651 / 748
一晩明けてクリスマスイブの朝!
しおりを挟む
「んー・・・。」
「おはよう千春。」
「おはよぉ~るぷぅ~。」
ルプ枕に顔を埋め返事をする千春はモゾモゾと起き上がる。
「ふぁぁぁぁ!」
「もう起きるのか?」
「いまなんぢぃ~。」
「・・・もうすぐ7時だな。」
「・・・ん~・・・ちょっと早いなぁ。」
「昨日遅くまで遊んだからな。」
千春はそう言いながらも起き上がる。
「・・・明るい。」
「そりゃそうだろう、6時前には明るかったからな。」
「こっち夏だもんねぇ~。」
「チハル起きた?」
「おはよーサフィー、おきたよー。」
ベッドから降りるとジブラロールでよく着るアンダーバストコルセットにロングスカートに着替える。
「よっ!」
「今日はどうするの?」
「今日は・・・なにしよ。」
「夜はまたクリスマスパーティーするんでしょう?」
「身内だけねー・・・あれ?モリーは?」
「外で受付してるわよ。」
苦笑いで答えるサフィーナ、千春とサフィーナは門の部屋に入ると春恵が本を読んでいた。
「おはよう千春、良く寝れた?」
「爆睡!」
「良い枕でだものね♪ルプいつもありがとう。」
「千春の可愛い寝顔を見れるからな、特権だ。」
ニヤリと笑うルプ、まんざらでもないようだ。
「おかぁさんお茶しない?」
「そうね。」
「おかぁさんもたまには寝たら?」
「寝てるわよ?」
「え!?いつ!?」
「さっきも寝てたわよ、半分だけ。」
「何それ。」
「半分寝て半分起きてるのよ、半球睡眠って知らない?」
「しらなーい。」
春恵はそう言うと千春達と応接間に入る、そして庭を見ると桜が舞い散りながらピンクの絨毯を作っていた。
「うん、綺麗。」
「ほんとう、何度見ても不思議な色です、綺麗ですね。」
千春とサフィーナは桜吹雪を見ながら呟くが、視線はその先で動くモリアンだ。
「今回も多そうだね。」
「えぇ、桜が咲いたと聞けば遠くの領からも駆けつける貴族が居ると聞きますし。」
「間に合うの?」
「何度も咲いてますからね、1小月ギリギリ間に合うと分かれば早馬を使ってでも来ようとします。」
「1小月・・・10日かぁ、姫桜は咲いてる期間長いけどギリギリだねー。」
貴族に指示をしながらてんやわんやのモリアンを見つつ千春と春恵はお茶を飲む。
「ヨリは?」
「レナエがまだ来てませんから寝てるでしょうね。」
「ミオ達も?」
「えぇそれぞれクラミナやコラリー達を付けてますから、皆まだ起きてないでしょ。」
サフィーナがそう言いながら扉の方を見るとノックが鳴る。
「ん?誰か起きたかな。」
「いえ、ルクレツィアさんですね。」
「ルクさん?なんだろ。」
千春はサリナに頷くとサリナが扉を開ける。
「おはようございます!チハルちゃん!ルプ様は・・・ルプ様!桜が咲きました!!!」
ルクレツィアはルプを見つけると大声で叫ぶ。
「何?ルプ桜が咲いたら何か有んの?」
「・・・別に?」
「ルプ様!桜です!」
「見たらわかる、叫ぶな。」
「プロポーズしてください!」
「・・・。」
めんどくさそうにそっぽを向くルプ。
「ルプ~何か約束でもしたの?」
「・・・ルクがうるさいから次咲いたらってな。」
「次に桜が咲いたらって約束したのよ♪」
ルクレツィアはニコニコで千春に言うと千春はルプを見る。
「約束したらならプロポーズしたら?」
「・・・千春とは離れないぞ?」
「ん~、それはそれでどうなのかな。」
千春はルクレツィアを見るとニコニコしたまま話す。
「大丈夫よ♪ルプ様との繋がりは知ってるわ♪でも常にチハルちゃんと一緒って訳じゃないでしょ?」
「うん、夜は居てくれるけど、昼間ルプどっか行ってるもんね。」
「自由にさせて貰ってるからな。」
「その少しの時間でも構わないわ♪」
「愛されてんねぇルプ。」
「・・・。」
プイっと横を向くルプを千春は押す。
「ほら、貴族の人が始める前に行っといでよ、ルクさんの事好きなんでしょ?」
「・・・仕方ねぇなぁ。」
そう言うとルプは狼男の姿になる。
「本当に良いのか?」
「勿論!」
ルプはそう言うと姫桜の方へ歩いて行く、その後ろをスキップしながらルクレツィアが付いて行く。
「ルプも所帯持ちになるのかー。」
「寂しい?」
横で聞いていた春恵が呟く。
「んにゃ、嬉しい、魂繋がってるから感情がね、すこーし流れて来るんだよこっちにも。」
「へぇ~、魂の契約ってそんな感じなのね。」
「うん、まんざらでもない感じなんだよね、多分ルプもルクさんの事好きなんだよ。」
2人はルプとルクレツィアを見ながら話す、そして。
「どんな感じ?」
「ルプちょっと緊張してるね。」
「へぇ~、いつも平然としてるのにね。」
「あ!ルクさん抱き着いた!」
「嬉しそうね~♪」
ルクレツィアが抱き着いた瞬間拍手が沸き起こる。
「おぉぉぉ!?」
「あら、貴族の人達が祝福してくれてるわ。」
「ルプもルクさんも王宮じゃ有名だもんねー。」
拍手が止まるとルプがルクレツィアと帰って来る。
「はぁ。」
「溜息吐かない。」
ルプの腕に抱き着き幸せそうにするルクレツィアを引きずるように歩くルプ。
「なんじゃぁ、うるさいと思ったらルプがプロポーズしておったか。」
「ロイロおはよー、お祝いだよ。」
「ほう?それじゃ今日も酒盛りじゃな!」
「今日はどのみちクリスマスパーティーすっから、ルプのお祝いもするかぁ。」
ワイワイと今日の予定を話していると頼子達が部屋に入って来る。
「おはよっ!なんか凄い拍手されてたね。」
「おはよーヨリ、ルプとルクさんが婚約したんよ。」
「マ?」
「マ。」
「おめでとー!ルクレツィアさん!」
「有難う!ヨリちゃん!」
ルプは狼の姿に戻り定位置のクッションに丸くなるとルクレツィアは一緒に寝転がる。
「ミオ達は?」
「まだー。」
「起こしに行く?」
「いや~昨日遅かったし別に良くね?今日の準備は終わってるし。」
「問題は親と先生達だなぁ。」
「あ~・・・確かに。」
「何人二日酔いだと思う?」
「おかぁさん昨日どうだった?」
最後まで一緒に居たであろう春恵に千春が問いかける。
「・・・まぁ・・・そうねぇ・・・何故かプロポーズ合戦だったわ。」
「なにそれ。」
「先生達のプロポーズが羨ましいって話になってね?」
「うん。」
「トモミさん達が・・・イサムさん達にプロポーズさせてたわ。」
「カオス!」
春恵の言葉を聞き頼子が叫ぶ。
「ちなみにおかぁさんは?」
「・・・えへっ♪」
「させたんかーい!」
「だってぇ!トモミさん達の見てたら羨ましくて!」
「で?お父さん達は?」
「・・・多分酔いつぶれてるわ。」
「おかぁさんは呑んでないの?」
「飲んだわよ。」
「全然平気っぽいね。」
「だって女神だもん。」
「でたよ女神チート。」
千春と春恵の話を聞き頼子が呟く。
「千春、魔法掛けに行った方がよくね?」
「アンチドートね・・・あ!」
「どした?」
「ヨリも使えるじゃん?」
「あ!そうだった!」
「使ってみない?」
「使ってみたい!」
「話だと親全員二日酔いっぽいじゃん?練習しない?」
「イイねー、ミオ達来たらみんなで行こう。」
「因みにアンチドートはねぇ~・・・。」
千春は頼子に二日酔いに効く魔法の説明を始める、そして皆が集まるとJK軍団もとい聖女軍団は親が寝ている寝室に突撃した。
そしてモリアンは。
「だれかぁ手伝ってぇ~~~~!」
「モリアン嬢、チハル王女殿下はもう起床されたのであろう?」
「はい!起きてるの見えましたので!それでは先程言った順番でお願いします!ちょ!今来たチリエー男爵家の方!ならんでくださぁぁい!」
侍女軍団はママさんズやパパさんズにまで付いていた為、空いていた侍女は誰も居なかった、そしてモリアンは1人で貴族達の相手を頑張った、それはそれは後で泣きが入る程に。
「おはよう千春。」
「おはよぉ~るぷぅ~。」
ルプ枕に顔を埋め返事をする千春はモゾモゾと起き上がる。
「ふぁぁぁぁ!」
「もう起きるのか?」
「いまなんぢぃ~。」
「・・・もうすぐ7時だな。」
「・・・ん~・・・ちょっと早いなぁ。」
「昨日遅くまで遊んだからな。」
千春はそう言いながらも起き上がる。
「・・・明るい。」
「そりゃそうだろう、6時前には明るかったからな。」
「こっち夏だもんねぇ~。」
「チハル起きた?」
「おはよーサフィー、おきたよー。」
ベッドから降りるとジブラロールでよく着るアンダーバストコルセットにロングスカートに着替える。
「よっ!」
「今日はどうするの?」
「今日は・・・なにしよ。」
「夜はまたクリスマスパーティーするんでしょう?」
「身内だけねー・・・あれ?モリーは?」
「外で受付してるわよ。」
苦笑いで答えるサフィーナ、千春とサフィーナは門の部屋に入ると春恵が本を読んでいた。
「おはよう千春、良く寝れた?」
「爆睡!」
「良い枕でだものね♪ルプいつもありがとう。」
「千春の可愛い寝顔を見れるからな、特権だ。」
ニヤリと笑うルプ、まんざらでもないようだ。
「おかぁさんお茶しない?」
「そうね。」
「おかぁさんもたまには寝たら?」
「寝てるわよ?」
「え!?いつ!?」
「さっきも寝てたわよ、半分だけ。」
「何それ。」
「半分寝て半分起きてるのよ、半球睡眠って知らない?」
「しらなーい。」
春恵はそう言うと千春達と応接間に入る、そして庭を見ると桜が舞い散りながらピンクの絨毯を作っていた。
「うん、綺麗。」
「ほんとう、何度見ても不思議な色です、綺麗ですね。」
千春とサフィーナは桜吹雪を見ながら呟くが、視線はその先で動くモリアンだ。
「今回も多そうだね。」
「えぇ、桜が咲いたと聞けば遠くの領からも駆けつける貴族が居ると聞きますし。」
「間に合うの?」
「何度も咲いてますからね、1小月ギリギリ間に合うと分かれば早馬を使ってでも来ようとします。」
「1小月・・・10日かぁ、姫桜は咲いてる期間長いけどギリギリだねー。」
貴族に指示をしながらてんやわんやのモリアンを見つつ千春と春恵はお茶を飲む。
「ヨリは?」
「レナエがまだ来てませんから寝てるでしょうね。」
「ミオ達も?」
「えぇそれぞれクラミナやコラリー達を付けてますから、皆まだ起きてないでしょ。」
サフィーナがそう言いながら扉の方を見るとノックが鳴る。
「ん?誰か起きたかな。」
「いえ、ルクレツィアさんですね。」
「ルクさん?なんだろ。」
千春はサリナに頷くとサリナが扉を開ける。
「おはようございます!チハルちゃん!ルプ様は・・・ルプ様!桜が咲きました!!!」
ルクレツィアはルプを見つけると大声で叫ぶ。
「何?ルプ桜が咲いたら何か有んの?」
「・・・別に?」
「ルプ様!桜です!」
「見たらわかる、叫ぶな。」
「プロポーズしてください!」
「・・・。」
めんどくさそうにそっぽを向くルプ。
「ルプ~何か約束でもしたの?」
「・・・ルクがうるさいから次咲いたらってな。」
「次に桜が咲いたらって約束したのよ♪」
ルクレツィアはニコニコで千春に言うと千春はルプを見る。
「約束したらならプロポーズしたら?」
「・・・千春とは離れないぞ?」
「ん~、それはそれでどうなのかな。」
千春はルクレツィアを見るとニコニコしたまま話す。
「大丈夫よ♪ルプ様との繋がりは知ってるわ♪でも常にチハルちゃんと一緒って訳じゃないでしょ?」
「うん、夜は居てくれるけど、昼間ルプどっか行ってるもんね。」
「自由にさせて貰ってるからな。」
「その少しの時間でも構わないわ♪」
「愛されてんねぇルプ。」
「・・・。」
プイっと横を向くルプを千春は押す。
「ほら、貴族の人が始める前に行っといでよ、ルクさんの事好きなんでしょ?」
「・・・仕方ねぇなぁ。」
そう言うとルプは狼男の姿になる。
「本当に良いのか?」
「勿論!」
ルプはそう言うと姫桜の方へ歩いて行く、その後ろをスキップしながらルクレツィアが付いて行く。
「ルプも所帯持ちになるのかー。」
「寂しい?」
横で聞いていた春恵が呟く。
「んにゃ、嬉しい、魂繋がってるから感情がね、すこーし流れて来るんだよこっちにも。」
「へぇ~、魂の契約ってそんな感じなのね。」
「うん、まんざらでもない感じなんだよね、多分ルプもルクさんの事好きなんだよ。」
2人はルプとルクレツィアを見ながら話す、そして。
「どんな感じ?」
「ルプちょっと緊張してるね。」
「へぇ~、いつも平然としてるのにね。」
「あ!ルクさん抱き着いた!」
「嬉しそうね~♪」
ルクレツィアが抱き着いた瞬間拍手が沸き起こる。
「おぉぉぉ!?」
「あら、貴族の人達が祝福してくれてるわ。」
「ルプもルクさんも王宮じゃ有名だもんねー。」
拍手が止まるとルプがルクレツィアと帰って来る。
「はぁ。」
「溜息吐かない。」
ルプの腕に抱き着き幸せそうにするルクレツィアを引きずるように歩くルプ。
「なんじゃぁ、うるさいと思ったらルプがプロポーズしておったか。」
「ロイロおはよー、お祝いだよ。」
「ほう?それじゃ今日も酒盛りじゃな!」
「今日はどのみちクリスマスパーティーすっから、ルプのお祝いもするかぁ。」
ワイワイと今日の予定を話していると頼子達が部屋に入って来る。
「おはよっ!なんか凄い拍手されてたね。」
「おはよーヨリ、ルプとルクさんが婚約したんよ。」
「マ?」
「マ。」
「おめでとー!ルクレツィアさん!」
「有難う!ヨリちゃん!」
ルプは狼の姿に戻り定位置のクッションに丸くなるとルクレツィアは一緒に寝転がる。
「ミオ達は?」
「まだー。」
「起こしに行く?」
「いや~昨日遅かったし別に良くね?今日の準備は終わってるし。」
「問題は親と先生達だなぁ。」
「あ~・・・確かに。」
「何人二日酔いだと思う?」
「おかぁさん昨日どうだった?」
最後まで一緒に居たであろう春恵に千春が問いかける。
「・・・まぁ・・・そうねぇ・・・何故かプロポーズ合戦だったわ。」
「なにそれ。」
「先生達のプロポーズが羨ましいって話になってね?」
「うん。」
「トモミさん達が・・・イサムさん達にプロポーズさせてたわ。」
「カオス!」
春恵の言葉を聞き頼子が叫ぶ。
「ちなみにおかぁさんは?」
「・・・えへっ♪」
「させたんかーい!」
「だってぇ!トモミさん達の見てたら羨ましくて!」
「で?お父さん達は?」
「・・・多分酔いつぶれてるわ。」
「おかぁさんは呑んでないの?」
「飲んだわよ。」
「全然平気っぽいね。」
「だって女神だもん。」
「でたよ女神チート。」
千春と春恵の話を聞き頼子が呟く。
「千春、魔法掛けに行った方がよくね?」
「アンチドートね・・・あ!」
「どした?」
「ヨリも使えるじゃん?」
「あ!そうだった!」
「使ってみない?」
「使ってみたい!」
「話だと親全員二日酔いっぽいじゃん?練習しない?」
「イイねー、ミオ達来たらみんなで行こう。」
「因みにアンチドートはねぇ~・・・。」
千春は頼子に二日酔いに効く魔法の説明を始める、そして皆が集まるとJK軍団もとい聖女軍団は親が寝ている寝室に突撃した。
そしてモリアンは。
「だれかぁ手伝ってぇ~~~~!」
「モリアン嬢、チハル王女殿下はもう起床されたのであろう?」
「はい!起きてるの見えましたので!それでは先程言った順番でお願いします!ちょ!今来たチリエー男爵家の方!ならんでくださぁぁい!」
侍女軍団はママさんズやパパさんズにまで付いていた為、空いていた侍女は誰も居なかった、そしてモリアンは1人で貴族達の相手を頑張った、それはそれは後で泣きが入る程に。
717
お気に入りに追加
2,593
あなたにおすすめの小説
幸子ばあさんの異世界ご飯
雨夜りょう
ファンタジー
「幸子さん、異世界に行ってはくれませんか」
伏見幸子、享年88歳。家族に見守られ天寿を全うしたはずだったのに、目の前の男は突然異世界に行けというではないか。
食文化を発展させてほしいと懇願され、幸子は異世界に行くことを決意する。
聖女としてきたはずが要らないと言われてしまったため、異世界でふわふわパンを焼こうと思います!
伊桜らな
ファンタジー
家業パン屋さんで働くメルは、パンが大好き。
いきなり聖女召喚の儀やらで異世界に呼ばれちゃったのに「いらない」と言われて追い出されてしまう。どうすればいいか分からなかったとき、公爵家当主に拾われ公爵家にお世話になる。
衣食住は確保できたって思ったのに、パンが美味しくないしめちゃくちゃ硬い!!
パン好きなメルは、厨房を使いふわふわパン作りを始める。
*表紙画は月兎なつめ様に描いて頂きました。*
ー(*)のマークはRシーンがあります。ー
少しだけ展開を変えました。申し訳ありません。
ホットランキング 1位(2021.10.17)
ファンタジーランキング1位(2021.10.17)
小説ランキング 1位(2021.10.17)
ありがとうございます。読んでくださる皆様に感謝です。
転生王女は現代知識で無双する
紫苑
ファンタジー
普通に働き、生活していた28歳。
突然異世界に転生してしまった。
定番になった異世界転生のお話。
仲良し家族に愛されながら転生を隠しもせず前世で培ったアニメチート魔法や知識で色んな事に首を突っ込んでいく王女レイチェル。
見た目は子供、頭脳は大人。
現代日本ってあらゆる事が自由で、教育水準は高いし平和だったんだと実感しながら頑張って生きていくそんなお話です。
魔法、亜人、奴隷、農業、畜産業など色んな話が出てきます。
伏線回収は後の方になるので最初はわからない事が多いと思いますが、ぜひ最後まで読んでくださると嬉しいです。
読んでくれる皆さまに心から感謝です。
ぬいぐるみばかり作っていたら実家を追い出された件〜だけど作ったぬいぐるみが意志を持ったので何も不自由してません〜
望月かれん
ファンタジー
中流貴族シーラ・カロンは、ある日勘当された。理由はぬいぐるみ作りしかしないから。
戸惑いながらも少量の荷物と作りかけのぬいぐるみ1つを持って家を出たシーラは1番近い町を目指すが、その日のうちに辿り着けず野宿をすることに。
暇だったので、ぬいぐるみを完成させようと意気込み、ついに夜更けに完成させる。
疲れから眠りこけていると聞き慣れない低い声。
なんと、ぬいぐるみが喋っていた。
しかもぬいぐるみには帰りたい場所があるようで……。
天真爛漫娘✕ワケアリぬいぐるみのドタバタ冒険ファンタジー。
※この作品は小説家になろう・ノベルアップ+にも掲載しています。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
大聖女の姉と大聖者の兄の元に生まれた良くも悪くも普通の姫君、二人の絞りカスだと影で嘲笑されていたが実は一番神に祝福された存在だと発覚する。
下菊みこと
ファンタジー
絞りカスと言われて傷付き続けた姫君、それでも姉と兄が好きらしい。
ティモールとマルタは父王に詰め寄られる。結界と祝福が弱まっていると。しかしそれは当然だった。本当に神から愛されているのは、大聖女のマルタでも大聖者のティモールでもなく、平凡な妹リリィなのだから。
小説家になろう様でも投稿しています。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から「破壊神」と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
せっかく転生したのに得たスキルは「料理」と「空間厨房」。どちらも外れだそうですが、私は今も生きています。
リーゼロッタ
ファンタジー
享年、30歳。どこにでもいるしがないOLのミライは、学校の成績も平凡、社内成績も平凡。
そんな彼女は、予告なしに突っ込んできた車によって死亡。
そして予告なしに転生。
ついた先は、料理レベルが低すぎるルネイモンド大陸にある「光の森」。
そしてやって来た謎の獣人によってわけの分からん事を言われ、、、
赤い鳥を仲間にし、、、
冒険系ゲームの世界につきもののスキルは外れだった!?
スキルが何でも料理に没頭します!
超・謎の世界観とイタリア語由来の名前・品名が特徴です。
合成語多いかも
話の単位は「食」
3月18日 投稿(一食目、二食目)
3月19日 え?なんかこっちのほうが24h.ポイントが多い、、、まあ嬉しいです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる