641 / 748
スキピのプレゼントは手作りで!②
しおりを挟む
「ヒマリ、まだやってたの?」
ブルーワグ王宮にある弓削家宮一室で母の梅乃は日葵に声を掛ける。
「ん?・・・げ!こんな時間!?」
スマホで音楽を聴きながら刺繍をしていた日葵は時間を見て驚く。
「ふわぁぁ、ヒマリおわったのぉ?」
くぅくぅは日葵の作った籠のベッドから起き上がり問いかける。
「まだだよー、今日はこれくらいにしとくかなぁ。」
「そうしなさい、まだ時間あるんでしょう?」
「ん、そうするー・・・ふわぁぁ。」
伸びをしながら欠伸する日葵、つられてクゥクゥももう一度欠伸をする。
「お父さんはぁ?」
「陛下と宰相さんと話してるわよ。」
「こんな時間に?」
「ジブラロールの成功例が有るから細かい事まで話してるみたいね。」
「お母さんの方は?」
「ブルーワグ支店の事?順調よ、もう貴族夫人からお茶会誘われ過ぎて大忙し!」
「流石支店長だね。」
「ぜ~んぶメグさんとトモミ達の成果よ。」
フフッと笑みを浮かべソファーに腰掛ける梅乃。
「綺麗ね。」
梅乃は刺繍を手に取り優しく触る。
「もう少し細かい所も手を付けたいんだよね。」
「ココとか?」
「そ、ブルーワグ国の紋章。」
「紋章と言えば・・・アレはどうなったの?」
「宝石の方?1人3個までってルール作ったよ、それに1年で効果切れるし。」
「誰に渡すの?」
「お父様とお父さん、あとはハチェットさんと話ししたんだけどルペタにあげることにした。」
「あら、ハチェット君にあげないの?」
「うん、気持ちだけって言われちゃった。」
「そうねぇ、これからの事を考えると陛下とお父さんの方が良いかもね。」
梅乃は考えながら呟く。
「まだ危ない事考えてる貴族もいるっぽいじゃん?」
「それは大丈夫らしいわよ、既に名前はリスト化されて泳がせてるらしいから。」
「マ?」
「えぇ、この前イーナちゃんとユラちゃんが遊びに来たでしょう?」
「来たねー。」
「その時イーナちゃんが蝙蝠を撒いたらしいわ。」
「あー、アルデアちゃんかぁ、流石だね。」
「いつも血を貰ってるお礼って笑ってたわよ。」
「ちょびっとじゃん、気にしなくて良いのに・・・助かるけど。」
2人が話をしているとコロソが顔を出す。
「ヒマリさん?」
「コロソ、どうしたの?」
「いえ、そろそろ御就寝の時間だなーって。」
「あ、そうだったわ、明日も学校だし!」
「ヒマリさーんホットミルク飲みますー?」
「のむー!クゥクゥも飲む?」
「オレンジ100%が良いわ~♪」
「はーい、ウメノ様も如何ですか?」
「私はコーヒーにするわ。」
「えー寝れなくなるよ?」
「まだ仕事があるのよ。」
「マジで?働きすぎじゃん。」
「そんなこと無いわよ、ほら、さっさと飲んで寝なさい。」
「はーい、行こ!クゥクゥ。」
ソファーから立ち上がり部屋を移動する日葵とクゥクゥ、梅乃はクスクスと笑いながら2人を見送りもう一度刺繍を優しく撫でると梅乃もコーヒーを飲みに部屋を出た。
---------------------
「っかぁぁ!やっぱりコレじゃなぁ!」
「俺はやっぱりこっちだな。」
人型に変身したロイロ、獣人姿のルプはいつものテーブルで酒を呑む。
「吾輩はジブラロール酒が好きにゃ~♪」
「わっちは断然日本酒ばい♪」
「僕は果実酒が好きです・・・にゃ。」
猫又三珠とビェリー、デンハもチョコンと座り酒を呑む。
「あんたら飲み過ぎじゃん?」
「いつもの事じゃん。」
千春が言うと頼子はケラケラと笑いながら答える。
「チハルさん手止まってますよ~?」
「・・・休憩!」
「モリーちゃんこれ文字あってる?」
「えーっと・・・今の所あってます。」
モリアンはハンドタオルの刺繍を見て答える。
「千春どう?出来そう?」
「んー!」
千春は刺繍を春恵に見せる。
「ジブラロールの国旗は?」
「まだ・・・。」
「これ・・・マジでやんの?」
頼子はスマホで撮った国旗の画像を見せる。
「・・・国旗やめとくか。」
「こっちの紋章だけでよくね?」
「まだ時間は有るんでしょう?」
「あるけどぉ。」
刺繍を見ながら千春は答える。
「お母さんが手伝う?」
「んにゃ!自分でやる!」
「私の方は魔導士団の軍旗だからちょっとシンプルなんだよね。」
「ハルトは王子だからなぁ。」
「チハル、そろそろ良い時間よ?」
サフィーナが壁に掛けられた時計を見ながら言う。
「うぉっ!?マジか!」
「やべ、お風呂入って無いじゃん。」
「なー!お風呂わすれてたぁ!」
「お風呂入ってねるべか?」
「そだねぇ、明日もあるし今日はこれくらいで勘弁してやらぁ!」
「王女殿下が口悪いですぅ。」
「ほら、湯浴み行きますよ。」
「「はーい。」」
「お母さんもはーいろっと。」
「アイトネも入るかな。」
『入るー♪』
「普通に来ますねアイトネ様、見てました?」
『見てたわよ♪魔法でやれば早いのにって思いながら。』
「それはちゃうねん。」
「ちゃうねんな~。」
千春と頼子はアイトネに答えながら寝室を通り浴室に向かう。
「ねぇアイトネ、刺繍で書いた紋章もアレの効果出るの?」
『魔力の通す染料で作った糸で綺麗に書けたら効果出るわよ♪』
「あ、そう言うのが要るんだ。」
『いる?作るわよ?』
「いや、聞いただけだし綺麗に刺繍出来る自信無いから。」
服を脱ぎながら答える千春。
「アイトネ様、魔法でやればって言ってましたけど、魔法で刺繍出来るんですか?」
『魔法を映してその通りに糸を通せば早いわよ?』
「魔法の下書きって事?」
『簡単に言うとそうね♪』
「へぇ・・・それくらいならセーフかな?」
「私判定としてはセーフかな!」
『今日はもうやらないんでしょ?』
「うん、今日はもう疲れたよ、チクチクチクチクチクチク・・・ア゛ァァァ!ってなった。」
「わかる・・・。」
「ヒマリ凄いよね、アレを黙々とやってんだもん。」
2人は体を洗い湯船に浸かるとアイトネと春恵も湯船に浸かる。
「はぁ~~~~きもちいい。」
「千春はお菓子作らないの?」
「何の?」
「プレゼント。」
「えー、お菓子とかいつも作ってるもん。」
「特別なお菓子とか。」
「例えば?」
「・・・なんか、こう、クリスマス的な。」
「具体的にぷりーず!」
「国旗入ったクッキーとか!」
「・・・イイナそれ。」
「あ、作れるんだ。」
「うん、キッチンペーパーにチョコで絵描いて貼り付けるだけ。」
「へぇぇ!そんな事出来るんだ。」
「手書きだから数はそんなに作れないけどね。」
『型作るわよ?』
「へ?作れるの?」
『今チハルが想像したチョコを張り付ける型なら出来るわよ♪』
「・・・うん、それは助かるなぁ・・・いや、それダーサンにお願いして作ってもらえるかも。」
「ジブラロール国旗クッキー?」
「うん。」
「また1つジブラロールのお菓子が増えると。」
「またって何があるんよ。」
「有るじゃん、ドラゴン温泉饅頭とじぶらもん。」
「あったな、最近食べてないなぁ。」
「明日食べに行こう。」
「うん、じぶらもん久しぶり食べたいわ。」
そして4人はのんびりとお風呂を堪能しながら楽し気に明日の事を話した。
ブルーワグ王宮にある弓削家宮一室で母の梅乃は日葵に声を掛ける。
「ん?・・・げ!こんな時間!?」
スマホで音楽を聴きながら刺繍をしていた日葵は時間を見て驚く。
「ふわぁぁ、ヒマリおわったのぉ?」
くぅくぅは日葵の作った籠のベッドから起き上がり問いかける。
「まだだよー、今日はこれくらいにしとくかなぁ。」
「そうしなさい、まだ時間あるんでしょう?」
「ん、そうするー・・・ふわぁぁ。」
伸びをしながら欠伸する日葵、つられてクゥクゥももう一度欠伸をする。
「お父さんはぁ?」
「陛下と宰相さんと話してるわよ。」
「こんな時間に?」
「ジブラロールの成功例が有るから細かい事まで話してるみたいね。」
「お母さんの方は?」
「ブルーワグ支店の事?順調よ、もう貴族夫人からお茶会誘われ過ぎて大忙し!」
「流石支店長だね。」
「ぜ~んぶメグさんとトモミ達の成果よ。」
フフッと笑みを浮かべソファーに腰掛ける梅乃。
「綺麗ね。」
梅乃は刺繍を手に取り優しく触る。
「もう少し細かい所も手を付けたいんだよね。」
「ココとか?」
「そ、ブルーワグ国の紋章。」
「紋章と言えば・・・アレはどうなったの?」
「宝石の方?1人3個までってルール作ったよ、それに1年で効果切れるし。」
「誰に渡すの?」
「お父様とお父さん、あとはハチェットさんと話ししたんだけどルペタにあげることにした。」
「あら、ハチェット君にあげないの?」
「うん、気持ちだけって言われちゃった。」
「そうねぇ、これからの事を考えると陛下とお父さんの方が良いかもね。」
梅乃は考えながら呟く。
「まだ危ない事考えてる貴族もいるっぽいじゃん?」
「それは大丈夫らしいわよ、既に名前はリスト化されて泳がせてるらしいから。」
「マ?」
「えぇ、この前イーナちゃんとユラちゃんが遊びに来たでしょう?」
「来たねー。」
「その時イーナちゃんが蝙蝠を撒いたらしいわ。」
「あー、アルデアちゃんかぁ、流石だね。」
「いつも血を貰ってるお礼って笑ってたわよ。」
「ちょびっとじゃん、気にしなくて良いのに・・・助かるけど。」
2人が話をしているとコロソが顔を出す。
「ヒマリさん?」
「コロソ、どうしたの?」
「いえ、そろそろ御就寝の時間だなーって。」
「あ、そうだったわ、明日も学校だし!」
「ヒマリさーんホットミルク飲みますー?」
「のむー!クゥクゥも飲む?」
「オレンジ100%が良いわ~♪」
「はーい、ウメノ様も如何ですか?」
「私はコーヒーにするわ。」
「えー寝れなくなるよ?」
「まだ仕事があるのよ。」
「マジで?働きすぎじゃん。」
「そんなこと無いわよ、ほら、さっさと飲んで寝なさい。」
「はーい、行こ!クゥクゥ。」
ソファーから立ち上がり部屋を移動する日葵とクゥクゥ、梅乃はクスクスと笑いながら2人を見送りもう一度刺繍を優しく撫でると梅乃もコーヒーを飲みに部屋を出た。
---------------------
「っかぁぁ!やっぱりコレじゃなぁ!」
「俺はやっぱりこっちだな。」
人型に変身したロイロ、獣人姿のルプはいつものテーブルで酒を呑む。
「吾輩はジブラロール酒が好きにゃ~♪」
「わっちは断然日本酒ばい♪」
「僕は果実酒が好きです・・・にゃ。」
猫又三珠とビェリー、デンハもチョコンと座り酒を呑む。
「あんたら飲み過ぎじゃん?」
「いつもの事じゃん。」
千春が言うと頼子はケラケラと笑いながら答える。
「チハルさん手止まってますよ~?」
「・・・休憩!」
「モリーちゃんこれ文字あってる?」
「えーっと・・・今の所あってます。」
モリアンはハンドタオルの刺繍を見て答える。
「千春どう?出来そう?」
「んー!」
千春は刺繍を春恵に見せる。
「ジブラロールの国旗は?」
「まだ・・・。」
「これ・・・マジでやんの?」
頼子はスマホで撮った国旗の画像を見せる。
「・・・国旗やめとくか。」
「こっちの紋章だけでよくね?」
「まだ時間は有るんでしょう?」
「あるけどぉ。」
刺繍を見ながら千春は答える。
「お母さんが手伝う?」
「んにゃ!自分でやる!」
「私の方は魔導士団の軍旗だからちょっとシンプルなんだよね。」
「ハルトは王子だからなぁ。」
「チハル、そろそろ良い時間よ?」
サフィーナが壁に掛けられた時計を見ながら言う。
「うぉっ!?マジか!」
「やべ、お風呂入って無いじゃん。」
「なー!お風呂わすれてたぁ!」
「お風呂入ってねるべか?」
「そだねぇ、明日もあるし今日はこれくらいで勘弁してやらぁ!」
「王女殿下が口悪いですぅ。」
「ほら、湯浴み行きますよ。」
「「はーい。」」
「お母さんもはーいろっと。」
「アイトネも入るかな。」
『入るー♪』
「普通に来ますねアイトネ様、見てました?」
『見てたわよ♪魔法でやれば早いのにって思いながら。』
「それはちゃうねん。」
「ちゃうねんな~。」
千春と頼子はアイトネに答えながら寝室を通り浴室に向かう。
「ねぇアイトネ、刺繍で書いた紋章もアレの効果出るの?」
『魔力の通す染料で作った糸で綺麗に書けたら効果出るわよ♪』
「あ、そう言うのが要るんだ。」
『いる?作るわよ?』
「いや、聞いただけだし綺麗に刺繍出来る自信無いから。」
服を脱ぎながら答える千春。
「アイトネ様、魔法でやればって言ってましたけど、魔法で刺繍出来るんですか?」
『魔法を映してその通りに糸を通せば早いわよ?』
「魔法の下書きって事?」
『簡単に言うとそうね♪』
「へぇ・・・それくらいならセーフかな?」
「私判定としてはセーフかな!」
『今日はもうやらないんでしょ?』
「うん、今日はもう疲れたよ、チクチクチクチクチクチク・・・ア゛ァァァ!ってなった。」
「わかる・・・。」
「ヒマリ凄いよね、アレを黙々とやってんだもん。」
2人は体を洗い湯船に浸かるとアイトネと春恵も湯船に浸かる。
「はぁ~~~~きもちいい。」
「千春はお菓子作らないの?」
「何の?」
「プレゼント。」
「えー、お菓子とかいつも作ってるもん。」
「特別なお菓子とか。」
「例えば?」
「・・・なんか、こう、クリスマス的な。」
「具体的にぷりーず!」
「国旗入ったクッキーとか!」
「・・・イイナそれ。」
「あ、作れるんだ。」
「うん、キッチンペーパーにチョコで絵描いて貼り付けるだけ。」
「へぇぇ!そんな事出来るんだ。」
「手書きだから数はそんなに作れないけどね。」
『型作るわよ?』
「へ?作れるの?」
『今チハルが想像したチョコを張り付ける型なら出来るわよ♪』
「・・・うん、それは助かるなぁ・・・いや、それダーサンにお願いして作ってもらえるかも。」
「ジブラロール国旗クッキー?」
「うん。」
「また1つジブラロールのお菓子が増えると。」
「またって何があるんよ。」
「有るじゃん、ドラゴン温泉饅頭とじぶらもん。」
「あったな、最近食べてないなぁ。」
「明日食べに行こう。」
「うん、じぶらもん久しぶり食べたいわ。」
そして4人はのんびりとお風呂を堪能しながら楽し気に明日の事を話した。
667
お気に入りに追加
2,594
あなたにおすすめの小説
幸子ばあさんの異世界ご飯
雨夜りょう
ファンタジー
「幸子さん、異世界に行ってはくれませんか」
伏見幸子、享年88歳。家族に見守られ天寿を全うしたはずだったのに、目の前の男は突然異世界に行けというではないか。
食文化を発展させてほしいと懇願され、幸子は異世界に行くことを決意する。
聖女としてきたはずが要らないと言われてしまったため、異世界でふわふわパンを焼こうと思います!
伊桜らな
ファンタジー
家業パン屋さんで働くメルは、パンが大好き。
いきなり聖女召喚の儀やらで異世界に呼ばれちゃったのに「いらない」と言われて追い出されてしまう。どうすればいいか分からなかったとき、公爵家当主に拾われ公爵家にお世話になる。
衣食住は確保できたって思ったのに、パンが美味しくないしめちゃくちゃ硬い!!
パン好きなメルは、厨房を使いふわふわパン作りを始める。
*表紙画は月兎なつめ様に描いて頂きました。*
ー(*)のマークはRシーンがあります。ー
少しだけ展開を変えました。申し訳ありません。
ホットランキング 1位(2021.10.17)
ファンタジーランキング1位(2021.10.17)
小説ランキング 1位(2021.10.17)
ありがとうございます。読んでくださる皆様に感謝です。
転生王女は現代知識で無双する
紫苑
ファンタジー
普通に働き、生活していた28歳。
突然異世界に転生してしまった。
定番になった異世界転生のお話。
仲良し家族に愛されながら転生を隠しもせず前世で培ったアニメチート魔法や知識で色んな事に首を突っ込んでいく王女レイチェル。
見た目は子供、頭脳は大人。
現代日本ってあらゆる事が自由で、教育水準は高いし平和だったんだと実感しながら頑張って生きていくそんなお話です。
魔法、亜人、奴隷、農業、畜産業など色んな話が出てきます。
伏線回収は後の方になるので最初はわからない事が多いと思いますが、ぜひ最後まで読んでくださると嬉しいです。
読んでくれる皆さまに心から感謝です。
アホ王子が王宮の中心で婚約破棄を叫ぶ! ~もう取り消しできませんよ?断罪させて頂きます!!
アキヨシ
ファンタジー
貴族学院の卒業パーティが開かれた王宮の大広間に、今、第二王子の大声が響いた。
「マリアージェ・レネ=リズボーン! 性悪なおまえとの婚約をこの場で破棄する!」
王子の傍らには小動物系の可愛らしい男爵令嬢が纏わりついていた。……なんてテンプレ。
背後に控える愚か者どもと合わせて『四馬鹿次男ズwithビッチ』が、意気揚々と筆頭公爵家令嬢たるわたしを断罪するという。
受け立ってやろうじゃない。すべては予定調和の茶番劇。断罪返しだ!
そしてこの舞台裏では、王位簒奪を企てた派閥の粛清の嵐が吹き荒れていた!
すべての真相を知ったと思ったら……えっ、お兄様、なんでそんなに近いかな!?
※設定はゆるいです。暖かい目でお読みください。
※主人公の心の声は罵詈雑言、口が悪いです。気分を害した方は申し訳ありませんがブラウザバックで。
※小説家になろう・カクヨム様にも投稿しています。
ぬいぐるみばかり作っていたら実家を追い出された件〜だけど作ったぬいぐるみが意志を持ったので何も不自由してません〜
望月かれん
ファンタジー
中流貴族シーラ・カロンは、ある日勘当された。理由はぬいぐるみ作りしかしないから。
戸惑いながらも少量の荷物と作りかけのぬいぐるみ1つを持って家を出たシーラは1番近い町を目指すが、その日のうちに辿り着けず野宿をすることに。
暇だったので、ぬいぐるみを完成させようと意気込み、ついに夜更けに完成させる。
疲れから眠りこけていると聞き慣れない低い声。
なんと、ぬいぐるみが喋っていた。
しかもぬいぐるみには帰りたい場所があるようで……。
天真爛漫娘✕ワケアリぬいぐるみのドタバタ冒険ファンタジー。
※この作品は小説家になろう・ノベルアップ+にも掲載しています。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から「破壊神」と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
せっかく転生したのに得たスキルは「料理」と「空間厨房」。どちらも外れだそうですが、私は今も生きています。
リーゼロッタ
ファンタジー
享年、30歳。どこにでもいるしがないOLのミライは、学校の成績も平凡、社内成績も平凡。
そんな彼女は、予告なしに突っ込んできた車によって死亡。
そして予告なしに転生。
ついた先は、料理レベルが低すぎるルネイモンド大陸にある「光の森」。
そしてやって来た謎の獣人によってわけの分からん事を言われ、、、
赤い鳥を仲間にし、、、
冒険系ゲームの世界につきもののスキルは外れだった!?
スキルが何でも料理に没頭します!
超・謎の世界観とイタリア語由来の名前・品名が特徴です。
合成語多いかも
話の単位は「食」
3月18日 投稿(一食目、二食目)
3月19日 え?なんかこっちのほうが24h.ポイントが多い、、、まあ嬉しいです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる