ゆるりら、巣ごもり読書メモ (2021年~)

夜乃すてら

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2021 春

春 2月8日 小説『不器用な将軍閣下の獰猛すぎる求愛』

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 今日はぽかぽか温かい。
 
 風邪気味だったのと、仕事で疲れたせいで、今日も寝まくってしまったが悔いはない。
 わたしはどうも、えんえんと寝まくる時がたまにあるのだ。
 でもそろそろ、体内時計を戻したい。

 キンドルアンリミテッドをお休みしているので、以前、キンドルアンリミテッドで読んだ本の一覧を探すのに苦労した。
 キンドルアプリを開いて、その他から、読書の詳細情報を押せば見られるようだ。

 ネットで調べると、マイページを開けと出てくるが、このマイページにたどり着けなくて疲れた。

 ちょっと前に読んだ、ティーンズラブの『不器用な将軍閣下の獰猛すぎる求愛』。

 あらすじは、

「「一度ベッドを共にすればわかるさ」──夫を亡くしたばかりのフェリシアに持ち上がった婚姻話。今後は息子ジュリアンを立派に育て、教師の仕事に情熱を傾けていこうと決意した矢先だった。そして、なんと相手は将軍イザーク──亡夫の腹違いの兄。顔を合わせるなりまるで野獣のように唇を貪り求めてくるイザークにフェリシアは憤慨するが、精悍で逞しい彼は亡夫とまるで真逆。不器用だけれど深い愛情が溢れるイザークからの壊れるほどに獰猛な求愛に、フェリシアは葛藤し戸惑い……いつしか一途に愛される喜びに包まれるのだが──」


 子持ちで再婚ものというのは、日本の小説だとめずらしいなあと思って開いてみた。

 ハーレクインなら再婚や未亡人はよくあるのだが、どうも日本だと「初めて」とかそういうのがいいらしい。ヒーローが遊んでいると、それだけで反感を買うこともある……。

 個人的な意見だが、最近だと、「初めてだから感動した」みたいな流れはちょっと気持ち悪い。
 「ありのままで」が世情なせいだろうか、初めてだろうが経験があろうが、その人間そのままを好きになりましたのほうがしっくりくる。

 価値観ってこうやって変わっていくのだなあ。


 感想としては、将軍は不器用すぎてから回っているのがわかるから微笑ましい。

 一方で、主人公のフェリシアに共感できなくて困った。
 かたくなに反発していたり、心の内でも受け入れない!みたいな感じなのに、将軍に迫られると、言葉では許したりするのだ。

 思考と言動が離れているので、何を考えてるんだろう、この人……となってしまい、よく分からなかった。

 元夫に、他にも妻がいたことが後で出てきたので、最初あたりに、葬式で他の夫人に見下されるとかされているシーンを出したら分かりやすかったかもしれない。

 重要な要素が飛び飛びに後出しされるから、「主人公、どうした…」となるのかも。

 
 自分で書くならどう調整するかなあとか考えながら書いているので、なまいきにもこんな感想を言っている。

 まあ、これをどう思うかは、試しに本を読んでみてほしい。

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