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2020年 秋
秋 長月9日 海外メンズラブ小説/アドリアン・イングリッシュ③『悪魔の聖餐』
しおりを挟む気が付けば九月。
まさかこんなに読書メモが続くとは思わなかった。
以前はブログに感想を書いていたのだが、結局、続かなかったのだ。
九月は旧暦で長月である。
夜が長くなったという意味の月だそうだ。
もし今年いっぱい続いて、来年も書きたかったら、来年は数字で付けようと思う。
わたしはさいとうなおきさんというイラストレーターさんのユーチューブを聞くのが好きで、たまに流し聞きしている。
あの方は絵師だが、クリエイターでもあるので、通じるところがあるのだ。
とある回を聞いていたら、「しなければいけないこと」を優先していたら、「したいこと」が消えるという話をされていた。
それで……聞き終えた後、話していることとはちょっと違うところで、急にふに落ちた。
私はだいたい最初は楽しくて、書きたくて、ガンガン書くのだが、半分を過ぎたあたりから、突然メンタルをやんだりして、執筆速度が落ちる。
いつもその繰り返しをしている。
なぜなのかまったく分からなかったのだが、「したいこと」がいつの間にか「しなければいけないこと」「タスク」になってしまい、負担になっていたのだ。
かといって、この程度の頻度で書くよとしておかないと、遅れたとしても書かなくなるのが私である。
「至宝のオメガ」、更新の遅刻常習となってきているが、書いているだけまだましだ。
全てをきちっとプロットを作るタイプではなく、おおざっぱに作っておいて、書きながらまとめていくほうなので、後半はあいまいなこともある。
ある時、「つづきはこうだ」と急にわかるから、そのまま書いている。
もし全部を決められるタイプなら、こんなふうに適当にはならないのだろうかと悩むこともあるが、わたしは飽きっぽいので、決めてしまうと、それで満足してやめてしまうだろうし……このやり方があっていると思う。
このタスク化がわたしを追い詰めて、体調不良とメンタル不調を作り出すのだからやっかいである。
どうやったらずっと「楽しい」ままでいられるんだろう。わからないなあ。
でも、長年の謎が急にとけたから、すっきりしている。自分を追い詰めないように気を付けよう。
そういえば、この間の台風10号、みなさんは大丈夫でしたか?
私のほうは被害はなかったけれど、近くで電線が切れたみたいで、停電と断水があってちょっと大変だった。
翌日の夕方には復旧したし、昼間は暑いので、妹の家に逃げていたのだが、妹ときたら部屋が汚くて掃除しに行った感じだ。
職場に行くと、たいしたことがなかったと笑っていたが、私は大したことがあったのでちょっぴり複雑だった。
どうもほとんど無事なのだが、ぽつぽつと停電や断水があったみたいなので、私が運が悪かったのだろう。
でも、何事もなくてよかった。電力会社さんには感謝しかない。
しばらくは、水と電気が使えるだけで、しみじみと感謝にひたっているだろう。
さて、今日のメモはアドリアン・イングリッシュ③『悪魔の聖餐』だ。
とっくに読み終えていたのでメモをしたかったが、なかなかこのメモも時間をとられるので、時間がすぎていった。
あらすじ
「悪魔教カルトの嫌がらせから逃がすため、バイトのアンガスに金と休暇を与えたアドリアン。
その後書店に逆五茫星が落書きされ、店でサイン会を行った人気小説家は失踪。 一体何が起きている?
さらにアンガスの電話を受け出向いた彼のアパートでアドリアンは横たわる死体に遭遇する。恋人ジェイクとの関係は緊張感を伴っていた。 自分の性癖を嫌っているジェイクは、殻から出ようとしない。
そんな中、事件を調べるアドリアンはハンサムな大学教授・スノーデンと出会い、親密になってゆく――。誰よりもお互いを欲しているのにすれ違ってゆくジェイクとアドリアン――。人気シリーズ、緊迫の第三弾!!」
相変わらず、主人公は警察に嫌われているし、ジェイクとの関係性は大きく変わるしで、ストレスフルな回だった。
それでも、主人公が生きていられるか心配で、ページをめくる手が止まらなかった。
とりあえず、主人公と同時に、ヒーローが女性や他の男と関係を持っているのが苦手なら読めないと思うのだが。
わたしは海外ドラマで、遊びとわりきっている主人公達の恋愛模様を見ていたから、特に嫌だとは感じなかった。
とはいえ、ジェイクのことは、ドロップキックをかましたいくらいにはムカついたが。
ジェイクの気持ちも分かる。彼は悩みに悩んでいる。
「普通の人生」が欲しいのに、性癖が違うために苦悩している。
痛いくらい悩んでいるのでかわいそうで、ドロップキックをしたいけれどやめておこうかなと思ってしまう。
アドリアンがとにかくかわいそうな三巻だった。
今は四巻を読んでいる途中なのだが、相変わらず警察が腹立つので、ちょっとページが止まっている。
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