552 / 744
デートが終わってSOS!
しおりを挟む
「楽しかった~。」
「たまには良いなこういう散歩も。」
「ね~。」
千春とエンハルトは貸し切り馬車に乗り王城へ戻っていた、護衛達はエンハルトの合図で馬車の護衛を残し王宮へ戻る。
「今日の夜はアレの料理作るのか?」
「うん、そのつもりー。」
「・・・ま、チハルが良いなら別に良いか。」
「ん~?ダイエットの事とかまた言うの~?」
「大丈夫なら構わないが、なんならダイエットの指導が出来る先生を付けてやろうか?」
「え!?何それ!?そんな人居るの?!」
「居るぞ、貴族令嬢には同じ事を考える令嬢が多い、その令嬢の指導をする者が居る。」
「すごっ、そんな人居るんだ。」
「どうする?声を掛けておくか?」
「うん!お願い・・・いや・・・う~ん。」
「どうした?」
「ほら、エーデルさんみたいな軍隊式ダイエットだと怖いなって。」
「言ったろ?貴族令嬢の指導をするプロフェッショナルだ、チハルの体調も管理して指導するはずだ。」
「・・・うん!お願い!」
千春は優しく言うエンハルトを信用し頷く。
ピロン♪
「ん?」
千春はスマホを取り出すとLIMEを見る。
「・・・げぇ!」
「どうした?」
「ヒマリからSOS!」
「何があった。」
「ブルーワグの森で魔物が溢れたって。」
「それは緊急事態だな。」
「ハルト、ドラゴン出動させてもいい!?」
「ドラゴンに関しては王国よりもチハルの指示優先にしてある、竜騎士団を出す場合は父上に書状を書いてもらう必要が有るが。」
「ドラゴンだけで大丈夫・・・多分。」
千春はスマホを見つめながら答える。
「しかし森となるとドラゴンでは逆に動き辛いぞ。」
「え?なんで?」
「森が燃える。」
「あ゛~~~~~~!!!そうだったぁ!!!どうしよう!」
ドラゴンが森を焼き尽くす想像をしてしまった千春は叫ぶ。
「まずは戻ってから情報収集だ。」
エンハルトはそう言うと馬車を止める、まだ中央通りまでも距離がある、エンハルトは馬車から降りると手を上げる。
「如何なされましたか王子殿下。」
護衛の者が直ぐ横に立つ。
「王宮へ急いで戻る。」
「はっ。」
護衛が言うと空から竜騎士団が降りて来る。
「エンハルト殿下、チハル王女殿下こちらへ。」
竜騎士団フィークスとドラゴンのダフニーがエンハルトに声を掛ける、すると屋根の上からルプとロイロが飛び降りて来た。
「千春、どうした。」
「かなり焦っておったな、何があったんじゃ。」
「ルプ!ロイロ!ヒマリの所がヤバい!」
「何がヤバいのか分からねぇが戻るんだな?」
「うん!」
ルプはフェンリルの姿になると千春を背中に乗せる。
「ハルト、先に戻るぞ。」
「ルプ、頼んだ、俺も直ぐに行く。」
ルプはエンハルトに言うと、エンハルトもドラゴンに乗り空へ飛び立つ、そして皆は急いで千春の部屋に向かい飛んで行った。
---------------
「日葵ちゃん大丈夫よ。」
『今の所ブルーワグに魔物が来るまでまだまだ時間が掛かりそうね。』
「はい・・・。」
ソファーに座りスマホを握る日葵と、日葵を落ち着かせているアイトネと春恵。
「ヒマリ!マ!?」
頼子がアリンハンドを連れ部屋に戻って来る。
