708 / 744
おかえり飛空島!
しおりを挟む
『マスター通信範囲内ニ入リマシタ。』
「うわぁ!ビックリしたぁ!!!!」
「お?ロボ君?千春。」
頼子と千春がお茶をしていると通信機の玉から声が聞こえ千春が驚く。
「飛空島が帰って来たって。」
「お~♪お土産あるかな。」
「あっちこっちの国で買い物お願いしてたからね。」
千春は立ち上がり箒を取り出すと、頼子も杖を取り出す。
「サフィー、飛空島に行くよー?」
「はい、ナッテリー、エンハルト殿下に連絡を。」
「はい。」
サフィーナは指示をすると同じく杖を取り出す。
「サリナ、モリアン、ワークスさんは護衛を。」
「了解しました。」
「はーい♪」
「はい。」
「ルプ~行く~?」
「あぁ。」
「ビェリーおいでー。」
「ほいほ~い。」
ビェリーは頼子の頭にピョンと飛び乗り、ルプは千春の横に立つ。
「それじゃシュッパーツ!」
千春は庭に出ると地面を蹴り飛空島へ向かった。
-------------------
「ロボ君、チハルちゃんに連絡した?」
『ハイ、今連絡致シマシタ。』
青い肌、一つ目の女性が問いかけるとロボ君が頷く。
「テールカちゃんありがとうね♪」
「そんな、私も楽しかったわヒナ。」
「いやぁ~沢山の国!沢山の不思議な物!いろんな種族!楽しかったわぁ!」
数週間の旅を終え、日葵の姉陽菜はニッコニコで答える。
「何処が楽しかった?」
「全部!」
「あははは。」
「でもやっぱり魔国と海洋国家フリエンツかしらね。」
「人間の方が少ない国だったものね。」
「えぇ、それに皆良い人ばっかりだったわ。」
「それはチハルの飛空島で来たからよ。」
「そうなの?」
「えぇ、この島の住人に手を出せばドラゴンと神の神罰が待ってるもの。」
呆れた様に呟くテールカ。
「お土産も沢山ね。」
「えぇ、この品以外にも交易商人達の品もあるから、また潤うわぁ~♪」
「テールカちゃんお金使う事あるの?」
「・・・無いわね。」
「この島の管理で物凄くお金貰ってるんでしょ?」
「貰ってるわねぇ、でも、ほんと使い道無いのよね。」
「贅沢な悩みね。」
2人は仲の良い姉妹の様に微笑み合う。
『ロボくーん、直接上から行くよー。』
『ハイ、指令室デオ待チシテオリマス。』
「チハルちゃん来るって?」
『ハイ。』
「アレ見たら驚くでしょうね。」
テールカは時間停止した扉を見て呟く。
「あの部屋ってアイテムボックスみたいな魔法なのかしら?」
「違うわ、コレは私が眠っていたシステムを応用した保管魔術よ。」
「凄いわね。」
「えぇ、私が2万年寝てた魔術ですもの。」
「2万3000年でしょ?」
「誤差でしょ。」
「誤差かなぁ?」
また2人は目が合いクスクスと笑う。
「きたよー!」
「きたー!」
千春と頼子は扉を開けると声を掛ける。
「いらっしゃいチハルちゃん、ヨリちゃん。」
「やほーチハルちゃん、ヨリちゃん。」
「おかえりー、ヒナねーちゃん。」
「ただいま♪」
「ヒナねーちゃん楽しかったー?」
「すっっっっっっごい!楽しかった!」
思わずガッツポーズで答える陽菜。
「チハルちゃん、頼まれていた品はソコの部屋に保管してるわ、今解除するわね。」
テールカは台座の石を触ると扉が光る。
「さんきゅー♪お金足りた?」
「使って無いわよ。」
「へ?なんて?」
「使ってないわ。」
「え!?なんで!?」
「献上品ですって。」
「他国の香辛料、魔国の魔国牛、フリエンツでも真珠や魚介類ぜ~~~~~んぶ無料だったわよ。」
テールカが言うと陽菜も同じく説明する。
「えぇ~悪いなぁ。」
「良いじゃない、他の国も儲かってるって言ってたわよ。」
「あ~、うん、まぁそうらしいけど・・・。」
「貰っておけば?千春。」
「・・・そだね!あざます!」
千春は気を取り直し部屋に入ると、山積みにされた荷を見る。
「あ、これ1人じゃ無理だ、サフィー。」
「はーい。」
千春はサフィーを呼ぶと2人でアイテムボックスに入れる。
「ヨリ、ビェリー、こっちの食品じゃ無いの保管お願い。」
「あいよー。」
「了解ばーい。」
4人でサクサクと積み荷を片付けると、千春はテールカと所に戻り椅子に座る。
「ふぅ!仕事したぜー!」
「収納しただけでしょう。」
「まぁね!」
呆れるテールカにドヤ顔で答える千春。
「で?旅は順調?」
「えぇ、いつも通りのルートを問題無く。」
「テールカ、アレは問題無いって言うの?」
陽菜がポツリと呟く。
「アレ?・・・あ!」
テールカはふと思い出し声を上げる。
「何があったの?」
「んー、途中で護衛のドラゴンが声を掛けて来たのよ。」
「へぇ~なんて?」
「別種族のドラゴンが居るって、敵意は無かったみたい、ドラゴン同士で少し話をしてたわ。」
「おぉ~、どこら辺?」
「フリエンツを過ぎた所ね。」
「へぇ~方角的には西かな?」
「そうね。」
「西かぁ・・・あ、サフィー、西にもドラゴン居るって言ってたよね。」
「えぇ、ハース領から南周りに大陸を進むと大きな湖があって、その先にドラゴンの里が有るわ。」
「そこのドラゴンかな。」
「多分そうだと思うわよ?南のドラゴンはママドラの里でしょう?」
千春とサフィーナが話をしていると扉が開く。
「チハル。」
「ロイロ来たの?」
「うむ、護衛のドラゴンから報告が有ったからのぅ。」
ロイロはそう答えると真面目な顔で千春を見る。
「どうしたの?」
「うむぅ・・・詳しくは聞いておらぬが、そ奴が母に報告をしに行ったのじゃが。」
「じゃが?」
「どうも母の知っておる種族に会ったらしくてのぅ。」
「へぇ~、ドラゴン同士だし、知り合いくらい居るっしょ。」
「うむ・・・。」
少し困り気味に答えるロイロ。
「どうしたの?ロイロがそんな顔するの珍しい。」
「うむぅ、それがのぅ。」
「それがどうしたーん。」
「どうも・・・父の里の者らしいのじゃ。」
「へぇ~・・・パパドラ!?」
「うむ。」
頷くロイロに頼子が話す。
「ママがいりゃパパもいるっしょ。」
「そりゃそうだ、そのドラゴンがパパドラなの?」
「いや、里の若い者らしい。」
「パパドラかぁ・・・会って見たいな。」
ポツリと呟く千春。
「会ってどうするんじゃ。」
「いや、いつもお世話になってます~って。」
「そんな必要無いわ。」
「なんで?」
「儂も会った事が無い。」
「え!?そうなの!?」
「うむ。」
「どんな報告したか聞いてる?」
「ある程度はな、母の里のドラゴンが減っている事に気づいたらしくてのぅ、行先を聞いたらしい。」
「へぇ~、ジブラロールって言ったのかな?」
「とある国としか言って居らぬが・・・この飛空島を見て噂を聞けばすぐ分かるじゃろ。」
「そっか、それじゃパパドラさん遊びに来るのかな。」
「来たら面倒じゃなぁ。」
「なんで?」
「母も最初言っておったじゃろう?人間はドラゴンを討伐しに来ると。」
「・・・勇者やら賢者やら来てたって言ってたね。」
「うむ、父も同じじゃろう。」
「って事は人間嫌い?」
「かもしれぬ、母に聞けば判るじゃろうが。」
「うーん、こっちに来て暴れられても困るなぁ。」
千春は腕を組みながらう~んと唸る。
「先手打てば良いじゃねぇか。」
ルプがニヤリと笑いながら千春に言う。
「先手?」
「あぁ、場所は判ってんだろう?」
「西の大きな湖だよね。」
「行けば良いじゃねぇか、見てみたいんだろう?」
「危なくない?」
「そこはいつもの最強護衛連れて行けば良い。」
「あ、アイトネ?」
『呼んだ~?』
「呼んでないけど呼んだー、アイトネ、西のドラゴンの里に行ったら危ない?」
『どうかしら?族長の○%×$☆♭#▲!は比較的おとなしい子だけれど。』
「なんて?」
『チハルに分かるように言うならヴレェーンァーンツね。』
「うん、言い難いね、ママドラも分からない名前だったもんね。」
『ママドラはグルァロゥロルよ。』
「ドラゴンの名前わけわからん。」
「アイトネ様、パパドラの所に行けます?」
『行きたいの?』
「「いきたーい!」」
千春と頼子は楽し気に手を上げる、そして千春はアイテムボックスを開く。
「アイトネさま、いいもの仕入れてるんですょぉ~♪」
千春はアイテムボックスから新作コンビニスイーツ、苺フェアで買ったイチゴジェラートやイチゴポップコーン、苺のフロマージュとコンビニスイーツを並べて行く。
『いつ行く!?』
「一回戻ってハルトに言わないとだし、他の皆も行くかもだし。」
「ママドラさんにも一応言っておいた方が良いよね?」
「そだねー。」
「チハルちゃん!私も行きたいよ!?」
「ヒナねーちゃんも?」
「ドラゴンの里とか胸アツじゃん!」
「あ~、ネタには良いかもだね。」
「それじゃ一回帰るかな、テールカ、王宮来るっしょ。」
「へ?」
「お帰りの会やらないとね。」
「別に良いわよ。」
「いやいや、私の買い物・・・頂き物だけどお礼しないとね!」
千春はそう言うとテールカの手を握る。
『それじゃ王宮ね!』
アイトネは有無を言わさず皆を王宮に飛ばした。
「うわぁ!ビックリしたぁ!!!!」
「お?ロボ君?千春。」
頼子と千春がお茶をしていると通信機の玉から声が聞こえ千春が驚く。
「飛空島が帰って来たって。」
「お~♪お土産あるかな。」
「あっちこっちの国で買い物お願いしてたからね。」
千春は立ち上がり箒を取り出すと、頼子も杖を取り出す。
「サフィー、飛空島に行くよー?」
「はい、ナッテリー、エンハルト殿下に連絡を。」
「はい。」
サフィーナは指示をすると同じく杖を取り出す。
「サリナ、モリアン、ワークスさんは護衛を。」
「了解しました。」
「はーい♪」
「はい。」
「ルプ~行く~?」
「あぁ。」
「ビェリーおいでー。」
「ほいほ~い。」
ビェリーは頼子の頭にピョンと飛び乗り、ルプは千春の横に立つ。
「それじゃシュッパーツ!」
千春は庭に出ると地面を蹴り飛空島へ向かった。
-------------------
「ロボ君、チハルちゃんに連絡した?」
『ハイ、今連絡致シマシタ。』
青い肌、一つ目の女性が問いかけるとロボ君が頷く。
「テールカちゃんありがとうね♪」
「そんな、私も楽しかったわヒナ。」
「いやぁ~沢山の国!沢山の不思議な物!いろんな種族!楽しかったわぁ!」
数週間の旅を終え、日葵の姉陽菜はニッコニコで答える。
「何処が楽しかった?」
「全部!」
「あははは。」
「でもやっぱり魔国と海洋国家フリエンツかしらね。」
「人間の方が少ない国だったものね。」
「えぇ、それに皆良い人ばっかりだったわ。」
「それはチハルの飛空島で来たからよ。」
「そうなの?」
「えぇ、この島の住人に手を出せばドラゴンと神の神罰が待ってるもの。」
呆れた様に呟くテールカ。
「お土産も沢山ね。」
「えぇ、この品以外にも交易商人達の品もあるから、また潤うわぁ~♪」
「テールカちゃんお金使う事あるの?」
「・・・無いわね。」
「この島の管理で物凄くお金貰ってるんでしょ?」
「貰ってるわねぇ、でも、ほんと使い道無いのよね。」
「贅沢な悩みね。」
2人は仲の良い姉妹の様に微笑み合う。
『ロボくーん、直接上から行くよー。』
『ハイ、指令室デオ待チシテオリマス。』
「チハルちゃん来るって?」
『ハイ。』
「アレ見たら驚くでしょうね。」
テールカは時間停止した扉を見て呟く。
「あの部屋ってアイテムボックスみたいな魔法なのかしら?」
「違うわ、コレは私が眠っていたシステムを応用した保管魔術よ。」
「凄いわね。」
「えぇ、私が2万年寝てた魔術ですもの。」
「2万3000年でしょ?」
「誤差でしょ。」
「誤差かなぁ?」
また2人は目が合いクスクスと笑う。
「きたよー!」
「きたー!」
千春と頼子は扉を開けると声を掛ける。
「いらっしゃいチハルちゃん、ヨリちゃん。」
「やほーチハルちゃん、ヨリちゃん。」
「おかえりー、ヒナねーちゃん。」
「ただいま♪」
「ヒナねーちゃん楽しかったー?」
「すっっっっっっごい!楽しかった!」
思わずガッツポーズで答える陽菜。
「チハルちゃん、頼まれていた品はソコの部屋に保管してるわ、今解除するわね。」
テールカは台座の石を触ると扉が光る。
「さんきゅー♪お金足りた?」
「使って無いわよ。」
「へ?なんて?」
「使ってないわ。」
「え!?なんで!?」
「献上品ですって。」
「他国の香辛料、魔国の魔国牛、フリエンツでも真珠や魚介類ぜ~~~~~んぶ無料だったわよ。」
テールカが言うと陽菜も同じく説明する。
「えぇ~悪いなぁ。」
「良いじゃない、他の国も儲かってるって言ってたわよ。」
「あ~、うん、まぁそうらしいけど・・・。」
「貰っておけば?千春。」
「・・・そだね!あざます!」
千春は気を取り直し部屋に入ると、山積みにされた荷を見る。
「あ、これ1人じゃ無理だ、サフィー。」
「はーい。」
千春はサフィーを呼ぶと2人でアイテムボックスに入れる。
「ヨリ、ビェリー、こっちの食品じゃ無いの保管お願い。」
「あいよー。」
「了解ばーい。」
4人でサクサクと積み荷を片付けると、千春はテールカと所に戻り椅子に座る。
「ふぅ!仕事したぜー!」
「収納しただけでしょう。」
「まぁね!」
呆れるテールカにドヤ顔で答える千春。
「で?旅は順調?」
「えぇ、いつも通りのルートを問題無く。」
「テールカ、アレは問題無いって言うの?」
陽菜がポツリと呟く。
「アレ?・・・あ!」
テールカはふと思い出し声を上げる。
「何があったの?」
「んー、途中で護衛のドラゴンが声を掛けて来たのよ。」
「へぇ~なんて?」
「別種族のドラゴンが居るって、敵意は無かったみたい、ドラゴン同士で少し話をしてたわ。」
「おぉ~、どこら辺?」
「フリエンツを過ぎた所ね。」
「へぇ~方角的には西かな?」
「そうね。」
「西かぁ・・・あ、サフィー、西にもドラゴン居るって言ってたよね。」
「えぇ、ハース領から南周りに大陸を進むと大きな湖があって、その先にドラゴンの里が有るわ。」
「そこのドラゴンかな。」
「多分そうだと思うわよ?南のドラゴンはママドラの里でしょう?」
千春とサフィーナが話をしていると扉が開く。
「チハル。」
「ロイロ来たの?」
「うむ、護衛のドラゴンから報告が有ったからのぅ。」
ロイロはそう答えると真面目な顔で千春を見る。
「どうしたの?」
「うむぅ・・・詳しくは聞いておらぬが、そ奴が母に報告をしに行ったのじゃが。」
「じゃが?」
「どうも母の知っておる種族に会ったらしくてのぅ。」
「へぇ~、ドラゴン同士だし、知り合いくらい居るっしょ。」
「うむ・・・。」
少し困り気味に答えるロイロ。
「どうしたの?ロイロがそんな顔するの珍しい。」
「うむぅ、それがのぅ。」
「それがどうしたーん。」
「どうも・・・父の里の者らしいのじゃ。」
「へぇ~・・・パパドラ!?」
「うむ。」
頷くロイロに頼子が話す。
「ママがいりゃパパもいるっしょ。」
「そりゃそうだ、そのドラゴンがパパドラなの?」
「いや、里の若い者らしい。」
「パパドラかぁ・・・会って見たいな。」
ポツリと呟く千春。
「会ってどうするんじゃ。」
「いや、いつもお世話になってます~って。」
「そんな必要無いわ。」
「なんで?」
「儂も会った事が無い。」
「え!?そうなの!?」
「うむ。」
「どんな報告したか聞いてる?」
「ある程度はな、母の里のドラゴンが減っている事に気づいたらしくてのぅ、行先を聞いたらしい。」
「へぇ~、ジブラロールって言ったのかな?」
「とある国としか言って居らぬが・・・この飛空島を見て噂を聞けばすぐ分かるじゃろ。」
「そっか、それじゃパパドラさん遊びに来るのかな。」
「来たら面倒じゃなぁ。」
「なんで?」
「母も最初言っておったじゃろう?人間はドラゴンを討伐しに来ると。」
「・・・勇者やら賢者やら来てたって言ってたね。」
「うむ、父も同じじゃろう。」
「って事は人間嫌い?」
「かもしれぬ、母に聞けば判るじゃろうが。」
「うーん、こっちに来て暴れられても困るなぁ。」
千春は腕を組みながらう~んと唸る。
「先手打てば良いじゃねぇか。」
ルプがニヤリと笑いながら千春に言う。
「先手?」
「あぁ、場所は判ってんだろう?」
「西の大きな湖だよね。」
「行けば良いじゃねぇか、見てみたいんだろう?」
「危なくない?」
「そこはいつもの最強護衛連れて行けば良い。」
「あ、アイトネ?」
『呼んだ~?』
「呼んでないけど呼んだー、アイトネ、西のドラゴンの里に行ったら危ない?」
『どうかしら?族長の○%×$☆♭#▲!は比較的おとなしい子だけれど。』
「なんて?」
『チハルに分かるように言うならヴレェーンァーンツね。』
「うん、言い難いね、ママドラも分からない名前だったもんね。」
『ママドラはグルァロゥロルよ。』
「ドラゴンの名前わけわからん。」
「アイトネ様、パパドラの所に行けます?」
『行きたいの?』
「「いきたーい!」」
千春と頼子は楽し気に手を上げる、そして千春はアイテムボックスを開く。
「アイトネさま、いいもの仕入れてるんですょぉ~♪」
千春はアイテムボックスから新作コンビニスイーツ、苺フェアで買ったイチゴジェラートやイチゴポップコーン、苺のフロマージュとコンビニスイーツを並べて行く。
『いつ行く!?』
「一回戻ってハルトに言わないとだし、他の皆も行くかもだし。」
「ママドラさんにも一応言っておいた方が良いよね?」
「そだねー。」
「チハルちゃん!私も行きたいよ!?」
「ヒナねーちゃんも?」
「ドラゴンの里とか胸アツじゃん!」
「あ~、ネタには良いかもだね。」
「それじゃ一回帰るかな、テールカ、王宮来るっしょ。」
「へ?」
「お帰りの会やらないとね。」
「別に良いわよ。」
「いやいや、私の買い物・・・頂き物だけどお礼しないとね!」
千春はそう言うとテールカの手を握る。
『それじゃ王宮ね!』
アイトネは有無を言わさず皆を王宮に飛ばした。
711
お気に入りに追加
2,592
あなたにおすすめの小説
幸子ばあさんの異世界ご飯
雨夜りょう
ファンタジー
「幸子さん、異世界に行ってはくれませんか」
伏見幸子、享年88歳。家族に見守られ天寿を全うしたはずだったのに、目の前の男は突然異世界に行けというではないか。
食文化を発展させてほしいと懇願され、幸子は異世界に行くことを決意する。
転生王女は現代知識で無双する
紫苑
ファンタジー
普通に働き、生活していた28歳。
突然異世界に転生してしまった。
定番になった異世界転生のお話。
仲良し家族に愛されながら転生を隠しもせず前世で培ったアニメチート魔法や知識で色んな事に首を突っ込んでいく王女レイチェル。
見た目は子供、頭脳は大人。
現代日本ってあらゆる事が自由で、教育水準は高いし平和だったんだと実感しながら頑張って生きていくそんなお話です。
魔法、亜人、奴隷、農業、畜産業など色んな話が出てきます。
伏線回収は後の方になるので最初はわからない事が多いと思いますが、ぜひ最後まで読んでくださると嬉しいです。
読んでくれる皆さまに心から感謝です。
転生少女の異世界のんびり生活 ~飯屋の娘は、おいしいごはんを食べてほしい~
明里 和樹
ファンタジー
日本人として生きた記憶を持つ、とあるご飯屋さんの娘デリシャ。この中世ヨーロッパ風ファンタジーな異世界で、なんとかおいしいごはんを作ろうとがんばる、そんな彼女のほのぼのとした日常のお話。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?
ドアマットヒロインはごめん被るので、元凶を蹴落とすことにした
月白ヤトヒコ
ファンタジー
お母様が亡くなった。
それから程なくして――――
お父様が屋敷に見知らぬ母子を連れて来た。
「はじめまして! あなたが、あたしのおねえちゃんになるの?」
にっこりとわたくしを見やるその瞳と髪は、お父様とそっくりな色をしている。
「わ~、おねえちゃんキレイなブローチしてるのね! いいなぁ」
そう、新しい妹? が、言った瞬間・・・
頭の中を、凄まじい情報が巡った。
これ、なんでも奪って行く異母妹と家族に虐げられるドアマット主人公の話じゃね?
ドアマットヒロイン……物語の主人公としての、奪われる人生の、最初の一手。
だから、わたしは・・・よし、とりあえず馬鹿なことを言い出したこのアホをぶん殴っておこう。
ドアマットヒロインはごめん被るので、これからビシバシ躾けてやるか。
ついでに、「政略に使うための駒として娘を必要とし、そのついでに母親を、娘の世話係としてただで扱き使える女として連れて来たものかと」
そう言って、ヒロインのクズ親父と異母妹の母親との間に亀裂を入れることにする。
フハハハハハハハ! これで、異母妹の母親とこの男が仲良くわたしを虐げることはないだろう。ドアマットフラグを一つ折ってやったわっ!
うん? ドアマットヒロインを拾って溺愛するヒーローはどうなったかって?
そんなの知らん。
設定はふわっと。
大聖女の姉と大聖者の兄の元に生まれた良くも悪くも普通の姫君、二人の絞りカスだと影で嘲笑されていたが実は一番神に祝福された存在だと発覚する。
下菊みこと
ファンタジー
絞りカスと言われて傷付き続けた姫君、それでも姉と兄が好きらしい。
ティモールとマルタは父王に詰め寄られる。結界と祝福が弱まっていると。しかしそれは当然だった。本当に神から愛されているのは、大聖女のマルタでも大聖者のティモールでもなく、平凡な妹リリィなのだから。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる