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2020年 秋

秋 文月22日 NL小説『春天繚乱 花鎮めの姫と七星の剣』

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 梅雨が明けたと思ったら、蒸し暑くなった。
 35度越えの日もあって、サウナみたいだ。
 あまりの暑さに、息苦しさすら感じる。

 家ではクーラーはずっとかけっぱなしだ。
 だいたい26~27度。それでも暑すぎる時は24度まで下げつつ、一時間程度しか留守にしない時は、自動にしてつけっぱなしで出かける。(それ以上いない時だけ消す)
 というのも、温度が上がった状態を下げるより、維持するほうが負荷がかからない。

 昨年、実験してみたら、かけっぱなしのほうが電気代が安く済んだので、うちでは遠慮なくそうしている。

 
 キンドルアンリミテッドに、ビーンズ文庫を見つけた。

 『春天繚乱 花鎮めの姫と七星の剣』を読んでみた。

 あらすじ
「勝ち気で「無駄美人」と名高い女房の透子。幼なじみとの縁談話をかわしつつ宮中で働く中、突如重要な宝を盗んだ嫌疑をかけられる。窮地に陥った透子を救ったのは、常日頃彼女に冷たく接する兵部卿・朱雀院の宮で!?」

 
 わたしは結構、平安時代ものの小説が好きだ。

 平安時代の姫は家から出ないのが普通だから、事件ものにするのってむずかしそうだなと思う。
 宮中で女房としてはたらいている女性が主人公で、めちゃくちゃ気が強い。

 嫌がらせをする女性達もどうかとは思うが。

 最初、読んでいて、主人公が気が強いし、ヒーローっぽい人は口がきついしで、ちょっとうんざりした。
 読むのをやめようかなと思いつつ、主人公がアクシデントに見舞われ、どう切り抜けるのか気になってページをめくっていたら、最後まで読んでしまっていた。

 なんできつく当たっていたのか、後でわかるのですっきりしたが、そうでなかったらぜんぜんときめかないと思う。


 普通に平安時代ミステリだと思っていたら、後であやかしが出てきたので、ちょっとびっくりした。

 例えば、「なんて素敵にジャパネスク」みたいに、自力での事件解決ものを期待していたから、そう来るかあと思ったけれど、面白かったと思う。

 でも続きは……うーん。

 主人公のこともヒーローのことも、きつすぎて好きになれなかったので。

 幼馴染の青年のほうが好印象だったかな。

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