千里眼の魔法使い

夜乃すてら

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千里眼の魔法使い2 --騎士さまの小鳥--

2-6 少女の救出

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 許可はすぐに下りた。
 宮廷魔法使い――白の団第三小隊エイダ・アレットに協力要請をすると、エイダはイスルを連れてすぐに近衛騎士団の会議室にやって来た。

「おや、第二小隊からの要請ではなかったかね?」

 エイダは第一小隊の隊長とその部下の一人を見つけて、会議室を見回す。場所を間違えたかと思ったらしい。

「エイダ殿、合っているぞ。例の盗賊団の件で、念の為にな」

 エイダは眉をひそめた。

「赤の魔女か……確かにあの女は厄介だ。イスル、安心しろ。例え妨害があっても、私が結界を張って防御する。お前の命は守るから遠慮なくやるといい」
「はい、ありがとうございます、アレット様。僕は、千里眼以外は並なので助かります」

 イスルは丁寧に頭を下げて、さっそく椅子に座る。
 エイダはその傍らに立つと、サリタスに目を向ける。

「グエン男爵、こちらに座ってくれ。ああ、イスル・ブランカから話は聞いていたから、説明は不要だ。すぐにその少女を探そう、保護してこちらで世話をするつもりだ」
「ご協力に感謝します、伯爵」

 エイダがイスルの前に椅子を置いたので、サリタスはイスルと向かい合わせに座る。
 第一小隊の隊長が不思議そうに挙手して問う。

「待ってくれ、道具はいらないのか?」
「不要です。サリタスさんの記憶を読み取って、それを目印にします。――それでは始めます」

 イスルが返事をして、深く息を吸うと、それを合図に皆黙りこんだ。
 エイダが杖をかつんと床に当て、詠唱を始める。青色の魔法陣がイスルを守るように包みこんだ。

「防御の陣、完成だ。千里眼を使っていいぞ、イスル」
「畏まりました。サリタスさん、手を握りますが、終わるまで離さないで下さい。僕の意識が迷子になってしまいます」

 よく分からないが、イスルが困ることは理解した。サリタスは大きく頷いて、イスルの右手を両手でぎゅっと握る。

「分かった。これでいい?」
「……はい」

 少し照れたように頬を赤らめ、イスルは頷いた。
 そしてサリタスの手を包むように、左手を添える。

「少女の顔を思い浮かべてください。それでは参ります」

 サリタスはあの日の少女を思い浮かべる。
 長い金髪、傷だらけの白い肌、白いワンピース、そして緑色の透き通る瞳。一目見れば忘れられないような、人形のような美少女だった。
 イスルはサリタスの方を向いているのに、その目は茫洋と遠くを見ているようだ。
 やがて青い目が金に輝く。
 間近で見ると美しい。少女を思い浮かべながらも見とれてしまいそうになり、少女に意識を集中させる。
 その時、前回と違うことが起きた。ふわりと風が巻き起こり、イスルの灰色の髪とマントを緩やかにはためかせる。
 五秒ほどで、イスルが呟く。

「――見つけました」

 その声に、第一小隊の隊長が、「速い」と驚いたように零す。

「王都、第三区画。東の方。背の高い建物の上です」

 イスルの眉が寄る。

かねが見える。その下で、金髪の少女がかせをつけられて、繋がれている。ひどい」
「落ち着け、イスル。感情に惑わされるな。冷静に飛べ」

 エイダが冷静に指示すると、イスルの眉間の皺が消える。

「時計塔? 教会? 分かりませんが、第三区画の東にある一番背の高い建物の鐘楼しょうろうです。――少し潜ります」
「ああ、慎重にな。敵は何人いる?」

 エイダの問いに、イスルはぼうっと宙を見つめたまま答える。

「一人……二人、全員で五人。鐘楼の下にある部屋で酒を飲んでいます。大柄の男が五人。剣を携えています」
「その中に、金髪で首にタトゥーのある男はいるか?」
「いいえ、茶色と黒の髪です。他に魔法使いはいません。外には誰もいません。少女のもとに戻ります」
「ああ」

 またふわりと風が起きる。

「僕はイスル・ブランカだ。君、名前は?」

 イスルは宙に向けて話しかけた。

「大丈夫、怖くない。君の味方だ。助けるよ。名前を教えて――そう、ラナ。泣かないで、君に罪はない。君が殺したと思ってる人は生きてるよ」

 イスルの目からほろりと涙が零れ落ちる。ぎょっとするサリタスに、エイダがささやく。

「少女と同調しているのだ。気にするな」

 エイダはイスルの肩を軽く叩く。

「もういい、戻れ」
「はい、戻ります」

 イスルは返事をして、金色が消えて、青い目に戻った。
 彼がふらりと前のめりに倒れるのを、サリタスはとっさに抱き留める。それでも右手は繋いだままだ。

「おい、大丈夫か?」

 焦って呼びかけるが、イスルは目を閉じてじっとしている。頬に汗が浮いていて、息が荒い。全力疾走でもした後みたいだ。

「今は戻りたてだから、しばらくそのままにしておいてくれ」

 エイダに止められたので、サリタスはイスルを揺さぶろうとするのを慌ててやめた。

「それに、イスル・ブランカの魔力量はさほど多くない。この短時間でも負荷が大きいのだ。それでも、普段は三秒もあれば事足りるが、今回は長かったな。しかも会話までしてのけるとは……まったく才能とは恐ろしい」

 エイダはサリタスが動けないのを見て、ふっと笑った。

「もう手は放して大丈夫だ、グエン男爵。良かったら運ぶのを手伝ってはくれまいか。君はイスルと交際しているのだろう?」
「げほっ」

 今度はルドではなく、第一小隊の隊長が咳き込んだ。
 エイダは怪訝そうに隊長を見る。

「何を驚く? 構わんだろう、恋愛は自由だ」
「わ、分かってるが、びっくりするだろう、急に。しかもあなたの口から恋愛なんて出てくると、落ち着かないな。なんだろう、はらはらする」
「私が恋愛を語って何が悪い。失礼な奴だ」

 エイダは凍えるような目つきで、第一小隊隊長をにらみ、コンと杖で床を突いて、防御の魔法を解いた。

「イスルさん、伯爵に話してたんですね」
「彼とは隠し事をしない約束だ。私は保護者だからな、彼の家にも念の為、防犯魔法はかけてあるよ。私のスペシャルだから、兵器級の攻撃も防ぐ。――だが、危機意識はどうしても育てられなくてね、君には助かっているよ」

 なんだかものすごくもやっとする言葉だ。まるでサリタスを利用しているようではないか。
 サリタスの眉が寄ったのを見て、エイダはきょとんとした。

「不快だったか? すまん。だが、私には彼を保護する責任があるのだ。魔法使いのことは、魔法使いにしか分からないからな」

 そこで、エイダはじろとルドを見る。

「おい、いつまでぼうっとしているのだ。とっとと助けに行ってこい!」
「あ、そうだった。行くぞ」

 ルドは第一小隊隊長にも声をかけたが、そこでイスルが我に返った。

「待ってください、僕も行きます」
「何を言ってる、イスル・ブランカ。君は休むべきだ」

 エイダがぴしゃりと返したが、イスルは首を横に振る。

「駄目です。あの子は怖がってる、でも僕の顔は分かるから安心するはずです。あの子、相当強い魔法使いだ。いずれ大物になるでしょう。ですが今のままでは不安定です。導く者が必要ですよ。――それに、絆を感じました」
「ほう、弟子にするのか? 良かろう。グエン男爵、すまないがそのまま運んでくれ、魔法使いの絆は大事にせねばならぬ」

 正直、二人の話はちんぷんかんぷんである。
 だが腕の中のイスルが懇願するようにサリタスを見つめるので、サリタスの心は決まった。

「分かった、イスル。君のしたいようにすればいい」
「ありがとうございます」

 礼を言うと、安心したのか、イスルはふっと眠りに落ちた。腕に重みがかかる。

「えっ、イスル?」

 サリタスは焦ったが、エイダは落ち着き払っている。

「そのまま連れて来い。大丈夫だ、弟子と会う頃には目が覚めるだろう」
「はい、分かりました」

 あの少女がイスルの弟子になるのは決定らしい。
 サリタスは訳が分からないと思いながら、イスルを両腕にしっかり抱えた。

     *****

 第三区画の東にある時計塔は、ならず者に占拠されていた。
 それも近衛騎士団の第一小隊と第二小隊にかかればあっという間に捕縛される。
 それから第一小隊とともに、エイダがイスルとサリタスを伴って、鐘楼に上がる。
 イスルの言う通り、少女は怯えていた。
 年齢は十二歳くらいである。
 彼女はあちこちに怪我を負い、手負いの猫のようである。

「来ないで! こっちに来ないでよ!」

 ぶるぶると震える少女の周りで、風が巻き起こり、鐘が鳴る。
 ガンガンと響く音に流石に顔をしかめていると、少女はサリタスを見て、目を丸くした。ほろほろと涙を零す。

「あ……本当に生きてた。あの時はごめんなさい。助けてくれようとしたのに、ごめんなさい。罰なら何でも受けるから、お願い、殴らないで」

 頭を抱えて縮こまる少女の姿に、サリタスの胸が痛む。
 その時、サリタスの腕の中で、イスルが身じろぎした。下ろすようにと腕を叩かれ、サリタスはイスルを地面に降ろす。
 イスルはゆっくりと少女の方へ歩いて行く。

「ラナ、迎えに来たよ。僕がイスル・ブランカ。これから君の師匠だ。僕が生きている限り、君を弟子として守ると誓う」

 イスルが少女の前に両膝を着いて、少女ラナに優しく話しかける。
 ラナは恐る恐る顔を上げる。

「師匠? 一生……守ってくれるの? 本当に?」

 まるで、夜に森で迷子になり、家の明かりを見つけたような、安堵した声である。

「弟子も師匠との絆は分かる。あの娘はもう大丈夫だ」

 見守るサリタスに、エイダがぼそりと言った。

「ああ、一生、君の師匠だ。よろしく、ラナ」

 イスルが右手を差し出すと、ラナは恐々と枷のはめられた右手を差し出し、イスルの手を握る。
 何かを理解したのか、ラナの顔から強張りが消え、泣き顔に歪む。そして大声で泣き出した。

「うわあああああ」
「うん、もう大丈夫だ」

 安心して、イスルにしがみついて泣くラナを、イスルは優しく抱きしめた。


     *****


 疲労で眠ってしまったイスルの傍では、泣き疲れたラナが、母親にすがる子どものように丸くなって寝ている。
 微笑ましい光景だ。――ラナの手足に鎖がなければ。
 エイダはやれやれと息を吐き、杖でコンと床を叩く。ガシャンと音を立てて、枷が外れた。

「今日は二人とも、白の団の宿舎に泊めるつもりだ。ついでに運んでもらえるか?」

 エイダの頼みに、ルドは悪態を返す。

「おいおい、うちは宅配便じゃねえんだぞ。だが仕方ねえな。サリタス、お前はイスル・ブランカを連れて来い。ラナちゃんは俺が運ぶ」
「いや、そちらの綺麗な方にしておけ。途中で起きたら、山賊と間違われて驚かせる」

 エイダが容赦なく言い、レダを指名した。
 レダは優しく微笑む。

「そうですね、畏まりました。お姫様をしっかりお届けしますよ」
「否定しろよ、胸が痛いじゃねえか」
「事実ですし」

 きっぱりとレダが言うと、皆、こっくりと頷いた。ルドはこめかみに青筋を立てたが、大人しく役割を代わる。

「あの、イスルは大丈夫なんですか?」

 サリタスが不安になったエイダに問うと、エイダは頷いた。

「眠れば魔力は回復する。寝かせておけばいい。イスル・ブランカは魔力量が少ないから、部下としてはちと使い勝手が悪いのだよな。賢いから、書類は任せているが……他に何が良いのだろうか、君なら分かるか?」
「薬師をしていたそうなので、薬草の知識がすごいようですよ」

 すると、エイダは驚いたように身じろぎした。

「なんだ、そこまで話したのか。余程、君が好きなのだな。いいか、グエン男爵。一見するとそうは見えないが、彼は深く傷ついている。どうか守ってやって欲しい」

 意外な頼みだ。
 もしやエイダはイスルに気持ちがあるのではと勘繰っていただけに。
 サリタスが目で問うと、エイダは苦い顔をする。

「私は魔法使いとしては守ってやれるが、精神的なものまではどうにもしてやれない。すまないが、どういうことかは、今はまだ話せない。イスル・ブランカに覚悟が出来るまで、待ってやってくれ」

 そこで一呼吸を置き、エイダは続ける。

「だが、この者が拠り所を見つけたこと、喜ばしく思う。彼は本当に善良なのだ、幸せを切に願っているよ」

 そう言って見つめる水色の目には慈愛が浮かんでいた。
 確かに保護者の眼差しだ。
 サリタスもまた真摯に見つめ返し、エイダにお辞儀をした。そしてイスルを抱えたまま鐘楼を下りていった。


     *****


 後片付けが済んでも、エイダは鐘楼の上で物憂げに空を見つめていた。

「おい、どうしたんだ、エイダ殿。帰るぞ」
「ああ……」

 エイダは周りに誰もいないことを確認すると、ルドに秘密を零す。

「お前も気になっているのだろう、イスル・ブランカが何者かを」
「うん、まあな。保護者とか初耳だったしよ」
「……うむ。あの者は、私の師匠の孫だ」
「は? 師匠って、リューデルト導師様かよ!? そりゃあ、あれだけの才を受け継ぐはずだ。……ん? でも、リューデルト導師様の住む村って、かぜで壊滅したんじゃ」

 ルドはみるみるうちに青ざめた。エイダは頷いた。

「だから何も言わなかったのだ。王都はまだいいが、地方では風評がひどいからな。放置していれば、受け入れ先の無い者達は餓死がしするしかない。私は救援で行ったが、村はもう駄目だった。……生き残りは四人だ」
「一人がイスル・ブランカとして、残りはどうした」
「孤児院だよ。まだ幼い子ども達だ。イスル・ブランカは宮廷魔法使いとして働きながら、あの子達の世話をしている。村長の次に尊敬を集める薬師の家の者だ、幼子らも彼を頼りにしているよ」

 ルドは複雑な顔をして、頭をかく。
 エイダも溜息を吐く。

「黙っておれよ、ルド殿」
「そりゃ黙るよ。こんなの公表してみろ、お前、宮廷を追われちまうぞ」
「ふん。二週間隔離して何もなければ、全く問題無い病だ。怯えるなど馬鹿らしい」
「だけど、仕方ねえだろう。あれは致死率が高すぎる。怖いと思うのは当然だ。皆、お前程、精神的に強くない」

 エイダはふうと息をつく。

「お前が何と言おうと、師匠の孫は絶対に守る。サリタス・グエンが受け入れてくれればいいが……」
「駄目だったらどうするんだ?」

 恐る恐る問うルドに、エイダは凍えるような眼差しを向ける。

「イスル・ブランカを傷付けるなら、生きてるのを後悔するような目に遭わせてやる」
「ひいい、おっかねえ。魔法使いの師弟の絆って本気で恐ろしいよな」

 ルドはぶるりと震え、首を横に振る。

「お前の見立てではどうだ、グエン男爵は?」
「まあ、あいつはちょっとひねくれてはいるが、大丈夫だと思うぜ。パンドリとか言って、ベタ惚れしてた」
「……地味でどこにでもいるという意味か?」
「いや、色白で可愛らしい、だそうだ」
「なるほど」

 エイダはほっと息をつき、若者達の恋の行方をしばし傍観することにした。

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