ゆるりら、巣ごもり読書メモ (2021年~)

夜乃すてら

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2021 春

春 6月11日② TL小説『未亡人聖女~無垢な巫女は愛の深さを思い知る~』

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 TLはたまにしか読まないのだが、これを読んだ頃は、ちょうど読みたい気分だった時だ。
 キンドルアンリミテッドをてきとうに探していたら、目にとまった。


 『未亡人聖女~無垢な巫女は愛の深さを思い知る~』

 あらすじは以下だ。

「 代々、日ノ本を守る“桐ケ谷の巫女”として、災厄の肩代わりのために一年の眠りについた朔。

 しかし、お務めを終えて目を覚ましたとき、十二年もの月日が経っていた。婚約者は眠りの間に亡くなったと知る。何もかもを失い、ただ「聖女様」と崇め奉られることに戸惑う朔のもと、陣と名乗る隻眼の紳士が現れる。彼は婚約者の弟で、朔が眠りにつく前は十五歳の少年だったのに――。

「ねえさま……あなたが欲しい」。

 自分より年上になった彼に懇願されるように組み敷かれ…。献身的な愛に包まれる、冥慈幻想浪漫。」


 明治時代をモデルにした、違う世界の日本の話。

 災厄の肩代わりとして眠る「巫女」という特異な役職が気になったので、読んでみた。
 十二年間、主人公は年をとらず、将来の義理の弟としてかわいがっていた少年は、年上の青年に変わっていた。

 この年の差逆転の感じ、わくわくする~と思いながら読んでいたら、「十二年の眠り」の件があれこれ波及してきて……と。
 謎が分かるうちに、ヒーロー君の態度にも納得! って感じだった。

 結構、設定が練られていて、面白かった。
 

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