「うん、今ブルーワグの兵士と冒険者ギルドが準備してるらしいんだけど。」
「おぉー結構大掛かりな感じっぽいね。」
「魔物の反乱はお国事になります、ジブラロールからの援軍には国王陛下の采配が必要になりますから。」
「うん、ファーグス様からも同じ事言われたの。」
ブルーワグ王国国王ファーグス・ジル・ブルーワグに言われた事を思い出す日葵。
「ヒマリー!」
美桜と麗奈も部屋に戻ってくる。
「ごめんね、デート中に。」
「かまへんかまへん!」
「大丈夫!それよりあっち大丈夫そう?」
「多分、ただ・・・結構被害が出るかもって。」
心配そうに言う日葵、ブルーワグ国に嫁ぐ日葵は声を押さえながら呟く。
「ヒマリ!」
「チハル!ごめん!」
「大丈夫だよ!で、進捗状況は?」
「今撃退準備中。」
「そっか、アイトネ状況見えるの?」
『えぇ、なんとか押し返せそうな戦力を揃えてるわ。』
「なんとか・・・って事はぁ。」
『全員無傷で、なんて事は無理でしょうね。』
「だよねぇ・・・ハルトっ!」
「あぁ俺は今から父上の所に行って来る、チハルは行くつもりだろう?」
「勿論!」
即答する千春にエンハルトは笑みを浮かべる。
「行くのは誰だ?」
「「「「「「はーい!」」」」」」
JK軍団が一斉に手を上げる。
「・・・父上に報告必要なさそうな気もするが。」
千春はドラゴンを、麗奈は精霊を、頼子や美桜にはビェリーとコンが、青空、大愛も自衛どころか戦力にすらなるスキルを持っている、しかし報告は必要だろうとエンハルトは部屋を出て行った。
「ダイア、アレどれくらいある?」
青空が言うと大愛は頼子に預けている魔石を出してもらう。
「ほい、こんだけ作っといた。」
大きな箱にはびっしりと小さな魔石が詰め込まれていた。
「これって全部弾?」
「うん、そんで、こっちが半自動の銃。」
「これってサバゲの銃?」
「そのコピー品だね、金属魔法で作った銃、ココに風魔法で圧縮空気入れて魔石飛ばすの。」
弾を入れる箱にバラバラと魔石を入れる大愛。
「で、これに圧縮空気を魔法で入れる。」
ペットボトルの様な物に日葵が風魔法で圧縮空気を入れる。
「そんでココにセット。」
カチャっと音が鳴りロックされる。
「あとはこのスイッチで切り替え、こっちが単発、こっちが連射。」
大愛はスイッチの連射機能に切り替えると庭に出る、そして日葵が土魔法で的を作ると大愛は銃を撃つ。
パパパパパパッ!
「うわぁ凍ってるよ。」
「えげつない物作ってんね。」
「これ表に出したらヤバい物リストナンバーワンじゃね?」
千春と美桜、麗奈が呟く、的は氷魔法で凍り付き砕け散る。
「はい、全員分あるよー、あと皆この防御魔石付けてね。」
「これは?」
「氷魔法に耐性が付く防御用魔石、フレンドリーファイアー怖いからね。」
「あ、全員コレ持つ感じなんだ。」
「え?ウチらも行くの?」
「え?行かないの?ミオ。」
「レナ良く気満々じゃん。」
「そりゃ私は精霊さんにお願いする予定だし。」
行く気満々、そして戦う気満々のJK軍団は準備を着々と進める。
「サフィー、大丈夫っぽい?」
まだOKが出ていないのに準備をしている皆を見ながら千春が問いかける。
「ダメって言って分かりましたって言うなら、ダメって言いますけど?」
言っても無駄だろうなと達観しているサフィーナは笑いながら言う。
「それにルプ、ロイロさん、ビェリーにコンちゃん、ドラゴンも連れて行くのでしょ?」
「勿論行くぞ。」
「暴れちゃるばい!」
「僕もです!」
「まぁ行くじゃろ。」
ルプ達が言うと横から三珠と彩葉も声を上げる。
「私も行くわよ!」
「吾輩は・・・はい、行くにゃ。」
彩葉は首だけグリンと回し三珠を見ると、三珠は行くと宣言する。
「どれだけの魔物が居るか分かりませんが、ブルーワグ国の兵士、冒険者でどうにかなる程度なら問題無いでしょう。」
「程度って・・・。」
「程度でしょ?」
「ま、そだね。」
遠足気分の頼子達を傍目に見ながら千春はエンハルトが帰って来るのを待った、アイトネ、春恵と一緒にお茶をのんびり飲みながら。
「たまには良いなこういう散歩も。」
「ね~。」
千春とエンハルトは貸し切り馬車に乗り王城へ戻っていた、護衛達はエンハルトの合図で馬車の護衛を残し王宮へ戻る。
「今日の夜はアレの料理作るのか?」
「うん、そのつもりー。」
「・・・ま、チハルが良いなら別に良いか。」
「ん~?ダイエットの事とかまた言うの~?」
「大丈夫なら構わないが、なんならダイエットの指導が出来る先生を付けてやろうか?」
「え!?何それ!?そんな人居るの?!」
「居るぞ、貴族令嬢には同じ事を考える令嬢が多い、その令嬢の指導をする者が居る。」
「すごっ、そんな人居るんだ。」
「どうする?声を掛けておくか?」
「うん!お願い・・・いや・・・う~ん。」
「どうした?」
「ほら、エーデルさんみたいな軍隊式ダイエットだと怖いなって。」
「言ったろ?貴族令嬢の指導をするプロフェッショナルだ、チハルの体調も管理して指導するはずだ。」
「・・・うん!お願い!」
千春は優しく言うエンハルトを信用し頷く。
ピロン♪
「ん?」
千春はスマホを取り出すとLIMEを見る。
「・・・げぇ!」
「どうした?」
「ヒマリからSOS!」
「何があった。」
「ブルーワグの森で魔物が溢れたって。」
「それは緊急事態だな。」
「ハルト、ドラゴン出動させてもいい!?」
「ドラゴンに関しては王国よりもチハルの指示優先にしてある、竜騎士団を出す場合は父上に書状を書いてもらう必要が有るが。」
「ドラゴンだけで大丈夫・・・多分。」
千春はスマホを見つめながら答える。
「しかし森となるとドラゴンでは逆に動き辛いぞ。」
「え?なんで?」
「森が燃える。」
「あ゛~~~~~~!!!そうだったぁ!!!どうしよう!」
ドラゴンが森を焼き尽くす想像をしてしまった千春は叫ぶ。
「まずは戻ってから情報収集だ。」
エンハルトはそう言うと馬車を止める、まだ中央通りまでも距離がある、エンハルトは馬車から降りると手を上げる。
「如何なされましたか王子殿下。」
護衛の者が直ぐ横に立つ。
「王宮へ急いで戻る。」
「はっ。」
護衛が言うと空から竜騎士団が降りて来る。
「エンハルト殿下、チハル王女殿下こちらへ。」
竜騎士団フィークスとドラゴンのダフニーがエンハルトに声を掛ける、すると屋根の上からルプとロイロが飛び降りて来た。
「千春、どうした。」
「かなり焦っておったな、何があったんじゃ。」
「ルプ!ロイロ!ヒマリの所がヤバい!」
「何がヤバいのか分からねぇが戻るんだな?」
「うん!」
ルプはフェンリルの姿になると千春を背中に乗せる。
「ハルト、先に戻るぞ。」
「ルプ、頼んだ、俺も直ぐに行く。」
ルプはエンハルトに言うと、エンハルトもドラゴンに乗り空へ飛び立つ、そして皆は急いで千春の部屋に向かい飛んで行った。
---------------
「日葵ちゃん大丈夫よ。」
『今の所ブルーワグに魔物が来るまでまだまだ時間が掛かりそうね。』
「はい・・・。」
ソファーに座りスマホを握る日葵と、日葵を落ち着かせているアイトネと春恵。
「ヒマリ!マ!?」
頼子がアリンハンドを連れ部屋に戻って来る。
「うん、今ブルーワグの兵士と冒険者ギルドが準備してるらしいんだけど。」
「おぉー結構大掛かりな感じっぽいね。」
「魔物の反乱はお国事になります、ジブラロールからの援軍には国王陛下の采配が必要になりますから。」
「うん、ファーグス様からも同じ事言われたの。」
ブルーワグ王国国王ファーグス・ジル・ブルーワグに言われた事を思い出す日葵。
「ヒマリー!」
美桜と麗奈も部屋に戻ってくる。
「ごめんね、デート中に。」
「かまへんかまへん!」
「大丈夫!それよりあっち大丈夫そう?」
「多分、ただ・・・結構被害が出るかもって。」
心配そうに言う日葵、ブルーワグ国に嫁ぐ日葵は声を押さえながら呟く。
「ヒマリ!」
「チハル!ごめん!」
「大丈夫だよ!で、進捗状況は?」
「今撃退準備中。」
「そっか、アイトネ状況見えるの?」
『えぇ、なんとか押し返せそうな戦力を揃えてるわ。』
「なんとか・・・って事はぁ。」
『全員無傷で、なんて事は無理でしょうね。』
「だよねぇ・・・ハルトっ!」
「あぁ俺は今から父上の所に行って来る、チハルは行くつもりだろう?」
「勿論!」
即答する千春にエンハルトは笑みを浮かべる。
「行くのは誰だ?」
「「「「「「はーい!」」」」」」
JK軍団が一斉に手を上げる。
「・・・父上に報告必要なさそうな気もするが。」
千春はドラゴンを、麗奈は精霊を、頼子や美桜にはビェリーとコンが、青空、大愛も自衛どころか戦力にすらなるスキルを持っている、しかし報告は必要だろうとエンハルトは部屋を出て行った。
「ダイア、アレどれくらいある?」
青空が言うと大愛は頼子に預けている魔石を出してもらう。
「ほい、こんだけ作っといた。」
大きな箱にはびっしりと小さな魔石が詰め込まれていた。
「これって全部弾?」
「うん、そんで、こっちが半自動の銃。」
「これってサバゲの銃?」
「そのコピー品だね、金属魔法で作った銃、ココに風魔法で圧縮空気入れて魔石飛ばすの。」
弾を入れる箱にバラバラと魔石を入れる大愛。
「で、これに圧縮空気を魔法で入れる。」
ペットボトルの様な物に日葵が風魔法で圧縮空気を入れる。
「そんでココにセット。」
カチャっと音が鳴りロックされる。
「あとはこのスイッチで切り替え、こっちが単発、こっちが連射。」
大愛はスイッチの連射機能に切り替えると庭に出る、そして日葵が土魔法で的を作ると大愛は銃を撃つ。
パパパパパパッ!
「うわぁ凍ってるよ。」
「えげつない物作ってんね。」
「これ表に出したらヤバい物リストナンバーワンじゃね?」
千春と美桜、麗奈が呟く、的は氷魔法で凍り付き砕け散る。
「はい、全員分あるよー、あと皆この防御魔石付けてね。」
「これは?」
「氷魔法に耐性が付く防御用魔石、フレンドリーファイアー怖いからね。」
「あ、全員コレ持つ感じなんだ。」
「え?ウチらも行くの?」
「え?行かないの?ミオ。」
「レナ良く気満々じゃん。」
「そりゃ私は精霊さんにお願いする予定だし。」
行く気満々、そして戦う気満々のJK軍団は準備を着々と進める。
「サフィー、大丈夫っぽい?」
まだOKが出ていないのに準備をしている皆を見ながら千春が問いかける。
「ダメって言って分かりましたって言うなら、ダメって言いますけど?」
言っても無駄だろうなと達観しているサフィーナは笑いながら言う。
「それにルプ、ロイロさん、ビェリーにコンちゃん、ドラゴンも連れて行くのでしょ?」
「勿論行くぞ。」
「暴れちゃるばい!」
「僕もです!」
「まぁ行くじゃろ。」
ルプ達が言うと横から三珠と彩葉も声を上げる。
「私も行くわよ!」
「吾輩は・・・はい、行くにゃ。」
彩葉は首だけグリンと回し三珠を見ると、三珠は行くと宣言する。
「どれだけの魔物が居るか分かりませんが、ブルーワグ国の兵士、冒険者でどうにかなる程度なら問題無いでしょう。」
「程度って・・・。」
「程度でしょ?」
「ま、そだね。」
遠足気分の頼子達を傍目に見ながら千春はエンハルトが帰って来るのを待った、アイトネ、春恵と一緒にお茶をのんびり飲みながら。
803
お気に入りに追加
2,592
あなたにおすすめの小説
幸子ばあさんの異世界ご飯
雨夜りょう
ファンタジー
「幸子さん、異世界に行ってはくれませんか」
伏見幸子、享年88歳。家族に見守られ天寿を全うしたはずだったのに、目の前の男は突然異世界に行けというではないか。
食文化を発展させてほしいと懇願され、幸子は異世界に行くことを決意する。
転生王女は現代知識で無双する
紫苑
ファンタジー
普通に働き、生活していた28歳。
突然異世界に転生してしまった。
定番になった異世界転生のお話。
仲良し家族に愛されながら転生を隠しもせず前世で培ったアニメチート魔法や知識で色んな事に首を突っ込んでいく王女レイチェル。
見た目は子供、頭脳は大人。
現代日本ってあらゆる事が自由で、教育水準は高いし平和だったんだと実感しながら頑張って生きていくそんなお話です。
魔法、亜人、奴隷、農業、畜産業など色んな話が出てきます。
伏線回収は後の方になるので最初はわからない事が多いと思いますが、ぜひ最後まで読んでくださると嬉しいです。
読んでくれる皆さまに心から感謝です。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
転生少女の異世界のんびり生活 ~飯屋の娘は、おいしいごはんを食べてほしい~
明里 和樹
ファンタジー
日本人として生きた記憶を持つ、とあるご飯屋さんの娘デリシャ。この中世ヨーロッパ風ファンタジーな異世界で、なんとかおいしいごはんを作ろうとがんばる、そんな彼女のほのぼのとした日常のお話。
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?
大聖女の姉と大聖者の兄の元に生まれた良くも悪くも普通の姫君、二人の絞りカスだと影で嘲笑されていたが実は一番神に祝福された存在だと発覚する。
下菊みこと
ファンタジー
絞りカスと言われて傷付き続けた姫君、それでも姉と兄が好きらしい。
ティモールとマルタは父王に詰め寄られる。結界と祝福が弱まっていると。しかしそれは当然だった。本当に神から愛されているのは、大聖女のマルタでも大聖者のティモールでもなく、平凡な妹リリィなのだから。
小説家になろう様でも投稿しています。
聖女としてきたはずが要らないと言われてしまったため、異世界でふわふわパンを焼こうと思います!
伊桜らな
ファンタジー
家業パン屋さんで働くメルは、パンが大好き。
いきなり聖女召喚の儀やらで異世界に呼ばれちゃったのに「いらない」と言われて追い出されてしまう。どうすればいいか分からなかったとき、公爵家当主に拾われ公爵家にお世話になる。
衣食住は確保できたって思ったのに、パンが美味しくないしめちゃくちゃ硬い!!
パン好きなメルは、厨房を使いふわふわパン作りを始める。
*表紙画は月兎なつめ様に描いて頂きました。*
ー(*)のマークはRシーンがあります。ー
少しだけ展開を変えました。申し訳ありません。
ホットランキング 1位(2021.10.17)
ファンタジーランキング1位(2021.10.17)
小説ランキング 1位(2021.10.17)
ありがとうございます。読んでくださる皆様に感謝です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる