20 / 114
本編
第17話 暑い、あれ作ろう①
しおりを挟む
私の専属やカイル兄様の専属、ゾイルさん、マキさんやハルク町長さんや村人にもスノーを紹介した。
スノーは、村の子供たちに大人気で、子供たちと一緒に遊んでいた。
各村には、そのうちに紹介しに行くつもりでいる。
あと、聖獣フェンリルを従魔にしたので、国王陛下への報告、あとギルドで、冒険者登録と従魔登録が必要だから、近いうちに王城に報告に行くことなりそうだ。
一応手紙で、聖獣フェンリルと従魔契約を結んだことは伝えてある。
「暑い……」
「仕方ないですよ。アイリスお嬢様、夏が近いのですからね。」
私は、暑いのも寒いのも苦手だった。前世での話だが……
去年までは、特にそういうことは、なかったのだが、何か体に変化でもあったのかな?
前世の記憶持ちの魂が体に馴染んできたとか……
「こういう時は、魔道具作るしかないよね」
「アイリスお嬢様、またやらかすおつもりですか!!」
私は、便利になったり、快適に暮らせるように魔道具作ったりしているのに……皆、すぐにやらかすって言うんだよね。
その割には、当たり前のように使うんだから、酷くないかな。
「皆も快適に暮らせるようになるし、いいことなんだからいいじゃん」
「まあ、そうなんですけどね。そう頻繁に作られるとカイル様も対応が大変でしょうし、今は、貸し出したり、渡しているだけですけど、販売をすることになった場合に錬金術ギルドの登録、ご自身で商売するなら商業ギルドにも登録が必要となります」
色んなギルドに登録しないといけない可能性もあるのか。面倒だな。
「この町にいるだけなら、アイリスお嬢様が張られた結界があるので、取り敢えずは安全ですが、外に出ると危険も一杯あるんですよ。アイリスお嬢様はのほほんとされてますから更に心配です」
拐われたりとかあるから危険なのはわかっているよ。
だから、私が作った魔道具を販売することになった場合には、私が考案者だって、わからないように手を打ってもらうよカイル兄様にね。
「それで、どんなものを作ろうとお考えなのですか?」
「部屋の中を暑い時には涼しく、寒い時には暖かくしてくれる快適に生活できる魔道具だよ。各部屋に設置できるように小型のものにしようかと思っているよ」
「画期的ですね。私も欲しいです。 寝苦しい夜もこれで、今夜から快適に寝れます。さあ、早く作ってください」
アリスさん、現金すぎやしないかい。あれほどやらかすとか言っておいて……
(創造魔法・クリエイト)
私がそう念じると、十センチ四方のキューブ型の魔道具が三百個出来上がった。
一応、ちゃんと思った通りのものが出来たか鑑定で確認してみようかな。
(鑑定)
冷暖房魔道具
製作者:アイリス・フォン・アリステラ
性能:触れて魔力を流すことで起動し、部屋の広さ、室温を把握して、室内を快適な室温にして保つ。
魔石が空気中の魔素を取り込む仕組みになっているため、魔石の交換不要。
補足:魔道具師、錬金術師でも製作可能。
うん。ちゃんと思った通りに出来ているね。
補足によると私の創造魔法じゃなくても作れるみたいだから、販売するとしたら信頼できる魔道具師や錬金術師を見つけやってもらえばいいですね。
「できたんですね」
「はい。試してみましょう」
私は、冷暖房魔道具の一つに手を触れ魔力を流した。
「わあ、すごいですね。アイリスお嬢様。一瞬で部屋が涼しくなりましたよ。これなら皆も喜びますよ」
私は、屋敷内の主要な広い部屋に設置したあと、カイル兄様、専属たち、ゾイルさん、マキさんに魔道具を渡していった。
そして、ハルク町長やこの村の村人たちに各家人数分+一個魔道具を渡して行った。
その後、スノーの紹介を兼ねて、スノーに乗って、各村に渡して廻った。
皆からとても感謝された。
ファーミユの町民には、アリステラ公爵家が長年、苦労させてしまったので、お詫びの意味で、生活用の魔道具は、しばらく作ったら無償で提供しようと思っている。
スノーも皆から受け入れられてよかった。
スノーは、私が造った魔動馬車より早かったが、自分の周りに結界を張ったので、風の抵抗を全く受けず、移動できた。
スノーは、村の子供たちに大人気で、子供たちと一緒に遊んでいた。
各村には、そのうちに紹介しに行くつもりでいる。
あと、聖獣フェンリルを従魔にしたので、国王陛下への報告、あとギルドで、冒険者登録と従魔登録が必要だから、近いうちに王城に報告に行くことなりそうだ。
一応手紙で、聖獣フェンリルと従魔契約を結んだことは伝えてある。
「暑い……」
「仕方ないですよ。アイリスお嬢様、夏が近いのですからね。」
私は、暑いのも寒いのも苦手だった。前世での話だが……
去年までは、特にそういうことは、なかったのだが、何か体に変化でもあったのかな?
前世の記憶持ちの魂が体に馴染んできたとか……
「こういう時は、魔道具作るしかないよね」
「アイリスお嬢様、またやらかすおつもりですか!!」
私は、便利になったり、快適に暮らせるように魔道具作ったりしているのに……皆、すぐにやらかすって言うんだよね。
その割には、当たり前のように使うんだから、酷くないかな。
「皆も快適に暮らせるようになるし、いいことなんだからいいじゃん」
「まあ、そうなんですけどね。そう頻繁に作られるとカイル様も対応が大変でしょうし、今は、貸し出したり、渡しているだけですけど、販売をすることになった場合に錬金術ギルドの登録、ご自身で商売するなら商業ギルドにも登録が必要となります」
色んなギルドに登録しないといけない可能性もあるのか。面倒だな。
「この町にいるだけなら、アイリスお嬢様が張られた結界があるので、取り敢えずは安全ですが、外に出ると危険も一杯あるんですよ。アイリスお嬢様はのほほんとされてますから更に心配です」
拐われたりとかあるから危険なのはわかっているよ。
だから、私が作った魔道具を販売することになった場合には、私が考案者だって、わからないように手を打ってもらうよカイル兄様にね。
「それで、どんなものを作ろうとお考えなのですか?」
「部屋の中を暑い時には涼しく、寒い時には暖かくしてくれる快適に生活できる魔道具だよ。各部屋に設置できるように小型のものにしようかと思っているよ」
「画期的ですね。私も欲しいです。 寝苦しい夜もこれで、今夜から快適に寝れます。さあ、早く作ってください」
アリスさん、現金すぎやしないかい。あれほどやらかすとか言っておいて……
(創造魔法・クリエイト)
私がそう念じると、十センチ四方のキューブ型の魔道具が三百個出来上がった。
一応、ちゃんと思った通りのものが出来たか鑑定で確認してみようかな。
(鑑定)
冷暖房魔道具
製作者:アイリス・フォン・アリステラ
性能:触れて魔力を流すことで起動し、部屋の広さ、室温を把握して、室内を快適な室温にして保つ。
魔石が空気中の魔素を取り込む仕組みになっているため、魔石の交換不要。
補足:魔道具師、錬金術師でも製作可能。
うん。ちゃんと思った通りに出来ているね。
補足によると私の創造魔法じゃなくても作れるみたいだから、販売するとしたら信頼できる魔道具師や錬金術師を見つけやってもらえばいいですね。
「できたんですね」
「はい。試してみましょう」
私は、冷暖房魔道具の一つに手を触れ魔力を流した。
「わあ、すごいですね。アイリスお嬢様。一瞬で部屋が涼しくなりましたよ。これなら皆も喜びますよ」
私は、屋敷内の主要な広い部屋に設置したあと、カイル兄様、専属たち、ゾイルさん、マキさんに魔道具を渡していった。
そして、ハルク町長やこの村の村人たちに各家人数分+一個魔道具を渡して行った。
その後、スノーの紹介を兼ねて、スノーに乗って、各村に渡して廻った。
皆からとても感謝された。
ファーミユの町民には、アリステラ公爵家が長年、苦労させてしまったので、お詫びの意味で、生活用の魔道具は、しばらく作ったら無償で提供しようと思っている。
スノーも皆から受け入れられてよかった。
スノーは、私が造った魔動馬車より早かったが、自分の周りに結界を張ったので、風の抵抗を全く受けず、移動できた。
100
お気に入りに追加
5,781
あなたにおすすめの小説

記憶喪失の転生幼女、ギルドで保護されたら最強冒険者に溺愛される
マー子
ファンタジー
ある日魔の森で異常が見られ、調査に来ていた冒険者ルーク。
そこで木の影で眠る幼女を見つけた。
自分の名前しか記憶がなく、両親やこの国の事も知らないというアイリは、冒険者ギルドで保護されることに。
実はある事情で記憶を失って転生した幼女だけど、異世界で最強冒険者に溺愛されて、第二の人生楽しんでいきます。
・初のファンタジー物です
・ある程度内容纏まってからの更新になる為、進みは遅めになると思います
・長編予定ですが、最後まで気力が持たない場合は短編になるかもしれません⋯
どうか温かく見守ってください♪
☆感謝☆
HOTランキング1位になりました。偏にご覧下さる皆様のお陰です。この場を借りて、感謝の気持ちを⋯
そしてなんと、人気ランキングの方にもちゃっかり載っておりました。
本当にありがとうございます!


俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。

転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる