こもごも、巣ごもり読書メモ （2020年）

2020年 秋

秋 葉月10日 漫画『アザミの城の魔女』、『きっとまた会える』、『白い狼の伝説』。

　三日ぶりくらいに、夜中にまともに眠れた反動で、今日は朝七時すぎに起きた。

　最近は暑さのせいで寝付けず、四時ぐらいにやっと眠れて、十時か十一時くらいに起きることが多い。
　まあ、睡眠時間は５～６時間で変わらない。

　眠い時は十時間近く寝ているかもしれない。
　それでも眠いことが多く、子どもの頃から「ずっと寝ていたい」と考えてばかりだ。


　睡眠が足りているなと感じたので、朝食を食べるなり、２４時間スーパーに出かけた。
　朝八時だというのに、スーパーの前の駐車場がほとんど埋まっていたので驚いた。
　帰宅してから、そういえば祝日だと気付いた。
　
　いつもは休日の午後二時くらい、空いている時間にスーパーに行く。
　夏は暑いせいか、ガラガラだ。


　しばらく映画を見ていなかったから、リストを作って、二週間に二本ずつレンタルしていたが、わたしは映像ものになると、テレビの前でじっとしていられないので、早々に飽きた。
　それに本を読みふけっていたせいか、どうやらインプットが飽和したみたいで、今度はアウトプットをしたくなったんで、ちょっと映画はお休みだ。

　録画もたまっているし……。

　さて、読書メモだ。

　キンドルアンリミテッドで、ハーレクインの漫画が一冊に三本入っているものが出ていて、その中で好みだったものだけメモする。

　まずはハーレクインコミックスの二冊から。

　橋本多佳子著『きっとまた会える』。

　あらすじ
「モンクロワ公国王女ノエルが手に取った1枚の絵。百年前に描かれたこの絵を見た瞬間、ノエルは突然頭に浮かんできた、ひとりの男のイメージに心奪われてしまう・・・。インディアンの血を引き、無実の罪で処刑された作家ウルフ。
　彼の暗く深い瞳に、彼の誇り高い生き方に、ノエルは恋に落ちてしまったかのように魅せられていく・・・。

”ウルフ・・・あなたに会いたい。あなたを救いたい・・・” 不思議な運命に導かれるようにモンクロワを飛び出したノエルは、ウルフの足跡を追ってアリゾナに向かった。ところがその途中、突然の事故で気を失ってしまい…。目を覚ました時、彼女の目の前にいたのは本物のウルフだった!!」

　主人公を王女にしなくてもよかったんじゃないかとちょっと思ったが、タイムスリップしてウルフと出会い、彼を助けて、未来を変える話。
　もちろん、ハッピーエンドだ。

　ハーレクインってこんな話もあるんだね。
　
　ラストがとてもほのぼのしたから、メモしておきます。


　次、浜口 奈津子著の『白い狼の伝説』。

　あらすじ
「ネイティブアメリカンの居住区で静かに暮らすエリンの前に現れた、白人男性のデイン。 彼は脳腫瘍により余命半年の宣告を受け、最後の望みをかけて治療師であるエリンの母を探していた。 けれど母はすでに亡く、エリンにもヒーラーの力はない。 絶望するデイン…。 ところが、この時初めてエリンは不思議な力の芽生えを感じた。 『彼と行けば、何かがわかるかもしれない…』。 介護人として、デインと過ごすことを決意したエリンは!?」

　現代に残るネイティブアメリカンのスピリチュアルって感じかな？

　ヒーラーの素質がないと思っていた主人公が、デインと出会って、霊的才能を開花させ、最後には彼を救う。
　
　でもそれには、お互いに過去と戦って、克服することが必要だった。
　人間として成長した時、力が目覚める……みたいな？

　浜口先生の絵は相変わらず綺麗です。



　最後、キンドルストアを見てたら、たまたま目にとまった漫画。
　
　たらりねジョン作の『アザミの城の魔女』一巻。

　あらすじ
「スコットランド・エディンバラ。寂れた便利屋を営むマリーは、 世界を構成する「精霊」と交渉する術「魔法」を会得した、正真正銘の魔女。 そんな彼女のもとに、ロンドンの教会から、魔法使い見習いの少年が連れられて来る。 しかし、それは最厄の少年であった――。 万物に宿る精霊とともに、魔女と少年は肩を寄せあい、大人になる。美しき白亜の異国を舞台に繰り広げられる、新たな魔法の物語。」

　ジャンヌ・ダルクが死に際に残したといわれる「義憤の血」を持つ少年を、マリーが弟子として預けられるところから始まる。
　ダーティーな雰囲気なのに、傷ついた者同士がよりそう優しい話かな？
　マリーのさばさばした雰囲気なのに、女性性が輝いていて美しいのが好き。

　最後のフランス人の魔法使いの弟子君、何をやらかす気なのかな。気になる。
　

　たまたまオカルト系ばっかり読みました。夏の夜にいかがでしょうかね。