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ドワーフの鉱山に討伐に行くの巻!
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「と、言う訳です!」
「なぁ~にが、と、言う訳じゃ。」
千春の説明にロイロが突っ込む。
「ロイロなら倒せるでしょ?」
「勿論倒せる・・・が!」
「が?」
「アレじゃろ?鉱山の坑道で戦うんじゃろ?」
「うん。」
「崩壊しても良いのか?」
「・・・ダメだよね?」
千春はサフィーナを見ると頷く。
「崩壊せずに倒せない?」
「ん~~~~~~・・・・無理じゃな。」
「そんなに?」
「ゴーレム自体を破壊するか魔石を破壊すれば良いんじゃが、その前に坑道が破壊されるじゃろうな。」
「う~ん、それじゃやっぱりアイテムボックスに収納が一番かな。」
「ま、妥当じゃな。」
ロイロも納得し、話が終わったと思った所でアリンハンドが話を始める。
「チハルさん、ちょっといいですか?」
「何?」
「まず前提から言いますが、通常坑道にゴーレムは湧きません。」
「湧いてんじゃん。」
「はい、そこがまず一つですね。」
「へ?」
「次はミスリルゴーレムです、岩石から出来たロックゴーレムはまだ分かりますが、鉱石から出来るアイアンゴーレムやミスリルゴーレムは何かしらの魔術が必要になります。」
「へぇ・・・あれ?前ダンジョンに居たアイアンゴーレムは?」
「はい、ソコです、アイアンゴーレムはダンジョンマスターの手によって核を作られ、そこから生成されます。」
「ほほう・・・ん?坑道がダンジョンって事?」
千春はハテナ?と首を傾げる。
「いえ、今まで鉱石を採っていた事を考えるとダンジョンでは無かったはずです。」
「では無かった?って事はダンジョンになったって事?」
「その可能性は否定出来ませんが、今まで何も無かったことを考えると何かしらの手が入っている可能性があるかと。」
「ほうほう・・・誰が手入れたの?」
「わかりませんよ!」
千春の問いかけにアリンハンドが答える。
「チハル、結構面倒事かもしれないぞ?」
エンハルトは腕を組み考えながら話す。
「ん~、でもやる事一緒だよねぇ。」
そう呟く千春にJK達も話し始める。
「考えても分かんないなら行くっしょ。」
「対策は有るんだし、なんなら私も影に入れれるから。」
「あ、私もゴーレムなら影落とせるー。」
「ビェリーちゃんも出来るよね。」
「勿論ばい!」
「護衛は居るし、問題無くね?」
「問題あるとすれば悪いヤツが居るって事くらいだよね。」
「それこそロイロちゃん達居るし問題無いっしょ。」
それぞれが考え始める、そして結論は皆一緒だった。
「「「「「行けば分かる。」」」」」
「ま、そうだよね。」
千春達の話を聞いていたエンハルト、アリンハンド、そしてエーデルとホーキンは苦笑いだ。
「ねぇ千春、アイトネ様に聞いたら原因分かるんじゃん?」
『呼んだ?』
「呼んでないですよ?」
『ヨリちゃん、そんな事いわないで~。』
「千春、何か有ったの?」
「おかぁさんも来たの?」
「だって暇だったんだもん。」
アイトネに連れられ春恵も飛んでくると話を聞く。
『へぇ~・・・えっと、教えたら面白くないんじゃない?』
「あ、そんな感じ?」
『えぇ、ここで見てるから何か有れば直ぐに行くわよ?』
「私も見てるから楽しんでらっしゃい。」
「はい!女神2人がこう言ってるので行きましょー!」
「「「「「おー!」」」」」
「で!ガリウスさん、坑道の場所って何処ですか?」
「あ、はい、馬車で半日程走った山の麓です。」
話を聞いていたガリウスはポカンとしていた、話を振られ千春に答える。
「どうやって行く?箒?」
「ドラゴンに乗っていくには数少ないもんね。」
「ゴンドラは?」
「持ってきて無ーい。」
「んじゃ箒でいんじゃね?」
『私が送る?』
「いんやー!今日は自力で行きたい!」
「いつも一瞬で到着だもんねー。」
『便利でしょ?』
「まぁ便利だけどね。」
皆は箒や杖を取り出す。
「ハルトとアリンはロイロに乗ってね。」
エーデルとホーキンはドラゴンのレフト、ライトに乗り準備する。
「あとはサフィー、モリー、サリナ、ナッテリーだね、ナッテリー乗り方覚えた?」
「はい、問題有りません。」
「おっけー、それじゃ行きますかー!」
「チハル。」
「何?サフィー。」
「場所わかるの?」
「・・・ガリウスさん!ハルト達とロイロに乗ってください!」
「はっ!」
3人がロイロに乗る、そして皆は準備が出来頷くと、ロイロが羽ばたく、そして皆はロイロの後ろを付いて行った。
---------------
「あの小さな村が坑道入口になります。」
空から指差すガリウス、ロイロはゆっくりと旋回しながら村に降りると兵士が周りを囲む。
「ドラゴン!?」
「ガリウス殿!如何なさいましたか!」
「王の命を受けミスリルゴーレムを討伐に来た。」
ガリウスの言葉に兵士が嬉しそうに声を上げる。
「このドラゴンは!?」
兵士の1人が言うとロイロは人型に、レフト、ライトもドラゴニュートに変化する。
「ジブラロール王女殿下の使役するドラゴンだ、こちらはエンハルト王子殿下だ、くれぐれも粗相の無い様に。」
いつものぶっきらぼうな話し方では無く、王族に対する言葉遣いで説明するガリウス、兵士は姿勢を正し礼をする。
「あぁ、楽にしてくれ、それで?ゴーレムが出た坑道は何処なんだ?」
エンハルトは村の奥にある穴を見る。
「うわぁ・・・いっぱい穴空いてるね。」
「一つかと思ったよ。」
「これ迷子になるんじゃね?」
「これあっちこっちで繋がってる感じです?」
頼子や青空達も沢山ある坑道を見ながら話す。
「はい、最下層に繋がる278番目の坑道から入り、23-45辺りで作業員が襲われました、そこから23-52辺りまでを徘徊し討伐隊も討伐出来ず引き返しております。」
兵士が説明をするが、千春は意味が分からず首を傾げる。
「これってやっぱり道案内居る感じですよね?」
「はい、勿論鉱山で働く者を数人付けますので。」
「聞いてたらすっごい迷路になってそう。」
「実際兵士の我らでも迷いますので。」
「デスヨネー。」
「それではこちらでしばしお待ち頂けますか?」
兵士は小奇麗な家を指す、千春達はそのまま案内され準備が出来るのを待った。
「なぁ~にが、と、言う訳じゃ。」
千春の説明にロイロが突っ込む。
「ロイロなら倒せるでしょ?」
「勿論倒せる・・・が!」
「が?」
「アレじゃろ?鉱山の坑道で戦うんじゃろ?」
「うん。」
「崩壊しても良いのか?」
「・・・ダメだよね?」
千春はサフィーナを見ると頷く。
「崩壊せずに倒せない?」
「ん~~~~~~・・・・無理じゃな。」
「そんなに?」
「ゴーレム自体を破壊するか魔石を破壊すれば良いんじゃが、その前に坑道が破壊されるじゃろうな。」
「う~ん、それじゃやっぱりアイテムボックスに収納が一番かな。」
「ま、妥当じゃな。」
ロイロも納得し、話が終わったと思った所でアリンハンドが話を始める。
「チハルさん、ちょっといいですか?」
「何?」
「まず前提から言いますが、通常坑道にゴーレムは湧きません。」
「湧いてんじゃん。」
「はい、そこがまず一つですね。」
「へ?」
「次はミスリルゴーレムです、岩石から出来たロックゴーレムはまだ分かりますが、鉱石から出来るアイアンゴーレムやミスリルゴーレムは何かしらの魔術が必要になります。」
「へぇ・・・あれ?前ダンジョンに居たアイアンゴーレムは?」
「はい、ソコです、アイアンゴーレムはダンジョンマスターの手によって核を作られ、そこから生成されます。」
「ほほう・・・ん?坑道がダンジョンって事?」
千春はハテナ?と首を傾げる。
「いえ、今まで鉱石を採っていた事を考えるとダンジョンでは無かったはずです。」
「では無かった?って事はダンジョンになったって事?」
「その可能性は否定出来ませんが、今まで何も無かったことを考えると何かしらの手が入っている可能性があるかと。」
「ほうほう・・・誰が手入れたの?」
「わかりませんよ!」
千春の問いかけにアリンハンドが答える。
「チハル、結構面倒事かもしれないぞ?」
エンハルトは腕を組み考えながら話す。
「ん~、でもやる事一緒だよねぇ。」
そう呟く千春にJK達も話し始める。
「考えても分かんないなら行くっしょ。」
「対策は有るんだし、なんなら私も影に入れれるから。」
「あ、私もゴーレムなら影落とせるー。」
「ビェリーちゃんも出来るよね。」
「勿論ばい!」
「護衛は居るし、問題無くね?」
「問題あるとすれば悪いヤツが居るって事くらいだよね。」
「それこそロイロちゃん達居るし問題無いっしょ。」
それぞれが考え始める、そして結論は皆一緒だった。
「「「「「行けば分かる。」」」」」
「ま、そうだよね。」
千春達の話を聞いていたエンハルト、アリンハンド、そしてエーデルとホーキンは苦笑いだ。
「ねぇ千春、アイトネ様に聞いたら原因分かるんじゃん?」
『呼んだ?』
「呼んでないですよ?」
『ヨリちゃん、そんな事いわないで~。』
「千春、何か有ったの?」
「おかぁさんも来たの?」
「だって暇だったんだもん。」
アイトネに連れられ春恵も飛んでくると話を聞く。
『へぇ~・・・えっと、教えたら面白くないんじゃない?』
「あ、そんな感じ?」
『えぇ、ここで見てるから何か有れば直ぐに行くわよ?』
「私も見てるから楽しんでらっしゃい。」
「はい!女神2人がこう言ってるので行きましょー!」
「「「「「おー!」」」」」
「で!ガリウスさん、坑道の場所って何処ですか?」
「あ、はい、馬車で半日程走った山の麓です。」
話を聞いていたガリウスはポカンとしていた、話を振られ千春に答える。
「どうやって行く?箒?」
「ドラゴンに乗っていくには数少ないもんね。」
「ゴンドラは?」
「持ってきて無ーい。」
「んじゃ箒でいんじゃね?」
『私が送る?』
「いんやー!今日は自力で行きたい!」
「いつも一瞬で到着だもんねー。」
『便利でしょ?』
「まぁ便利だけどね。」
皆は箒や杖を取り出す。
「ハルトとアリンはロイロに乗ってね。」
エーデルとホーキンはドラゴンのレフト、ライトに乗り準備する。
「あとはサフィー、モリー、サリナ、ナッテリーだね、ナッテリー乗り方覚えた?」
「はい、問題有りません。」
「おっけー、それじゃ行きますかー!」
「チハル。」
「何?サフィー。」
「場所わかるの?」
「・・・ガリウスさん!ハルト達とロイロに乗ってください!」
「はっ!」
3人がロイロに乗る、そして皆は準備が出来頷くと、ロイロが羽ばたく、そして皆はロイロの後ろを付いて行った。
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「あの小さな村が坑道入口になります。」
空から指差すガリウス、ロイロはゆっくりと旋回しながら村に降りると兵士が周りを囲む。
「ドラゴン!?」
「ガリウス殿!如何なさいましたか!」
「王の命を受けミスリルゴーレムを討伐に来た。」
ガリウスの言葉に兵士が嬉しそうに声を上げる。
「このドラゴンは!?」
兵士の1人が言うとロイロは人型に、レフト、ライトもドラゴニュートに変化する。
「ジブラロール王女殿下の使役するドラゴンだ、こちらはエンハルト王子殿下だ、くれぐれも粗相の無い様に。」
いつものぶっきらぼうな話し方では無く、王族に対する言葉遣いで説明するガリウス、兵士は姿勢を正し礼をする。
「あぁ、楽にしてくれ、それで?ゴーレムが出た坑道は何処なんだ?」
エンハルトは村の奥にある穴を見る。
「うわぁ・・・いっぱい穴空いてるね。」
「一つかと思ったよ。」
「これ迷子になるんじゃね?」
「これあっちこっちで繋がってる感じです?」
頼子や青空達も沢山ある坑道を見ながら話す。
「はい、最下層に繋がる278番目の坑道から入り、23-45辺りで作業員が襲われました、そこから23-52辺りまでを徘徊し討伐隊も討伐出来ず引き返しております。」
兵士が説明をするが、千春は意味が分からず首を傾げる。
「これってやっぱり道案内居る感じですよね?」
「はい、勿論鉱山で働く者を数人付けますので。」
「聞いてたらすっごい迷路になってそう。」
「実際兵士の我らでも迷いますので。」
「デスヨネー。」
「それではこちらでしばしお待ち頂けますか?」
兵士は小奇麗な家を指す、千春達はそのまま案内され準備が出来るのを待った。
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