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料理教室!②
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「千春、南先生来たわよ。」
「はーい!」
春恵の後ろから南が顔を出す。
「チハルちゃーん。」
「おかえりー南せんせー準備出来てるよー。」
千春が出迎えると頼子達もワラワラと現れる。
「おばーちゃん来てる!」
「ほんとだ!」
「おばーちゃんのご飯食べれる!やっほう!」
頼子達はウキウキで文恵に話しかける。
「いらっしゃい、ヨリちゃん達にも教えるんだよね?」
「うん!」
「ルノアーさん達も居るじゃん。」
「うん、モリーが口滑らせた。」
苦笑いで千春が答えると南と頼子達はエプロンを着ける。
「それじゃ早速作ろうかねぇ~。」
「フミエ様、肉の方は部位ごとに分けております。」
「有難うルノアーさん。」
文恵はお礼を言うと牛肉やオーク、鶏肉と手に取る。
「さて、南先生は何が作りたいんだい?」
「あの・・・家庭料理が良いんです。」
「いっぱいあるからねぇ。」
「せんせー肉じゃがとか?」
「うん、そんな感じ。」
「そうだね、食材は日本の?こっちのかい?」
「どちらでも、基本私はこちら側で生活する事になるので。」
「「「「え!?そうなの!?」」」」
JK達は南の言葉に驚く。
「えぇ、石田先生はまだあっちで先生をするんだけれど、私はこちらで先生をするわ、それに・・・。」
南は優しくお腹を触る。
「この子の事もあるじゃない?」
「あー、こっちで育てるの?」
「出来れば日本の学校に行かせるつもりだけれど、そこはこれからゆっくり考えるわ。」
微笑みながら答える南に千春達は頷く。
「それじゃ、チーちゃん何が食べたい?」
「んーーーーーだし巻き卵!」
「ヨリちゃんは?」
「え?え、えっとぉ・・・生姜焼き?」
「ミオちゃんは?」
「何でも良いの?」
「いいよ?」
「んっと!んっと!おばーちゃんの肉じゃが!」
「レナちゃんは?」
「へ!?え?ええええ?なんだろ!」
急に振られ焦る麗奈。
「唐揚げ?」
「はいソラちゃん。」
「う”?た・・・炊き込みご飯?」
「ダイアちゃんは?」
「ギョウザ!」
「ヒマリちゃんは?」
「親子丼食べたいです!」
「カノンちゃんは?」
「・・・ころっけ。」
皆を見ながら文恵は確認すると南を見る。
「はい、南先生何が食べたい?」
「あの・・・ハンバーグを、あの人ハンバーグが好きなんです。」
「へぇー石田せんせーハンバーグ好きなんだ。」
「おこちゃまみたい。」
「え?ハンバーグっておこちゃまなん?」
「私も好きだが?」
「おろしハンバーグ美味しいよね。」
「チーズハンバーグでしょ。」
「デミグラスじゃん?」
「普通にケチャップでしょ?」
「はいはい全部作ろうかねぇ。」
文恵はニコニコと答える。
「おばぁちゃん全部作るの?」
「作るよ?みんながね。」
「あ、そう言う事?」
千春はポンと手を打つと納得する。
「それじゃ皆料理を始めようかね。」
文恵の声に皆が返事をすると作業が始まる、ルノアーたちはそれぞれに付いてメモを取りながら手伝った。
-------------------
「チハルさぁぁん!」
「シャリーちゃん!?どうしたの?」
「ルノアーさんが料理教えてもらいに来てるって聞いて!」
「来てるよ。」
「私も教えてください!」
「別に良いけど・・・なんでルクさんも来てるの?」
「ルプ様に私も料理作りたい!」
「だってさ、ルプ。」
「あ~食えるなら何でも食うぞ?」
「頑張ります!」
ルクレツィアは嬉しそうに言うと皆と一緒に厨房へ向かった。
-------------------
「南先生味付けはコレだよ。」
「はい、え?ニンニク入れるんですか?」
「そうだよ、あとは山芋だね。」
「え?山芋!?」
「入れると食感が柔らかくなるんだよ、爺さんが好きでね。」
「おいしそうです。」
南は指示を受けながら捏ね始める。
「ヨリちゃん、そこにケチャップ入れると良いよ。」
「え?」
「酸味でさっぱりした味になるからね。」
「へぇ~!」
「ミオちゃん肉じゃがは甘めが良いかい?」
「はい!」
「それじゃコレ入れようか。」
「・・・蜂蜜ですか?」
「そうだよー、あとはコレね。」
文恵は千春が出した麺つゆを見せる。
「コレで時短できるよ。」
「おぉー流石おばーちゃん。」
調味料を混ぜ合わせながら美桜は必死に覚える。
「ソラちゃんそろそろ混ぜ合わせようか。」
「はい!」
水に浸けた米の水を一度捨て、調味料を入れる。
「味付けはこれくらいだね、鶏肉とゴボウ、ニンジンは出来たかい?」
フライパンで炒めた鳥肉、ゴボウ、ニンジンを青空は見せる。
「これにオイスターソースを入れて火にかけて、汁気が無くなったら炊くんだよ。」
「はーい!」
青空は言われた通りに炒めお釜の米に乗せると炊き始めた、そして文恵はそれぞれに指示をしながら千春を見る。
「チーちゃんどうだい?」
「ちょっと焦げちゃう。」
「上等だよ、やっぱり上手になったねぇ。」
「えへへ~♪」
味付けこそ手伝ったが、ほぼ1人で作る千春に文恵は微笑む。
「婆さん、コイツで何か作ってくれ。」
「干し大根だね、そうだねぇ。」
文恵は大根を手に取ると大雑把に切り分ける。
「ルノアーさんこの鶏の挽肉もらうよ?」
「どうぞ!」
「お母さんアレ作るの?」
「春恵作るかい?」
「久しぶりに作ってみよっかな♪」
「おかぁさん何作るの?」
「干し大根と人参のそぼろ煮よ。」
「なにそれ美味しそう。」
「美味しいわよ~♪」
「ハルさん私にも教えてください!」
南は春恵に声を掛ける。
「一緒に作りましょうか、ハンバーグの方は大丈夫でしょ?」
ハンバーグはフライパンで両面を焼いてオーブンに入れ、あとは焼けるのを待つだけだ。
「はい!お願いします!」
南は嬉しそうに言うと春恵と2人でそぼろ煮を作り始めた。
「さて~私はなにしよっかなー。」
ふと目に入る肉の塊を見ながら呟く。
「おじぃちゃーん!鹿使って良いんだよね?」
「おー!美味しい物作ってくれ!」
「おっけー!」
「千春、私も手伝うよ?」
「それじゃこの塊にフォークぶっ刺して。」
「あ、アレ作るの?」
「そ、アレ作る。」
千春と頼子はそう言うと鹿肉の塊にブスブスとフォークを突き刺す。
「チハルさん、それってローストビーフですか?」
ルノアーは千春に教えてもらったレシピを思い出し声を掛ける。
「そ、ローストディアだよ。」
「俺も手伝おうか?」
「大丈夫だよ、皆のレシピ書くのに忙しいっしょ?」
「いや、フミエ様が順序良く教えてくれたからレシピは問題無い。」
「おぉー、それじゃその鍋にお湯沸かしてもらっていい?」
「任せてくれ、ローストビーフは良く作るからな!」
ルノアーはそう言うと準備を始める。
「それじゃこっちは味付けして焼き入れましょっかね~。」
「それも俺達がやっておくよ。」
「えぇ~?良いの?」
「任せてくれ!」
「んじゃお願いしまーす。」
千春はそう言うとルノアーに丸投げする、先程から応接室が賑やかになり気になっていた。
「サフィー誰が来てる?」
「メグ様、ユラちゃんが来られてます。」
「およ?」
千春は応接室に行くとマルグリットとユラがソファーに座りこっちを見ていた。
「お母様どうしたんですか?」
「ユラが御婆様のご飯を食べたいって言うから、私もだけれど♪」
「あはは、皆がおばぁちゃんのレシピで色々作ってるんで皆で食べましょう。」
「やったぁ!」
「ユラの好きそうなお肉もあるからねー♪」
千春はニッコニコのユラの頭を撫でながら言う。
「チー、エイダンさんは来ないのか?」
「お父様?呼んだら来ると思うけど。」
「いい酒持ってきたからな、一緒にどうか聞いてもらえんか?」
「あー、ナッテリー聞いて来てくれる?」
「はい。」
「あ、そうだ、サリナ。」
「はい。」
「仲間外れにしたら可哀そうだからハルトとライリー、フィンレーも呼んでもらえる?」
「はい、了解しました。」
サリナは頷くと、レナエ達侍女に指示し王族を呼びに行く。
「さて、後は出来るのを待つだけだね。」
「もう出来たの?」
「あとは焼いたり煮たりしてるので、味がしみ込んだら終わりです。」
マルグリットへ説明していると、無言の圧を感じる。
((・・・。))
「はいはい、アイトネー。」
『フミエのごはーん!』
「喜びすぎでしょ、ユラ、モートさんも呼んでくれる?」
「はーい!モートさーん!」
ユラが呼ぶとモートがユラの横に現れる。
「いい匂いだな。」
「でっしょー!おばぁちゃんのレシピご飯だもん♪」
モートはニコッと微笑む、そして美味しい香りを嗅ぎながら食事が出来るのを皆はワクワクしながら待った。
「はーい!」
春恵の後ろから南が顔を出す。
「チハルちゃーん。」
「おかえりー南せんせー準備出来てるよー。」
千春が出迎えると頼子達もワラワラと現れる。
「おばーちゃん来てる!」
「ほんとだ!」
「おばーちゃんのご飯食べれる!やっほう!」
頼子達はウキウキで文恵に話しかける。
「いらっしゃい、ヨリちゃん達にも教えるんだよね?」
「うん!」
「ルノアーさん達も居るじゃん。」
「うん、モリーが口滑らせた。」
苦笑いで千春が答えると南と頼子達はエプロンを着ける。
「それじゃ早速作ろうかねぇ~。」
「フミエ様、肉の方は部位ごとに分けております。」
「有難うルノアーさん。」
文恵はお礼を言うと牛肉やオーク、鶏肉と手に取る。
「さて、南先生は何が作りたいんだい?」
「あの・・・家庭料理が良いんです。」
「いっぱいあるからねぇ。」
「せんせー肉じゃがとか?」
「うん、そんな感じ。」
「そうだね、食材は日本の?こっちのかい?」
「どちらでも、基本私はこちら側で生活する事になるので。」
「「「「え!?そうなの!?」」」」
JK達は南の言葉に驚く。
「えぇ、石田先生はまだあっちで先生をするんだけれど、私はこちらで先生をするわ、それに・・・。」
南は優しくお腹を触る。
「この子の事もあるじゃない?」
「あー、こっちで育てるの?」
「出来れば日本の学校に行かせるつもりだけれど、そこはこれからゆっくり考えるわ。」
微笑みながら答える南に千春達は頷く。
「それじゃ、チーちゃん何が食べたい?」
「んーーーーーだし巻き卵!」
「ヨリちゃんは?」
「え?え、えっとぉ・・・生姜焼き?」
「ミオちゃんは?」
「何でも良いの?」
「いいよ?」
「んっと!んっと!おばーちゃんの肉じゃが!」
「レナちゃんは?」
「へ!?え?ええええ?なんだろ!」
急に振られ焦る麗奈。
「唐揚げ?」
「はいソラちゃん。」
「う”?た・・・炊き込みご飯?」
「ダイアちゃんは?」
「ギョウザ!」
「ヒマリちゃんは?」
「親子丼食べたいです!」
「カノンちゃんは?」
「・・・ころっけ。」
皆を見ながら文恵は確認すると南を見る。
「はい、南先生何が食べたい?」
「あの・・・ハンバーグを、あの人ハンバーグが好きなんです。」
「へぇー石田せんせーハンバーグ好きなんだ。」
「おこちゃまみたい。」
「え?ハンバーグっておこちゃまなん?」
「私も好きだが?」
「おろしハンバーグ美味しいよね。」
「チーズハンバーグでしょ。」
「デミグラスじゃん?」
「普通にケチャップでしょ?」
「はいはい全部作ろうかねぇ。」
文恵はニコニコと答える。
「おばぁちゃん全部作るの?」
「作るよ?みんながね。」
「あ、そう言う事?」
千春はポンと手を打つと納得する。
「それじゃ皆料理を始めようかね。」
文恵の声に皆が返事をすると作業が始まる、ルノアーたちはそれぞれに付いてメモを取りながら手伝った。
-------------------
「チハルさぁぁん!」
「シャリーちゃん!?どうしたの?」
「ルノアーさんが料理教えてもらいに来てるって聞いて!」
「来てるよ。」
「私も教えてください!」
「別に良いけど・・・なんでルクさんも来てるの?」
「ルプ様に私も料理作りたい!」
「だってさ、ルプ。」
「あ~食えるなら何でも食うぞ?」
「頑張ります!」
ルクレツィアは嬉しそうに言うと皆と一緒に厨房へ向かった。
-------------------
「南先生味付けはコレだよ。」
「はい、え?ニンニク入れるんですか?」
「そうだよ、あとは山芋だね。」
「え?山芋!?」
「入れると食感が柔らかくなるんだよ、爺さんが好きでね。」
「おいしそうです。」
南は指示を受けながら捏ね始める。
「ヨリちゃん、そこにケチャップ入れると良いよ。」
「え?」
「酸味でさっぱりした味になるからね。」
「へぇ~!」
「ミオちゃん肉じゃがは甘めが良いかい?」
「はい!」
「それじゃコレ入れようか。」
「・・・蜂蜜ですか?」
「そうだよー、あとはコレね。」
文恵は千春が出した麺つゆを見せる。
「コレで時短できるよ。」
「おぉー流石おばーちゃん。」
調味料を混ぜ合わせながら美桜は必死に覚える。
「ソラちゃんそろそろ混ぜ合わせようか。」
「はい!」
水に浸けた米の水を一度捨て、調味料を入れる。
「味付けはこれくらいだね、鶏肉とゴボウ、ニンジンは出来たかい?」
フライパンで炒めた鳥肉、ゴボウ、ニンジンを青空は見せる。
「これにオイスターソースを入れて火にかけて、汁気が無くなったら炊くんだよ。」
「はーい!」
青空は言われた通りに炒めお釜の米に乗せると炊き始めた、そして文恵はそれぞれに指示をしながら千春を見る。
「チーちゃんどうだい?」
「ちょっと焦げちゃう。」
「上等だよ、やっぱり上手になったねぇ。」
「えへへ~♪」
味付けこそ手伝ったが、ほぼ1人で作る千春に文恵は微笑む。
「婆さん、コイツで何か作ってくれ。」
「干し大根だね、そうだねぇ。」
文恵は大根を手に取ると大雑把に切り分ける。
「ルノアーさんこの鶏の挽肉もらうよ?」
「どうぞ!」
「お母さんアレ作るの?」
「春恵作るかい?」
「久しぶりに作ってみよっかな♪」
「おかぁさん何作るの?」
「干し大根と人参のそぼろ煮よ。」
「なにそれ美味しそう。」
「美味しいわよ~♪」
「ハルさん私にも教えてください!」
南は春恵に声を掛ける。
「一緒に作りましょうか、ハンバーグの方は大丈夫でしょ?」
ハンバーグはフライパンで両面を焼いてオーブンに入れ、あとは焼けるのを待つだけだ。
「はい!お願いします!」
南は嬉しそうに言うと春恵と2人でそぼろ煮を作り始めた。
「さて~私はなにしよっかなー。」
ふと目に入る肉の塊を見ながら呟く。
「おじぃちゃーん!鹿使って良いんだよね?」
「おー!美味しい物作ってくれ!」
「おっけー!」
「千春、私も手伝うよ?」
「それじゃこの塊にフォークぶっ刺して。」
「あ、アレ作るの?」
「そ、アレ作る。」
千春と頼子はそう言うと鹿肉の塊にブスブスとフォークを突き刺す。
「チハルさん、それってローストビーフですか?」
ルノアーは千春に教えてもらったレシピを思い出し声を掛ける。
「そ、ローストディアだよ。」
「俺も手伝おうか?」
「大丈夫だよ、皆のレシピ書くのに忙しいっしょ?」
「いや、フミエ様が順序良く教えてくれたからレシピは問題無い。」
「おぉー、それじゃその鍋にお湯沸かしてもらっていい?」
「任せてくれ、ローストビーフは良く作るからな!」
ルノアーはそう言うと準備を始める。
「それじゃこっちは味付けして焼き入れましょっかね~。」
「それも俺達がやっておくよ。」
「えぇ~?良いの?」
「任せてくれ!」
「んじゃお願いしまーす。」
千春はそう言うとルノアーに丸投げする、先程から応接室が賑やかになり気になっていた。
「サフィー誰が来てる?」
「メグ様、ユラちゃんが来られてます。」
「およ?」
千春は応接室に行くとマルグリットとユラがソファーに座りこっちを見ていた。
「お母様どうしたんですか?」
「ユラが御婆様のご飯を食べたいって言うから、私もだけれど♪」
「あはは、皆がおばぁちゃんのレシピで色々作ってるんで皆で食べましょう。」
「やったぁ!」
「ユラの好きそうなお肉もあるからねー♪」
千春はニッコニコのユラの頭を撫でながら言う。
「チー、エイダンさんは来ないのか?」
「お父様?呼んだら来ると思うけど。」
「いい酒持ってきたからな、一緒にどうか聞いてもらえんか?」
「あー、ナッテリー聞いて来てくれる?」
「はい。」
「あ、そうだ、サリナ。」
「はい。」
「仲間外れにしたら可哀そうだからハルトとライリー、フィンレーも呼んでもらえる?」
「はい、了解しました。」
サリナは頷くと、レナエ達侍女に指示し王族を呼びに行く。
「さて、後は出来るのを待つだけだね。」
「もう出来たの?」
「あとは焼いたり煮たりしてるので、味がしみ込んだら終わりです。」
マルグリットへ説明していると、無言の圧を感じる。
((・・・。))
「はいはい、アイトネー。」
『フミエのごはーん!』
「喜びすぎでしょ、ユラ、モートさんも呼んでくれる?」
「はーい!モートさーん!」
ユラが呼ぶとモートがユラの横に現れる。
「いい匂いだな。」
「でっしょー!おばぁちゃんのレシピご飯だもん♪」
モートはニコッと微笑む、そして美味しい香りを嗅ぎながら食事が出来るのを皆はワクワクしながら待った。
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