609 / 744
花音とバジェス良い感じ?!
しおりを挟む
「美味しいですねカノンさん。」
「はい、バジェスさん、あっちで食べるマグロより美味しいです。」
「あっち?」
「・・・あ!」
花音は千春達を見る。
「ん、言っても多分大丈夫だけど、どうなの?ハルト。」
「あぁ、今はやめておこうか、バジェス明日王都に戻るが一緒に来れるか?」
「はっ!お呼びと有れば。」
「ハース卿には話を付けておく、準備しておいてくれ。」
「了解致しました。」
頭を下げるバジェス。
「カノンちゃ~ん。」
手首をクイックイッと動かし花音を呼ぶ美桜と麗奈。
「・・・なんでしょか~。」
「どうなんよ・・・(ボソッ)」
「良い感じじゃん・・・(ボソッ)」
「・・・まぁ、うん。」
両肩に腕を回されホールドされる花音、そして目の前に千春達がのぞき込む。
「で?」
「でって何よでって。」
「お付き合い出来そうなの?」
「・・・まだそこまでは話ししてないって言うかー。」
「いや、もう決まりっしょ。」
「だよねぇ。」
JK達が話をしている所にルプとビェリー、コンが猿のサンジュを捕まえ話す。
「どうだ?サンジュ。」
「どんな感じなん?」
「魂繋がってたらわかりますよね?」
「・・・ウキッ!」
サンジュは親指を立てサムズアップし満面の笑みだ、それをみた千春達。
「はい!確定頂き!」
「え!?なんで!?」
「あ、説明してなかったね、魂繋がってる守護獣は感情が繋がるのでわかりまーす。」
「そんなの聞いてない!」
「言って無かったかぁ?」
「うん聞いてない!」
「まぁ今言ったけどな。」
「ちょぉぉぉ!!!」
顔を真っ赤にして怒る花音、JKと違い男性陣はこっそりと話しをしていた。
「バジェス、どうなんだ?」
「はい、素敵な女性です。」
「まぁあの中では落ち着きもありそうですし。」
「アリン、まだ分からないぞ?」
「そうですか?」
アリンハンドはエーデルとホーキンを見ると、2人はすっと目を逸らす。
「まだ食べる人いるー?」
千春は周りを見渡す、エンハルト達はペロリと食べ終わり、ユラ達幼女軍団の横では、いつの間にかモートも一緒に刺身を食べていた。
「残りは夜の楽しみで良いじゃろ。」
「そうだな、酒と一緒にやりたいな。」
「楽しみばい~♪」
「サンジュも呑める口ですか?」
「うきっ!のめるっ!」
「それじゃ残りは夕食と言う事でナイナイしまーす。」
「手伝いますね。」
千春とサフィーナは切ったマグロを次々とアイテムボックスへ収納していく。
「チハル様、この頭は如何なさいますか?」
ワークスは自分よりも大きなマグロの頭を見ながら問いかける。
「これだけ大きいとカマとか頬肉も大きそう~。」
「そこって美味しいの?」
「めっちゃ美味しい。」
「捨てられないねー。」
「でもうまく取れるかなぁ。」
千春はミスリルの出刃包丁を手にすると頬部分に刺す。
「うん、切れるね。」
「手伝おうかー?」
「お願いしようかな、ワークスさん、ここからここまでのカマ部分を切ってもらって良いですか?」
「はい。」
ワークスは一瞬だけ刀を抜き収めるとカマの部分がするりと落ちる。
「この部分のお肉なんだけど、鉄の包丁で切れる?」
「ちょっとまってねー。」
千春に受け取った通常の出刃包丁で刺す頼子、しかし。
「無理だわ!」
「皮かったいわぁ!」
「ハルト~、エーデルさーん、ホーキンさーん、ミスリルの剣だよねー?」
「あぁ、切るか?」
「おねがーい、ワークスさんはこっちの頭肉お願いしていい?」
千春の指示を受けながらマグロの頭を解体し始める面々。
「チハルこの角どうするの?」
「え?いや、別に何もしないけど、使い道あんの?」
マグロの頭からドリルの様に出た角をペチペチ叩く美桜と麗奈。
「鑑定・・・うん、食べられないね。」
「そっか、なんかこういうのって勿体ないって思っちゃう。」
「私もー。」
「あげるよ。」
「「いらんわwww」」
千春はケラケラ笑いながら頬肉を削り取り脳天の頭肉もアイテムボックスへ入れる。
「よし!食材ゲットだぜー!」
『チハルーお代わり持って来たわよー。』
「千春、解体する?」
「・・・いや、もうこの一匹消費するのにどれくらいかかるのってレベルなんだけど。」
アイトネと春恵が楽しそうに言うが、千春は勘弁してくださいと言わんばかりに答える。
「それじゃ無くなったら言ってね。」
『沢山食べれるわ♪』
「・・・何匹くらい・・・いや、何でもないです。」
2人の事だ、沢山獲ったんだろうなと思いながら千春は言うのを止めた。
「これ部位で食べ方変わるの?」
皆の作業を見ていた花音が千春に問いかける。
「変わるって言うか色々食べ方あるみたいなんだよねーほら。」
スマホで検索した『まぐろ・脳天・レシピ』を見せる。
「・・・うわぁ美味しそう!」
「もうこれだけ大きいと希少部位でも何でもないよね。」
「チハルこれからどうするん?」
「ヨリまだ体力は?」
「ばっちしよ。」
「ミオたちはー・・・大丈夫そうだね。」
皆は千春に向かって親指を立てていた。
「もうすぐお昼なんだけど・・・刺身沢山食べたもんなぁ。」
「お昼はもう良いんじゃね?」
「うん、お腹いっぱいって事はないけど良い感じ。」
「夜たっぷり食べれば良いし遊ぼうぜ~!」
青空達も遊ぶようだ。
「チハルおねえちゃん、うみの中であそべるー?」
「水中で呼吸出来る魔法使えないからなぁ。」
「シャチ君も居ないもんね。」
「海獣を呼ぶなら儂が呼んでやろう。」
ロイロはそう言うと歌う様に吠える。
『水中呼吸の魔法なら私が掛けてあげるわ~♪』
「あ、アイトネ全魔法使えるんだっけ、流石神!」
「俺が一緒に見ててやろう、刺身のお礼だ。」
モートは子供達を見守るようで気付けば水着姿になっていた。
「モートさん水着姿になってもその仮面は付けてるんですね。」
「モートさまかっこいい!」
「うん!かっこいい!」
「かっこいいですー!」
幼女達はキャッキャと楽し気に言う。
「ロイロ様お呼びですか?」
人魚と海獣がワラワラと海から顔を出す。
「うむ、海中探索をしようと思ってな、出来るか?水中呼吸の方は問題無いんじゃが。」
「それでしたら大丈夫です、私達が海の中をご案内しますね。」
「やったぁ!」
ピョンピョンと飛び跳ね喜ぶユラ達。
「私達も行く?」
「行くでしょ。」
「フリエンツも凄かったけど、こっちはどうだろうねー。」
「あっち凄かったもんねー。」
頼子達はフリエンツを思い出しながら呟いているとアルデアが影から飛び出してくる。
「海の中行くのね!」
「うわぁ!アルデア!見てたの!?」
「海で遊ぶなら呼んでよね!」
「ごめんごめん、見てたの?」
「見てたわ!この子が!」
アルデアはモリアンを指差す。
「へ?モリー?」
千春がモリーを見ていると髪の毛からもそもそと蝙蝠が現れる。
「監視だそうですぅ。」
モリアンは頭を指差しながら答える。
「アルデアおねえちゃんイーナちゃんは!?」
「居るわよ~♪」
アルデアが言うが早いか影からイーナが飛び出す。
「イーナもいくのですー!」
「それじゃ海の中に行きますかっ!」
「おー!」
皆は大きなシャチのような海獣に乗る。
「チハル、さっきの魚私も食べたいわ。」
「あ~アレも見てたのね、夕食に出すから楽しみにしといて。」
千春はニヤリと笑うと満面の笑みでアルデアは返す、そして皆は海に潜って行った。
