33 / 40
英雄
しおりを挟む
ヘンリクは話し始めた。
ある日、ひとりの将軍が、とてもやつれた姿で馬に乗ってやってきたのです。
とても大きな体の、この国でも名の知れた将軍でした。
将軍は言いました。
わたしはもうすぐ死ぬと。どうやら、悪い家臣に毒を盛られたのです。将軍は途中で気付いてすぐに吐き出し、そして馬で逃げ出したのですが、少量の毒がまわって、死期を悟ったようでした。
将軍は言いました。
わたしが死んでも、わたしの死を秘してほしい。わたしの死が知れれば、教国は滅びる。幸い、この神殿の周囲にはほとんど人影がない。わたしの死体を隠してくれ。
僕は言いました。
僕はもっとこの神殿を大きく、そして有名にしたい。
将軍は言いました。
それはかまわない。だが、この国は腐敗している。悪い大臣に乗っ取られようとしている。しかし、時間を稼げば必ず姫が成長し、この国をよくしてくれるはずだ。
「そう言って、将軍は息を引き取ったのです」
気分が落ち着いてきたのか、ヘンリクは顔をあげた。
「その姫って誰なの?」
「さあ、わかりません。教国にもたくさんの姫がおられます」
「とにかく、下へ降りてみましょう」
ということで、四人で台を動かした。
木のふたを開けると、そこに地下へ続く階段が現れた。
降りていくと、ひざほどの高さの大きな木の箱があり、そこに体の大きな人物が横たわっていた。箱の中は、液体で満たされている。
「死体が傷まないように、聖油で満たしています」
「この方は、ベルンハルト将軍。何度見ても痛ましい」
「サネルマさん、あなたはご存知だったのですか?」
「ええ、この方は、父の友人でした」
その横で、マルヴィナとヨエルがコソコソ話を始めた。
「ところでマルヴィナ、どうやってこの人を目覚めさせるの?」
「わたしも今それを考えていたところよ」
「僕、ひとつだけ思い当たるやつがあるんだけど……」
恐ろしげな顔で、ヨエルがいったん言葉を切った。
「この人が死んでいるとしたら、ゾンビの呪文……」
「そうね」
マルヴィナは諦めたような表情でため息をついた。
「僕、上で待っていていいかな?」
「だめよ」
「危険じゃない?」
「ここまで来たらやるしかないじゃない……」
そこで、
ヘンリクがとても疑わし気な目で、そしてサネルマが期待のこもったキラキラした瞳でそれぞれ二人を見つめているのに気付いた。
「ただいま段取りの詳細を詰めているので、もう少しお待ちくださいー」
コソコソ話に戻った。
「あの二人には上で待ってもらったほうがよくない?」
「そうね」
振り返り、
「あのう、少し危険なので上で待っててもらえますでしょうか?」
「いや、疑っているわけではないですが、僕は平気です」
ヘンリクの目に、さらに疑惑の色がきらりと増した。
「わたくしも大丈夫、ここで救世主の奇跡を拝見させていただきますわ」
サネルマの目がさらに輝きだして、天にも昇る勢いだ。
そこで覚悟を決めたマルヴィナ。
ヨエルは、じわりじわりと、階段にいちばん近いポジションへにじり寄った。
「いくよ……」
マルヴィナの言葉に、ヨエルの息をのむ音が、地下室に響いた。
「アーウームー。我慈悲深き冥界神ニュンケに帰依し、我が眼前に起こりし奇跡に感謝す……、できるだけゆっくり起き上がってね、屍体招魂!」
そして、十秒が経過し、二十秒が経過した。三十秒が経過するころ、ヘンリクが肩をすくめ、サネルマが少し残念そうな顔をした。
「あれえ、おかしいなあ……」
と言いつつ、マルヴィナもややほっとしている。
「まあ、救世主はまた探しましょう」
ヨエルを先頭に階段を登ろうとしたとき、
「あ!」
振り返ったサネルマが何かに気付いた。
「わあ!」
ヘンリクとヨエルが腰を抜かしてその場にへたりこんだ。
マルヴィナは警戒し、サネルマは少し近づいた。その人物が、油をしたたらせながらむっくりと上体を起こしていたのだ。
あたりをゆっくり見渡し、自分の両手のひらを見ている。
「か……」
何かを言おうとして、聖油がのどに絡んだのか、ゴホゴホとせき込んだ。
「か?」
サネルマが必死に聞き出そうとしている。
「かが……」
「かが?」
もう一度せきこんでから、
「かが……み……」
「鏡ね!」
サネルマは素晴らしい敏捷性を見せて、階段を駆け上がっていった。そして、手鏡を手に、素晴らしい速さで階段を降りてもどった。その人物に手渡す。
その人物は、しばらく色々な角度からその鏡で自分の顔や肩のあたりを眺めていたが、突然立ち上がり、こぶしを天に突き上げて叫んだ。
「やったー!!」
あたりに油が飛び散った。
「ついについに……」
まるで少年のような喜びようだったが、四人が見ているのにあらためて気付き、そして威厳のある表情に戻った。
「ぼ……、いや、わしはグアン将軍。忠誠を誓おう!」
木箱から出て、油まみれの手をマルヴィナに差し出し、躊躇するマルヴィナに構わずその手をしっかりと握った。
「でも、あなたはベルンハルト将軍ではないのね」
少し残念そうなサネルマだが、
「ベルンハルト将軍の魂にはさっき会ってきた。われわれが進むさきに、かならず教国も救われる、とおっしゃられた」
そのグアン将軍の言葉に、サネルマも納得した表情になった。
「だが、この顔では少しまずい。ベルンハルト将軍の素顔を知る者も多いであろう」
すこし考えたグアン。
「こんなのはどうだ!」
そう叫つつアゴをなでると、みるみるうちに、ツルツルだった口やあごのまわりから、髭が伸び出した。そして一気に、胸のあたりまで伸びた。だが近くでよく見ると、それは髭というより木の根っこにも見える。
「これでベルンハルト将軍と間違える者もいないだろう」
そう言ってから、グアンは何かを探す風だ。
「マントがない。綿を青く染めた、わしの体にフィットする、暖かいマントがほしいのだが……」
「そうねえ……」
少し考えるサネルマだが、ここにはなさそうだ。
「出来れば、何よりも青く染めてほしいのだが……」
そのとき、遠くで複数の馬のいななきが聞こえた。
「誰か来た?」
サネルマが階段を登っていく。グアンは、部屋のすみにぼろきれを見つけ、体を丁寧に拭きはじめた。
サネルマが神殿の外に出てみると、
「ああ、お父様!」
「娘よ!」
神殿の前で、お金持ちそうな男性が、大きな六頭立ての馬車から降りてきた。
「お父様、体の大きなひとにフィットする綿のマントを、それも何よりも青く染めたものをわたくしは欲しています」
「何よりも青くとな、わかった。すぐ手配しよう!」
そういってその男性は馬車に戻った。
「さらばだ!」
行ってしまった。
階段を登って来たほかの三人は、あっけにとられてそれを見ていた。
「お父様は、いつもあっという間に行ってしまわれる……」
三人は、そういうサネルマを、やはりあっけにとられてしばらく眺めていた。
「す、すまない……、誰か来てくれんか」
グアン将軍が地下から上がってきたようだが、何か様子がおかしい。
「どうしましたか?」
すぐに駆け寄った。
「なぜかとてつもなく眠い。わしは確かに復活したが、何かが足らん気がする」
そう言いながら、神殿の床にひざをついてしまった。
四人で大きな体をなんとか助け起こして、修道院の建物の中へ連れて行く。その一室のベッドにグアンを横たえた。
「どうしたものかしら?」
「わしもよくわからん。こんなはずではないのだが……」
「ヘンリク様、ご神託で、高貴な方は他に何か言ってませんでしたか?」
「ああ、そうだ!」
ヘンリクは慌てて外に走っていった。そして戻ってきて、
「我が家に伝わる、そしてわたしの母上から、常に肌身離さず持っているように言われたこの……」
ヘンリクは、銀色のナイフを取り出し、
「これを復活した英雄に渡すように言われていました」
グアンにそれを手渡した。
「これは……」
グアンの目が、かッと開いた。
「ヘンリク殿、馬を借りまする!」
そう言って、グアンはベッドから跳ね起きると、走って出て行ってしまった。
「お忙しい方ですね……」
「帰ってくるのかな?」
そのヨエルの言葉に、ヘンリクが引きつった笑みを浮かべた。
一時間後、グアンはヘンリクから借りた馬に加えて、三頭の駿馬を連れて帰ってきた。
二日後には、サネルマの父親から早馬で青いマントが届いた。
その数週間後。
ある日、ひとりの将軍が、とてもやつれた姿で馬に乗ってやってきたのです。
とても大きな体の、この国でも名の知れた将軍でした。
将軍は言いました。
わたしはもうすぐ死ぬと。どうやら、悪い家臣に毒を盛られたのです。将軍は途中で気付いてすぐに吐き出し、そして馬で逃げ出したのですが、少量の毒がまわって、死期を悟ったようでした。
将軍は言いました。
わたしが死んでも、わたしの死を秘してほしい。わたしの死が知れれば、教国は滅びる。幸い、この神殿の周囲にはほとんど人影がない。わたしの死体を隠してくれ。
僕は言いました。
僕はもっとこの神殿を大きく、そして有名にしたい。
将軍は言いました。
それはかまわない。だが、この国は腐敗している。悪い大臣に乗っ取られようとしている。しかし、時間を稼げば必ず姫が成長し、この国をよくしてくれるはずだ。
「そう言って、将軍は息を引き取ったのです」
気分が落ち着いてきたのか、ヘンリクは顔をあげた。
「その姫って誰なの?」
「さあ、わかりません。教国にもたくさんの姫がおられます」
「とにかく、下へ降りてみましょう」
ということで、四人で台を動かした。
木のふたを開けると、そこに地下へ続く階段が現れた。
降りていくと、ひざほどの高さの大きな木の箱があり、そこに体の大きな人物が横たわっていた。箱の中は、液体で満たされている。
「死体が傷まないように、聖油で満たしています」
「この方は、ベルンハルト将軍。何度見ても痛ましい」
「サネルマさん、あなたはご存知だったのですか?」
「ええ、この方は、父の友人でした」
その横で、マルヴィナとヨエルがコソコソ話を始めた。
「ところでマルヴィナ、どうやってこの人を目覚めさせるの?」
「わたしも今それを考えていたところよ」
「僕、ひとつだけ思い当たるやつがあるんだけど……」
恐ろしげな顔で、ヨエルがいったん言葉を切った。
「この人が死んでいるとしたら、ゾンビの呪文……」
「そうね」
マルヴィナは諦めたような表情でため息をついた。
「僕、上で待っていていいかな?」
「だめよ」
「危険じゃない?」
「ここまで来たらやるしかないじゃない……」
そこで、
ヘンリクがとても疑わし気な目で、そしてサネルマが期待のこもったキラキラした瞳でそれぞれ二人を見つめているのに気付いた。
「ただいま段取りの詳細を詰めているので、もう少しお待ちくださいー」
コソコソ話に戻った。
「あの二人には上で待ってもらったほうがよくない?」
「そうね」
振り返り、
「あのう、少し危険なので上で待っててもらえますでしょうか?」
「いや、疑っているわけではないですが、僕は平気です」
ヘンリクの目に、さらに疑惑の色がきらりと増した。
「わたくしも大丈夫、ここで救世主の奇跡を拝見させていただきますわ」
サネルマの目がさらに輝きだして、天にも昇る勢いだ。
そこで覚悟を決めたマルヴィナ。
ヨエルは、じわりじわりと、階段にいちばん近いポジションへにじり寄った。
「いくよ……」
マルヴィナの言葉に、ヨエルの息をのむ音が、地下室に響いた。
「アーウームー。我慈悲深き冥界神ニュンケに帰依し、我が眼前に起こりし奇跡に感謝す……、できるだけゆっくり起き上がってね、屍体招魂!」
そして、十秒が経過し、二十秒が経過した。三十秒が経過するころ、ヘンリクが肩をすくめ、サネルマが少し残念そうな顔をした。
「あれえ、おかしいなあ……」
と言いつつ、マルヴィナもややほっとしている。
「まあ、救世主はまた探しましょう」
ヨエルを先頭に階段を登ろうとしたとき、
「あ!」
振り返ったサネルマが何かに気付いた。
「わあ!」
ヘンリクとヨエルが腰を抜かしてその場にへたりこんだ。
マルヴィナは警戒し、サネルマは少し近づいた。その人物が、油をしたたらせながらむっくりと上体を起こしていたのだ。
あたりをゆっくり見渡し、自分の両手のひらを見ている。
「か……」
何かを言おうとして、聖油がのどに絡んだのか、ゴホゴホとせき込んだ。
「か?」
サネルマが必死に聞き出そうとしている。
「かが……」
「かが?」
もう一度せきこんでから、
「かが……み……」
「鏡ね!」
サネルマは素晴らしい敏捷性を見せて、階段を駆け上がっていった。そして、手鏡を手に、素晴らしい速さで階段を降りてもどった。その人物に手渡す。
その人物は、しばらく色々な角度からその鏡で自分の顔や肩のあたりを眺めていたが、突然立ち上がり、こぶしを天に突き上げて叫んだ。
「やったー!!」
あたりに油が飛び散った。
「ついについに……」
まるで少年のような喜びようだったが、四人が見ているのにあらためて気付き、そして威厳のある表情に戻った。
「ぼ……、いや、わしはグアン将軍。忠誠を誓おう!」
木箱から出て、油まみれの手をマルヴィナに差し出し、躊躇するマルヴィナに構わずその手をしっかりと握った。
「でも、あなたはベルンハルト将軍ではないのね」
少し残念そうなサネルマだが、
「ベルンハルト将軍の魂にはさっき会ってきた。われわれが進むさきに、かならず教国も救われる、とおっしゃられた」
そのグアン将軍の言葉に、サネルマも納得した表情になった。
「だが、この顔では少しまずい。ベルンハルト将軍の素顔を知る者も多いであろう」
すこし考えたグアン。
「こんなのはどうだ!」
そう叫つつアゴをなでると、みるみるうちに、ツルツルだった口やあごのまわりから、髭が伸び出した。そして一気に、胸のあたりまで伸びた。だが近くでよく見ると、それは髭というより木の根っこにも見える。
「これでベルンハルト将軍と間違える者もいないだろう」
そう言ってから、グアンは何かを探す風だ。
「マントがない。綿を青く染めた、わしの体にフィットする、暖かいマントがほしいのだが……」
「そうねえ……」
少し考えるサネルマだが、ここにはなさそうだ。
「出来れば、何よりも青く染めてほしいのだが……」
そのとき、遠くで複数の馬のいななきが聞こえた。
「誰か来た?」
サネルマが階段を登っていく。グアンは、部屋のすみにぼろきれを見つけ、体を丁寧に拭きはじめた。
サネルマが神殿の外に出てみると、
「ああ、お父様!」
「娘よ!」
神殿の前で、お金持ちそうな男性が、大きな六頭立ての馬車から降りてきた。
「お父様、体の大きなひとにフィットする綿のマントを、それも何よりも青く染めたものをわたくしは欲しています」
「何よりも青くとな、わかった。すぐ手配しよう!」
そういってその男性は馬車に戻った。
「さらばだ!」
行ってしまった。
階段を登って来たほかの三人は、あっけにとられてそれを見ていた。
「お父様は、いつもあっという間に行ってしまわれる……」
三人は、そういうサネルマを、やはりあっけにとられてしばらく眺めていた。
「す、すまない……、誰か来てくれんか」
グアン将軍が地下から上がってきたようだが、何か様子がおかしい。
「どうしましたか?」
すぐに駆け寄った。
「なぜかとてつもなく眠い。わしは確かに復活したが、何かが足らん気がする」
そう言いながら、神殿の床にひざをついてしまった。
四人で大きな体をなんとか助け起こして、修道院の建物の中へ連れて行く。その一室のベッドにグアンを横たえた。
「どうしたものかしら?」
「わしもよくわからん。こんなはずではないのだが……」
「ヘンリク様、ご神託で、高貴な方は他に何か言ってませんでしたか?」
「ああ、そうだ!」
ヘンリクは慌てて外に走っていった。そして戻ってきて、
「我が家に伝わる、そしてわたしの母上から、常に肌身離さず持っているように言われたこの……」
ヘンリクは、銀色のナイフを取り出し、
「これを復活した英雄に渡すように言われていました」
グアンにそれを手渡した。
「これは……」
グアンの目が、かッと開いた。
「ヘンリク殿、馬を借りまする!」
そう言って、グアンはベッドから跳ね起きると、走って出て行ってしまった。
「お忙しい方ですね……」
「帰ってくるのかな?」
そのヨエルの言葉に、ヘンリクが引きつった笑みを浮かべた。
一時間後、グアンはヘンリクから借りた馬に加えて、三頭の駿馬を連れて帰ってきた。
二日後には、サネルマの父親から早馬で青いマントが届いた。
その数週間後。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【取り下げ予定】愛されない妃ですので。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。
国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。
「僕はきみを愛していない」
はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。
『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。
(ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?)
そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。
しかも、別の人間になっている?
なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。
*年齢制限を18→15に変更しました。
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
聖女を騙った少女は、二度目の生を自由に生きる
夕立悠理
恋愛
ある日、聖女として異世界に召喚された美香。その国は、魔物と戦っているらしく、兵士たちを励まして欲しいと頼まれた。しかし、徐々に戦況もよくなってきたところで、魔法の力をもった本物の『聖女』様が現れてしまい、美香は、聖女を騙った罪で、処刑される。
しかし、ギロチンの刃が落とされた瞬間、時間が巻き戻り、美香が召喚された時に戻り、美香は二度目の生を得る。美香は今度は魔物の元へ行き、自由に生きることにすると、かつては敵だったはずの魔王に溺愛される。
しかし、なぜか、美香を見捨てたはずの護衛も執着してきて――。
※小説家になろう様にも投稿しています
※感想をいただけると、とても嬉しいです
※著作権は放棄してません
タイムリープ〜悪女の烙印を押された私はもう二度と失敗しない
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
<もうあなた方の事は信じません>―私が二度目の人生を生きている事は誰にも内緒―
私の名前はアイリス・イリヤ。王太子の婚約者だった。2年越しにようやく迎えた婚約式の発表の日、何故か<私>は大観衆の中にいた。そして婚約者である王太子の側に立っていたのは彼に付きまとっていたクラスメイト。この国の国王陛下は告げた。
「アイリス・イリヤとの婚約を解消し、ここにいるタバサ・オルフェンを王太子の婚約者とする!」
その場で身に覚えの無い罪で悪女として捕らえられた私は島流しに遭い、寂しい晩年を迎えた・・・はずが、守護神の力で何故か婚約式発表の2年前に逆戻り。タイムリープの力ともう一つの力を手に入れた二度目の人生。目の前には私を騙した人達がいる。もう騙されない。同じ失敗は繰り返さないと私は心に誓った。
※カクヨム・小説家になろうにも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる