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花音の御使い!
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「チハル!今日も行って良いって!」
「おぉぅ、いつでもカモンよ?」
花音は教室に入って来るなり千春に駆け寄る。
「よかったね~魔法属性あって。」
頼子も楽し気に話をする。
「マジでソレ!火魔法かぁ、誰が使えるんだっけ?」
「ミオとレナが使えるね~。」
「ママさんズだとソラママが使えたよね。」
頼子が言うと千春もママさんズを思い出しながら呟く。
「聖魔法は?」
「千春と青空だね、まさかアイトネ様が神託スキル付けたら付属するとかビックリじゃん。」
「だねー、ヨリ達には付かなかったもんね。」
火と聖の属性を持つ花音はニコニコと嬉しそうに話す。
「チハル先生よろしくお願いします!」
「うん、立派な聖女にしてあげるね。」
「・・・いやそれは要らない。」
「えぇ~、タノシイヨセイジョ様。」
「うそつけ!ソラ達に聞いたわ!面倒事しか無いって!」
「チッ。」
「うわっ!聖女が舌打ちしましたわよヨリさん。」
「いつもの事ヨ?」
ゲラゲラと話しをしていると教室に次々と生徒が入って来る。
「それじゃあっち行ってくるわ。」
「うぃっ、こっちはいつでも大丈夫だから。」
「リョ!急にチハル達の所来るようになったら怪しまれるかもだからね~。」
そう言うと花音はいつものメンバーの所へ移動した。
「女子高生のグループっつーのもメンドクサイ事あるねぇ。」
「ま、うちらは元から集まってたし違和感ないけど・・・カノンはねぇ~。」
チラリと花音の居るグループを見る、まさにJK!と言う感じのグループを2人は見て微笑む。
「よっ!おはよ!」
「うぃーっす。」
「用事終わった?」
「うん、今日帰りにスーパー寄りたいんだわ。」
美桜は机に座り千春と頼子に言う。
「ギョースー?」
「いんやーマックチュバリュ。」
「珍しいねあっち行くとか。」
「これ見て。」
美桜はスマホを見せ、スーパーのチラシを見せる。
「3周年記念特売!」
「おぉー・・・主婦かよ。」
思わず突っ込む頼子。
「ま、私もお菓子とか買い溜めしたいし。」
「ギョースーお菓子の種類少ないもんねー。」
「安いんだけどねぇ~。」
「うわっ!ファンチャのファンシーフルーツ味安い!」
「それ売れてないから安いんじゃね?」
「だまらっしゃい!私は好きなんだよ!」
頼子が言うと美桜は笑いながら突っ込む、そして担任が来ると授業が始まった。
--------------------
「おべんとー!」
「お腹空いわた~。」
千春と頼子はルノアーの弁当を持ち日当たりの良い庭に出る。
「これくらい暖かいと外で食べれるねー。」
「んだねぇ~。」
2人は弁当を開けると小さなハンバーグや玉子焼き、腸詰が入り、色どりにカラフルな野菜が入っていた。
「これ魔物だね。」
「この野菜あっちしか無いヤツだ。」
「異世界弁当!」
「あははは!」
2人は笑いながら弁当を食べていると花音が声を掛けて来る。
「いたいたー。」
「ん?カノンどうしたの?」
「一緒に食べようと思ってさ。」
「ミオ達は?」
「食堂で別のグループと食べてたよ。」
「イイよーコッチおいでー。」
横にチョコンと座る花音もルノアー弁当だ。
「凄いね、これ魔物だよね。」
「うん、昨日食べたブラックホーンブルだね。」
「マジ美味いわ魔物。」
3人が弁当を食べているとビェリーがポツリと呟く。
「来たばい。」
「ん?」
ビェリーが言うと千春は後ろから気配を感じ後ろを向く。
「はぁ~い千春ちゃん。」
「うぐっ!?!!!!!」
思いもよらない人が立っていた為千春はのどに詰まらせ苦しむ。
「あらあら、大丈夫?」
女性はポンっと背中を叩くと千春は復活した。
「あーびっくりしたぁ!天照大御神様!どうしたんですか!」
ギャルギャルしい恰好でニッコニコの天照大御神に千春が問いかける。
「その子、花音ちゃんに会いたいって神が居てね。」
「神様?」
千春が問いかけると天照大御神の横に男が立っていた。
「確かに、この娘の魂は花雪だな。」
男は懐かしそうに、そして優しい目で花音を見る。
「え~・・・どちら様?」
千春は男と天照大御神を交互に見ながら問いかける。
「天手力男命よ。」
「アメノタヂカラオ?」
「えぇ、この子の3度ほど前の前世、巫女時代に祀っていた神ね。」
「おぉ~・・・ん?聞いた事あるな。」
「僕の前前前前世から君わ~♪」
千春は何か思い出そうと考え頼子は何処かで聞いた歌を口ずさむ。
「えっと、私に御用が?」
筋肉ムキムキに似合わないスーツ姿の天手力男命にビビりながら花音が問いかける。
「いや、ウカノに聞いてな、久しぶりに会いたくなったから見に来た。」
「はぁ・・・有難うございます?」
「あー!!!!!!!!!!!!」
花音と天手力男命が話していると千春が大声をあげる。
「どうした千春。」
「思い出した!アメノタヂカラオって天照大御神様が閉じこもった天岩戸の扉を開けた神様だ!」
「それは言わないでぇぇぇ!」
両手で顔を隠す天照大御神。
「千春なんでアマ様閉じこもったん?」
「たしか・・・スサノオさんと喧嘩して閉じこもったんじゃなかったっけ?」
「へぇ~、どういう関係なの?」
「たしか兄妹だったような・・・ですよね?」
「・・・そうよ。」
ぽつりと呟く天照大御神。
「アマテラス、話をしても良いか?」
呆れた顔した天手力男命はそう言うと神使を呼ぶ。
「おさるさーん。」
「ちっちゃーい。」
「噛みつかない?大丈夫なの?」
子ザルはシュタタタと天手力男命によじ登り肩で座る。
「花雪、コイツを連れていけ、お前を守るだろう。」
「えっとぉ、ハナユキではなくカノンなんですが。」
「あぁそうだったな、花音。」
天手力男命は子ザルを見ると、子ザルは頷き花音の横に来る。
「えっと・・・君名前は?」
「ウキッ?」
「あ、そりゃそうか、話せないよね。」
「はなせるよ?」
「「話せるんかーい!!」」
千春と頼子は思わず突っ込む。
「で、名前は?」
「さるだよ?」
「・・・天手力男命様ぁこの子の名前ー。」
「猿だ。」
「・・・チハル。」
「私に振らないで。」
「ヨリ。」
「イヤっ!」
「・・・アマテラス様?」
「猿で良くない?」
皆の反応を見て項垂れる花音。
「猿君、名前付けても良い?」
「いいよ。」
「え~っと・・・。」
目を瞑り上を向いたまま固まる花音。
「猿の外国語~♪」
千春はスマホで検索する。
「千春の名付けそのパターン多いよね。」
「楽じゃん?あ、ほら、これこれ。」
「へぇ、モンキー以外も有るんだね。」
千春と頼子が見ていると花音ものぞき込む。
「君男の子?女の子?」
「おとこー。」
「そっか、それじゃこっちかな?」
フランス語の欄を見て呟く。
「君の名はサンジュね。」
「さんじゅ!わかった!かのん!」
サンジュと名付けられ喜ぶ猿、そして天手力男命と天照大御神は手を振り消えた。
「サンジュ、姿消せる?」
「けせる!」
子ザルは花音の頭に乗っかると姿を消した。
「おぉ~消えた。」
「わっちらは見えると面倒な事多いけんね~。」
大人しくしていたビェリーが頼子の頭の上で消えたまま話す。
「さ、教室戻ろうか。」
「そだねー。」
「はぁ・・・びっくりしたなぁ。」
「君の名は!」
「サンジュ!」
「僕の前前前前世から君わ~♪」
3人はゲラゲラ笑い、歌いながら教室に戻った。
「おぉぅ、いつでもカモンよ?」
花音は教室に入って来るなり千春に駆け寄る。
「よかったね~魔法属性あって。」
頼子も楽し気に話をする。
「マジでソレ!火魔法かぁ、誰が使えるんだっけ?」
「ミオとレナが使えるね~。」
「ママさんズだとソラママが使えたよね。」
頼子が言うと千春もママさんズを思い出しながら呟く。
「聖魔法は?」
「千春と青空だね、まさかアイトネ様が神託スキル付けたら付属するとかビックリじゃん。」
「だねー、ヨリ達には付かなかったもんね。」
火と聖の属性を持つ花音はニコニコと嬉しそうに話す。
「チハル先生よろしくお願いします!」
「うん、立派な聖女にしてあげるね。」
「・・・いやそれは要らない。」
「えぇ~、タノシイヨセイジョ様。」
「うそつけ!ソラ達に聞いたわ!面倒事しか無いって!」
「チッ。」
「うわっ!聖女が舌打ちしましたわよヨリさん。」
「いつもの事ヨ?」
ゲラゲラと話しをしていると教室に次々と生徒が入って来る。
「それじゃあっち行ってくるわ。」
「うぃっ、こっちはいつでも大丈夫だから。」
「リョ!急にチハル達の所来るようになったら怪しまれるかもだからね~。」
そう言うと花音はいつものメンバーの所へ移動した。
「女子高生のグループっつーのもメンドクサイ事あるねぇ。」
「ま、うちらは元から集まってたし違和感ないけど・・・カノンはねぇ~。」
チラリと花音の居るグループを見る、まさにJK!と言う感じのグループを2人は見て微笑む。
「よっ!おはよ!」
「うぃーっす。」
「用事終わった?」
「うん、今日帰りにスーパー寄りたいんだわ。」
美桜は机に座り千春と頼子に言う。
「ギョースー?」
「いんやーマックチュバリュ。」
「珍しいねあっち行くとか。」
「これ見て。」
美桜はスマホを見せ、スーパーのチラシを見せる。
「3周年記念特売!」
「おぉー・・・主婦かよ。」
思わず突っ込む頼子。
「ま、私もお菓子とか買い溜めしたいし。」
「ギョースーお菓子の種類少ないもんねー。」
「安いんだけどねぇ~。」
「うわっ!ファンチャのファンシーフルーツ味安い!」
「それ売れてないから安いんじゃね?」
「だまらっしゃい!私は好きなんだよ!」
頼子が言うと美桜は笑いながら突っ込む、そして担任が来ると授業が始まった。
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「おべんとー!」
「お腹空いわた~。」
千春と頼子はルノアーの弁当を持ち日当たりの良い庭に出る。
「これくらい暖かいと外で食べれるねー。」
「んだねぇ~。」
2人は弁当を開けると小さなハンバーグや玉子焼き、腸詰が入り、色どりにカラフルな野菜が入っていた。
「これ魔物だね。」
「この野菜あっちしか無いヤツだ。」
「異世界弁当!」
「あははは!」
2人は笑いながら弁当を食べていると花音が声を掛けて来る。
「いたいたー。」
「ん?カノンどうしたの?」
「一緒に食べようと思ってさ。」
「ミオ達は?」
「食堂で別のグループと食べてたよ。」
「イイよーコッチおいでー。」
横にチョコンと座る花音もルノアー弁当だ。
「凄いね、これ魔物だよね。」
「うん、昨日食べたブラックホーンブルだね。」
「マジ美味いわ魔物。」
3人が弁当を食べているとビェリーがポツリと呟く。
「来たばい。」
「ん?」
ビェリーが言うと千春は後ろから気配を感じ後ろを向く。
「はぁ~い千春ちゃん。」
「うぐっ!?!!!!!」
思いもよらない人が立っていた為千春はのどに詰まらせ苦しむ。
「あらあら、大丈夫?」
女性はポンっと背中を叩くと千春は復活した。
「あーびっくりしたぁ!天照大御神様!どうしたんですか!」
ギャルギャルしい恰好でニッコニコの天照大御神に千春が問いかける。
「その子、花音ちゃんに会いたいって神が居てね。」
「神様?」
千春が問いかけると天照大御神の横に男が立っていた。
「確かに、この娘の魂は花雪だな。」
男は懐かしそうに、そして優しい目で花音を見る。
「え~・・・どちら様?」
千春は男と天照大御神を交互に見ながら問いかける。
「天手力男命よ。」
「アメノタヂカラオ?」
「えぇ、この子の3度ほど前の前世、巫女時代に祀っていた神ね。」
「おぉ~・・・ん?聞いた事あるな。」
「僕の前前前前世から君わ~♪」
千春は何か思い出そうと考え頼子は何処かで聞いた歌を口ずさむ。
「えっと、私に御用が?」
筋肉ムキムキに似合わないスーツ姿の天手力男命にビビりながら花音が問いかける。
「いや、ウカノに聞いてな、久しぶりに会いたくなったから見に来た。」
「はぁ・・・有難うございます?」
「あー!!!!!!!!!!!!」
花音と天手力男命が話していると千春が大声をあげる。
「どうした千春。」
「思い出した!アメノタヂカラオって天照大御神様が閉じこもった天岩戸の扉を開けた神様だ!」
「それは言わないでぇぇぇ!」
両手で顔を隠す天照大御神。
「千春なんでアマ様閉じこもったん?」
「たしか・・・スサノオさんと喧嘩して閉じこもったんじゃなかったっけ?」
「へぇ~、どういう関係なの?」
「たしか兄妹だったような・・・ですよね?」
「・・・そうよ。」
ぽつりと呟く天照大御神。
「アマテラス、話をしても良いか?」
呆れた顔した天手力男命はそう言うと神使を呼ぶ。
「おさるさーん。」
「ちっちゃーい。」
「噛みつかない?大丈夫なの?」
子ザルはシュタタタと天手力男命によじ登り肩で座る。
「花雪、コイツを連れていけ、お前を守るだろう。」
「えっとぉ、ハナユキではなくカノンなんですが。」
「あぁそうだったな、花音。」
天手力男命は子ザルを見ると、子ザルは頷き花音の横に来る。
「えっと・・・君名前は?」
「ウキッ?」
「あ、そりゃそうか、話せないよね。」
「はなせるよ?」
「「話せるんかーい!!」」
千春と頼子は思わず突っ込む。
「で、名前は?」
「さるだよ?」
「・・・天手力男命様ぁこの子の名前ー。」
「猿だ。」
「・・・チハル。」
「私に振らないで。」
「ヨリ。」
「イヤっ!」
「・・・アマテラス様?」
「猿で良くない?」
皆の反応を見て項垂れる花音。
「猿君、名前付けても良い?」
「いいよ。」
「え~っと・・・。」
目を瞑り上を向いたまま固まる花音。
「猿の外国語~♪」
千春はスマホで検索する。
「千春の名付けそのパターン多いよね。」
「楽じゃん?あ、ほら、これこれ。」
「へぇ、モンキー以外も有るんだね。」
千春と頼子が見ていると花音ものぞき込む。
「君男の子?女の子?」
「おとこー。」
「そっか、それじゃこっちかな?」
フランス語の欄を見て呟く。
「君の名はサンジュね。」
「さんじゅ!わかった!かのん!」
サンジュと名付けられ喜ぶ猿、そして天手力男命と天照大御神は手を振り消えた。
「サンジュ、姿消せる?」
「けせる!」
子ザルは花音の頭に乗っかると姿を消した。
「おぉ~消えた。」
「わっちらは見えると面倒な事多いけんね~。」
大人しくしていたビェリーが頼子の頭の上で消えたまま話す。
「さ、教室戻ろうか。」
「そだねー。」
「はぁ・・・びっくりしたなぁ。」
「君の名は!」
「サンジュ!」
「僕の前前前前世から君わ~♪」
3人はゲラゲラ笑い、歌いながら教室に戻った。
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