「はい、バジェスさん、あっちで食べるマグロより美味しいです。」
「あっち?」
「・・・あ!」
花音は千春達を見る。
「ん、言っても多分大丈夫だけど、どうなの?ハルト。」
「あぁ、今はやめておこうか、バジェス明日王都に戻るが一緒に来れるか?」
「はっ!お呼びと有れば。」
「ハース卿には話を付けておく、準備しておいてくれ。」
「了解致しました。」
頭を下げるバジェス。
「カノンちゃ~ん。」
手首をクイックイッと動かし花音を呼ぶ美桜と麗奈。
「・・・なんでしょか~。」
「どうなんよ・・・(ボソッ)」
「良い感じじゃん・・・(ボソッ)」
「・・・まぁ、うん。」
両肩に腕を回されホールドされる花音、そして目の前に千春達がのぞき込む。
「で?」
「でって何よでって。」
「お付き合い出来そうなの?」
「・・・まだそこまでは話ししてないって言うかー。」
「いや、もう決まりっしょ。」
「だよねぇ。」
JK達が話をしている所にルプとビェリー、コンが猿のサンジュを捕まえ話す。
「どうだ?サンジュ。」
「どんな感じなん?」
「魂繋がってたらわかりますよね?」
「・・・ウキッ!」
サンジュは親指を立てサムズアップし満面の笑みだ、それをみた千春達。
「はい!確定頂き!」
「え!?なんで!?」
「あ、説明してなかったね、魂繋がってる守護獣は感情が繋がるのでわかりまーす。」
「そんなの聞いてない!」
「言って無かったかぁ?」
「うん聞いてない!」
「まぁ今言ったけどな。」
「ちょぉぉぉ!!!」
顔を真っ赤にして怒る花音、JKと違い男性陣はこっそりと話しをしていた。
「バジェス、どうなんだ?」
「はい、素敵な女性です。」
「まぁあの中では落ち着きもありそうですし。」
「アリン、まだ分からないぞ?」
「そうですか?」
アリンハンドはエーデルとホーキンを見ると、2人はすっと目を逸らす。
「まだ食べる人いるー?」
千春は周りを見渡す、エンハルト達はペロリと食べ終わり、ユラ達幼女軍団の横では、いつの間にかモートも一緒に刺身を食べていた。
「残りは夜の楽しみで良いじゃろ。」
「そうだな、酒と一緒にやりたいな。」
「楽しみばい~♪」
「サンジュも呑める口ですか?」
「うきっ!のめるっ!」
「それじゃ残りは夕食と言う事でナイナイしまーす。」
「手伝いますね。」
千春とサフィーナは切ったマグロを次々とアイテムボックスへ収納していく。
「チハル様、この頭は如何なさいますか?」
ワークスは自分よりも大きなマグロの頭を見ながら問いかける。
「これだけ大きいとカマとか頬肉も大きそう~。」
「そこって美味しいの?」
「めっちゃ美味しい。」
「捨てられないねー。」
「でもうまく取れるかなぁ。」
千春はミスリルの出刃包丁を手にすると頬部分に刺す。
「うん、切れるね。」
「手伝おうかー?」
「お願いしようかな、ワークスさん、ここからここまでのカマ部分を切ってもらって良いですか?」
「はい。」
ワークスは一瞬だけ刀を抜き収めるとカマの部分がするりと落ちる。
「この部分のお肉なんだけど、鉄の包丁で切れる?」
「ちょっとまってねー。」
千春に受け取った通常の出刃包丁で刺す頼子、しかし。
「無理だわ!」
「皮かったいわぁ!」
「ハルト~、エーデルさーん、ホーキンさーん、ミスリルの剣だよねー?」
「あぁ、切るか?」
「おねがーい、ワークスさんはこっちの頭肉お願いしていい?」
千春の指示を受けながらマグロの頭を解体し始める面々。
「チハルこの角どうするの?」
「え?いや、別に何もしないけど、使い道あんの?」
マグロの頭からドリルの様に出た角をペチペチ叩く美桜と麗奈。
「鑑定・・・うん、食べられないね。」
「そっか、なんかこういうのって勿体ないって思っちゃう。」
「私もー。」
「あげるよ。」
「「いらんわwww」」
千春はケラケラ笑いながら頬肉を削り取り脳天の頭肉もアイテムボックスへ入れる。
「よし!食材ゲットだぜー!」
『チハルーお代わり持って来たわよー。』
「千春、解体する?」
「・・・いや、もうこの一匹消費するのにどれくらいかかるのってレベルなんだけど。」
アイトネと春恵が楽しそうに言うが、千春は勘弁してくださいと言わんばかりに答える。
「それじゃ無くなったら言ってね。」
『沢山食べれるわ♪』
「・・・何匹くらい・・・いや、何でもないです。」
2人の事だ、沢山獲ったんだろうなと思いながら千春は言うのを止めた。
「これ部位で食べ方変わるの?」
皆の作業を見ていた花音が千春に問いかける。
「変わるって言うか色々食べ方あるみたいなんだよねーほら。」
スマホで検索した『まぐろ・脳天・レシピ』を見せる。
「・・・うわぁ美味しそう!」
「もうこれだけ大きいと希少部位でも何でもないよね。」
「チハルこれからどうするん?」
「ヨリまだ体力は?」
「ばっちしよ。」
「ミオたちはー・・・大丈夫そうだね。」
皆は千春に向かって親指を立てていた。
「もうすぐお昼なんだけど・・・刺身沢山食べたもんなぁ。」
「お昼はもう良いんじゃね?」
「うん、お腹いっぱいって事はないけど良い感じ。」
「夜たっぷり食べれば良いし遊ぼうぜ~!」
青空達も遊ぶようだ。
「チハルおねえちゃん、うみの中であそべるー?」
「水中で呼吸出来る魔法使えないからなぁ。」
「シャチ君も居ないもんね。」
「海獣を呼ぶなら儂が呼んでやろう。」
ロイロはそう言うと歌う様に吠える。
『水中呼吸の魔法なら私が掛けてあげるわ~♪』
「あ、アイトネ全魔法使えるんだっけ、流石神!」
「俺が一緒に見ててやろう、刺身のお礼だ。」
モートは子供達を見守るようで気付けば水着姿になっていた。
「モートさん水着姿になってもその仮面は付けてるんですね。」
「モートさまかっこいい!」
「うん!かっこいい!」
「かっこいいですー!」
幼女達はキャッキャと楽し気に言う。
「ロイロ様お呼びですか?」
人魚と海獣がワラワラと海から顔を出す。
「うむ、海中探索をしようと思ってな、出来るか?水中呼吸の方は問題無いんじゃが。」
「それでしたら大丈夫です、私達が海の中をご案内しますね。」
「やったぁ!」
ピョンピョンと飛び跳ね喜ぶユラ達。
「私達も行く?」
「行くでしょ。」
「フリエンツも凄かったけど、こっちはどうだろうねー。」
「あっち凄かったもんねー。」
頼子達はフリエンツを思い出しながら呟いているとアルデアが影から飛び出してくる。
「海の中行くのね!」
「うわぁ!アルデア!見てたの!?」
「海で遊ぶなら呼んでよね!」
「ごめんごめん、見てたの?」
「見てたわ!この子が!」
アルデアはモリアンを指差す。
「へ?モリー?」
千春がモリーを見ていると髪の毛からもそもそと蝙蝠が現れる。
「監視だそうですぅ。」
モリアンは頭を指差しながら答える。
「アルデアおねえちゃんイーナちゃんは!?」
「居るわよ~♪」
アルデアが言うが早いか影からイーナが飛び出す。
「イーナもいくのですー!」
「それじゃ海の中に行きますかっ!」
「おー!」
皆は大きなシャチのような海獣に乗る。
「チハル、さっきの魚私も食べたいわ。」
「あ~アレも見てたのね、夕食に出すから楽しみにしといて。」
千春はニヤリと笑うと満面の笑みでアルデアは返す、そして皆は海に潜って行った。
779
お気に入りに追加
2,592
あなたにおすすめの小説
幸子ばあさんの異世界ご飯
雨夜りょう
ファンタジー
「幸子さん、異世界に行ってはくれませんか」
伏見幸子、享年88歳。家族に見守られ天寿を全うしたはずだったのに、目の前の男は突然異世界に行けというではないか。
食文化を発展させてほしいと懇願され、幸子は異世界に行くことを決意する。
転生王女は現代知識で無双する
紫苑
ファンタジー
普通に働き、生活していた28歳。
突然異世界に転生してしまった。
定番になった異世界転生のお話。
仲良し家族に愛されながら転生を隠しもせず前世で培ったアニメチート魔法や知識で色んな事に首を突っ込んでいく王女レイチェル。
見た目は子供、頭脳は大人。
現代日本ってあらゆる事が自由で、教育水準は高いし平和だったんだと実感しながら頑張って生きていくそんなお話です。
魔法、亜人、奴隷、農業、畜産業など色んな話が出てきます。
伏線回収は後の方になるので最初はわからない事が多いと思いますが、ぜひ最後まで読んでくださると嬉しいです。
読んでくれる皆さまに心から感謝です。
転生少女の異世界のんびり生活 ~飯屋の娘は、おいしいごはんを食べてほしい~
明里 和樹
ファンタジー
日本人として生きた記憶を持つ、とあるご飯屋さんの娘デリシャ。この中世ヨーロッパ風ファンタジーな異世界で、なんとかおいしいごはんを作ろうとがんばる、そんな彼女のほのぼのとした日常のお話。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?
ドアマットヒロインはごめん被るので、元凶を蹴落とすことにした
月白ヤトヒコ
ファンタジー
お母様が亡くなった。
それから程なくして――――
お父様が屋敷に見知らぬ母子を連れて来た。
「はじめまして! あなたが、あたしのおねえちゃんになるの?」
にっこりとわたくしを見やるその瞳と髪は、お父様とそっくりな色をしている。
「わ~、おねえちゃんキレイなブローチしてるのね! いいなぁ」
そう、新しい妹? が、言った瞬間・・・
頭の中を、凄まじい情報が巡った。
これ、なんでも奪って行く異母妹と家族に虐げられるドアマット主人公の話じゃね?
ドアマットヒロイン……物語の主人公としての、奪われる人生の、最初の一手。
だから、わたしは・・・よし、とりあえず馬鹿なことを言い出したこのアホをぶん殴っておこう。
ドアマットヒロインはごめん被るので、これからビシバシ躾けてやるか。
ついでに、「政略に使うための駒として娘を必要とし、そのついでに母親を、娘の世話係としてただで扱き使える女として連れて来たものかと」
そう言って、ヒロインのクズ親父と異母妹の母親との間に亀裂を入れることにする。
フハハハハハハハ! これで、異母妹の母親とこの男が仲良くわたしを虐げることはないだろう。ドアマットフラグを一つ折ってやったわっ!
うん? ドアマットヒロインを拾って溺愛するヒーローはどうなったかって?
そんなの知らん。
設定はふわっと。
大聖女の姉と大聖者の兄の元に生まれた良くも悪くも普通の姫君、二人の絞りカスだと影で嘲笑されていたが実は一番神に祝福された存在だと発覚する。
下菊みこと
ファンタジー
絞りカスと言われて傷付き続けた姫君、それでも姉と兄が好きらしい。
ティモールとマルタは父王に詰め寄られる。結界と祝福が弱まっていると。しかしそれは当然だった。本当に神から愛されているのは、大聖女のマルタでも大聖者のティモールでもなく、平凡な妹リリィなのだから。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる