697 / 1,130
連載
無人島でまったり腹いっぱい!
しおりを挟む
「まっぐろっ!」
「さっしみっ♪」
「てっかどん♪」
「テッカドンって?」
美桜、大愛、青空の言葉にピクリと反応するティスケリー。
「鉄火丼って言って、マグロのドンブリだよ。」
「丼!」
「たべます?」
「たべるわ♪」
ティスケリーはそう言うと嬉しそうに答えると、1つ問いかける。
「それ天ぷらにしないの?」
「え?マグロを?」
「えぇ♪」
「・・・マグロを?」
思わずもう一度問いかける千春、横で聞いていた美桜がスマホを弄る。
「チハル・・・マグロの天ぷら存在してるわ。」
「マ!?」
「うん、ほら。」
美桜のスマホにはマグロか分からないが天ぷらが映し出されていた。
「・・・油温めるの大変だから今日は鉄火丼でいい?」
「我慢するわ!」
千春は苦笑いで座っているように言うとマグロを切っていく。
「チハル様、大方切り終わりました。」
大振りなナイフでマグロを片っ端から解体していたエーデルとホーキンが報告に来る。
「ありがとー・・・まじかぁ。」
山の様に積み重なったマグロの切り身を見て思わず千春は呟く。
「レナ、ダイア、サフィーそれ全部凍らせておいてー!」
「うい~っす。」
「あいよー。」
「全部ですか?」
「全部、だってコレだよ?」
千春の前にある切り身の塊を指差すとサフィーナも納得し、凍らせ収納していく。」
「チハル様。」
「どうしたの?レフト。」
ドラゴンの姿で千春に近付き話しかけるレフト。
「周囲を確認したのですが。」
「うん、安全だった?」
「はい、ティスケリー様の姿を見て海の魔物も逃げて行きました。」
「おー!流石だね!」
「あと・・・。」
「何か問題があった?」
「いえ、問題は有りませんが。」
レフトが言い難そうに話していると横からもう一人のドラゴンが歩いて来る。
「レフト、沈没船の事報告しました?」
「まだよライト。」
「沈没船?」
「はい、比較的浅い所に数隻の沈没船が有りました。」
「ほほぉ?」
千春とレフト、ライトの話を聞いていたエンハルトが苦笑いで見ていた、そして。
「レフト、ライト、周りの危険は無いか?」
「空から見た限りありません。」
「この島もに魔物は居ませんでした。」
「そうか。」
エンハルトは半ばあきらめ気味に千春を見ると、千春はウキウキした顔でエンハルトを見る。
「はぁ、食事が終わったら行くか?」
「もち!」
「なにー?沈没船見に行くのー?」
横から頼子が声を掛ける。
「行きたくない?」
「行きたくない訳が無い。」
「だっしょ~?」
「まずはお昼ご飯だねー。」
「水着持ってきた?」
「あるよー、皆の影に入れてるもん。」
頼子は当たり前の様に水着を取り出す。
「それじゃパパっとご飯食べて探索しましょー!」
「ほいよー。」
千春はそう言うと刺身を盛り付けご飯の上にも角切りにしたマグロを乗せる。
「はーい!ご飯だよー!」
侍女達はアイトネと春恵にも配膳し、ティスケリー達にも配る。
「これがテッカドン?」
ティスケリーは真っ赤な丼に卵の黄身が置かれた丼を見る。
「食べてみてねー。」
『チハルそっちは?』
「よく見てるね・・・あれはヅケだよ。」
『食べれないの?』
「まだ味しみてないからなぁ。」
『染みたら食べれる?』
「うん。」
『えい!』
軽く指を振るアイトネ。
「・・・能力の無駄遣いぃぃぃぃぃ!」
そう言いながらも千春はヅケを一枚箸で摘まむと口に入れる。
「うめぇ。」
「え?もうヅケ食べれるの?」
「食いしん坊女神が能力の無駄遣いで食べれる様にしたよ。」
「流石アイトネ様。」
「ウチもヅケ丼食べる!」
「はいはい、腐る程あるから先に鉄火丼たべてねー。」
「私上だけ先に食べよ。」
「あ!ずるいレナ!」
「だってご飯まで食べたら二杯無理だもん!」
「アイトネ様なら何杯でもイケそうだよね。」
「ティスケリーさんもじゃん。」
既にいただきますと言いパクパクと食べ始めている2人を見るJK達。
「それじゃ私達もたべましょーかね。」
「サフィー、サリナ達もたべてよ?」
「はい、頂きます。」
サリナはペコリと頭を下げるが横では既に着席し皆を待つモリアンの姿があった。
--------------------
「レフ~どこー?」
「こちらです~。」
千春と頼子は箒に乗りレフトとライトの後ろをゆっくり飛ぶ。
「あそこです。」
軽くホバリングしながら指を差すレフト、その先には微かに海面から色が違う所が見える。
「結構深いんじゃない?」
「どうだろ、あの魔法掛けたら潜れるんだろうけど、ティスケリーさん使えるのかな。」
海の中でも息を吸う事が出来、水圧にも耐えれる魔法だ。
「アイトネ様なら使えるんじゃない?」
((使えるわよー。))
「ほら。」
頼子が言うと頭に言葉が流れる。
「んじゃ問題無いか。」
「んじゃ一回帰る?」
「そだね。」
4人は沈没船を確認すると皆の所に戻る。
「あったよー。」
「おぉ~おつかれ~。」
「・・・うっぷ。」
「今・・・海に入ると・・・魚の餌を口からぶちまく自信ある。」
「うちもー。」
美桜達は砂浜に寝転びながらお腹をさする。
「食べ過ぎだって。」
「美味しかったんだよ。」
「いやぁ、マグロは良い物だぁ。」
「でー?どうだった?沈没船。」
「良く分かんない、海中に黒いのあんなーくらい。」
「そっかぁ~・・・うっぷ。」
「ダメだ、しばらく無理だなコレ。」
千春はそう言うと周りを見渡す。
「レフト、ここら辺何かあった?」
「はい、あちらに果物が沢山有りました。」
「おぉ!イイね!」
「行きますか?」
「行く!誰か一緒に・・・ヨリ、行かない?」
「おっけ~付き合いますかぁ。」
頼子が声を掛けるとゼルが成獣ドラゴンの姿で立ち上がる。
「俺も付き合おう。」
「さんきゅ~ゼル。」
「たまには母の手伝いもしたいからな。」
「母?」
思わず首を傾げる千春と頼子。
「ゼル、別に大丈夫よ?魔物が居ても倒せるわ。」
レフトは気にせずゼルに話しかける。
「・・・あー!そう言えばゼルってレフトの子じゃん!」
「そういやそうだったわ!かんっぜんに忘れてた!」
「ミカって誰の卵だっけ。」
ポツリと呟く千春にミカが呆れた様に答える。
「ミリカ母様ですわ。」
「そうだったわ。」
「ミリカってどれだっけ。」
「いつも赤いスカーフ巻いてるドラゴンだよ。」
「あ!あの子か。」
千春に言われ思い出した頼子はポンと手を打つ。
「私もいくわ~♪」
「果物ぉ~♪」
妖精2人もパタパタと飛び回る。
「ロイロ、こっち頼んだ。」
「頼まれた、お土産楽しみにしておるぞ。」
「まかせろい!」
「俺もついて行くぞ。」
「わっちも~♪」
「僕はお留守番してますね~。」
「おるすばんうっきー!」
ペット達も答えると千春と頼子、サフィーナ、サリナ、そしてルプ達は地面を蹴りレフトに付いて行く、少し飛んだところでレフトが高度を下げ森の開けた所へ降りた。
「そこ一帯に色々な果物が生えています。」
「ほほぉ?」
千春と頼子は所々に生る木の実を見る。
「マンゴーっぽいね。」
「千春こっちブドウある。」
「あ、ミカン・・・いや、でけぇ!グレープフルーツかな。」
「これキウイっぽい!」
色々な木を見つけ千春と頼子のテンションが上がっていく。
「・・・不自然だな。」
「何故こんな所に果物があるんだ?」
「「?」」
千春と頼子がゼルとルプを見る。
「何処からこの果物の種が来たんだ?」
「鳥じゃん?」
「これだけの種類がここに集まるのはおかしいだろ。」
ゼルとルプは周りを見渡す。
「鳥の巣があるな。」
クンクンと匂いを嗅ぐルプ。
「何処だ?」
「あっちだな。」
2人は地面を蹴ると少し離れた大木へ向かう。
「デカいな。」
巣を見つけたルプが呟くとゼルは巣に落ちている卵の殻を手に取る。
「卵も結構デカいぞ。」
ラグビーボール程の殻を見ながら呟く。
「渡り鳥の巣か。」
「今は居ないみたいだな。」
「巣ごもりの時期ではないのだろう。」
「危険は無さそうだな。」
クンクンと巣を嗅ぐルプは頷く。
「この鳥があっちこっちで果物を食べてフンをしたのか。」
「だろうな。」
「どのみち問題は無さそうだ。」
ルプとゼルは納得し大木から降りる。
「どうだった?」
「大きな鳥の巣があった。」
ゼルは卵の殻を見せる。
「でかっ!」
「何の鳥だろう。」
「なんだろうねぇ~。」
「あ!」
千春は殻を受け取り鑑定魔法を掛ける。
「鑑定!」
「・・・どう?」
「オルニス鳥の殻、たべれない事も無い、炭酸カルシウムその他もろもろ。」
「オルニス鳥って言うんだ・・・ん?どっかで聞いたな。」
頼子は首を傾げながらう~んと唸る。
「オルニス・・・オルニス・・・なんだろ、私も聞いた事ある。」
千春と頼子が呟いているとサフィーナが答える。
「ラティですよ。」
「え?ラティ?」
「あー!そう言えばラティってオルニス鳥って言ってたじゃん千春!」
「え?でもラティって山岳地帯に住むって言ってたよ?」
「旅してんじゃん?」
「えぇ~?こんな何も無い島に?」
「果物あるじゃん。」
「それ多分鳥のうんこに入った種だよね。」
「・・・うんこ言うなし。」
「巣作りの時はココで産んでるんじゃないですか?」
「山岳地帯じゃ巣作り嫌だったのかな。」
「まぁ良いじゃん、千春果物取ろうよ。」
「そだね!」
勝手に納得し、皆は果物を片っ端から収穫していった。
「さっしみっ♪」
「てっかどん♪」
「テッカドンって?」
美桜、大愛、青空の言葉にピクリと反応するティスケリー。
「鉄火丼って言って、マグロのドンブリだよ。」
「丼!」
「たべます?」
「たべるわ♪」
ティスケリーはそう言うと嬉しそうに答えると、1つ問いかける。
「それ天ぷらにしないの?」
「え?マグロを?」
「えぇ♪」
「・・・マグロを?」
思わずもう一度問いかける千春、横で聞いていた美桜がスマホを弄る。
「チハル・・・マグロの天ぷら存在してるわ。」
「マ!?」
「うん、ほら。」
美桜のスマホにはマグロか分からないが天ぷらが映し出されていた。
「・・・油温めるの大変だから今日は鉄火丼でいい?」
「我慢するわ!」
千春は苦笑いで座っているように言うとマグロを切っていく。
「チハル様、大方切り終わりました。」
大振りなナイフでマグロを片っ端から解体していたエーデルとホーキンが報告に来る。
「ありがとー・・・まじかぁ。」
山の様に積み重なったマグロの切り身を見て思わず千春は呟く。
「レナ、ダイア、サフィーそれ全部凍らせておいてー!」
「うい~っす。」
「あいよー。」
「全部ですか?」
「全部、だってコレだよ?」
千春の前にある切り身の塊を指差すとサフィーナも納得し、凍らせ収納していく。」
「チハル様。」
「どうしたの?レフト。」
ドラゴンの姿で千春に近付き話しかけるレフト。
「周囲を確認したのですが。」
「うん、安全だった?」
「はい、ティスケリー様の姿を見て海の魔物も逃げて行きました。」
「おー!流石だね!」
「あと・・・。」
「何か問題があった?」
「いえ、問題は有りませんが。」
レフトが言い難そうに話していると横からもう一人のドラゴンが歩いて来る。
「レフト、沈没船の事報告しました?」
「まだよライト。」
「沈没船?」
「はい、比較的浅い所に数隻の沈没船が有りました。」
「ほほぉ?」
千春とレフト、ライトの話を聞いていたエンハルトが苦笑いで見ていた、そして。
「レフト、ライト、周りの危険は無いか?」
「空から見た限りありません。」
「この島もに魔物は居ませんでした。」
「そうか。」
エンハルトは半ばあきらめ気味に千春を見ると、千春はウキウキした顔でエンハルトを見る。
「はぁ、食事が終わったら行くか?」
「もち!」
「なにー?沈没船見に行くのー?」
横から頼子が声を掛ける。
「行きたくない?」
「行きたくない訳が無い。」
「だっしょ~?」
「まずはお昼ご飯だねー。」
「水着持ってきた?」
「あるよー、皆の影に入れてるもん。」
頼子は当たり前の様に水着を取り出す。
「それじゃパパっとご飯食べて探索しましょー!」
「ほいよー。」
千春はそう言うと刺身を盛り付けご飯の上にも角切りにしたマグロを乗せる。
「はーい!ご飯だよー!」
侍女達はアイトネと春恵にも配膳し、ティスケリー達にも配る。
「これがテッカドン?」
ティスケリーは真っ赤な丼に卵の黄身が置かれた丼を見る。
「食べてみてねー。」
『チハルそっちは?』
「よく見てるね・・・あれはヅケだよ。」
『食べれないの?』
「まだ味しみてないからなぁ。」
『染みたら食べれる?』
「うん。」
『えい!』
軽く指を振るアイトネ。
「・・・能力の無駄遣いぃぃぃぃぃ!」
そう言いながらも千春はヅケを一枚箸で摘まむと口に入れる。
「うめぇ。」
「え?もうヅケ食べれるの?」
「食いしん坊女神が能力の無駄遣いで食べれる様にしたよ。」
「流石アイトネ様。」
「ウチもヅケ丼食べる!」
「はいはい、腐る程あるから先に鉄火丼たべてねー。」
「私上だけ先に食べよ。」
「あ!ずるいレナ!」
「だってご飯まで食べたら二杯無理だもん!」
「アイトネ様なら何杯でもイケそうだよね。」
「ティスケリーさんもじゃん。」
既にいただきますと言いパクパクと食べ始めている2人を見るJK達。
「それじゃ私達もたべましょーかね。」
「サフィー、サリナ達もたべてよ?」
「はい、頂きます。」
サリナはペコリと頭を下げるが横では既に着席し皆を待つモリアンの姿があった。
--------------------
「レフ~どこー?」
「こちらです~。」
千春と頼子は箒に乗りレフトとライトの後ろをゆっくり飛ぶ。
「あそこです。」
軽くホバリングしながら指を差すレフト、その先には微かに海面から色が違う所が見える。
「結構深いんじゃない?」
「どうだろ、あの魔法掛けたら潜れるんだろうけど、ティスケリーさん使えるのかな。」
海の中でも息を吸う事が出来、水圧にも耐えれる魔法だ。
「アイトネ様なら使えるんじゃない?」
((使えるわよー。))
「ほら。」
頼子が言うと頭に言葉が流れる。
「んじゃ問題無いか。」
「んじゃ一回帰る?」
「そだね。」
4人は沈没船を確認すると皆の所に戻る。
「あったよー。」
「おぉ~おつかれ~。」
「・・・うっぷ。」
「今・・・海に入ると・・・魚の餌を口からぶちまく自信ある。」
「うちもー。」
美桜達は砂浜に寝転びながらお腹をさする。
「食べ過ぎだって。」
「美味しかったんだよ。」
「いやぁ、マグロは良い物だぁ。」
「でー?どうだった?沈没船。」
「良く分かんない、海中に黒いのあんなーくらい。」
「そっかぁ~・・・うっぷ。」
「ダメだ、しばらく無理だなコレ。」
千春はそう言うと周りを見渡す。
「レフト、ここら辺何かあった?」
「はい、あちらに果物が沢山有りました。」
「おぉ!イイね!」
「行きますか?」
「行く!誰か一緒に・・・ヨリ、行かない?」
「おっけ~付き合いますかぁ。」
頼子が声を掛けるとゼルが成獣ドラゴンの姿で立ち上がる。
「俺も付き合おう。」
「さんきゅ~ゼル。」
「たまには母の手伝いもしたいからな。」
「母?」
思わず首を傾げる千春と頼子。
「ゼル、別に大丈夫よ?魔物が居ても倒せるわ。」
レフトは気にせずゼルに話しかける。
「・・・あー!そう言えばゼルってレフトの子じゃん!」
「そういやそうだったわ!かんっぜんに忘れてた!」
「ミカって誰の卵だっけ。」
ポツリと呟く千春にミカが呆れた様に答える。
「ミリカ母様ですわ。」
「そうだったわ。」
「ミリカってどれだっけ。」
「いつも赤いスカーフ巻いてるドラゴンだよ。」
「あ!あの子か。」
千春に言われ思い出した頼子はポンと手を打つ。
「私もいくわ~♪」
「果物ぉ~♪」
妖精2人もパタパタと飛び回る。
「ロイロ、こっち頼んだ。」
「頼まれた、お土産楽しみにしておるぞ。」
「まかせろい!」
「俺もついて行くぞ。」
「わっちも~♪」
「僕はお留守番してますね~。」
「おるすばんうっきー!」
ペット達も答えると千春と頼子、サフィーナ、サリナ、そしてルプ達は地面を蹴りレフトに付いて行く、少し飛んだところでレフトが高度を下げ森の開けた所へ降りた。
「そこ一帯に色々な果物が生えています。」
「ほほぉ?」
千春と頼子は所々に生る木の実を見る。
「マンゴーっぽいね。」
「千春こっちブドウある。」
「あ、ミカン・・・いや、でけぇ!グレープフルーツかな。」
「これキウイっぽい!」
色々な木を見つけ千春と頼子のテンションが上がっていく。
「・・・不自然だな。」
「何故こんな所に果物があるんだ?」
「「?」」
千春と頼子がゼルとルプを見る。
「何処からこの果物の種が来たんだ?」
「鳥じゃん?」
「これだけの種類がここに集まるのはおかしいだろ。」
ゼルとルプは周りを見渡す。
「鳥の巣があるな。」
クンクンと匂いを嗅ぐルプ。
「何処だ?」
「あっちだな。」
2人は地面を蹴ると少し離れた大木へ向かう。
「デカいな。」
巣を見つけたルプが呟くとゼルは巣に落ちている卵の殻を手に取る。
「卵も結構デカいぞ。」
ラグビーボール程の殻を見ながら呟く。
「渡り鳥の巣か。」
「今は居ないみたいだな。」
「巣ごもりの時期ではないのだろう。」
「危険は無さそうだな。」
クンクンと巣を嗅ぐルプは頷く。
「この鳥があっちこっちで果物を食べてフンをしたのか。」
「だろうな。」
「どのみち問題は無さそうだ。」
ルプとゼルは納得し大木から降りる。
「どうだった?」
「大きな鳥の巣があった。」
ゼルは卵の殻を見せる。
「でかっ!」
「何の鳥だろう。」
「なんだろうねぇ~。」
「あ!」
千春は殻を受け取り鑑定魔法を掛ける。
「鑑定!」
「・・・どう?」
「オルニス鳥の殻、たべれない事も無い、炭酸カルシウムその他もろもろ。」
「オルニス鳥って言うんだ・・・ん?どっかで聞いたな。」
頼子は首を傾げながらう~んと唸る。
「オルニス・・・オルニス・・・なんだろ、私も聞いた事ある。」
千春と頼子が呟いているとサフィーナが答える。
「ラティですよ。」
「え?ラティ?」
「あー!そう言えばラティってオルニス鳥って言ってたじゃん千春!」
「え?でもラティって山岳地帯に住むって言ってたよ?」
「旅してんじゃん?」
「えぇ~?こんな何も無い島に?」
「果物あるじゃん。」
「それ多分鳥のうんこに入った種だよね。」
「・・・うんこ言うなし。」
「巣作りの時はココで産んでるんじゃないですか?」
「山岳地帯じゃ巣作り嫌だったのかな。」
「まぁ良いじゃん、千春果物取ろうよ。」
「そだね!」
勝手に納得し、皆は果物を片っ端から収穫していった。
1,083
あなたにおすすめの小説
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ
さら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。
絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。
荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。
優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。
華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。
働かないつもりでしたのに、気づけば全部うまくいっていました ――自由に生きる貴族夫人と溺愛旦那様』
鷹 綾
恋愛
前世では、仕事に追われるだけの人生を送り、恋も自由も知らないまま終わった私。
だからこそ転生後に誓った――
「今度こそ、働かずに優雅に生きる!」 と。
気づけば貴族夫人、しかも結婚相手は冷静沈着な名門貴族リチャード様。
「君は何もしなくていい。自由に過ごしてくれ」
――理想的すぎる条件に、これは勝ち確人生だと思ったのに。
なぜか気づけば、
・屋敷の管理を改善して使用人の待遇が激変
・夫の仕事を手伝ったら経理改革が大成功
・興味本位で教えた簿記と珠算が商業界に革命を起こす
・商人ギルドの顧問にまで祭り上げられる始末
「あれ? 私、働かない予定でしたよね???」
自分から出世街道を爆走するつもりはなかったはずなのに、
“やりたいことをやっていただけ”で、世界のほうが勝手に変わっていく。
一方、そんな彼女を静かに見守り続けていた夫・リチャードは、
実は昔から彼女を想い続けていた溺愛系旦那様で――。
「君が選ぶなら、私はずっとそばにいる」
働かないつもりだった貴族夫人が、
自由・仕事・愛情のすべてを“自分で選ぶ”人生に辿り着く物語。
これは、
何もしないはずだったのに、幸せだけは全部手に入れてしまった女性の物語。
聖女の力は「美味しいご飯」です!~追放されたお人好し令嬢、辺境でイケメン騎士団長ともふもふ達の胃袋掴み(物理)スローライフ始めます~
夏見ナイ
恋愛
侯爵令嬢リリアーナは、王太子に「地味で役立たず」と婚約破棄され、食糧難と魔物に脅かされる最果ての辺境へ追放される。しかし彼女には秘密があった。それは前世日本の記憶と、食べた者を癒し強化する【奇跡の料理】を作る力!
絶望的な状況でもお人好しなリリアーナは、得意の料理で人々を助け始める。温かいスープは病人を癒し、栄養満点のシチューは騎士を強くする。その噂は「氷の辺境伯」兼騎士団長アレクシスの耳にも届き…。
最初は警戒していた彼も、彼女の料理とひたむきな人柄に胃袋も心も掴まれ、不器用ながらも溺愛するように!? さらに、美味しい匂いに誘われたもふもふ聖獣たちも仲間入り!
追放令嬢が料理で辺境を豊かにし、冷徹騎士団長にもふもふ達にも愛され幸せを掴む、異世界クッキング&溺愛スローライフ! 王都への爽快ざまぁも?
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
神様、恋をすれば世界は救われるのですか? 〜余命二年の侯爵令嬢が、選ばれなかった未来の先で最愛を見つける物語〜
お月見ましろ
恋愛
余命は、十八歳の卒業式まで。
彼女の死は、そのまま世界の終わりを意味していた。
世界を救う条件は――「恋をすること」。
入学式の朝、神様は笑って言った。
「生きたいなら、全力で恋をしなさい」
けれど誰かを選べば、誰かの未来が壊れる。
魔法学園で出会った三人の少年は、それぞれの形でアイリスを必要としていた。
守ることに人生を捧げ、やがて“忠誠”を失っていく従者。
正しさを失わないため、恋を選択として差し出す王族。
未来を視る力ゆえに、関わることを拒み続けた天才魔術師。
「恋は、選択なのか」
「世界より、大切なものはあるのか」
これは、「正解のない選択」を何度も突きつけられながら、最後に“自分の意志”で未来を選び取る少女の物語。
――世界よりも、運命よりも、
ひとりにしないと決めた、その選択の先へ。
【毎日更新・完結保証作品(全62話)🪄】
※運命選択×恋愛、セカイ系ファンタジー
※シリアス寄り・溺愛控えめ・執着・葛藤・感情重視
※ハッピーエンド
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。