で死んだらどうなる?というかその可能性の方が高いだろう?」
「新たに召喚でもしますかな?」
「出来ん事を言うでない。確かにそれが出来れば溜飲も下がると言うものだが・・・」
よっぽど頭に来たみたいだね。まあ当然か。完全にメンツを潰されてるからね。
「あの、俺は席を外した方が・・・」
「いや、お主からも何か意見を聞きたい。同じ異世界人として何か奴らを律する方法でもないか?」
うーん、勇者って名前だけで偉くなったと思ってる連中だしなぁ。って言うか勇者って要るの?
「あの、勇者って魔王と戦うために呼ばれたんですよね?」
「うむそうだ。女神様の神託により召喚を行った」
「そもそも何故勇者が必要だったのでしょうか?正直昨日の魔法を見る限り、騎士の方が強いと思うんですが・・・」
「うむ。剣も魔法も強力ではあるが、騎士や宮廷魔術師の方が上だと報告を受けておる」
「なら勇者である必要があるんでしょうか?
女神様の使者という意味では持ち上げるのはわからないでもないんですが、戦力という意味では必要ないのでは?」
「む、それもそうか。勇者の名前に踊らされたと言うことか?」
「俺にはそうとしか見えません。
最初は勇者ってのはこの世界の住人よりも強いのだと思ってたのですが、そうでもないようですし。それとも彼らが十分に訓練してないからでしょうか?
それに最悪魔王に対して勇者でないとダメだとしても、それ以外の魔物は騎士でも倒せますよね?それほど勇者に頼る必要はないんじゃないですか?」
「むぅ、テンパ、今の意見をどう思う?」
「検討の価値はありますな。教会にも根回しは必要でしょうが」
「せめて女神様が勇者への加護を取り消してくれれば処刑してやるのだが」
「それはそれで女神様の威光を損ねますな。我々と同じように教会も頭を抱えてるのではないでしょうか」
「一度教会と話し合いを設けるか。
テンパ、勇者達と顔立ちの似たものを選んでおけ。最悪影武者で代行する」
「承知しました」
俺が聞いてて良かったのかなぁ。なんか勇者の命の危機なような気がして来た。まだ若い彼らの未来は・・・いや、あの性格では塀の中に入っても治らなさそうだな。未来は893位しか思いつかん。
「うむ、勇者達の扱いは相談して決めるとしよう。
それで話を戻すがウィスキーの対価だ。正直金銭に替えれるものではない。特に今回は大使達の印象を大変良くした。この功績は高い。
本当は昨日の晩餐会でお主の名前を大使達に売ることで対価としようと考えたいたのだが、それも出来なくなってしまったしな。
何か希望はないか?騎士爵くらいなら与えられるぞ?」
いやいや、あんな酒で爵位なんか貰っちゃダメでしょう。それに俺は数年で元の世界に戻る身ですよ?貴族位なんか貰っても困ります。
「それならリリアーナさんに褒美を与えてください。俺の世話をしてくれてるのはリリアーナさんですので俺の功績は彼女の功績ということで良いのでは?」
「むう、それではお主に褒美を与えた事にならん。普通なら爵位を与えれば済むのだが・・・。金だといくら積めば良いのかわからんしな」
「それでは魔物よけの結界の魔道具とかどうでしょうか?国でなら持ってますよね?」
「うむ、確かにあるが、お主に必要か?」
「正直必要な状況になりたくないですけど、何年かこの世界にいるのなら他の国も回ってみたいと思いますし、それなら魔物よけの結界はあっても困らないかと思いまして」
「ふむ。それだとそれほど大きくなくても大丈夫だな。テンパ、騎士団で利用しているのはどのくらいの性能だったかな?」
「確か個人用のもので周囲10m位だったかと思います。指揮官の幕舎に設置するものですから。ただ・・・」
「なんだ?問題でもあるのか?」
「最近戦争がなかった事もありまして、予備の魔物よけは魔力切れのままにしてあったかと思います」
はい?軍用だよね?魔力切れってことは使えない状態って事?ありえねえ。
「そうか。では早急に魔力の補填をするように」
「かしこまりました」
ええ?!装備の不備は問題にしないの?
「何か不思議そうだな?」
「ええ、騎士団の装備が機能してないのが放置されてて良いのかと思いまして」
「ああ、ここ数百年は戦争がないからな。地方の小競り合いくらいはあるが、騎士団が出張るほどのものはないしな。
それに魔道具に魔力を補填するには結構時間と費用がかかるのだ。最悪なくても行動に差し支えがない魔物よけに予算を割かなかっただけのことだ。そもそも予備だしな」
それは・・・費用対効果的な?まあ指揮官の幕舎が魔物に襲われるなんて事があったらその時点で負けてるとは思うけど。予備なら良いのか?
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