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2020年 秋
秋 葉月18日② 漫画『悲運の花嫁』
しおりを挟むここ最近の疲れがどっときて、やる気しなくて、ごろごろとスマホゲームばかりしていた。
キンドルで読み終えた漫画がこの一冊と、アドリアンの三巻を読み終えたからメモに書きたいのに、なぜかタイミングをのがしてばかりいる。
とりあえず、『悲運の花嫁』のメモだ。
ハーレクインコミックで、わたしが好きなさちみりほ先生が担当しているコミカライズだ。
何冊か読んでいると、キャラクターの目の下にくまがすごくて、病的な絵のときがあり、そのときはいまいちだったが、最近はその雰囲気がなくなったので、ただ美しい。
もしかして先生が病んでいたのが絵に出ていたのでは? と邪推している。回復されて、絵も健康的になったとか?(あくまで推測)
タイトルのわりに、主人公は勇ましい女バイキングだ。
あらすじ
「13世紀ヨーロッパ北方の孤島。バイキング族長の娘ウルリカは弟を誘拐され途方に暮れていた。
しかし、島に漂着したスコットランド貴族グラントを拾い、名案を思いつく。彼と偽装結婚すれば父から莫大な持参金を受け取り、身代金を払える!
島の男たちとは違い、優雅な彼と婚姻の宴を挙げ、柄にもなく胸が高鳴る。
男まさりな自分が女として見られるはずないのに…。
その時はまだ気がついていなかった。グラントとの出逢いが自分を愛と戦いの運命にほうりこむことを――。」
ウルリカがめちゃくちゃかっこいい!
ハーレクインのヒストリカルは、戦う男のほうが多い。もちろん、女性ならではの戦い方は出てくるが、ウルリカのように剣と鎧を身に着けてとなると、めずらしいように思う。
これがまた強いのだ。
弟のためにお金を払うため、結婚して、疎遠となっている父に持参金をもらい、それで弟を救おうとしている。
グラントは優雅に見えて、彼もまた戦うと強いのがいい。
さちみ先生の書かれるヒーローは、毎度グラントみたいな容姿だけれど、ちゃんと別人に思えるのがすごい。
共に冒険をへて、弟を救い、父とも和解し、グラントとも結ばれてハッピーエンド。
まさにハーレクイン!
男から身を守るために強くなった女性の、その後の人生に幸があるようにと祈らずにはいられなかった。
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