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2020年 春

春 如月21、22日真夜中 漫画『なんて素敵にジャパネスク! 人妻編 1~3』、漫画『拾われた1ペニーの花嫁』

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 ※一部ネタバレを含むので、気になるかたは読まないでください。


 すでに23日になっているが、読んだのは21・22日である。

 この間、大寒波がきたかと思えば、春のような暖かさだ。
 おかげで自律神経をやられたのか、ここ数日、疲れきっている。
 
 ヤフーのトップを見たら、イーブックジャパンで無料になっているコミック一覧の広告が出ていた。

 なつかしい『なんて素敵にジャパネスク!』の漫画版があったので読んでみたが、最初の頃の主人公の傍若無人ぶりが、あいかわらず苦手だ。
 ぎゃあぎゃあ騒いでいるところが、絵なのにさわがしすぎて、文字が読めない(笑)

 だいたいのストーリーはなんとなく覚えているが、そういえば誰とくっつくんだったかと他の本を見ていたら、人妻編があることを知った。

 いつも途中で投げ出すので、人妻編があるのを知らなかった。

 当初の予定通り、高彬と結婚したのか~、なるほど。
 と、一巻と二巻を読んでいたら面白かったので、三巻を買ったが、まだ事件は解決していない。

 そのうち四巻以降も買って、ついでに小説も読みたいなあと思いながら、本を閉じた。

 高彬が嫉妬のあまり、剣を手に乗り込んでくるところがギャップがあっていい。

 怖いけど、「物の怪つき」なんて呼ばれているとんでも姫の主人公が、魅力的だとほれこんでいるのが伝わってくるのが好きだ。

 ただ、主人公の移り気なところは、子供の頃も苦手だったなあ。今でもそうである。この主人公、ころっと他の人と恋に落ちそうで、はらはらするから。
 なんとなく恋愛面では信用ならない主人公だ。

 それでも、このふらふら加減は、みょうにリアルなので、これぞ乙女心という感じでもあるから、否定はできない。
 こんな心理描写を書き込めるのだから、氷室先生はやっぱりすごいなあと感じ入っている次第である。


 それから、キンドルアンリミテッドを見ていたら、ハーレクインコミックに『拾われた1ペニーの花嫁』というものを見つけた。
 この漫画家さんの書くものは、だいたいにして手堅く面白いので、ダウンロードをして読んだ。

 正解だった。

 後半、主人公の話も聞かず、信じられない耳のふさぎようは、ザ・ハーレクインという感じのお決まりシーンだが。
 まあ、この王道を含めてのハーレクインだろう。
 展開がまるわかりなのも含めて、好きなレーベルだ。


 主人公は未亡人だ。
 夫が無実の罪をなすりつけられ、苦悩して自殺する。
 その後、周りにそっぽを向かれて援助もえられず、薬代もなく、子どもを肺病で亡くしてしまうのだ。

 それから仕事を求めて転々とするが、身元がわかると追い出され、また次の土地へという生活で。

 彼女はとうとう1ペニーの紅茶代しかなく、レストランで紅茶を飲んでいるところで、引退した海軍提督の男と出会う。

 彼は臨時花嫁を探しており、待ち合わせ相手に逃げられたため、主人公に仕事として依頼する。

 そして共に暮らすうちに次第に愛をはぐくんでいく…。


 わかりやすい展開だが、とても好きな話だった。

 また読み返せるように、ここにメモしておく。

 
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