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3幕 美女画の怪

29 薔薇の刺繍

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 葬式も終わり、碧玉達が黄家を去る時がやって来た。
 使用人の案内で応接の間に碧玉や紫曜、天祐が顔を出すと、側室一家がそろって待っていた。
 豪華絢爛といえば聞こえはいいが、金細工をほどこした調度品が置かれた華美な部屋だ。あからさまに黄家の財力を誇示している。
 使用人が部屋を出ていくと、琥張がふっと噴き出した。

「無駄に華美でみっともないとでもお考えのようですね。ああ、ご安心ください。人払いはしてあります」
「……私の趣味ではないだけだ」
「僕もあまり好きではありませんが、時にはこういう分かりやすい部屋が、交渉を有利にするそうですよ。以前、兄上がおっしゃっておりました」
「そういう面もある」

 碧玉は否定しなかった。見た目というのは、誰にでも分かりやすく訴えるものだ。黄家は芸術作品を富豪に売らねばならないので、こういった気遣いが必要なのだろう。

「改めまして、皆様のお力添えがあり、僕は新しい宗主に就任できました。これで母上と妹の立場も安定します。こたびのこと、誠にありがとうございました」

 拱手をし、琥張は深々と頭を下げる。紫曜がすぐに琥張に近づいて、それを止めた。

「琥張殿、宗主がそうも簡単に頭を下げてはいけませんよ」
「しかし、これは礼儀です。暁雪様が金剛石について知っていて、紫曜兄上がその技術で確認してくださいました。白宗主様は妹の命の恩人です。ここで言わずして、いったいいつ感謝を告げるというのでしょう」

 紫曜は「それもそうか」と頷き、どう思うかと言いたげに碧玉のほうを見た。

「では、金剛石の件だけ礼を受け取るとしよう」
「代替わりの件は……?」

 琥張の問いに、碧玉は淡々と返す。

「あれは取引であったし、そもそもあの男の自業自得だ。先代の怨霊が、あやつが毒を盛ったと怒っていた。つまり、とどめを刺したのは青夫人ではないということだな。良かったな」

 雨明は驚きに目をみはったが、すぐに目を伏せた。罪悪感が垣間見える。

「気がかりならば、とばっちりを受けた遠縁に陰で手を差し伸べればよい。悪縁を絶たねば、またこのようなことが起きるだろうよ」
「ええ、対処しておきます」

 雨明は真面目に頷いた。
 自分の夫を嫌い、我が子を守ろうと動いていたあたり、雨明は良識のある人間だ。使用人や領民も過ごしやすくなるだろう。

「今後のことは、琥張殿の心根次第だろうな」
「気を付けます」

 琥張は優しい気質をしているから、周りから憎まれることはないだろうと、碧玉は特に心配していない。

「それよりも、そなたが親族に振り回されないのかどうかだ。その辺りは母君の教えをよく聞くのだな」
「もちろんです」
「では、取引通り、天祐は返してもらうぞ」

 葬式でばたばたしていたので、まだ婚約破棄をしていない。

「はい。そんなににらまないでください、ちゃんと用意しました」

 碧玉から催促され、琥張は婚約の書類を出した。目の前で破り、火鉢で燃やしてしまう。

「よし。天祐は?」
「こちらが私のほうの書類です。これで破棄ですね」

 天祐もまた書類を破り、火鉢に放りこんだ。
 碧玉は後ろで縮こまっている明月に問う。

「明月殿、天祐は先々代の幽鬼に乗っ取られかけていて、ところどころ記憶があいまいだ。まさか危害を加えられてはいまいな?」

 明月はビクッと首をふくめ、小さなねずみみたいに怯えた態度で、首を横に振った。

「いえ……。むしろ親切にしていただきました。婚約は夏礼お兄様が無理に結びつけてしまい、ご迷惑をおかけして申し訳なく思っておりましたの。でも……第二のお兄様のようにお慕いしております」

 明月は震えながら、天祐に手巾を差し出した。橙色の月季花が刺繍されている。

「感謝と友情のしるしですわ。わたくし……黄家のできそこないで、この程度の刺繍しかできませんの。でも、他に差し上げられるものがなくて」

 花嫁修業としては完璧な刺繍の腕だったが、明月は自信がなさそうだ。よほど恥ずかしいのか、顔を赤くして涙まで浮かべている。

「できそこない?」

 碧玉は思わずつぶやいた。この娘が何を言っているのか、理解できない。
 紫曜が問う。

「そういえば、明月殿はどうして離れで刺繍をしていたんだ? 私達を見て、逃げ出したようだったが」
「夏礼お兄様から、この程度の才しかないわたくしは、どこにも嫁に行けないと言われておりましたの。でも、わたくし、刺繍が好きなのです。それで誰の目にもつかない場所で、こっそりと刺繍をしていたのですわ」

 明月の視線が下を向く。

「見られてしまったので、つい、いつもの癖で逃げてしまいましたの。ろくなごあいさつもせずに、申し訳ありませんでした」

 条件反射で逃げだすくらいには、夏礼の目に怯えていたようだ。
 天祐が不思議そうに問う。

「自室ですればよいのでは?」
「お兄様は突然お立ち寄りになるから、お部屋では気が抜けません。わたくし、刺繍に集中すると、周りのことがおろそかになりますし……」
「妹とはいえ、女人の部屋に突然訪問するとは呆れるな」
「お父様もそうでしたよ」

 明月はきょとんと首を傾げる。家族だから無遠慮なのだと信じているようだった。
 碧玉は雨明のほうを見た。雨明はかたくなな態度で首を横に振る。

(どうやら、明月殿は父親から向けられていた欲には気づいていないようだな。何よりだ)

 雨明が早急にどうにかしようとしていたわけだ。

「兄上は、急に現れて揚げ足をとるのが趣味でしたから」

 琥張は苦笑まじりに言った。琥張も被害者のようだ。

「わたくしは、十分に立派ですと伝えていましたが、二人とも自信がなく、わたくしの言葉など身内のひいきだと聞き入れません。今後は同年代の女性と関わらせて、腕前を比較させるつもりです」

 雨明がため息まじりに言った。

「他家と交流がないのか?」

 碧玉が確認すると、雨明はそうだと返す。

「庶子が出歩くのはみっともないと……」
「呼べばよいではないか」
「あのような夫がおりますのに、娘を行儀見習いに出す親がおりますか?」

「なるほどな。では、これからは問題ない」
「ええ、本当に。わたくしは肩の荷が下りました。このたびはご迷惑をおかけしましたし、恩もございます。お礼の品を用意しましたので、宿のほうに届けさせますわ。どうぞ白家にお持ち帰りください」
「では、遠慮なく受け取らせていただこう。白領は財を回復せねばならぬのでな」

 碧玉はそう返すと、懐から符を取り出して雨明に渡す。

平安保身符へいあんほしんふだ。持っておくがよい」

 お守りの符だ。心の安定にもよいだろうと、葬式の間に用意しておいた。

「お心遣いに感謝申し上げます」

 雨明はかすかに驚きを見せたものの、丁寧に受け取った。

「それでは、我らは失礼する。私もいい加減、銀嶺の姿に戻りたいのでな」
「ふふ。お話にならなければ、傾国でしてよ」

 雨明はくすりと微笑み、軽口を言った。
 琥張達はそのまま碧玉達を門前まで見送りに来てくれた。



 黒家の馬車に同乗した天祐が、意外そうに言う。

「兄上、青夫人をお気に召したのですね」
「家族を守ろうと努力する女傑は好ましい。あのような下衆を夫に持つのは、私でも同情する」

 容赦のない碧玉の言葉に、紫曜は苦笑する。

「本当にな。気の毒なことだよ。しかし、先々代はあれで芸術の才と商才に優れていたから、黄家を盛り立てておいでだったからなあ。家臣も苦言はしても、排斥まではできなかったようだ」
「ふん。英雄、色を好むとでも?」
「しかし、娘に色目は駄目だろう」
「まったくだな」

 碧玉は頷きを返しながら、ちらりと天祐の手にある手巾を見る。

「天祐、そなた、第二のお兄様と呼ばれておったな。くくっ、紫曜を差し置いて第二に繰り上がるとはやるではないか」
「あーあ、残念だよ。私は明月さんにも親切にしていたはずなんだが」

 碧玉に当てこすられて、紫曜は肩をすくめる。
 天祐は気まずそうに手巾を折りたたむ。

「うっ。この手巾、捨てましょうか?」
「感謝と友情ならば構わぬ。赤色の月季花であったら、暗殺を考えねばならなかったがな」

 薔薇というのは、花の色で意味合いが変わるのだ。

「赤はなんなんです?」
「天祐、お前はどうして詩歌やその辺りの素養にうといのだろうな」
「うぐっ」

 碧玉が呆れたっぷりに告げると、天祐は渋面になった。
 肝心なところで鈍感な主人公にするために世界が働きかけているのか知らないが、天祐は風流を解する機微に欠けている。勉強させてもこれなので、先が思いやられる。

「赤は愛だよ。赤色の月季花だったら、遠回しの告白だった。手巾を受け取ったら、愛を受け入れるっていう意味になるな」

 詩歌には強い紫曜は笑いながら、天祐に教える。

「えっ」

 天祐は手巾を見下ろした。

「ち、違いますからね!」
「それは感謝と友情だ。ふっ。首の皮がつながったな、天祐?」
「ああもうっ、俺はもう二度と、幽鬼を体内に封じたりしませんから!」
「二度目があっては困る」

 碧玉は冷ややかに言った。
 碧玉をからかうつもりで、紫曜が笑いまじりに口を開く。

「ははは。つんけんしているが、これでこいつはかなり心配していたんだぞ、天祐殿。女装して、黄家に乗りこむくらいだ。黄夏礼ときたら、暁雪に惚れて……」
「そういえば紫曜殿、どうして兄上と婚約者のふりを?」
「……あ?」

 天祐の据わった目を見て、紫曜は自分のうかつな発言に気づいたようだ。ひくりと頬が引きつる。紫曜の隣に座っている丹青が、主人へ同情する目を向けた。

「し、しかたがないだろう! そもそも君が黄家から戻らないのがいけないんじゃないか。私は恩返しで協力しただけだ! そういえば、君はちゃんと、怪我をさせたことを謝ったのか?」
「池の傍でのことなら……」
「いや、酒楼の帰りだ。銀嶺の首に切り傷をつけたじゃないか」
「俺、そんなことまでしたんですか?」

 天祐の表情が青ざめる。
 碧玉は日々が濃厚すぎて、すでに忘れていた。

「紫曜、余計なことを言わなくてよい」
「いいや、大事なことだ。きちんと謝ってもらえよ。それに、私が言わなくても、白家の家臣が教えるだろう」
「そうか?」

 碧玉としては、旅の目的であった天祐の連れ戻しが叶った上、多くの副産物がある。黄夏礼には仕返しができたし、金剛石と白虎の絵を手に入れ、報酬までもらえた。結果は上々である。

「それに、義弟が死んでいるかもしれないと、義兄を気に病ませたのだから、反省しなければ駄目だぞ」

 年長者の態度で、紫曜は天祐に説教をする。

「紫曜、やめよ。説教をするのは私の役目だ」
「それもそうだな。それに、お前の怖い説教のほうが効果的だ」
「天才というのも考えものだ。父上が生前、高い才能は良いことばかりではなく、身を滅ぼすこともあると案じておられたのは、こういうことだろう」

 碧玉が思い出しながらつぶやくと、天祐は大きな体を縮めてうつむく。

「大変申し訳ございませんでした」
「白家に戻ったら、反省文を書かせるゆえ、心しておくように」
「はい」

 碧玉が怒るでもなく呆れるでもなく、淡々と説教をするのを、御者台に座った青鈴と雪瑛はこっそり聞いている。

「青鈴様、こっちにいてよかったですね」
「ええ。中は針のむしろでございましょうね」

 青鈴の肩に乗っている雪瑛は、こそこそとささやく。青鈴は頷いたものの、天祐に同情する様子はない。

「主様にご心配をおかけしましたし、他家にご迷惑をかけたのですから、甘んじて説教を受けるべきなのですわ」

 黒家の馬車を操る御者も、無言のまま頷いた。
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