おっさん、勇者召喚されるがつま弾き...だから、のんびりと冒険する事にした

三章 おっさん勇者の初めての人命救助

第二十七話・ギフトの説明 その1

次に『ギフト』と『レアギフト』呼ばれるものだが...これは所謂、
何の技と何の魔法を習得しているかが記されている。


まずはギフトの説明をしようか。

これはLVアップ時に新たなギフトを習得したり、またはギフトを
習得できるアイテムを使用する事により、新たな『技(スキル)』や『魔法』を
習得する事ができる。

ただし覚えられないギフトは、習得できないらしい。

因みに俺の習得しているギフトは、


『瞬歩』

このギフトは相手との間合いを瞬時に取る事ができる。

LVが上がると、より素早く相手との間合いが取りやすくなるらしい。

「これはあの城を脱出する時に、このギフトは本当、役に立ったな...」


『気合い』

このギフトを発動させると、少しだけ攻撃力を上げる事ができる。

LVが上がると、攻撃力の数値も加算されていくらしい。

「このギフトはあの城での戦いにて、縁の下のサポートだったよ！」


『採集察知』

このギフトを発動させると、採集できる素材やアイテムを見た目で
察知する事ができる。

LVが上がると、レアアイテムやレア素材も見た目で察知する事が
できるようになるらしい。

「あの城でこのギフトが発動した素材やアイテムは、取り敢えず全部
アイテムボックスの中へ放り込んだっけ♪」


『識別』

このギフトが発動すると、素材やアイテムがどんな効果を持っているのかが
わかる。

LVが上がると、他の効果もプラスされるらしい。

「あの城でゲットした、素材やアイテムにこのギフトが発動していたけど、
脱出と戦闘で忙しかったから、全て無視の選択してたっけ？」

後で調べておこうかな？


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そして『レアギフト』。

これは別名『ユニークスキル』と呼ばれている特殊なギフトで、
レアギフトを持っている者はこの世界にあまり存在しないらしく、
貴重な存在らしい。

そして俺が習得しているレアギフトはというと、


『怒髪天』

怒りのパワーで全ステータスが上昇する。

怒髪天が発動している最中は、道徳心と自制心がかなり減少して
しまうので注意。

怒髪天のLVが上がれば、ステータス数値も増えていくらしい。

俺が城の連中を躊躇なくボコボコにできたのは、このレアギフトが
発動していたからだ。

「まさに俺にとって、切り札的なギフトだよなっ！」


『アイテムボックス』

武器や防具...そしてアイテム等が空間の中に無限に収納できる。

ただし、生きている者は収納できないらしく、収納中は時間が
停止しているので劣化する事がない。

「このアイテムボックス、マジで役に立ち過ぎ！」

どれだけアイテムを入れても、全く重さを感じないし...劣化しないから、
食べ物系も気にせずに、沢山収納できるんだもん！


『超・成長』

ステータスのランダム上昇値を通常より良くしてくれる。

「何気に嬉しいギフトだよね、これ。このギフトのおかげで、普通よりも
数段、冒険が楽になりそうだ♪」

しかし今の所、このギフトの効果をあんま感じないんだけどね。


『錬金』

アイテムとアイテムを融合させて、新たなアイテムを作ったり、
ひとつのアイテムを分離する事によって、別々のアイテムに分ける事が
できる。

但しLVが低い内は、この世界に存在する物しか作れないらしい。

「レベルが低いとこの世界に存在しない物を作る事ができないのか、それは
残念だな。この世界にない物を色々と作ってみたかったのにぃっ！」

でもLVが低い内って、一体どれくらいまでが低いLVなんだろう？

しかしこのギフトを使えば、弱い武器や防具でも強化して強くする事が
できるんだよな！

それに細かい作業で、良い品物を作れそうだし...こういう作業が好きな
俺にとっては、本物に最高なギフトだぜっ！