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3幕 美女画の怪
前提知識を簡単に紹介
しおりを挟む世界観は、「一巻部分の元原稿」を見ればわかりますが、いちいち見返すの面倒だと思うので、簡単な解説をのせておきますね。
ちなみに、書籍一巻は、「一巻部分の元原稿」に五万字の加筆をして、番外編5万字を書いたものになります。
〇世界観
▽七璃国(ななりこく)が舞台。
字を見ればわかりますが、七色に輝くガラスのような国っていうふうに命名しました。七つの家が治めてるからです。
赤・青・緑・黄・桃・白・黒の色を持つ七大世家が統治している国。
それぞれ天帝からさずけられた異能を持つ。
会議を開いて、投票で帝を決める。
たいていは国全体に異能がおよぶため、緑家か青家から選ばれることが多い。
▽各家の得意なこと
※決めてることだけ書いてます。
私、ふわっとだけ大枠を決めておいて、書きながら決める人なんで……。
都 帝の暮らす宮廷は、七璃国の中央部に位置している。
白 祓魔業。道術や風水に長ける。異能が魔を昇天させる「浄火」。
もともとは天帝からさずけられた魔除けの火を守っていた神官の家系。
直系の人間の名前には、青か、青を連想させる字が入ることが多い。
たいていは銀髪と碧眼。
七璃国北西~北に位置。隣には、緑領と黒領。
本拠地:白雲(はくうん)
黒 異能は直感。
巫術と法具の発明が得意。先祖が巫女であり、巫術で体が無防備になるため、防御や結界術の能力が磨かれた。
占いの能力は断とつで高いが、祓魔はそこまで得意ではない。道具に頼りがちだが、金で物を言わせている。
たいていは、黒髪と紫眼。
直系の男性には、黒曜石や紫色を思わせる字を当てることが多い。
七璃国北東~東部に位置。隣には、白領と西領。
本拠地:龍拠(りゅうきょ)
赤 武術が得意
(炎で裁く系の異能にしようかと迷っているが、それだと白家と似てるので、良い案が思い浮かぶまで未定。
紫色の炎とかいいな~とは思うが。人間に見える範囲で、最高温度の炎は紫色なので。青のさらに上です)
七璃国の西部の奥に突き出ている、火山地帯に位置。群島も入っており、そちらは漁業が盛ん。
ほとんど桃領と接しているものの、緑家との境にも重なる。
桃 医術が得意。薬草の扱いにも長ける。
(異能の由来は神農関係にしようかと思っているけど、未定)
七璃国の西~南西部に位置。隣が緑家と赤家と青家。
緑 豊穣の異能。
直系に力が強く受け継がれるせいで、近親相姦をくりかえした過去あり。
直系の女性の名前には花の字が入ることが多い。
たいていは黒や茶の髪と、緑の目を持つことが多い。(豊かな土は黒いので、なんとなく)
本拠地は山の上にある台地。
七璃国の北西~西部に位置。隣は、白家と桃家。
青 雲雨の異能。
蛟竜雲雨(こうりゅううんう)から。
土地を水で満たす。強い者は雨を降らすこともできる。
直系の人間の名前には、雨の字が入ることが多い。
たいていは、光の加減で青にも見える不思議な黒髪と青目が多い。
七家の中で唯一、先祖が龍だったといわれている。
七璃国の南部に位置。
黄 石生みの異能。
土地でとれた絵の具を使い、天帝に芸術作品を捧げてきたことにより異能を得る。
素晴らしい美術品を作り出すと、宝石や石が手の平の上に生まれる。
美意識に優れ、典礼に詳しい。宮廷では祭礼の補佐をしていることが多い。
直系は、金髪と金~茶系の目を持つことが多い。
直系の人間には、黄色を思わせる字を当てることが多い。
華美で、美しいものを好む。
七璃国南東部に位置。
本拠地:琥珀壁(こはくへき)
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